武器/シェルカスタネット

Last-modified: 2023-10-28 (土) 05:58:59

MHP2Gで登場した狩猟笛。

目次

概要

  • 盾蟹ダイミョウザザミと鎌蟹ショウグンギザミ、2種類の大型甲殻種の外殻を組み合わせて作られた狩猟笛。
    片面が紅いザザミ素材、もう片面が蒼いギザミ素材となっている。
  • 名前の通りでかいカスタネットという外見で、息を吹き込むことでカスタネット部分を動かし、
    互いに打ち合わせることで音を出す仕組みになっている。
    この時軽快な打楽器音とともにどこからともなくフラメンコギターの伴奏までついてくる

性能

MHP2G

  • 上位以降に生産可能な水属性の狩猟笛で、
    エンシェントレリック(ハンマー)からの派生か、一発生産で入手できる。
    属性値は低いが攻撃力が高めで、若干だが防御力上昇効果も持つ。
    音色はで、
    使える旋律は強走効果【大】、風圧軽減、攻撃力強化【大】、体力増加【大】となる。
  • G級ではシェルカスタネット改を経てギザザミハルスまで強化できる。
    最大で属性値260だが、攻撃力は1404まで伸び、
    さらに斬れ味レベル+1で40と長めの紫ゲージが得られる。
    水属性笛…どころか全狩猟笛のなかでもかなり高性能。
    今日もどこかでカリピストがフラメンコを奏でている。
  • ザザミ・ギザミ亜種の素材を使うことでクラップカスタネットに派生させることが可能。
    最終強化のウチナラシで砦蟹の天殻を使う割に、
    攻撃力がギザザミより若干低い1352で水属性も失われているが、
    代わりに防御力上昇効果が+34と高く、素で30とそれなりの紫ゲージを持つ。
    音色は青の代わりにとなり、
    使える旋律は体力回復【小】、回復速度【大】、防御力強化【大】、攻撃力強化【大】に変更されている。
    • シェルカスタネットとは来歴が異なり、
      古い民族の祭器に用いられた神器であり、勇猛さで知られたある民族の楽器にならい作られたという。
  • ヴォルガノスのG級訓練で狩猟笛を選択すると、シェルカスタネット改で出撃する。
    スキルは必須スキルの笛吹き名人の他、火事場力+2ボマーが発動している。
    ヴォルガノス自体打撃がそこそこ通りやすく、シェルカスタネット改の攻撃力と旋律が
    優秀なのもあって、ちまちま脚に叩き付けしていればさっくり討伐可能。
    ボマーらしく支給用大タル爆弾×2も支給されており、めまいを取った隙にお見舞いしてやれる。
    • しかし火耐性が-12と低いうえ、ヴォルガノスの攻撃力が高いので油断するとあっという間にお陀仏になる。
      「殺るか殺られるか」をとことん突き詰めたような訓練になっている。
      さらに火事場まで使えばなおさらである。防御力が低くて体力調整が難しすぎるが
  • 実はMHP2までの狩猟笛にはなんと水属性の武器が存在しなかった
    MHP2Gで初めてこのシェルカスタネットとカエルクラフトが追加された為、初の水属性狩猟笛でもある。

MH4G

  • MH4Gでクラップカスタネットともどもめでたく復活を果たした。
    • 攻撃力が微妙に下がった代わりに防御力ボーナスの値が大きくなっており、
      ギザザミハルスまで強化するとP2G時代のウチナラシより1だけ大きい+35ものボーナスが得られる。
    • 音色はP2Gの頃と同じ
      使える旋律は攻撃力強化【大】と防御力強化【大】、それに加えて体力増加【大】と風圧無効。
      旋律の効果がMHP3準拠になったので当時と全く同じ使い心地とはいかないが、
      相も変わらずサポート力の高い旋律が揃っている。
    • シェルカスタネット改はG級に上がってすぐに作る事ができ、
      ギザザミハルスも大した素材を要求される事なく作成可能。
      前述の防御力ボーナスのこともあり、G級攻略の相棒にするにはもってこいの笛である。
    • 一方のウチナラシだが、こちらもギザザミハルスと同じく
      防御力ボーナスの値がP2G時代よりも上昇しており、装備すると防御力が50も上昇する。
      • 攻撃力と斬れ味、音色はP2Gの頃と変わらず
        ただしギザザミと同じく使える旋律は微妙に変わっており、
        自慢の防御力を演奏効果で更に底上げする、という芸当はできなくなっている。

