ハウツー/レンジャー技能とは?

Last-modified: 2012-10-01 (月) 14:59:14

レンジャー技能とは?

遠隔武器の扱いに長けた屋外のスペシャリスト。
シーフが屋内の仕事を担当するならば、レンジャーは屋外の仕事を担当する。
シーフが屋内で出来る事は、屋外であればほぼ全てレンジャーが出来る事となる。
戦闘面では遠隔武器を専門に扱うシーフのような存在で、遠隔武器以外の武器を使用する事が出来ない。ただし遠隔武器であれば筋力いっぱいの重い武器を扱う事が出来る。
防具の制限はシーフと全く同じである。

レンジャー技能の特徴

シーフとは対をなす、屋外におけるスペシャリスト、それがレンジャーである。
シーフ程豊富ではないものの、屋外においてレンジャーが担う役割はシーフのそれと同じくらい重要となる。
また、不意打ち等の虚を突いたものに対し、ペナルティを軽減出来る可能性を持つ「危機感知」の判定を行えるのはレンジャーだけであり、PT内に一人いると冒険がかなり安定する事になるだろう。




戦闘におけるレンジャーは「遠隔武器を専門に使って攻撃する」、いわば後衛である。
遠隔武器は接敵範囲内では使えないという制限を持つが、全体的に攻撃力が高く、またファイターやシーフに守られながら一方的に敵を攻撃する事が出来るのが最大の利点。
また、一人だけPTから外れて物陰に潜み、敵に察知されない位置から強力な一撃を狙う「不意打ち」や「狙撃」も、レンジャーの特色をよく出す戦闘行動といえよう。




遠隔武器の中でも、クロスボウやクレインクインといった自動弓の類は、特に攻撃力がズバ抜けて高い遠隔武器である。
これらは火力が高い代わりに、一度攻撃をすると次の攻撃を行うまでに一定の時間がかかるという弱点がある。
そのため基本的には使いづらい武器なのだが、これを多数揃えて持ち換えを駆使し、次から次へと攻撃を行うと、それはファイターの攻撃を遥かに凌駕する強力な連撃を生み出す事になる。
この戦術も、またレンジャーならではのものである。

レンジャー技能でできる事

戦闘

レンジャーにおける「戦闘」とは、装備した遠隔武器で攻撃を試みるというものである。
レンジャー技能による戦闘を行う場合、武器は「筋力分までの遠隔武器」に限定され、また防具は「筋力の半分以下の非金属鎧」に限定されることになる。

応急手当 / 関連項目:無し

これはヒーラー技能による応急手当とは似て非なるものである。
生命点が「0」となって気絶している対象に対し、発動判定を成功させる事で生命点1の状態に回復させる事が出来る。
ただし生命点がマイナスとなり、死んでいてもおかしくない程の重傷を負っている場合は応急手当では回復できない。
また、戦闘の真っ只中等、悠長に手当てを行える状態にない場合も、同様に応急手当は使えない。
あくまで、プリによる回復を得られるまでの応急手段である。

カモフラージュ / 関連項目:知力B

仕掛けたトラップや特定の物品等を隠蔽し、容易に発見できないようにする技術。
特に落とし穴やトラバサミ等のトラップを隠蔽するのによく多用される。

危機感知 / 関連項目:知力B

自分やPTメンバーの身になんらかの危険が迫った時、それを事前に察知し、被害を少なくする事が出来る。
敵からの不意打ちを免れたり、トラップ等の発動を事前に察知して回避する事が出来る。
基本的には受動タイプで、GMが要請した際に初めて判定を行う事が出来る。
そのため、危機感知を使いたいならばそれを出来る位置取りをしていなければならない。
例えば、最後衛に居たなら前衛への危機を感知するのは難しい、といった具合である。
また、自ら判定を行いたい場合は、GMに申請し、GMが許可する事で試みる事ができる。

不意打ち / 関連項目:知力B

自らの存在を敵に認知されていない状態で、敵に対して不意打ちを試みる事が出来る。
不意打ち判定に成功すると、不意打ちされる対象は「回避に-4」のペナルティを受ける。
当然ながら、相手に存在を認知されていると不意打ちはできない。
潜伏等のスニーキングアクションと組み合わせて、初めて効果が発揮される行動といえよう。

足跡追跡 / 関連項目:知力B

床や地面についている足跡を見つけ、種類等を特定し、それらが向かう先を見極める。
屋内でも使用でき、これによって敵の大まかな種類や数、目的地へのルート等を判断できるため、非常に優秀。
場合によっては隠し通路等を発見するのにも一役買う事が出来る。

