用語集

Last-modified: 2023-12-16 (土) 12:30:28

公式フォーラムや旧作Wiki、5ch本スレ、当Wikiで主に使用されている用語、略語を解説するページです。
Wikiを読んでいて分からない単語がある時は、ここを確認してみましょう。
※上記、各コミュニティ利用の円滑化を意図したものであり、当Wiki利用者に対して用語、略語の使用を強制するものではありません。

 

英数・記号

A.G.I.

汎用人工知能(Artificial General Intelligence)の事。
より高い知能と自立性を持ったAIの事をこのように呼ぶ。このゲームの専門用語ではない。
Xユニバースの世界ではテラフォーマーの暴走とゼノンの誕生を経て開発が禁止されており、主要な派閥の元ではこれに関連するアイテムは一律で違法扱いとなる。

 

A.T.F.

過去作にて登場したテランの軍事組織、A.G.I.タスクフォースの事。
発達した人工知能が人類を滅ぼしかけた事(>テラフォーマー戦争)から設立された、高度に自律した人工知能やそれに制御される機械の破壊、それらの開発自体の抑止を目的とする。
テランの中でも特に過激な組織で、他種族はおろか同族に対しても懐疑的かつ強硬的態度を崩さない。
しかし、結局テラン紛争に伴い起こった第二次テラフォーマー戦争を防げず、あまつさえ戦争勃発時には艦隊が遠方にいた為対処できなかったという大失態を演じた。
そういった事もあり、組織の不要論が叫ばれるようになり、X3:APからX4の間に当時のテランの主要軍事組織であるU.S.C.(国際宇宙連合司令部)と共に解体統合され、後のテラン保護府に繋がっていくこととなる。
今作においては一部の艦船や武装がA.T.F.由来の物であるとの設定が語られる。
A.T.F.の艦船の特徴として、テランの艦船は通常、刀剣や日本の都市名・地名から名付けられることが多いが、A.T.F.は北欧神話から付けられる。

 

ALI

言伝同盟(Alliance of the Word)という派閥の略称。

 

Ancients

エンシェント、エインシャント等。公式の日本語訳呼称は不明。X-Universeの神様的存在。
遥か昔にジャンプゲートを作りゲートネットワークを構築した。
ゲートネットワークを使い、種族をさりげなく良さげな星系に導いたり、ボロンに文明を与えたり、カークを隔離したりと、銀河を裏からあれこれ調整していた。
目的は破滅的な種族間の争いを回避する事。そしてゆくゆくは銀河の後輩たちが自分達の域にまで達する事。
彼ら自体は自己仮想化し、物理世界から逸脱してしまったため、今となっては物理的な干渉力はほとんど無い。
そのため、代理人となる種族「ソーネン(Sohnen)」を作り出している。X4のToAにおいて、ソーネンの遺構が意外な形で物語に絡んでくることになる。

 

ANT

アンティゴネ共和国(Antigone Republic)という派閥の略称。

 

ARG

アルゴン連邦(Argon Federation)という派閥、もしくはアルゴンと言う種族そのものを指す略称。

 

BOR

ボロン女王国(Boron Queendom)という派閥、もしくはボロンと言う種族そのものを指す略称。

 

CoH

X4のDLC「Cradle of Humanity」の略称。

 

DPS

「Damage Per Seconds」の略で、1秒あたりのダメージ値を指す。ゲーム全般の一般用語として使われる。大まかに武器の強弱を比較する指標ではあるが、以下の通り大まかな指標の域を出ないので盲信は避けるべきである。

  • 命中率が考慮されるかは計算方式に依存する。X4では命中率が計算できる代物ではないので無視される。
  • ダメージ補正の処理方法も計算方式に依存する。X4では対シールドと対船体でダメージが変わる武器があり、ゲーム内エンサイクロペディアではこの2者の内の有効な方へのDPSが表示されている。
  • 高火力低連射か、低火力高連射なのかはDPSから読み取れない。
  • ダメージ以外の要素は無視される。例えば、射程の長短・範囲攻撃・デバフなどは無視される。
     

