MHXで初登場したアイルー武器のチャージアックス。
ネコの意匠と侮ってはいけない。
目次
概要
- デザインはスラッシュアックスのグリムキャットと同系統の金属製の盾斧。
盾の部分が背中を丸めたネコになっている他、
一瞬しかわからないが属性解放斬りの際に先端部分にネコの顔が出てくる。
もちろんアイルー武器の例に漏れず攻撃音がネコの鳴き声になる機能付き。
性能
MHX
- 数少ない麻痺属性チャージアックス。
ちなみに、MH4Gに登場した麻痺属性チャージアックスは一本残らずリストラされている*1。
- 生産に必要なのはオトモチケット、ドラグライト鉱石、キラビートル、ゲネポスの麻痺牙。
特に面倒なものはないのですぐに作れるだろう。- 一応この時点ではやや低めとはいえ最低ラインには達している攻撃力90と、
もう一つの麻痺チャージアックスであるデザートウォールの2倍以上の属性値により、そこそこ使えなくもない性能。
攻略用に一本作っても損はしないだろう。
- 一応この時点ではやや低めとはいえ最低ラインには達している攻撃力90と、
- 最終強化はレベル4のシュラフカッツェ。
仕上げには背中を撫でて可愛がるように丹念に研磨することが必要らしい。
その性能は、- 攻撃力130。ぶっちゃけ話にならないレベル。
- 斬れ味は長い緑ゲージ。匠の延長分は青止まり。
- 属性値は22。なんとたったの4しか成長していない。
- スロットは2。
- 榴弾ビン。
- まず、攻撃力130は大抵の武器が下位で突破しているレベルである。
強化ごとに10ずつ、最終強化で20しか上がらない。当然上位終盤に持ち込める攻撃力ではない。
斬れ味にも見るべき点はない。緑ゲージが長いので鈍器でフォローできなくもないが、
鈍器を付けても攻撃力は145……大差はない。
- 属性値もアイルー武器なのに22とさほど優秀ではない。
というか、レベル1から順に見ていくと、18→20→21→22と、
レベル2から4まで1ずつしか強化されていないという亀の歩みのような成長ペースなのだ。
状態異常属性のチャージアックスであるため当然なのだが搭載されているのは榴弾ビン……。
これではデザートパラフィンとの差別化すら至難である。
- というわけで、わずかに上の属性値とスロット2以外ほぼデザートパラフィンの下位互換になり下がってしまったのである。
しかも、レベル3には地味に入手手段が限られる獰猛な麻痺毒液(というかデザートパラフィンと重複する)、
最終強化にはネコ毛の紅玉と希望の証G、絞蛇竜の延髄を用いるという地味な生産難易度の高さ。
レベル1を一時期使う以外は強化するメリットはほぼないと言っていいだろう。
MHXX
- 究極強化でオミナスフェレスになるが…。
- 単独かつダントツで全チャージアックス中最低の攻撃力250。
- 斬れ味は素で短めの白。匠でも紫は出ない。
- 属性値は28とそれなりに向上。
- スロットは据え置きで2。
- 相変わらずの榴弾ビン。
そして、上位と変わらず獰猛な強麻痺毒液を要求する。
本作ではお察しな麻痺属性値の一振りが追加されたので、麻痺属性チャージアックスとしては勝利しているが…。
前作同様、チャアクで麻痺武器を使いたい場合は縛盾斧デスヴースタを担いだ方が無難。
MHRise
- MHW系列ではアイルーが敵として現れなかったため登場出来なかったが、
舞台が現大陸に戻ったRiseで無事に復活。
一発生産でカドルキャットIを作成でき、究極強化名はおなじみのシュラフカッツェとなる。その性能は- 盾斧最終強化型最低の攻撃力140
- 相変わらず高い麻痺属性28
- 斬れ味は素で青20、匠+5でようやく白
- 会心率0%
- スロットはLv1が3つ
- 榴弾ビン
- 百竜スキルは「攻撃力強化II」「会心率強化III」「属性強化【麻痺】I」
- 本作では単独最下位こそ免れた*2ものの、やはりと言うべきか攻撃力が低すぎる。
もう一振りの麻痺チャアクである甲盾斧ロタシオンも麻痺19とそれなりの属性値を有するため、
あちらが完成次第こちらを使う必要性はほぼ無くなる。- 麻痺が高いため拘束手段も兼ねた斧強化運用というのも考えられるが、やはりというかなんというか…
- さらに、この武器の作成手段は一発生産のみである為、
他の武器から百竜強化を持ってきて補強といった抜け道は無い。
「属性強化【麻痺】I」は元々属性値が高いのも相まって誤差の範疇である為、
無難な所で「攻撃力強化II」「会心率強化III」のどちらかを選ぶことになるだろうか。
- そして、こちらも相変わらずというべきか強化素材が実に面倒くさく、
肉球のスタンプに始まり、ネコ毛の紅玉や獣玉といった地味に集めるのが面倒な素材ばかり要求される。
- むしろ、この武器が本領を発揮できるのは
