BGM/アトラル・カ戦闘BGM

Last-modified: 2023-11-17 (金) 04:28:45

閣螳螂アトラル・カとの戦闘で流れるBGM群。

目次

概要

  • 昨今のラスボスの例に漏れず戦闘BGMが複数存在しており、
    本体形態、墟城形態、最終戦にそれぞれ曲が割り当てられている。
    そのため、アトラル・カ戦でのBGMは
    『墟城の魂たる女王(ショートver)』→『蠢く墟城』→『墟城の魂たる女王(フルver)』
    →『蠢く墟城』→『英雄の証 ~ MHXXver.』
    という順に流れる。
    • それぞれの形態が固有BGMを持ち、戦闘中にそれが切り替わるという点は、
      前作のラスボスのBGMにも共通する。
  • シャガルマガラ等と同様、モンスターに発見された時点で戦闘曲がかかり、
    発覚BGMは一切流れない仕様となっている。

墟城の魂たる女王

使用作品
MHXX
収録
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
  • 第一形態及び第三形態で流れるBGM。
  • 古代エジプトを想起させる独特なメロディが特徴。
    この形態のアトラル・カはアグレッシブに動き回り、大型モンスターとして戦闘を行う。
    その軽快さを表すかのように曲のテンポは早めで、サビに近づくにつれて曲調が激しくなっていく。
    • 古代エジプト風の戦闘BGMには、MHXRのネフ・ガルムドという前例がある。
      あちらは音源化されていないので、聴き比べるのが難しいところだが。
  • アップテンポなので気が付きにくいが、
    蠢く墟城と同じようによく聞くと四天王BGMのフレーズも散り入れられている。
    曲の始めを0.75倍速ほどにすると蠢く墟城とほぼ一致しているといえばわかりやすいだろうか。
    とは言え前述のように意識しないとわからない形で取り入れられているため、
    いうなれば瓦礫を集めるが、
    集めた後とは似ても似つかないモンスターであるアトラル・カの性質を表現しているのだろうか。
  • 実は第一形態ではサビがカットされた短縮版が流れる。
    ハンター相手にまだ本気を出していないという事だろうか……。
    そのため、完全版が流れるのは第三形態のみである。
    • とはいえ、全国のハンターに狩り尽くされた結果その動きも洗練され、
      特に第一形態の場合大概はサビ付近に足を踏み入れる前に形態変化してしまうので
      この仕様に最後まで気が付かなかったハンターも少なくない。

蠢く墟城

使用作品
MHXX
収録
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
  • アトラル・カが墟城に乗り込み、超大型モンスター「アトラル・ネセト」となった時の戦闘BGM。
    第二形態と第四形態で流れる。
    • MHXXの集会酒場に存在するアトラル・カ討伐のクエスト名も、この曲名と同じ「蠢く墟城」である。
  • PV第3弾のラストで使用されたイントロに始まり、
    ゆっくりとのしかかるような旋律が続く。
    曲の中盤、ハンターを鼓舞するかのようなパートが流れた後、
    龍識船のテーマ「狩人を乗せて」と龍歴院前集会所のBGMのフレーズを使用したサビが入る。
    サビの部分はもの悲しさを感じさせるような曲調であり、物語が終盤であることを思わせる。
    なお、ここは天空の聖嶺などと同じフレーズのアレンジとなっている。
    • イントロの後からサビの直前までは、何と四天王BGMのアレンジメドレーとなっている。
      具体的には、0:14~0:21、0:29~0:38に「灼熱の刃」、0:40~0:48に「電の反逆者」、
      0:49~0:56に「妖艶なる舞」、0:56~0:59に「不動の山神」のフレーズが使われている。
      特に「灼熱の刃」と「不動の山神」の部分が分かりやすく、なんとなく気づいた人もいる事だろう。
      また、このパートには『キリキリ』と弦を張り詰めているような音も時折挿入されている。
      灼熱の刃のフレーズとオリジナルのフレーズの切り替え際に集中しており、
      アトラル・カが残骸を組み上げるために糸を引いているイメージであると同時に、
      BGM同士を縫い合わせている音をあらわしているのかもしれない。
    • さまざまなBGMから寄せ集められたフレーズが比較的わかりやすく曲を構築している様は、
      さながら残骸の寄せ集めから成るアトラル・カの墟城を表しているかのようである。
      瓦礫の主であるアトラル・カのBGM「墟城の魂たる女王」と比較し、
      こちらは集めた瓦礫で構成された居城であるアトラル・ネセトのBGMということなのだろう。
      また、物語のラストを彩るMHXシリーズのBGMの集大成的な意味もあるのかもしれない。
  • ちなみに、墟城に乗り込むとBGMの音量が僅かに小さくなるという仕様がある。

英雄の証 ~ MHXXver.

使用作品
MHXX
収録
モンスターハンター 狩猟音楽集XX
  • 二度に渡る墟城戦を制すると、カメラが切り替わり、特殊なムービーが挿入される。
    崩壊する墟城に浮かび上がる巨大な車輪、
    土煙の中から妖しく輝く双眸を睨ませ一際大きな咆哮を上げる閣螳螂…。
    その瞬間にかかるこの音楽はPV・OP・タイトル画面でも流れていた、
    英雄の証のMHXXアレンジなのだ。
    予想を超えたこの演出に、多くのハンターは魅了され、高揚したことだろう。
    • 負ける気がしなくなる良演出ではあるが、最終形態のアトラル・カは
      これまで以上に激しい動きでこちらを追い詰めてくるため、気の緩みは一切許されない。
      ムービーの直後は怒り状態になっているので尚更警戒が必要である。
  • 歴代の英雄の証とは別物と思えるほど曲調が変わっており、
    全体的に勇壮さや高揚感をさらに押し出した雰囲気になっている。
    また、英雄の証としては、初の混声コーラスが入っている。
    ハンターを讃えるような壮大なファンファーレから始まり、
    一旦の静寂を挟んでサビをアレンジしたパートで徐々に曲を盛り上げていく構成となっている。
    • アトラル・カは最終形態突入後、確定で巨大車輪突進を繰り出す。
      妨害が入らない限りは、この行動と曲が盛り上がっていくパートが綺麗に重なるようになっており、
      決戦の開幕を印象付ける、凝った演出となっている。
  • サウンドトラックに収録されているフルバージョンでは
    途中で一度曲調が落ち着き、静かな雰囲気のパートが挟まれる。
    その間に流れるメロディは、なんと初代英雄の証の間奏フレーズ
    暖かな懐かしさを感じさせる、原曲を強く意識した曲調で収録されている。
    この思いもよらぬファンサービスに、特に古参ハンターは感動を覚えるのではなかろうか。
  • この「英雄の証 ~ MHXXver.」で流れる初代英雄の証の間奏フレーズ
    ゲーム中はおろかYouTubeの試聴動画でも聴くことができず、
    「モンスターハンター 狩猟音楽集XX」でしか聴く事ができない。
  • なおこちらも参照のこと。

関連項目

モンスター/アトラル・カ