EGOSOFT

シリーズを開発しているドイツの会社。

 

Eセル

日本語圏におけるエネルギーセルの非公式略称。

 

FAF

追放された部族(Fallen Families)という派閥の略称。

 

FRF

自由部族連合(Free Families)という派閥の略称。

 

HAT

ハティクヴァ自由連合(Hatikvah Free League)という派閥の略称。

 

HOP

教皇の聖騎士団(Holy Order of the Pontifex)という派閥の略称。

 

IS/OOS

ISは「In Sector」、OOSは「Out of Sector」の意味。ISはプレイヤーが現在いる場所周辺を指し、OOSはそれ以外の場所を指す。名称にSectorが含まれているが、ISとOOSの境界はセクターではない (プレイヤーがいるセクターでもプレイヤーから遠ければOOSになる)。非公式な用語だが、便利なのでユーザー間でよく使われる。

このような区分けがある背景として、このゲームはプレイヤーが見ていない所でもNPC達は常に活動を続けている。しかし、それらの処理を全て細かく行っていたのではマシンスペックがいくらあっても足りない。そのため、プレイヤーのいない場所(OOS)の処理は簡略化される。

OOSにおける主な簡略化対象は艦船挙動で、代表的な例は以下の通りである。

  • 艦船やステーションなどの衝突判定が無くなる。機雷や小惑星にも衝突しない。
  • 武器やタレットのプロジェクタイルとしての処理が省かれるので、誤射が発生しない。
  • 武器やタレットのダメージ計算も簡易的な数式で行われるので、ISとOOSで強弱が変わる武器・タレット・艦船が少なからずある。

その結果、同じ条件でもISとOOSで結果が異なることが多々ある。基本的には処理が単純な分、仕様を理解すればOOSの方が思い通りに事が進むと思っていい。

また、OOS状態にも細かい差異があるようで、プレイヤーがマップで拡大している場所とそれ以外ではデータ処理の更新頻度に差がある。これもまた結果に影響する要素である。つまり、X4においてゲーム処理の状態は主に以下の3つに分けられる事となる。

  1. IS:プレイヤーが今いる場所周辺 (おおよそ数十km)
    • 外部視点を使用している場合、プレイヤー周辺に加えて外部視点の対象周辺もISになる。
  2. OOS1:プレイヤーはその場にいないが、マップで拡大表示している場所。
  3. OOS2:プレイヤーはその場にいず、マップで拡大表示してもいない場所。

処理の精細差はIS>OOS1>OOS2となる他、OOSの処理速度はISの処理の重さも影響する。

OOSでの戦闘処理について、憶測も多分に含まれるが、マップで挙動を観察した限りでは以下のように読み取れる。

艦船の主武装(主砲)
アクティブになっている全てを合わせた総合攻撃力分のダメージ*1を、ターゲットしている射程範囲内の敵に一定間隔*2で与える。
タレット
艦船やステーションモジュールに搭載されたアクティブなタレットの攻撃力を合わせた数値*3を、射程内にいる敵の数で割った分のダメージを与える。
その他
武装の射弾速度と艦船のサイズによって命中率、あるいはダメージ軽減が設定されている(?)*4

実際どうなのかはソースコードを覗くか開発者に聞くかしなければ分からない上、負荷の高いゲームなのでPC環境別でもかなり差がある可能性もある。なので上記はあくまで参考程度に。

 

KE

X4のDLC「Kingdom End」の略称。

 

KHK / KHA

カーク(Kha'ak)の略称。ゲーム中で表記ゆれがある。大半はKHKだが、一部はKHAになっている。

 

M(艦船の等級)

「M1」「M2」のように表される主にX3以前の過去作で使用されていた艦船の等級の事。
今作ではシステム的にはM~で表される等級は廃止されたが、データ保管庫から得られる情報などで言及されている事がある。
また、ファンコミュニティではまだ時折使われる事があるので、詳細を記しておく。

