MHP2G、MHP3、MH4(G)、MHX(X)に登場するウカムルバスの素材から作れる防具。
見た目はウカムルバス本体と同様かなりゴツゴツしており、好みが分かれると思われる。
目次
性能
MHP2G
- 防具は一式装備で剣士の場合斬れ味レベル+1が発動し、ガンナーの場合は装填数UPが発動する。
特に、斬れ味や溜め性能の悪いアカムト武器と相性が良い。まさに二つの神の力である。
他に剣士は耐震と心眼、ガンナーは装填速度+3、マイナススキルは両者共通で悪霊の加護が発動する。
特にガンナーの腕と脚は装填速度のSPが6ポイントもあり、組み合わせに向く。
- 各部位にレア素材の崩天玉が一個要求されるため、一式揃えるどころか一つ作成するのも苦労する。
なお、スロットは各部位2個で計10個空いている。
- 武具説明文によると、落ちてくる太陽を受け止めたりできるらしいが、
火耐性が極端に低い為、太陽にも喩えられるテオのブレスどころかクックの火炎液で死ねる(特に剣士系)。
しかもハンター大全においては太陽を受け止めるなどといったトンデモ設定も存在しない。
MHP3
剣士用
- 頭と腰はSPが高く、他の防具と組み合わせる際に重宝するが、上述のようにゴツゴツとしたデザインのため、
見た目が崩れやすいのが難点か。
- 余談だが、「心眼」は肉質の硬い部位に、「弱点特効」は肉質の軟らかい部位にそれぞれ有効であるため、
矛盾したスキル構成と言えるが、逆に堅い肉質を気にせずに弱点を狙えると考える事もできる。
しかも業物で斬れ味消費を抑えることも可能。
強いて言えば、弱点をピンポイントで攻撃でき、尚且つ弾かれた際の隙が大きいランス向けといえるか。マイナススキルも影響せず、業物も活かせる。
ガンナー用
- 一式で「弱点特効」、「氷属性攻撃強化+1」、「連発数+1」、「雑念」が発動。
「速射」の存在もあり、ライトボウガンとの相性は極めて良い。
「弱点特効」が発動し、 「通常弾強化」もあと+4ポイントで発動するため、
通常弾速射対応のライトボウガンを運用する際には重宝するだろう。
一式揃えるとマイナススキルとして「雑念」が発動するが、ボウガンを使用することを前提とするなら
全く関係のない話である。しかし、溜めが遅くなる雑念はもちろん、連発数+1も無駄になることから弓との相性は最悪の一言。
一式にこだわらないのであれば、SPが浮いている胴を別のものに変更した方が発動スキルに幅が出る。
- 痛撃+4、速射+5、空きスロ2の頭がかなり優秀。これだけでも作っておくと色々使い回しが効く。
…見た目にこだわらないのならの話であるが。- 今作で猛威を奮うW属性速射用の装備として使われることが多い。
MH4
- ウカムルバス自体の狩猟はできないが、アカムトルム素材との交換で素材を入手することができ、
それを使うことでこの防具を生産することができる。
- スキルは今までとは大きく変化し、なんと真打or剛弾が発動する。
ウカムルバスよ、一体何があった。- スキルの構成から前作のアビスシリーズを連想したハンターも多いだろう。
しかしアビスと違い火事場力+1が付いていることから、そのままでもピンチの時の保険に役立ち、
装飾品と底力+2以上のお守りがあれば真打と火事場力+2の両立というスキル構成が可能。
スキルの組み合わせという面では、過去の真打を持つ一式防具より優遇されていると言える。
- スキルの構成から前作のアビスシリーズを連想したハンターも多いだろう。
- どうしても真打と火事場力+1を両立しつつマイナススキルを消したい場合、
胴をリベリオン・ライオット、頭または脚をリオハートにして底力珠【1】を2つ装着すると
お守りなしで見切り-2を消しつつ真打と火事場力+1を発動させられる。
- 剣士用頭装備のウカムルサクパケは刀匠+1にスロット1とそれなりに需要があったが、
後日配信された大自然に響く狩猟讃歌の配信に伴い作成可能になった
EXインゴットシリーズの登場で状況が一変。
