MHF-Zに登場する、辿異種フルフルの素材を用いた双剣。
刃には強力な電流が走る。
概要
- MHXのフルージェントダガーに続き登場した、フルフルモチーフの双剣。
MHFでは一応G級フルフルの「蒼雷響」という双剣が存在はしているが、
こちらはホワイトファングSPのコンパチであり、モチーフがフルフルではなかった。
- 辿異種フルフルは異様に発達した「頭」が特徴で、
武器もその「頭」を彷彿とさせる(というより、頭そのものを使ったような)異形の外見を持つものが多いのだが、
絶雷振双剣に関しては頭がモチーフと言われればなんとなくそんな気がする程度のものとなっている。
- 武器の形状としては、両端に刃が付いているいわゆる「両剣」。
両剣は現実の実用性には激しく疑問が残る(反対側の刃で自分を傷つけかねないなど)武器だが、
リスクを背負い超手数特化となるMHFの双剣にはある意味ぴったりかもしれない。
フルフルの翼爪と見られる装飾が施されている他、
ギミックとして、抜刀中限定で怒り時の辿異種フルフルの頭部のように青い光が刀身に流れる。
性能
- 辿異武器は4段階の強化制を採っており、GR200で最初の生産が解禁され、
GR400、GR600、GR800でそれぞれ強化が可能となる。
絶雷振双剣は生産後、絶雷振双剣【電電】、絶雷振双剣【鳴鳴】、
そして絶雷振双剣【雷雷】と強化していく。
電電と雷雷が非常に紛らわしいので誤記には注意したい。
- まず、生産時点の性能は下記の通り。
近い性能を持つG級・遷悠武器の性能も併記する。武器名 攻撃力 属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠発動時) 他 絶雷振双剣 658 雷500 0% ◇◇◇ 紫40
(空30紫60)《属撃強化》 技巧的機械鋸Lv50 648 雷630 0% ◇◇◇ 紫50
(空30紫70)《G級技巧》 幻雷神双【夢幻】Lv50 665 雷490 0% ◇◇◇ 紫90
(空35紫105)防御力+80 真・王牙双刃【天業】 666 雷820 0% ◇◇◇ 紫40
(空40紫50)《遷悠武器》
- 絶雷振双剣は技巧的機械鋸と幻雷神双【夢幻】のちょうど中間的な性能になっていると言える。
やや器用貧乏な感もあるはあるが、バランスは取れていると言えるだろう。
紫ゲージの量では幻雷神双【夢幻】に劣るが、紫の次はフルフルをイメージした(?)長い白ゲージのため、
巧流なしでも継戦能力はそれなりにある。
ただ、特に極ノ型で用いる場合は巧流も含めたケアが必要になるだろう。
なお生産時点でMHF-G時代の最先端であるG級武器Lv50と同等の性能であることから、
生産時より主力として投入していけるのもこの武器の利点である。
- 真・王牙双刃【天業】に対しては、紫ゲージの量と辿異スキルを除くあらゆる点で劣るものになっている。
遷悠武器も辿異武器同様に、武器スロットをシジルと装飾品両方に使え、
なおかつ双剣と相性の良い早食いまで搭載しているのだからどうにもならない。
辿異スキル「属撃強化」についても、雷属性値が1.5倍以上の差であるためこの時点では決定打になりにくい。
ただし、真・王牙双刃【天業】はGR500で用意できる武器のため、
本来比較すべき段階は次の【電電】か【鳴鳴】である。
- 生産素材は、辿異種フルフルのコモン素材である「プリプリした皮」5個、「アルビノの蒼血」3個、
翼破壊、もしくはクエスト報酬で出る「アルビノの柔翼」1個となっている。
いずれも★1から入手可能で、最悪部位破壊が達成できなくても生産にはこぎつけられる。
アルビノの柔翼については、辿異種フルフルで新たに破壊可能になった「翼」を壊す事で、
これか上位素材の「アルビノの上柔翼」のどちらかを確定で手に入れる事ができる。
一応クエスト報酬でも出る事は出るが、アルビノの上柔翼も強化で使う事になるため、
壊せるなら壊していった方がよい。
- 絶雷振双剣【電電】に強化を行うと、
- 攻撃力686
- 雷属性700