  • M0 (戦艦-Battleship)
    X3では実際にゲーム中に登場しないほぼ設定だけのクラス。巨大すぎてジャンプゲートを通過できない艦である。
    公式設定集の「The X Encyclopedia」によるとこのクラスの艦を有するのはゼノンやカークのみだという。
    実際に、X:BtFの終盤に登場したゼノンの巨大戦艦や、X2の終盤に登場したカークの惑星破壊級艦は設定上はこのM0扱いとなっている。
    一応、X3系列でも、テラン(A.T.F.)のM2駆逐艦「ヴァルハラ」が設定上はこのクラスに比類すると言われていた。
    X4では艦種として"戦艦"は存在するものの、はっきりと"M0"と言われたり、それに相当する特徴を持つ艦船は無い。
  • M1 (空母-Carrier)
    X4における特大型の空母と同じ。ただし主力艦の整備ドッグを持った超大型のAranなど、X4での基準では測れない艦もある。
  • M2 (駆逐艦-Destroyer)
    駆逐艦とされているが、X4の駆逐艦よりかなり大きく、空母と同じくらいのサイズ。物によっては空母より大きかった。
    M0がほぼ設定上の存在でしかなかったことを考えれば、X4での戦艦が過去作におけるこのクラスに相当すると言っていいかもしれない。
  • M3 (重戦闘機-Heavy Fighter)
    X4における重戦闘機と同じ。バリエーションとしてM3+「Super Fighter」も存在した。
  • M4 (軽戦闘機-Light Fighter)
    X4における戦闘機に相当するか。バリエーションとしてM4+「Medium Fighter」も存在した。
  • M5 (偵察機-Scout)
    X4における小型の偵察機と同じ。
  • M6 (コルベット-Corvette)
    X4における中型のコルベットと同じ。
  • M7 (フリゲート-Frigate)
    バリエーションとしてM7M「ミサイルフリゲート」とM7C「キャリア―フリゲート(いわば軽空母)」が存在した。
    X4のフリゲートと比べてかなり大きく、ほぼ大型艦として扱われていた。
    M7の一部とM7Cは多数の艦載機の整備運用能力も有していた。
    X4では相当する艦種は無いが存在としてはKingdom Endのグッピーが搭載能力ふくめX3当時のM7(M7Cではない)に近い。
  • M8 (爆撃機-Bomber)
    強力な専用魚雷を使用した飽和攻撃に優れた小型~中型の船。X4では相当する艦種は無い。
    X4の過去バージョンで爆撃機カテゴリは存在したが、名称が同じというだけでM8相当の性能ではなかった。さらに、バージョン3.0で呼称が砲艦に改められた。
  • TM (軍用輸送船-Military Transporter)
    小型の戦闘機をいくつかドッキングさせておくことができる中型の船。X4では相当する艦種はない。
  • TP (人員輸送船-Personnel Transporter)
    沢山の人員を運べる中型の船。X4では相当する艦種は無い。
  • TS (貨物船-Freighter)
    X4における中型の輸送船に相当する。
  • TL (大型輸送船-Station Transporter)
    X4における大型の貨物船および建築船に相当する。これもまた空母並みに大きな船だった。
    X3ではステーション建築はこのクラスの船に運ばれて設置されるという方式だった。
     

MIN

財務省(Ministry of Finance)という派閥の略称。

 

PAR

パラニド神聖帝国(Godrealm of the Paranid)という派閥、もしくはパラニドと言う種族そのものを指す略称。

 

PIO

セガリス開拓団(Segaris Pioneers)という派閥の略称。

 

RIP

リップタイドレイカーズ(Riptide rakers)という派閥の略称。

 

S.E.T.A.