下位のマガイマガドを討伐した後に強化可能になるカドルキャットIIの段階かもしれない。
この段階では残念ながらスロットは無く、斬れ味も素で緑30であるものの、
攻撃力130に麻痺24と物理と属性を両立した理想的な性能を有しており、
同時期に強化可能な他の盾斧と比べても決して見劣りしない。*3
村クエをクリアしてから集会所を上がり直す際にでも持ち出してみてはいかがだろうか。
特別許可試験をしてしまえば数少ない見せ場が無くなってしまうのは内緒。
MHR:S
- MRにもきちんと対応。最終強化にEX1の傀異化した皮と傀異化チケットを使用するため、
最速ならMR解放直後に完成させられる。むしろ、ネコ毛の大宝玉と肉球の優待券が必要となる
MR最初の強化が最難関と言えるかも…。
最終強化「オミナスフェレス」の性能は、- 大躍進した攻撃力330
- 素で白20。匠でも紫はなし
- 伸び悩んだがMRでも通用する麻痺属性30
- 会心率0%
- スロットはLv1が3個
- 百竜装飾品スロットはLv1
全武器種を見渡しても、ここまで伸びた武器はそうそうない。元が低すぎただけとも言うが
- 斧強化運用をすれば実用的と言える火力が出せるようになり、
「拘束力は高いが、肝心の拘束中に与えるダメージがショボすぎる」という問題点が解消された。
相変わらず斬れ味は課題だが、剛刃研磨Lv3でフォローできる範疇。
武器スロットに研磨珠【1】を3つ詰め込めることもあり、そこまで深刻に捉える必要はない。
- 分かりやすい欠点としては白20という不十分さ。
匠・業物・剛刃研磨など、何かしらの斬れ味補助をしないとあっという間に斬れ味が下がってしまう。
- ライバルはRise時代同様ラングロトラ武器。
あちらは素の白が長く、業物Lv2だけでもモンスターの移動ごとに研げば十分。
百竜スロットもLv2で、各種特効を積まれると斬撃でも苦戦を強いられる。- しかしRise時代と違い、素の攻撃力で勝る分榴弾ダメージはこちらが上。
属性値で勝っていることもあり、基礎スペックで完全な劣化とまでは言えないレベルにはなった。 - そして来たるVer11.0、傀異錬成が導入され、この武器の百竜スロットがLv2に拡張可能となった。
もちろん拡張がいらないラウンドホイーラーは攻撃も属性値も上げられるが、
麻痺込みでの総火力ならまだまだ負けていない。
- しかしRise時代と違い、素の攻撃力で勝る分榴弾ダメージはこちらが上。
- 折角のアイルー武器であることを考えると、百竜スロットに采配竜珠【1】を嵌め込んでも面白い。
今作のオトモは馬鹿にできない火力を持つため、あながち実用性皆無というわけでもない。
自分もオトモも麻痺武器で揃え、ひたすらにモンスターを痺れさせるのも一興だろう。
MHXR
- 2019年のお正月イベントに登場。
イベントクエスト「【非常事態】ガノトトスめで鯛種!」をクリアする事で一定確率で排出される。
形式上はあくまで非常事態クエストである関係からか、本作での武器銘は「カドルキャット・極」となっている。 - 性能は以下の通り。
- 高い攻撃力2589
- 水属性
- 覇玉武器
- 「よろしく」チャットでパーティ全員の被ダメージを1度だけだが大幅に抑えられるスキル「よろしくフルアーマー」
- 1回だけ「ニャニャ!?」チャットで全員の体力を100回復させることができる「ニャニャマーベラス【中】」
- 自身の与えるダメージが25秒間3倍になり、
極上の鯛を釣り上げてモンスターにダメージを与え、
更に全員の体力を100回復させることができる武技「猫に追われた鯛・極上」 - 15秒間攻撃力が200上がり部位破壊がしやすくなる秘技「破壊王の構え【攻】」
武技の効果は2017年冬の鍋イベントで登場したヴァイクベイルの武技の魚を鯛に置き換えたものであり、
釣り上げ時のシュールな大ダメージと回復も健在である。
スキルもピンチ時に応急処置としてくらいなら使えないことはない。
秘技は単純だが強力で、この武器以外を使うときでもこれをセットしておけば非常に便利。- ただし武技は必要Pが素の状態では130と最大値を上回っているので
武技レベルを上げるかスキルで最大値側の上限を上げる必要がある。
余談
- カドルキャットの段階の武器解説は以下の通り。
……MHXでは割と頻繁に見かける誤植の一つである。ネコの意匠と侮るなかれ、ひとたび背なの毛を逆立たせれば、盾斧の刃となりて竜を裂く。
- 一応「背」にはこれ単独で「せな」と読む読み方もあるものの、
だとしても送り仮名として「な」は付けないため、
普通に考えたら「せなか」の最後の「か」を抜いた状態で入力してしまったために生じたミスだろう。 - MHRiseで再登場した際には「ひとたび背中の毛を~」と、きちんと修正されている。
- 一応「背」にはこれ単独で「せな」と読む読み方もあるものの、