MHX

  • ダイミョウザザミ・ショウグンギザミと共にめでたく続投。
    強化ルートは一本化されており、シェルカスタネットLV6のギザザミハルスが最終強化となる。
    音色はいつも通りので、高いサポート能力を持つ。
    そしてMHXではその価値が大幅に上昇しており、
    攻撃力強化旋律を吹ける唯一の水属性笛という絶対的地位を獲得している。
    このため下位から上位の最終盤まで長く使える優秀な一振り。
    • 意外なことに下位から作れるのは今回が初めてとなっている。
  • 最終強化のギザザミハルスは攻撃力170に水属性22、防御+30といった具合。
    斬れ味は素で白10、さらに匠で延長可能と素晴らしいの一言。
    攻撃力も属性値もやや低めだが、物理威力を攻撃強化旋律が補う。
    一方で、なるかみの音鈴の乙鳴は攻撃力200に水属性36とスロット1つを持つため、
    殴り性能に関してはあちらの方が上となり、会心率UPや聴覚保護旋律も持っている。
    どちらも違った長所を持つため、両方揃えて使い分けるのがお薦めだろう。
    ギザザミハルスはパーティプレイでの攻撃力強化と風圧軽減が売りである。

MHXX

通常種武器

  • G級の限界突破によって一気に攻撃力が230まで上昇するが、
    ショウグンギザミの素材が必要になるためG級の性能を得られるのはG★2になってからとなる。
    なお次の強化がG★4で究極強化となるため、G★3では水属性武器としては乙鳴に立場を譲ることになる。
  • G★4で2体の蟹の獰猛化重殻と才覚の証を使うことで究極強化のLV8双殻のカスターニャとなる。
    攻撃力290、水属性27、防御+38と全体的に上位の頃の性能をそのままG級にスケールアップした形だが、
    斬れ味は素で白50に斬れ味レベル+2で紫30になる。
    上位の頃と違い最高位の斬れ味を素で持つという長所は失われてしまっているが、
    MHXXでは斬れ味補正が白1.32紫1.39と差が小さくなっているため、
    白ゲージでの運用も十分選択肢に入るようになっている。
    • 防御+38は防御力強化【大】を演奏できる狩猟笛の中で最も大きい補正値なので、
      自分一人で最大の防御力を得ようとする場合はこの武器が選ばれることになる。
  • 水属性の狩猟笛は二つ名のものが2種類増えたが、どちらも赤音色を持たないため、
    相変わらず唯一の攻撃力強化旋律持ちの水属性笛となっている。
    • ただし赤音色持ちの笛としては攻撃力が低いので、
      第二弱点の有効さによっては第二弱点の赤音色持ちや、無属性武器にすら負けてしまうこともある。
  • 音色持ちであるこの武器は防御力強化の旋律が使えるため、
    超特殊許可クエストのように攻撃力はもちろん、防御力も欲しくなる状況ともなれば、
    と共にの音色を持つこのカスタネット笛を担ぐ意味も出て来る。
    硬化薬グレートや食事によるドーピングと防御力強化【大】とオマケの防御力+38を合わせれば、
    防具にもよるが防御力1000以上をあっさり達成できる。
    流石にライトニングブレードのような超威力の技を耐えるのは無理があるが、
    そのような技でなければ被弾してもある程度の余裕が生まれるだろう。
    防御力の上がる音色の笛では唯一匠を外せる点は有効な個性だと言える。
    ただし防御力の部分を除けばシルリア仮諦天風などが同じ旋律を使えて匠なしの運用が可能なため、
    防御力や属性を活かせないのであればお呼びがかかることはないだろう。

