武器/デザートウォール

Last-modified: 2024-03-13 (水) 17:28:26

麻痺毒が獲物の行く手を阻む砂竜の盾斧。
砂竜の鋭いヒレは攻防ともに優れた性能を発揮。
(デザートウォール)

吹き荒ぶ砂嵐に立ちはだかるデザートウォールの最終版。
斬撃の嵐で全てを飲み込む。
(デザートパラフィン)

MHXで登場した砂竜ドスガレオス素材のチャージアックス。

目次

概要

  • MHXでようやく初登場を果たしたドスガレオス素材の近接武器の一つ。
    同期のサンドアンカー共々、ガレオス武器待望の新規かつ独自デザインの武器である。
  • 外見は精鋭討伐隊盾斧をベースに、刀身にドスガレオスのヒレを用いた砂色の地味無骨なデザイン。
    盾は頭部を模した形状で、上部にはきちんとの意匠まである。
    斧モードにすると顔が真っ二つに両断されてしまう
    また、中央にはドスガレオスを簡略化したような模様のレリーフがあしらわれており、
    無骨でありながらどこか上品な印象も受ける。

性能

  • 「ガレオスは麻痺毒を持つ」という設定が生かされた初のガレオス武器であり、文字通り麻痺属性を宿している。
    今まで登場していたボウガン二種は一応麻痺弾に対応はしていたものの特化しているほどではなく、
    同期のサンドアンカーは水属性であった。

MHX

  • 骨盾斧Lv2からの派生、または一発生産で入手可能。
    先述通り精鋭討伐隊盾斧ベースのデザインゆえに紛らわしいが、そちらからは派生できないので注意。
    生産時点での性能は、と言うと……
    • 骨盾斧よりも若干低下した攻撃力80
    • 斬れ味は長い黄色の先に極短の緑10
    • 麻痺属性値はたったの8。まさかの一桁である
    • スロット・会心率は無し
    • 状態異常武器なので必然的に榴弾ビンを搭載
    全体的に見て実戦で用いるにはやや厳しいだろう。
    緑ゲージがあるとはいえわずか10なので、持久力を踏まえると実質黄色ゲージ運用となる。
    攻撃力もかなり低いうえに、麻痺値8ではモンスターをまともに麻痺状態にするのも困難である。
    …というわけで、しばらくはこの武器はアイテムボックスの中で眠ることになる。
  • Lv3でレギオス武器のアスラトアルマイサに派生できるが、浮気せずそのまま根気よく強化していくと
    ついにLv6の最終強化でデザートパラフィンという銘になる。
    最終強化には、獰猛化ガララアジャラのクエストでしか手に入らない獰猛な麻痺毒液が必要。
    その性能は、
    • 順当に強化されたが平均よりは低い攻撃力180
    • 斬れ味は長い緑の先に青10を用いても青が伸びるだけで白は出ない
    • 麻痺属性値はほぼ倍増したものの、やはり低い15
    • スロット・会心率無し、榴弾ビンは据え置き
    一応ギリギリ実戦レベルと言えるラインまでは成長したが、それでもなお強武器とは言えないところ。
    15しかない麻痺値は、大型モンスターはいいところ一回麻痺にできれば上出来という数字だし、
    攻撃力も斬れ味も最終強化盾斧の平均ラインを大きく下回っている。
    レア素材を用いない生産難度の低さが強みと言えば強みか。
    • 攻撃力が低いのはまだしも、麻痺値が低すぎるのが問題である。
      同じレア1の麻痺武器仲間であるドスゲネポス武器は大抵麻痺値30前後はキープしているのに、
      一体どこで差がついたのか。
    • …しかし、チャージアックスで麻痺を取ろうとすると実質これしか選択肢がないというのが実情である。
      なぜなら本作では麻痺盾斧が2つ存在するのだが、もう一方であるアイルー武器シュラフカッツェ
      麻痺値こそ22とまずまずだが攻撃力がたったの130しかなく
      性能があまりにアレすぎてお話にならないため……。

