MHXで初登場した巨獣ガムート素材のライトボウガン。
疾き山神の吐息は、無数の木々を撃ち倒すという。
本項では二つ名持ちモンスターである銀嶺ガムートの武器も扱う。
目次
概要
- 見た目はガムート武器の例にもれず、モフモフの毛におおわれたボウガン。
ボウガンとしてはかなり異色の質感を持っているのが特徴。精密機械に毛皮を用いる発想が斬新すぎる気がする。
性能
MHX
- 生産時の攻撃力は160と他の四天王武器よりも10高い。しかも防御力+10のおまけつき。
速射対応弾はもちろんLV1氷結弾で、武器内蔵弾にはLV1重撃弾、LV1貫通氷結弾、硬化弾を備える。
…しかしこの銃には欠点が山ほどあるのが難点。
まずリロード「やや遅い」。このせいで主力のLv1氷結弾が最速装填不可。
さらに物理弾の装填数がショボい。
LV2通常弾4発とLV2貫通弾3発だけしか撃てないため、狩技「全弾装填」の運用はかなり絶望的。
散弾だけは全Lvが3発とそれなりだが、反動「中」なのでサイレンサーを付けなければ撃てない。
そしてトドメがブレ「左右/小」。
散弾運用ならば気にしなくていいとはいえ、属性弾は比較的に大きくブレの影響を受けるのが痛い。
ちなみに今作の硬化弾にはスーパーアーマー付与の効果が無いため、オンラインでの散弾使用は厳禁である。
ぶっちゃけこの段階では、テイルストリングの方が遥かに使いやすいだろう。
なにせあちらはLV2通常弾が9発も装填でき、LV1氷結弾の装填数も巨獣弩より多いのだから。
- 最終強化は「巨弾・弩ッ弩ッ弩ッ」。
カヤンバと同レベルのネーミングセンスガムートの足音が聞こえてくるような
インパクト抜群のネーミングである。
山を侵す禍つ神の進撃に対し、衛士が放った斉射の轟きが由来となっている。
巨弾とはあるが、でかい弾に定評のある大砲弾は撃てない。
出てくるのは普通の弾である。
- 性能を見れば攻撃力240とやはり高く、防御力ボーナスが+25にまで上昇。
しかもこのクラスの攻撃力の武器は大抵マイナス会心を抱えているものだが、巨弾は会心率0%と安定している。
…が、欠点は何一つ克服していない。
スロット無し、リロード「やや遅い」、反動「中」にブレ「左右/小」と特に変更はない。
通常弾は5/7/0発と地味、貫通弾は0/4/0発と論外。
一応、散弾は5/5/5発と増えているが、散弾銃としてはもうひと頑張りしてほしかったところ。
しかしLV1氷結弾の装填数は5発になっているし、拡散弾も3/3/2発とやたら多い。
武器内蔵弾も装填数が1発や2発とはいえLV2氷結弾やLV2重撃弾が新たに対応している。
よってこの武器の終着点は「氷結速射が使える散弾銃」という事になる。
…つまり、ソロでジンオウガやドスガレオスを狩る時くらいにしか使えない。
他の四天王のライトボウガンは素直で汎用性の高い銃ばかりであるため、なおさら残念に見える…。- 実は単純に氷結速射銃として見るならば、Lv1氷結弾の装填数はトップで攻撃力もかなり高い。
ブレだって5スロスキルで対応可能な範囲内である。
が、やはり速射が強ければそれでいいというわけではない。
全弾装填で実質装填数を増やすと、火力増強も狙えるのだが、
LV3通常弾や貫通弾がダメダメな本武器では伸びしろも小さい。
ソロでジンオウガやドスガレオスを狩る時は間違いなく最強のライトボウガンと化すのだが…。
氷弱点の相手であれば内蔵弾だけでローコストに狩猟できるハーイゲヴァーで十分というのは禁句*1。 - 前述のようにLV1氷結弾に関してだけは最大の威力を誇っているが、
そのLV1氷結弾だけを撃ち続けて最高火力を実現する方法もある。
それは「ブシドースタイルによるパワーリロードのみで戦う」という戦術。
この方法ならば全弾装填は必要なく、超高火力の氷結速射を休みなく撃ち続けられる。
相手の攻撃を完璧に見切って一方的に属性弾を撃ちまくれば、
かつてない程にスタイリッシュかつ強力である。
スキル構成もブレ抑制+1に可能な限りの氷属性強化を入れるだけなのでお守り難易度もさほど高くない。
ただ、そんなプレイはマルチでは成立しにくいのだが。- やたら攻撃範囲の広い燼滅刃相手ではマルチでもジャスト回避の機会が多く、
塵粉纏い部位に氷結弾を叩き込むのには困らないかもしれない。
塵粉の無い間は共にLV2の通常弾と貫通弾をちょぼちょぼ撃つしかないが。
まあソロで塵粉集めマラソンするときが一番輝く気もする。
- やたら攻撃範囲の広い燼滅刃相手ではマルチでもジャスト回避の機会が多く、
- 実は単純に氷結速射銃として見るならば、Lv1氷結弾の装填数はトップで攻撃力もかなり高い。
- ちなみにこの武器、生産しようとするといきなり「巨獣の鼻棘」を3つも要求される。
ガムートの鼻の部位破壊はやたら面倒くさい事で有名であるため、いきなりここで躓くガンナーも多数。
それでも頑張って作っても上記のような性能なので、なんだか割に合わないと思う人も多いだろう。
そもそもハーイゲヴァーですら担ぐ相手に困るくらい氷にとって冬の環境であった。
MHXX
- MHXでは散々なネタ扱いの武器だったが、G級強化をすればまだ希望はある!