二つ名武器

  • MHXXでは新たな二つ名持ちモンスターとして鎧裂ショウグンギザミが登場しており、
    こちらの素材を使った新規武器が増えている。
    残念(?)ながら矛砕ダイミョウザザミではなく通常のダイミョウザザミの素材を生産時に使うのみだが、
    一応ダイミョウザザミとのハイブリッドとなっている。
    なお矛砕の素材をメインにした狩猟笛は登場していない。
  • ヨロイザキミハルスとして生産し、タカラカ・ウチナラシを経て究極強化の鎧裂笛ドウチナラシとなる。
    攻撃力310に会心率+5%、水属性25と低くはないがいまいちパッとしない印象の性能になっている。
    • 他の剣士の鎧裂武器はどれも攻撃力が330あるのに対しなぜか狩猟笛だけ攻撃力が310しかない。
      MHXでは赤音色を持つ狩猟笛は攻撃力を控えられる傾向にあったが、
      赤音色がないこの笛の攻撃力が低いのはおそらくこの武器にだけ属性があるためだと思われる。
    しかし斬れ味は素で白120に斬れ味レベル+2で紫30とかなり尖ったものになっている。
    長い白ゲージは特徴的だが、狩猟笛の手数を考えると30もあれば十分扱いやすい性能だといえるため、
    斬れ味のためにこの武器を使うということはあまりないだろう。
    • そもそも斬れ味のために使う場合攻撃力強化旋律が使える赫醒笛エディウスで十分となってしまう。
    音色はで、耐だるま状態、麻痺無効、耐震、
    水属性防御強化【大】、龍属性防御強化【大】、属性攻撃力強化、高周波発生が使える。
    固有旋律の中では耐震が特徴的であり、水に弱く耐震が有効なヴォルガノス
    宝纏ウラガンキンなど火山の重量級モンスターとの相性が良い。
    ただし使える旋律が特定のモンスターでのみ効果を発揮するものがほとんどであるため、
    せっかく斬れ味補助不要の斬れ味を持つものの汎用性は低い。
    とはいえ有効な相手に対しては扱いやすい性能となっているため、
    使える場面ではしっかりと役割を果すことができる。
  • なお究極強化までに鎧裂武器恒例の鎧裂の重竜頭殻を6個使うため、強化難度は高めである。
    とはいえ打撃武器である狩猟笛にとって甲殻種の部位破壊は得意分野であるため、
    頭殻を重点的に狙えば破壊自体は容易である。
    最大の敵はいつも通りである

