武器/ハイドラバイト

Last-modified: 2023-09-14 (木) 00:43:28

イーオス素材で作られた毒属性片手剣。

目次

概要

  • サーペントバイトをイーオス素材を用いて強化した、毒属性の紅い片手剣。
    最序盤に毒属性を扱うにはもってこい。
    プリンセスレイピアなどの強力な毒属性武器へ強化でき、初心者からベテランになるまで末長く使える。
  • 低い攻撃力に加えてモーション値が低めな片手剣、そして毒属性保持、作成時期の早さといった面から、
    シリーズ通して小型甲虫種の素材集めのお供として抜擢されることが多い。
    またその際には攻撃力を極力抑えるべく、たとえ上位やG級であっても、
    あえて強化が施されていない初期段階のハイドラバイトのまま持ち込むことが推奨される。
    • ただし、カンタロスやオルタロスに関しては毒だけで倒すのは厳しいほどに体力があるため、
      下位ならともかく上位以降ではもう1、2段階ほど強化を施したものを持ち込む方がいい場合もある。

MH、MHG、MHP

  • イーオスの登場がドスガレオスの後と相当遅いので製作可能になるのも遅い。
    どういうわけか攻撃力が84とガタ落ち(サーペントバイト改の半分)してしまう。
    斬れ味も悪く、デッドリィポイズンまで強化してようやく実戦的な緑ゲージを得られるくらいである。
    ただ、その低攻撃力・斬れ味の悪さから、近接武器でのランゴスタやカンタロスの毒殺には最適である。
  • MHGになって対ランゴスタ用に毒けむり玉が発明されたので多少ながら需要は落ちたが、
    カンタロスは毒けむり玉では削り切れないのでまだまだ使える。
    もちろん毒けむり玉のように個数を気にする必要も無いので、一度のクエストで大量に集めたい場合にも有効。
  • 蓄積値はライバルのポイズンタバルジンが28に対し、
    デッドリィポイズンで36(後の表示上は360)となっている。
    無印では一部クエストのお邪魔モンスターとしてでしかゲリョスが出ないので、タバルジンより作りやすい格好である。

MH2、MHF

  • ドスイーオスの登場が少し早くなったので製作可能時期も早まった。
    攻撃力168に毒属性360、長く扱いやすい緑ゲージとバランスがとれている。
    また、さらなる派生にプリンセスレイピア系が登場し、将来性も高まった。
    最終的にはクイーンレイピアにまで強化できる。
  • MHFでは派生先がさらに追加され、クイーンゴールドを経てノーブルゴールドになる。
    最終的に毒属性値は480になり、特殊なイベント武器を除けば上位までに作れる片手剣の中では最大である。

MHP2(G)

  • 基本的な立場はMH2と大して変わらず、初級の毒武器である。やはりプリンセスレイピア系に派生する。
    また今回からオオナズチ双剣のフランベロジュもデッドリィポイズンからの派生となった。
  • P2Gでは、派生先のプリンセスレイピアがG級強化を施された一方、ハイドラバイト系にも
    G武器「デッドリィポイズンG」が用意された。
    攻撃336、毒360で紫ゲージはスキル込みで20とまあまあではあるが、
    直接戦闘も毒殺も行けるロイヤルローズ、スロット3と毒属性値500でサポート特化の呪王剣チャチャブー
    この二者の間に割り込むのはなかなか厳しい。
  • やはり虫を毒殺するには低めの攻撃力で便利ではあるのだが、
    いくらなんでもこれでG級の大型モンスターと渡り合うのは無謀というもの。
    素材ツアー用と割り切って使った方がよさそうである。

MH4

  • MH4ではドスバイトダガー系統のドスファングダガー改から派生して製作可能。
    基本攻撃力は224、毒属性値は140とやや物理寄りの性能となっている。
  • しかし、本作ではわざわざこれを作る意味はあまりない。
    と言うのも、これの製作には上位イーオスの素材が必要なのだが、そのイーオスが登場するようになるのがHR5。
    そしてそれと同時に上位リオレイア通常種および亜種が出現するクエストも提示されるようになるので、
    すでにクイーンレイピアを持っているのならむしろリオレイアの素材を集めてクイーンローズを作った方が良い。
  • 性能に関しても、攻撃力こそハイドラバイトがわずかに勝り、スロット数も同じであるが、
    毒属性値や総合的な斬れ味の良さではクイーンローズの方に軍配が上がっており、
    バランス型としては結局クイーンローズやその最終形であるロイヤルローズには敵わない。
  • さらにアッパータバルジンもあればやはりHR5以降に出てくるモンスターから手に入る素材で
    アッパータバルジンを毒属性値500のデッドリィタバルジンに強化できるようにもなるため、
    この2種に挟まれたハイドラバイトの存在意義は薄くなってしまっている。
    覚醒スキル込みならレベリオルナイフにすら負けてしまうのは内緒

