ハウツー/ソードワールドの遊び方

Last-modified: 2023-08-07 (月) 11:14:13

ソードワールド1.0セッションの流れ

プレイに必要なもの

  • 参加者(1回のプレイ毎に)
    • ゲームマスター(GM):1名
    • プレイヤー(PL):1~6名程度(慣れない内は3~4名がベストだと思われる)
  • ルールブックもしくはルールサマリー
  • 時間
    • 一度のプレイングでおおよそ3~4時間が平均時間だと思われる。
    • 慣れない内はもっとかかるかも。
    • 基本的に3時間を目安に考えています。

心構えやらなんやら

  • ロールプレイングゲーム
    基本的に、役割(ロール)を遊ぶ(プレイ)するゲームです。

    ソードワールドではまず大前提として「冒険者(荒事OKで、一攫千金を狙う山師のようなもの)」です。

    プレイヤーは「冒険者」キャラクターを作成し、

    どれも一長一短の技能をいくつか、あるいは選択して選び、

    様々な危険や荒事を突破して冒険を行い、成長して英雄となるのです。


  • どんな役割(ロール)があるの
    ソードワールドには、おおまかなゲームの流れに必要となる技能があり、

    プレイヤーはこれを一つ、ないし複数選択して成長させていくことで、その技能のもつ役割をこなして、ゲームを進行させます。

    技能をキャラクターの作成ルールに従い取得することで、キャラクターの作成と成長を行います。

    おおむね、一つしか取らないとそれしかできない、たくさん取るとどれもビミョイという悩ましさがあります。

    この技能の選択によって、できることが変わってきます。

    技能に関する詳しい情報はこちらのページを参照してください。


  • 遊び方の姿勢っぽいなにか
    基本的に、IRCチャットにてキャラクターになりきって遊びつつ、

    ゲームなので、シナリオクリア目標は何か、クリアの鍵は何かを考えて、それに近づくようになんらかの行動を起こし

    その場その場で、自分のキャラクターに何ができるか等を考えつつ、

    おいしい所を面白おかしくかっさらってゆけばよろしいかと思います。

セッションの大まかな進行手順

※以下のやり方はあくまでGMひよたのやり方で、人によって様々であります。


  1. 導入フェーズ
    シナリオの始まり部分。この部分で「何をするシナリオなのか」が説明される。
    シナリオクリア目的そのものが明記される事もあるが、ほのめかす程度な事も。
    プレイヤーがNPCより依頼を受け、その依頼の説明を受ける、といった流れが通例。
    続き物だったら前回のあらすじなんかもここに入る。
    • ここは主に会話パートとなる。各自思い思いにしゃべると良い。
    • 場合によっては、情報を得るためにセージやバードの知識判定を行う事もある。



  2. 準備フェーズ
    物品の購入等、冒険するにあたり必要な準備を行う。
    特に何もなかったり、そもそも準備する余地がない時なんかはカットされる。
    • ここは特に会話等のやり取りはない。
    • GMに対してあれ買うこれ買うといったシステム的なやりとりのみが行われる。



  3. 探索フェーズ1
    目的地に到着し、クリア目的を達成するためにその場を探索する。
    大体の場合は洞窟や遺跡等のダンジョンを歩き回る事になる。
    屋内か屋外かでシーフレンジャーが目をギラギラさせる事になる。
    雑魚敵や中ボスなんかの細かい戦闘は大体ここに押し込められる。
    • 主にシーフやレンジャーが探索系ロールで活躍する。見せ場の一つ。
    • 罠発見や開錠等、見せ場は幾つでもある。存分に活躍しよう。
    • 他にもシャーマンやソーサラーが頭を使って活躍をかっさらっていく事も可能。
    • 雑魚との小競り合いではファイター等の戦闘職も活躍できる。
    • シナリオ中一番やれる事が豊富で、誰でも楽しめるシーンである。



  4. バトルフェーズ
    探索フェーズにて最深部や目的の場所へ辿りついた後にこのフェーズに入る。
    いわゆるボス戦。ボスのないシナリオの場合はカットされる事もあるがまぁ大体ある。
    ファイターが目を輝かせ、ルーンマスターがここぞとばかりに魔法をぶっぱしまくる。
    大きいシナリオだと連戦になったりする事もままあるので油断は禁物。
    • 主にファイターがボスとにらみ合って衝突しまくる最も盛り上がるシーン。主役ファイターの見せ場。
    • 精神を温存したルーンマスターも派手に立ち回る事が出来る。これもまた見せ場の一つ。
    • シーフは状況にもよるが基本的に取り巻きの相手をするのが妥当。
    • ただし自分が狙われてないならクリティカル狙いで強打してみるのもロマン。