MHR:S

  • ザザミ&ギザミの復活に伴い、本武器もめでたく復活。
    MR武器となり、最終強化はおなじみギザザミハルスとなる。
    その性能は、
    • 並の攻撃力320
    • 低めの水属性19
    • 斬れ味は短めの白ゲージ。匠Lv1から紫ゲージ
    • おなじみ防御力+30
    • 防御力UP会心率UP斬れ味延長効果
    • Lv2百竜スロットが1つのみ
    最大の特徴でもあった攻撃力強化旋律を失ってしまった代わりに、
    何やら見慣れぬ旋律効果を引き連れてきた。
  • 斬れ味延長効果により、40秒間斬れ味の余白を20伸ばすことが可能。つまり時限式の匠Lv2である。
    そのため、匠無しでも擬似的に紫ゲージを得ることが可能になった。
    もちろん周囲の剣士にも効果があるため、剣士の多いPTにおいてはかなり有用。
    • 自前で活用する場合、演奏後に研ぐ必要があるため砥石使用高速化を併用したい。
      刃鱗磨き剛刃研磨との組み合わせも面白い。
    • マルチプレイでは戦闘中に旋律効果を切らさないようにしておけば、他の剣士も研いだタイミングで恩恵を得られる。
  • 新スキルである研磨術【鋭】と組み合わせると真価を発揮する。
    旋律効果が切れれば自動的に短い白ゲージに落ちるので、そこから戦い始めれば青ゲージは簡単に到達する。
    演奏して旋律が発動してから研げば、バフと紫ゲージを得て火力で圧倒できる。
    ただし、匠を併せて持つギザミシリーズと斬れ味延長効果はイマイチ噛み合わないので、
    グローシアシリーズの頭脚と護石を組み合わせて使いたい。
  • …というように研磨術【鋭】運用が考案されていた本武器だったが、Ver.13にて状況が一変
    同アップデートにて、斬れ味延長効果の旋律が発動すると同時に現在の斬れ味が20回復するようになったのだ。
    これにより、青ゲージに到達した直後に旋律を吹くと、即座に白ゲージに突入してしまい、
    研磨術【鋭】の発動条件を満たさなくなってしまう
    白ゲージがあと10短ければ、旋律だけで研磨術を発動できる唯一の笛となれたのだが……。
    • しかし悪い点ばかりではなく、純粋な斬れ味回復旋律として運用する道が拓けたということでもある。
      旋律を維持せず、効果が切れたタイミングで再び吹けば、その度に斬れ味を20回復できるのだ。
      狩猟笛くらいの手数なら、業物を付ければ紫をキープすることも容易にできるので、
      砥石使用高速化や刃鱗磨き要らずのスキル構築が可能となる。
      もちろん、匠も不要である。
    • 一応研磨術【鋭】を用いた運用も不可能ではなく、あえて匠Lv1を採用して紫ゲージ10を出し、
      斬れ味を青まで落としてから砥石を使った後に旋律を吹くことで、
      短い紫ゲージを補填して火力維持を狙うという使い方もできる。
      ただし、アプデ前に比べて消費しなければならないゲージ量はどのみち増えているため、
      そこまでして研磨術を利用したいかはよく吟味すべきである。
  • 単純な水属性笛として比較すると、会心率UPを加味しても攻撃性能は低め。
    その上通常スロットも無いというハンデを抱えているのでスキル構築が難しい。
    水属性笛は5本*1あるのだが、 と、どれも非常に強力なものばかり。
    斬れ味延長効果という旋律を活かした装備を構築してあげよう。
  • 旋律効果で比較すると、斬れ味延長効果を持っているのはコレを含めて3本だけなのだが、
    残りは斬れ味消費軽減と両立しているサウンドofドゥームと、
    豊富なスロットを取り揃えた破邪之鈴イナリノカミ
    前者はいわゆる業物旋律を兼ね備えているため、こちらより斬れ味の維持が簡単。
    しかし、火力UP旋律を一切持たないため共鳴音珠などによる補強が必要となる。
    後者はLv2スロットを3つも持つため、スキル拡張性に関しては最高クラスの強敵。
    ただ、イナリノカミは百竜スロットがLv1なのでそこで差別化は可能。
    幸い属性は3本ともバラけているため、好みと状況に応じて選ぼう。
  • ソロで盟勇との連携を考えた場合、狩猟笛装備のウツシが攻撃力UPと属性攻撃力UPを吹いてくれるので
    スタミナ以外の全てのステータスにバフをかけた状態で狩猟することができる。それでも属性値は物足りないが
    そこに会心率UPの旋律を活かせるフゲンかジェイを同行させれば、盟勇同士のかけあいを楽しみつつ
    パーティ全体に強力なバフがかかった狩猟を体感できるだろう。
  • 旋律効果は大きく変わってしまったが、音色自体は青と赤なので、
    MHP2GからMHR:Sに至るまで音符の色だけは踏襲できているとも言える。
    だから何だという話ではあるが

MHF

  • MHFでは直接登場しないものの、同じようなコンセプトの元にザザミ素材をメインとして作られ
    非常によく似た外見となった「ザザミカスタネット」系列、さらにその亜流品として
    SP武器の「アスパリージョSP(龍属性&麻痺属性)」や、HC武器の「ザザミ・カレルティヤ」等が存在する。
    特に後者は単純な殴り性能で下手な剛種武器をも超えてしまっており、音色は
    嵐ノ型・音色変換で桜色を追加すると麻痺無効等も吹けるようになり、非常に強力。

余談

  • ギザザミハルスの由来はギザミ+ザザミ+ミハルス
    ミハルスとはカスタネットを元に考案された楽器のこと。
    なお、幼稚園などで使った赤青の教育用カスタネットとは混同されがちだが、
    実際は異なる楽器である。

関連項目

モンスター/ダイミョウザザミ
モンスター/ダイミョウザザミ亜種
モンスター/ショウグンギザミ
モンスター/ショウグンギザミ亜種
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ
武器/ザザミ武器
武器/ギザミ武器


*1 Ver.14以前は凶琴【秋嵐】が未実装のため4本。