剣士用の頭装備がこちらと同格の刀匠+1Pに加え、スロ2を所持するという大出世を遂げ、
さらにランサーガンサーには嬉しいガード強化と砲術のSPを併せ持つ等、こちらの上を行くスキル性能を誇り、
見た目もアレなためかこちらの頭防具の需要はガタ落ちしてしまった。
一応最終強化後の防御力はこちらが上だがそれならそれで(腕防具ではあるが)ミラバルクロウが立ちはだかる。
と言うのも刀匠・スロットともに1つだけなのは変わらないが、防御力はあちらが上である。
それだけなら属性耐性がこちらは氷・あちらは火なのでまだ使い分けの余地があったのだが
あちらはよりによって斬れ味に+2のスキルポイントがあるので
こちらは完全にお役御免となったのである。
MH4G
- G級ウカムルバスの素材から、ウカムルXシリーズが作成できる。
スキル構成が無印から大幅に変更され、刀匠が無くなった代わりに- 剣士:斬れ味レベル+1、心眼、耐震、弱点特効、悪霊の加護
- ガンナー:装填数UP、装填速度+3、弱点特効、悪霊の加護
スロットも全部位2個空き仕様が復活し、合計10スロットと拡張性に富んでいる。
加護のSPが-13なので、装飾品での打ち消しに2スロット必要だが、
一式運用でも十分優秀であると言える。- 部位毎に見ると頭装備が剣士は匠+3、痛撃+4、ガンナーは装填数+3、痛撃+4と特に強力。
また胴装備は複合スキルの剛腕(スタミナ奪取+KO術)のSPが+4も付いている。
他のスキルも匠+2、剣術+2、加護-3とそこそこ優秀なので、胴系統倍加との相性も良い。
- 製作難度だがラスボス経験のあるモンスター装備としても比較的簡単になっている。
要求されるレア素材は崩天玉x1、ガララアジャラの身も凍るクチバシx2、フルフルの特撰アルビノx1、
それ以外の素材もウルクススの白兎獣の地獄耳x3、ザボアザギルの化け鮫の重鋸歯x3と、
各種竜達の天鱗、天殻を要求される相方のものと比べるとかなり易しさを感じられるラインナップである。
とはいえ、ウカムルバス自体が強敵であるため、細心の注意をはらって挑むこと。
- もう一つ大きな変化として装備のデザインが一新され、
ウカムルバスを表現したような異形の姿から、マントを羽織った重騎士のような佇まいとなった。
マントには盾のような紋章が刻まれており、着彩設定で全体の色を変更できるため印象を大きく変えられる。
ただ、男性装備は比較的マシにはなったとはいえまだゴツく、組み合わせづらさは健在である。
一方女性装備はかなりスマートになっており、組み合わせやすさが増した。
- MH4Gの防具としては割と珍しく、一式でも結構使いやすい。
というよりは完全に今作で需要の大きいラージャン・イビルジョー用防具である。
何気にスロットが10個あるのでその全てに闘魂珠【2】を入れて挑戦者+2を発動させ、
武器スロとお守りで耳栓や砥石使用高速化あたりを仕込めればそれだけで完成する。
ただ、この使い方だとスターナイトの劣化になってしまいやすいのは秘密
- 説明文も一新されたが、ひとつに"迫り来たりて火輪を抱く器にならん"と書かれている。
これは"太陽を受け止められる力"に対応していると思われるが、表現がより抽象的になっている。
モンハンの説明文には性能が誇張されぎみの物もたまに見かけるが、
やはり火耐性が無いにもかかわらず"太陽を受け止められる"などという実際の性能と
あまりにもかけ離れた説明文は流石に問題があったのだろう。
しかし火耐性は相変わらず絶望的で、クックの火炎液も致命傷になりかねない。
ましてやテオのスーパーノヴァなんて食らった日にはBC送り確定だろう。
MHX
- MHXでは一式で、攻撃力UP【大】・体力回復量UPに、剣士用は業物、ガンナー用は散弾強化となっている。
また今作は胴系統倍加対策なのか胴だけSPが控え目に設定されているものが目立つのだが
当のウカムル防具はというと、頭から脚までSPも空きスロも清々しいまでのコピペ性能であるため