MHXX

  • 本作でG級が追加され、さらなる強化が可能に。Lv9の究極強化銘は縛盾斧デスヴースタ
    その性能は、
    • 状態異常武器らしく低めの攻撃力290
    • 約1.5倍増の麻痺属性22
    • 斬れ味は素で長い。匠で出るゲージは全て
    • 限界突破直後に追加されたスロット1
    • 据え置きの会心率無し・榴弾ビン
    と、麻痺値はしっかり伸びて何とか実用レベルに到達したが、
    やはりと言うべきか攻撃力や斬れ味はどうにも物足りない性能。
    素の青ゲージは長いものの、期待値が低いのでこのまま使うのはあまりお勧めできない。
    匠で出る白ゲージを生かそう。
    スロットが1つ空いており、攻撃的なスキル構成に不自由なく持っていくことができる。
    モンスターが麻痺している間にビンをこれでもかと撃ちこめるため、
    総じて状態異常武器としては器用貧乏バランスがいい。
  • また、本作では麻痺盾斧が前述のシュラフカッツェのほかにビストロ武器からの新勢力、
    ペーニョアックスが追加され、計3本となった。のだが…
    • シュラフカッツェの究極強化、オミナスフェレス
      麻痺値は28とまともで匠で伸びる素白ゲージとスロット2つを備えているが、
      攻撃力が全盾斧中ワーストの250という上位から据え置きの致命的な欠点を抱えており、
      榴弾盾斧としては全く話にならない。相変わらずな問題児である。
    • 一方、新参のペーニョアックスの究極強化、完熟激辛ペニョックス
      攻撃力290に素で延長不可の紫30白30と物理性能は悪くないものの、
      肝心の麻痺値がこちらの生産時点と同値のたったの8しかなく、麻痺盾斧としては全く話にならない
      要するにオミナスフェレスとは真逆の致命的欠点を引っ提げた問題児である。
    よって、上記2者の性能が悪い意味で尖りすぎているためそもそも競合相手として成立しておらず、
    本作において攻撃力と麻痺値が(辛うじて)実用レベルで両立できている麻痺盾斧は消去法でこれしかない
    そしてそんな問題児たちにさえもこちらは斬れ味で劣るので、なんとも言えない気持ちになる。
    これはすなわち、麻痺盾斧というカテゴリ自体がネタ枠に片足を突っ込んでいる
    と言わざるを得ない状況を意味しているのである。
    上記の問題児たちが見た目からして明らかにネタ武器であることは察しがつくとして、
    仮にも大型モンスター素材で作り上げたこちらの性能がこの有様ではあまりに浮かばれないであろう。
    …どうしてこうなった。
    • 本作では武器種を問わず、鳥竜種素材の武器でも高水準の性能を持つものが多いため、
      身も蓋もない話だがこちらもゲネポス素材の盾斧でさえあれば十分活躍できたのかもしれない。
    • ちなみに、前作MH4Gにて覚醒で麻痺属性を発現可能だったシュヴァルツスクードも登場しているが、
      本作では覚醒が廃止された関係で平凡な無属性武器に成り下がってしまっている。
      とはいえ仮に覚醒が続投し、性能据え置きのままシュヴァルツに麻痺盾斧として活躍されると
      こちらは総合性能で埋もれ完全に産廃化していたはずなので、
      環境が環境だけに活躍の場が与えられているのは不幸中の幸いか…。

余談

  • 名前の意味は「砂漠の壁」。断じて「デザートの壁」ではない。え?そんな壁なら見てみたい?
    • 強化先の「パラフィン」は石油化合物。よく知られている用途としてはケーキを焼く際の台紙など。
      やっぱり甘味じゃないか!
      • 実在するパラフィンに麻痺の要素は微塵もないので、
        恐らく「パラライズ(麻痺)」と「フィン(ヒレ)」を合わせた造語と思われる。
    • 究極強化のデスヴースタも何らかの造語と思われるが詳細は不明。
      間違ってもデスソースウスターソースの混合ではないと思われる。
      • 安直に考えてデスとブースターでデスヴースタなのだと思われる。
        直訳すると「死を後押しする(人)」となり、麻痺属性の事を表しているようにもみえる。
        なぜ長音符が省略されたのかは不明。

関連項目

モンスター/ドスガレオス
武器/ガレオス武器