罠発見/罠感知(屋外のみ) / 関連項目:知力B

仕掛けられているトラップを探し出したり、トラップの気配を感じ取る事が出来る。
トラップ毎に指定された目標値を超えているなら、罠を見破る事が出来る。
シーフのそれと全く同じで、それの屋外版といえよう。

罠解除/設置(屋外のみ) / 関連項目:器用B

トラップを分解、解除して無効化する事を試みる。また自前のトラップの設置を試みる。
大体の場合、失敗するとそのトラップが発動したりするため、緊張するシーンである。
シーフのそれと全く同じで、それの屋外版。ただしシーフツールは不要と、ちょっと優遇されている。

生存術(屋外のみ) / 関連項目:生命B

過酷な状況下(砂漠や極寒、密林の奥深く等)に置かれても生きていくためのサバイバル術。
劣悪な環境に置かれる場合、様々なペナルティが課せられるのだが、レンジャーはこれによってそれを軽減、回避する事が可能となる。
場合によってはPT全体の命運が委ねられる事もあり、侮れない重要技能の一つ。

聞き耳(屋外のみ) / 関連項目:知力B

森の中や山の奥地等、眼前に広がる空間に聞き耳を立て、音でその先を調査する。
使い方としてはシーフのそれと殆ど同じだが、屋外使用の都合上、シーフのそれとは少し判別できる音の種類が異なってくる。
空から襲ってくる敵等の接近を察知したりも出来るし、場合によっては敵の不意打ちを察知できる事もある。
レンジャーのテリトリーにおける探索パートの要といえる技能となる。

忍び足(屋外のみ) / 関連項目:敏捷B

音を立てずに静かに移動するスニーキングアクション。潜伏、尾行等と併せて使用すると非常に効果が高くなる。
単独で使うのは基本だし、場合によってはこのロール一発でパーティ全体の忍び足が成功する事もある。
シーフのそれと全く同じで、それの屋外版といえよう。

地図製作(屋外のみ) / 関連項目:知力B

視界から得られる情報や、捜索等によって得られた情報をもとに、周辺の地図を作成する事が出来る。
事前情報をどれだけ集められたかによって難易度が変動し、より良い精密な地図を作る事が可能となる。
特に密林のマッピングは重要で、無事に帰路にたどり着きたいなら一度はやっておくべきである。
そういう部分で、シーフの記憶術と若干似ている性質も持っている。

天候予測(屋外のみ) / 関連項目:知力B

空の様子を観察し、これからの天気を予測する。
天候次第で場の状況も変わるし、シャーマンが使用できる精霊にも差が出てくるため、屋外で長期活動する場合は必要になってくる。
ただし当たるかどうかは出目次第。ヨシズミ。

捜索(屋外のみ) / 関連項目:知力B

周辺に変わった点はないか、目ぼしいものはないか等、周辺の空間の状況を詳しく調査する。
レンジャーのテリトリーで行う場合、冒険者技能で出来るそれよりも成功率は高くなる。

潜伏(屋外のみ) / 関連項目:敏捷B

草陰、岩陰等に素早く身を潜ませ、自分の存在を隠蔽するスニーキングアクション。
これに成功した状態で忍び足や尾行を行うと、成功率は極めて高くなるし、非常に絵になる。
更に、この状態でエンカウントしたりする場合、相手に存在を見抜かれていないなら不意打ちを行う事も可能である。
シーフのそれと全く同じで、それの屋外版といえよう。

動植物鑑定(屋外のみ) / 関連項目:知力B

発見した植物や野生動物に関しての詳細な知識を持っているかどうかを判定できる。
これに成功した場合、その対象を食用とできるかどうかの判断もできるため、食糧として狩る事が出来る。
食費も厳しい序盤には大変重宝する。

尾行(屋外のみ) / 関連項目:敏捷B

特定対象の動向を監視し、気づかれないように追跡するスニーキングアクション。
その特性上事前に潜伏、忍び足を成功させておくと尾行の成功率が格段に高まる。
シーフのそれと全く同じで、それの屋外版といえよう。

その他

レンジャーはその特性上、一般技能のハンターが行える行動は全て行う事が出来る。

レンジャー技能でできない事

遠隔武器以外での戦闘

レンジャーは、遠隔武器以外の武器を使って攻撃を試みる事はできない。

接敵距離内での戦闘

これは遠隔武器全般にいえる事だが、敵の近接物理攻撃が届く程の近距離にいる場合、遠隔武器は使用できなくなる。
レンジャーは遠隔武器以外の攻撃ができない都合上、接敵距離内での戦闘は実質不可能という事になる。

回避行動

レンジャー技能は、ファイターやシーフのように敵の攻撃を回避する事はできない。
回避したければ、別途にファイターかシーフの技能を取得して、そちらを使う必要がある。