MH4G

  • ハイドラバイトのG級強化としてなんと「デッドリィポイズン」が復活を果たす。レア度は8。
    実にP2G以来の登場となるが、そのP2Gでは下位武器であったのだから出世したものである。
  • そして驚くべきはそのランクの出世ぶりだけではない。性能も超絶出世を果たしている
    • 攻撃力322とG級序盤の武器にしては上出来過ぎる数値で*1
    • 素で斬れ味が超長い発動で白20紫30が追加出現し、
    • 毒属性280と片手剣の手数を考えれば十分過ぎる属性値で、
    • 会心率もマイナスにはならず0%で、
    • あろうことか空きスロットが3つ付く
    とまあ、清々しいまでに優遇されての復活が叶ったのである。
    モンハン界全体を見ても、ここまでの大逆転のサクセスストーリーはこれこれくらいのもの。
    しかし、これは下位武器からの大出世なので、下手をすればそいつらすら超えているかもしれない。
  • ドスイーオスの単体狩猟クエストは残念ながら大老殿G☆1には存在しないのだが、*2
    なんと村クエを進めると、G☆1の段階でドスイーオス2頭クエストが登場するため、ここで作成が可能。
    まさにこの1本でG級を駆け抜けるべく生まれたといえるほどぶっ飛んだスペックの持ち主である。
    やろうと思えばこの武器で集会所ラスボスまでクリアすることも十分に可能
    汎用性が高く使い勝手の良い毒属性に加え、十分な攻撃力、恵まれた斬れ味、3スロによる拡張性と
    これでもかというほど強武器に必要な要素が詰まりに詰まっている
    惜しむらくはこれで強化が止まってしまうため、他の毒属性武器がこの武器に追いつき、
    最終的に追い越してゆくために最後にはボックスで眠ってしまうことだが、
    そもそもこのスペックをG☆1の段階で、
    さらには何1つとしてレア素材を用いずに達成してしまうのが凄まじいのである。
    • 特にプリンセスレイピア系は、最終的にスロット数以外はこちらの上位互換となる。
      しかし、途中で何故かティガ希少種の素材を要求されるため、
      1回目の強化はゴグマジオス撃破後まで待たなくてはならない。
      その間は攻撃力こそ少し劣るがG☆2での運用に全く問題がないこちらに頼ることも多いだろう。
      G☆3序盤~ゴグマジオスの間は流石に攻撃力が足りなくなってきて少し苦しいが、
      G☆2のクエストでこの武器を振るって他の属性武器を作るのには非常に役に立つ。
      ゴグマジオスを倒して古文書を1枚読み解けばプリンセスレイピア系を最終強化まですることが可能になるため、
      ようやくこの武器も活躍を終えることになるだろう。
  • 環境が違うため単純に比較は出来ないが、この武器の数値上のスペックはちょうどMH3Gの
    邪閃エペ=ギルタナスに極めて近い、というかもはや瓜二つといえる性能になっている。
    攻撃力は全く同じ。ギルタナスの毒属性値は400と上回っているが、
    3Gの片手剣には属性値0.7倍の補正があるため、実効値は同じ280である。
    斬れ味もやや白が短いものの匠で紫。スロットも2つあった。
    こちらも当時かなりの強武器として評価された存在であった。

MHX

  • 当然の如く続投。前作ではかなりの優秀な武器であったが今作では…
    • あまり高くはない攻撃力180
    • 毒属性片手剣トップクラスの毒属性値45
    • 安定のスロット3
    • 斬れ味は素で短い青、匠で白10が出現
    と前作と変わらぬ優秀な性能を持っている。
    匠で白ゲージがたったの10しかないが、この武器のスロットを使い剛刃研磨や業物を発動させるなりしよう。
    それかいっその事匠などを発動せず、鈍器スキルを発動させるのも悪くない。
    攻撃力よりも毒属性値とスロットをメインに装備を組むと良い。
  • ライバルは紫毒姫リオレイアのレギーナレイピアロゼ
    あちらは攻撃力が190とまあまあな及第点であり、毒属性値も38と大差がない。
    さらに、二つ名武器の能力として狩技ゲージが溜まりやすいのもポイント。
    しかし、あちらはスロットが一つもなく、スキルの拡張性が乏しい。
    その為、スキルの拡張性による性能はこちらに軍配があがる。
  • 生産段階でのダメージ期待値は毒剣の中でも最低である。
    加えてあまりにも簡単な素材で作れてしまうため、上述の虫退治用片手剣としては今作では最適であると考えられる。
    風化したシリーズの研磨にモンスターの濃汁が大量に必要となるため、
    上位のとあるクエストのためにあえて未強化を一本ボックスに入れている方も多いのではないだろうか。

MHXX

  • 限界突破を果たし、リーサルポイズンへと銘を改める。性能の方はというと、
    • やはりあまり高くはない攻撃力300
    • やはり毒属性片手剣トップの毒属性値48
    • 安定のスロット3
    • 斬れ味は素で長い青、匠で白50が出現
    要するに各要素が少しずつ伸びただけで、特徴は全く変わっていない。
    依然として毒属性片手剣唯一のスロット3が光る。一方で斬れ味が青止まりというのも唯一である。
    いよいよもって物理火力には期待できなくなってしまったが、相変わらず属性値は素晴らしい。
    いささか頼り無い斬れ味も、弾かれさえしないのならヒットストップが小さく却って手数を稼ぎやすい。
    作成も容易な為、クシャルダオラのような「とにかく毒!」という相手の為に作っておくと何かと役に立つ。
  • 今作では後輩の毒片手剣が新たにライバルとして加わったが、
    あちらは「優秀な斬れ味・会心率つき・低い属性値・スロット無し」と全く真逆の性質を持っている為、
    差別化に神経質になる必要は無いだろう。

余談

  • ランポス系の武器はヘビの銘を冠することが多い。
    ハイドラもまたヘビではあるが、
    これはギリシア神話に登場する九つの頭を持つ巨大なウミヘビ「ヒュドラ」のことである。
    ヘビなら他にもボア(コンストリクター)やパイソン、毒ヘビならコブラやマンバなども居るのに、
    何故それらを一気に飛び越えて文字通り伝説級の名を冠したのかは不明。

関連項目

モンスター/イーオス
モンスター/ドスイーオス
武器/サーペントバイト
武器/デスパライズ


*1 MH4時の発掘武器の攻撃力上限値と同じで、発掘武器にはマイナス会心が確定で付くため実質的には斬れ味も併せて大幅に上回っている。
*2 原生林の素材ツアーのサブターゲットおよび大連続狩猟高難度:破られた静寂」の1頭目として登場するのみ