昆虫素材のライトボウガン。陽光にきらめくツノの銃身から昆虫たちの願いが放たれる。
目次
概要
- MHXより登場した、昆虫素材のライトボウガン。
ビートセイバーと同じくオオツノアゲハがキー素材。
ちなみに虫素材ライトボウガンにはカンタロスガンという先達がいるが、そちらはリストラ。
やっぱりカンタロスは地味すぎたのか。
ビートスナイパーはいかにも昆虫素材という質感になっており、特に銃床にあしらわれたアゲハ模様が美しい。
それでいてライフル然としたシルエットは中々に恰好よく、見た目に関しては結構人気。
性能
MHX
- カンタロスガンはリストラされたが、やはり虫武器の倣いとしてLV1滅龍弾は生産時点から2発装填できる。
さらに虫武器らしく、毒・麻痺・睡眠がLV1&LV2の両方に対応。
…そして困ったことに、それ以外に大した長所が無い。
- 最終強化のペネトレートビートになっても、滅龍弾はやはり速射に対応しない。
武器内蔵弾は竜撃弾、硬化弾、LV2滅龍弾…とまあ微妙。
滅龍弾や状態異常弾はそこそこ使えるが、残念ながらこの銃の反動は「中」である。
速射はなんとLV1通常弾5連射のみ。
貫通弾は全種が4発装填なのでそれなりに撃てるが、そんな銃はごまんとある。
例えばデザートテンペストなどは完全にビートスナイパーを食ってしまっており、
LV2通常弾速射、全ての貫通弾が4発装填、そして状態異常弾が両レベル対応…と尽く上を行く状態。
滅龍弾に望みをかけようにも、速射できてしまう銃がいくつもある。
虫たちの思いを乗せたビートスナイパーだが、やはり強大な竜や古龍にはかなわなかったようだ。
- 一応、ふらっとハンターやモンニャン隊の派遣で虫素材を集めていれば割と簡単に作れるため、
クシャルダオラやオストガロアが相手なら貫通弾と滅龍弾でそれなりに戦うこともできる。
LV1滅龍弾速射のドやダークデメントは滅龍弾が切れたらもうロクに戦えないため、
極星弩グラーグまでの繋ぎとしてなら使えないこともないだろう。- とは言え、カンタロスガンの引き継ぎとしての虫武器らしく控えめな性能にもかかわらず
徹甲虫の尖角だの重甲虫の円月尾だのを要求され、
いにしえの龍骨はまだ楽な方で黒蝕竜の尖触角だの、獰猛な蝕龍鱗だのまで必要になる。
これだけの素材を費やす価値は、まったく無い。- ……が、同じく虫素材の武器でLV1通常弾5連射と言うニッチな共通点を持つ
アルセルタスのライトよりは使いやすいと言う、何とも絶妙な立ち位置。
さすがにゲネル・セルタスのライトと比較すると、ゲネルライトの方が圧倒的に使いやすい。 - 他方、ゴア・マガラのライトと比較すると、と言うより
ゴア・マガラのライトもこの銃と両天秤に掛けて同レベルで比較される程度の性能であると言う
何とも珍しい状態になってしまっている。
結果として、同じ素材を費やすなら見た目の好みでどれを作製しても大差が無いと言う波乱の状況である。
- ……が、同じく虫素材の武器でLV1通常弾5連射と言うニッチな共通点を持つ
- LV1通常弾5連射と言うニッチな性能で見ると
炭鉱夫なら入手できない事も無い神ヶ島がライバル候補に挙がるが、
炭鉱夫以外の方法で入手できないと言う、まったく別方向の欠点を隠し持っている。
- とは言え、カンタロスガンの引き継ぎとしての虫武器らしく控えめな性能にもかかわらず
MHXX
- MHXXではキングビートスナイプという新たな銘を手に入れ、この武器も究極強化に対応したが…
攻撃力が平均的な320になり、防御ボーナスが+30に上昇。装填数は通常弾が6/7/9になった。
そして、竜撃弾とLV2滅龍弾が1発増え、LV2滅龍弾が2発装填になっただけである。- つまるところ、できること自体はそれなりに多いものの、
何をやらせても二流以下の性能のままで究極強化に至ってしまったのである…。
- つまるところ、できること自体はそれなりに多いものの、
- 一応通常弾の装填数だけは割とまともな水準に達してはいるものの、基本スペックが凡庸な事が祟り、
フィロゾフバレットや沙塵弩ガレオストーム、レインバレッツ・蒼といったLV2通常弾速射ライトに火力は遠く及ばない。
さらにこの3種のLV2通常弾速射ライトは要求素材が滅茶苦茶軽いという共通した強みを持っており、
キングビートスナイプが完成するずっと前に完成してしまうため、こちらが完成した頃には出番など残っていないのである…。- 状態異常弾で差別化しようにも、これらのライトは全て睡眠弾を撃てるため差別化は困難。
特にガレオストームには、装填数と対応弾種も含めて完全敗北している有様である。
また、対応弾種重視のライトには他にもラヴァタイフーンやロイヤルエビィーガン等があり、
さらには、かの名弩阿武祖龍弩【零】があまりにも高い壁として聳え立っているのである…。
- 状態異常弾で差別化しようにも、これらのライトは全て睡眠弾を撃てるため差別化は困難。
- さらに運が悪い事に、前作ではアレな性能だったインセクヴァールカンは、
手に入りやすい素材で作れる拡張性重視の散弾銃として辛うじて実用的なスペックに達し、
ゴア・マガラのライトであるレイofシャンバラは、連爆榴弾速射という一芸を手に入れたことで、
ロマンと実益を兼ねた一発屋として独特の需要を獲得してしまった。
縁のあるライトが次々と実用性を獲得していく中、キングビートスナイプには前作から引き続いて何もないので…。
せめて、竜撃弾の二発装填が出来れば一発ネタとして…と思うかもしれないが、
よりにもよって対応している中で最も竜撃弾を使わなさそうなライトが二発装填を可能にしていたのだった…。
- こんな性能ながら、要求素材の重さはMHXの頃と変わっておらず、
影蜘蛛の重鋏角や重甲虫の断月尾、光る粘菌に獰猛な蝕龍厚鱗と実に贅沢な素材を要求される。
余談
- 多数の昆虫素材を用いるためか、ツノの銃身からは昆虫たちの願いが放たれるらしい。
最終強化になると「全ての昆虫たちの思いをのせ、放て、ペネトレートビート!!」とやたら熱い。
要はディノバルド武器と同じようなテンション。
しかし性能の方は上記の通り、かくも無情なものである。野生は厳しいということか。 - 最終強化銘のペネトレートは英語で『貫通』の意。
しかしこの武器は、見ての通り貫通弾の適性は絶無である。
アレといいコレといい、何故MHX出身組で貫通力推しのボウガンはどれもこれも貫通弾の適性が絶無なのだろうか…- 続くMHXXでは徹甲雄砲アルセルタスは貫通力に目覚め、説明文に偽りのない性能を発揮するようになった。
一方のこちらとウログルトヘルは、貫通力を推していた銘や説明文が無くなっておしまいであった…。
- 続くMHXXでは徹甲雄砲アルセルタスは貫通力に目覚め、説明文に偽りのない性能を発揮するようになった。
- ロングバレルを装着すると、銃口がカブトムシの角そのものになる。
やはりビートセイバーと対になっているのだろうか…