  5. 探索フェーズ2
    ボスを倒した後、戦利品や目的のブツなんかを探すフェーズ。
    あちこち探し回るケースは稀なので、大体すぐ終わる。
    • 見つかる物品や情報等に対して、セージ等の知識判定が行われる事が多い。
    • また物品の探索自体はやはりシーフやレンジャー頼りとなる。




  6. 拠点に戻り、依頼完了を報告して報酬をもらってシナリオクリアとなる。
    この際に重要な話なんかを聞かされたりするケースもある。
    リザルトを出して、経験点をもらって技能や能力値を成長させるのも大体ここになる。
    • 導入と同じく会話パート。思い思いにしゃべろう。

戦闘の流れ

ソードワールド1.0における戦闘は「行動宣言制」となります。
これは「あらかじめ何をするかを宣言し、全員の宣言が揃ったらそれに沿って処理を行う」というものです。
主な流れは以下のようになります。


  1. 敵とエンカウントする。
    この時点では敵がなんなのかわかっていない事が殆どです。
    セージの怪物判定で敵データを得る事が出来ます。
    その際は相手の知名度を目標値とし、結果が「同値」なら名前とレベルが、「超過」なら全てのデータが開示されます。
    ただし、ボス等の場合、生命点等一部のデータがマスクされている場合もあります。
    これは演出上のものなので、たとえ判定で自動成功を出したとしてもGMがマスクといったら秘匿されます。(笑)



  2. 行動順を確認する。
    たとえ敵の情報が開示されなかったとしても、どういう行動順になるのかはここで明らかになります。
    各キャラクターの敏捷値が判断基準となり、敏捷値が高い順に行動が処理されていくわけです。



  3. 位置関係を把握する。
    敵との距離や、位置情報などを把握します。
    距離によってできる事できない事がありますので、行動の指標にしてください。



  4. 行動を宣言する。
    この際、パーティの知力が敵より高い場合、その敵の行動宣言を先に聞く事が出来ます。
    誰がどれにどのように狙われるか、等もはっきりとわかりますので、対策を立てる事が容易になります。
    行動宣言の際には「行動:○○」というように、文頭に行動宣言を示すタグをつけるとGMが処理しやすいです。



  5. 行動を処理する。
    全員の行動宣言が出揃ったら、いよいよアクションです。
    行動順に、各種判定ロールを行い、結果を出していきます。
    全員分の行動処理が終わったら、4の行程に戻ります。戦闘はこれを繰り返す事になります。



  • 以上の手順の内、「4~5」の流れを「ラウンド(R)」と呼びます。
    1ラウンドは大体10秒程の出来事とされます。

成長のさせ方

ソードワールド1.0では、シナリオ終了後に、目標クリア成否や討伐モンスター数に応じて経験点が得られます。
手に入れた経験点を消費して、技能レベルを買う事によって、その技能を成長させる事ができます。
冒険者レベルとは、所有している技能の最もレベルの高いものと同じ数値になりますので、技能レベルを上昇させる事が、すなわち冒険者レベルを上昇させる事になります。


基本的に、レベルが上昇しても能力値が上昇する事はありません。
ですが技能レベルや冒険者レベルが上昇すれば、その分各種判定の補正値が上昇しますので、結果的に強くなる事になります。
どうしても能力値を上昇させたい場合は、技能レベルと同じように、経験点を消費して能力値を買う、という形になります。
この場合、人間以外の種族は能力値の上昇に限界があり、それはキャラメイク時に発生しうる最大値になります。
人間以外の種族の場合は、その値を超える事は出来ません。

レギュレーション

  • コンセプト「楽しさ重視」
    • 堅実なプレイも勿論可能ですが、ネタに塗れたプレイも大歓迎。
  • 基本は完全版準拠。
    • サプリメント等は、ルールサマリーに表記があるものは許容。
    • それ以外は基本的に無しの方向で。(GMがわからないから)
  • 選択ルール:全許容
  • 異種族系列:基本無し
    • 種族間のダイス設定や思想、行動等が把握しきれないから。
    • ただし、場合によってはダークエルフやオリジナル種族もアリかもしれない。
    • 面白さ重視。ただしロールプレイを忘れないように。