雷属性値で若干劣るというところまで肉薄することができるようになる。
強化素材は辿異種フルフルの準コモン(★2以降のコモン)である「アルビノの絶縁膜」3個、
「アルビノの柔翼」2個、そして辿異種★2フルフルの頭破壊限定(破壊で100%出る)素材
「アルビノの極上頭」1個。
フルフルは★2以降、凶悪無比な攻撃を多用してくるようになるため、
ここから強化難度がある意味で跳ね上がる事になる。
柔翼は★1でも入手できるため、最初は頭を重視して狙っていくとよい。
- 更に絶雷振双剣【鳴鳴】へ強化すると、
- 攻撃力714
- 雷属性900
天廊武器とG級進化武器(BP進化武器)を除くと、MHF-Z時点では最高峰の雷属性双剣となる。
なお天廊武器に関しては、黒い天廊武器アゲンストザウィンドにて、
一般的なカスタマイズを行った場合攻撃力707、雷1300となるため、攻撃力だけならこちらが勝っている。
天廊武器と違いこちらは武器スロットでシジルによる会心率・属性値強化や装飾品によるスキル調整が可能で、
シジル次第では素の性能で超える事も決して非現実的な話ではない。
強化素材は辿異種フルフルの準コモン(★2以降のコモン)である「アルビノの触覚毛」5個、
「アルビノの上柔翼」1個、そして辿異種★3フルフルの頭破壊限定素材「アルビノの極剛頭」2個。
この中で最大のストッパーはやはり上柔翼だろう。
現状翼破壊でしか出ないレア素材で、難易度による入手率変動も極端ではない。
- そして最高難度の★4を制し、絶雷振双剣【雷雷】へと強化すると、
- 攻撃力742
- 雷属性1200
- 斬れ味ゲージが延長し、デフォルトで空色ゲージが発現する
物理面ではG9.1以後の始種武器を素で上回り、始種防具1部位搭載の始種武器に僅かに劣る程度となる。
こちらは防具構成に縛られないという利点を有し、攻撃力差もシジルで覆そうと思えば覆せる。
また、先述したアゲンストザウィンドの属性値はシジルで容易に超えることができるだろう。
この属性値は単属性の「シジル焼き付け可能武器」としては、
G級武器、遷悠武器、改G級武器の全てを根本的に凌駕している。- G級進化武器(BP)の絢爛(属性特化)派生のLv100ですらも属性値は1000である。
(ただしG級進化武器は圧倒的な攻撃力も併せ持つので属性値が上回っているから強いというわけではない)。
いかにこの双剣が吹っ切れたような凄まじい属性値になっているかがわかることだろう。
- なお辿異スキル「属撃強化」は、属性特効スキルと併用することで性質が発揮され、
本来雷属性肉質20以上ないと反応しない属性特効が、
それ以下の肉質(具体値は不明)でも機能するようになるというものである。
非常に高い属性値を有するこの武器にうってつけの辿異スキルだが、
属性特効は現状の装備ラインナップではやや発動しづらく、
発動できても追加ダメージの拡張としての効果が主となるだろう。
そのため、現時点では発動できそうな見込みがあれば発動させる、ぐらいで良いと思われる。
- 強化素材は、★2以降入手率が上がっていく真珠色の極柔皮を3個と、
★1~★4共通のレア素材(こちらも高難度で入手率が上がる)「アルビノパール」を2個、
そして★4フルフルの発達部位破壊素材「アルビノの極絶頭」を3個である。
アルビノの極絶頭さえ入手できれば、あとは一応どの難度でも素材回収が可能である。
- この武器の最大の難点は、相手がMHF-Z直後の辿異種でも最強格と恐れられる、
辿異種フルフルであることそのものに他ならない。
辿異種フルフルは初見殺し技を満載しており、装備を適合させていかないと本質的な対策は見込めない。
そして装備面で対策を万全にしても、油断したら文字通り一瞬でベースキャンプに送り込まれてしまう。
また双剣にとって狙いやすい脚の素材ではなく、嵐ノ型までは狙いにくい翼の素材が必要なのも厄介。
逆に言えば対策として何をすべきかが明確なモンスターなので、ある意味ではやりやすい。
極ノ型では翼を狙いやすくなるので、それを用いるのも手。