胴さえ作れば、あとは全部倍加でもウカムル一式と防御力と耐性(と見た目)以外同じになる。- なお、やっぱり火耐性は壊滅しているので太陽を受け止めようものなら消し炭必至。
- 今回はその異常にゴツい見た目を反映してか防御力がやたら高い。
剣士用をフル強化すると、実に710という凄まじい数字を叩き出し堂々の1位に輝いている。*1
その代償か属性耐性は壊滅的だが…。
- 高防御力でダメージを減らし、回復量UPで被弾時の迅速なリカバリーをし、
攻撃力UP【大】での状況を問わない高火力化、そしてその火力の維持に貢献する業物と
攻・守・継戦能力兼ね備えたハイバランスな防具と言えるだろう。
どんな武器とも相性が良いが、特に素で白ゲージを持つ武器とのシナジーはなかなかのものである。
剣士は匠を必要とせず、会心率の高い武器との相性が特に良いため、
ナルガ武器やレギオス武器、シャガル武器などが相性の良い武器だろう。
肝心のウカムルバスの武器とは軒並み相性が悪いのが残念である。
- 一方ガンナーは散弾強化を活かしやすいアイカオンカムがあるため、
自身の装備と相性は意外と悪くない。
MHXX
- G級防具であるウカムルXシリーズが登場。
スキルは上位防具に寒冷適応が追加され、スロットも頭・腰・脚に一つずつ追加された。
ただしスキルポイントの配分は微妙に変化してしまい、胴倍加で全スキルを発動させることはできない。
非常に高い防御力(剣士用フル強化で870)と残念な属性耐性も据え置きである。
やはり素で紫ゲージを持つ武器の運用が向いている。
また、スロット持ちの武器やお守りとも相性が良く、うまく行けば2つほどスキルが追加できる。
- 寒冷適応のスキルが追加されたため性能をフルに発揮させるためにはフィールドを選ぶことになる。
一応、クーラードリンク使用時の攻撃力UPはフィールドと無関係に効果がある為、
単純な火力向上スキルと見ることもできなくはない・・・かもしれない。- 寒冷地で使うのであれば属性耐性の大きな穴を突かれる心配もあまり無く、かなりの堅牢さを誇る。
特に二つ名持ちモンスターの寒冷地狩猟の際は、その堅実さと力強さを遺憾なく発揮してくれる。
ただし、寒冷地に出現して雷を使うフルフルやキリン等の相手には要注意。
- 寒冷地で使うのであれば属性耐性の大きな穴を突かれる心配もあまり無く、かなりの堅牢さを誇る。
ウカムネコシリーズ
- MHP3から登場したオトモ用のウカムルバス装備。
アカムネコシリーズと同じく、ウカムルネコシリーズではなくウカムネコシリーズである事に注意。
MH4ではウカムルバス自体は登場しなかったが、崩竜の端材は入手できるため、この装備も復活と相成った。
- 「崩剣ネコカムルバス」「ウカムネコサクパケ」「ウカムネコウルンペ」の三点で構成される。
それぞれが白き神の力を宿した伝説の装備と言われており、
武器を振るえば雪崩を呼び、纏う者を百年の氷で守護するという。
氷属性に対しての守りは非常に堅いが、火や雷には滅法弱い。
- 武器の見た目は崩剣ウェンカムルバスに近いが、
オトモ用ということで片手剣並みのサイズにまで小さくなっている。
なお、崩剣ウェンカムルバスが大剣である事やそしてこの武器自体の「崩剣」という銘に騙されやすいが、
打撃属性、つまり鈍器であることに注意されたし。
まぁ確かに見た目からして刃が鋭利とは思えず、その代わりに重厚感溢れた感じではある。
因みにハンター用のウカムル武器のように白き雪神の伝承は語られていない。番外編といったところだろうか。
チャペ(ネコ)カムルバス、と言われても何のこっちゃだっただろうけども - 武器の柄や刃の付け根をよく見てみると、スコップのようなデザインになっていることが分かる。
おそらく、素材元となったウカムルバスがアゴで氷雪を掬い上げる様子を、
スコップに見立ててデザインに採り入れたのだろう。
- なお防具の着彩設定でカラー変更出来るのは
ハンター用防具と同じく、防具の水色の部分。