と山神を信仰するポッケ村住人は考えた事であろう。
そんな訳でG級ガムート等の素材で強化される「弩ッ弩ッ弩ッMAX」の性能はというと- かなり高い攻撃力340、会心率は0%
- あって嬉しい防御+30
- 最後まで消せなかったブレ左右小
- こちらも最後まで変わらなかったリロードやや遅い、反動中
- 武器内蔵弾を中心にした氷結関連弾特化にするならば、
両LV貫通氷結弾の速射ができる口裂けハーイザルヴか、
LV2貫通氷結弾とLV2氷結弾が速射できるブリザードタビュラに敵うべくもない。
この2丁はどちらも物理貫通弾の扱いに長けているため、
散弾しか撃てない弩ッ弩ッ弩ッMAXより数段扱いやすい。 - 調合撃ちが可能なLV1氷結弾をメインにしようとすると、今度はザンブル=ダオラが立ちはだかる。
属性弾のラインナップは貫通氷結弾のレベルが違っていること以外似たような状態だが、
こちらがLV1氷結5・LV2氷結4・LV1貫通氷結3という心もとない装填数であるのに対し、
ダオラはLV1氷結5・LV2氷結6・LV2貫通氷結7という圧倒的装填数を誇る。
リロードやや遅い・ブレ左右小と言う取り回しの悪さは同じだが、
あちらはLV2通常弾の速射を持っているため、サブ物理弾として強力なのは言うまでもなく、
全弾装填のゲージの溜めやすさが天と地ほどに違う。
そして反動は小なので徹甲榴弾や麻痺弾などの搦め手も遠慮なく飛んでくる。 - これらの銃はいずれも攻撃力330ラインであり弩ッ弩ッ弩ッより下であるが、
ここまで他のスペックで差があると攻撃力10の差では敵わない。
使ってやれば使えなくはない性能なので、周りが悪いと嘆くべきか。
銀嶺弩
MHXX
- MHXXで新たに登場した二つ名モンスター、銀嶺ガムートの素材で銀嶺弩が作れる。
- 究極強化の弩ッ弩王の全連射の性能は
- 攻撃力340、会心率0%
- 防御力+40
- リロードやや遅い、反動中、ブレ左右小
- スロット0
二つ名武器の常としてスロットが0だが、これは通常種の弩ッ弩ッ弩ッからしてスロ0なので
タダで狩技ゲージボーナスがついたと考える事ができる。
- 対応弾のラインナップもほぼ変化無し。
LV1徹甲榴弾2発が追加されているがそのくらいで、
LV2通常弾と両LV睡眠弾が1発ずつ減った以外は全て同等または1発増えている。
- 唯一の大きな違いとしては速射対応がLV1氷結弾からLV1貫通氷結弾に変わっている事。
これにより氷結特化武器としての道が開けたかと思いきや、
氷結特化銃としては前述の通り他にも複数存在している。
取り回し部分も攻撃力も変わらない以上、他の候補の方がずっと使いやすいのは変わらない。- ちなみに通常種武器が最後まで持てなかった、アーマーつき硬化弾こと硬化強靭弾に対応している。
これで散弾撃ち放題やったね!と思いきや、
そういう事をするならこれまた然るべき銃でやった方が良い。
- ちなみに通常種武器が最後まで持てなかった、アーマーつき硬化弾こと硬化強靭弾に対応している。
余談
- 攻撃力の水準だけを見ればライトボウガン最高の数値を誇り、そこに破格の防御ボーナスまで付く。
これをブレ抑制+1(5スロスキル)にサイレンサー装着だけでどうにか普通に使えると言うのは
ある意味では四天王武器として優遇されている部分もあるのかも知れない。
もっとも、このポンコツ振りではだからどうしたとしか言い様が無いが、
開発スタッフとしては散弾銃としてド級弩を超える大業物のつもりだったのか、
ガムートを50頭狩猟すると「超ド級」の称号を入手できる。
どうせなら、アルデバランを得物に愛用しているライトガンナーはこの称号を狙ってみると良いかも知れない。
「ド」や「弩ッ弩ッ弩ッ」を背負ってこの称号を名乗るのも有りと言えば有りだが