「Singularity Engine Time Accelerator」、特異点エンジン時間加速装置という装置の事。
早い話が早送り機能。時間の進みを加速することができる。

X3時代まではほとんどのステーションで取り扱いのある一般装備同然のものであった。
暗黒の時代を経て技術が失われたのかX4では素材を集め自作する特殊なアイテムとなっている。

装置の製作後はデフォルト設定ではShift+4で使用が可能になる。
X4ではジャンプドライブこそなくなったがトラベルドライブで艦船の航行速度は相当に向上したため、利用は建造建築待ちの類やテラフォーミングなどが主になるだろう。
ただし、AIのISでの航行挙動に対してあまり良い影響はなく、スタックなどを多発させるためできれば交通の少ないところで使うとよいだろう。

 

SCA

緑鱗協定(Scale Plate Pact)という派閥の略称。

 

SPL

スプリットと言う種族を指す略称。

 

SV

X4のDLC「Split Vendetta」の略称。

 

TEL

テラディカンパニー(Teladi Company)という派閥、もしくはテラディと言う種族そのものを指す略称。

 

TER

テラン保護府(Terran Protectorate)という派閥、もしくはテランと言う種族そのものを指す略称。

 

ToA

X4のDLC「Tides of Avarice」の略称。

 

VIG

ヴィゴーシンジケート(Vigour syndicate)という派閥の略称。

 

X Rebirth

シリーズ前作。X4はこれの延長線上にあるゲームエンジンで作られている。2013/11/15発売。
よく使われる略称は「XR」。
X3:APの後、ゲートネットワークが停止した時代の出来事を描く作品。
自機および主人公固定でシナリオを重視した作りであり、X3からシリーズを触れた人にはその点が不評だったりする。
だが、Xシリーズの原点により近いのは、むしろこっちの方である。
大型拡張(DLC)が二つ配信されている。

  • X Rebirth:The Teladi Outpost (2014/12/12)
  • X Rebirth:Home of Light (2016/2/26)
     

X-Universe

Xユニバース。
このシリーズの総称。および舞台の呼称。
シリーズは以下の通り。

  • X:Beyond the Frontier
    シリーズ最初の作品。略称は「X:BtF」。
  • X-Tension
    上記、X:BtFの拡張パック。
  • X2:The Threat
    シリーズナンバリング2作目。
  • X3
    シリーズナンバリング3作目。複数のパッケージ、バージョンがある。
    詳細はこちらの項目で
  • X Rebirth
    シリーズ前作。
    詳細はこちらの項目で
  • X4:Foundations
    現時点でのシリーズ最新作。
    詳細はこちらの項目で
     

X3

シリーズナンバリング3作目にしてX4の前々作にあたる。
複数のパッケージ、バージョンがある。

  • X3:Reunion
    X3シリーズ最初の作品。
    X3シリーズではこれのみ基本的には主人公固定で特定のメインシナリオがある。
    XBtFからのカイル・ブレナン家の一連の物語に一旦の決着がつく。
    日本語には公式対応していない。
    よく使われる略称は「X3:R」。
  • X3:Terran Conflict
    X3:Rの改良版で続編。
    シリーズとして、はじめて明確なシナリオ上の主人公を廃した作品。
    単体でプレイ可能。日本では"X3"と言えば基本的にこれを指すと言っていい。
    この作品からシリーズでの公式日本語対応がされるようになった。
    よく使われる略称は「X3:TC」。
  • X3:Albion Prelude
    X3:TCの拡張(DLC)で続編。
    X3:TCが無いとプレイできない。X3シリーズ中で一番お勧めされる作品。
    よく使われる略称は「X3:AP」。
  • X3:Farnham's Legacy
    X3:APの拡張(DLC)で続編。
    X3:APの発売から10年の時を経てリリースされた*5DLCのDLC。
    パラニドの大公やテランのデリダなど、X4の重要登場人物が若いころの姿で出てくることも。
    敵対する勢力同士と仲良くなる八方美人プレイが出来ないなど難易度が高く、TCやAPをやってる人向けの作品。
    よく使われる略称は「X3:FL」。
     

X4:Foundations

現時点でのXシリーズ最新作。当Wikiで取り扱っている作品。2023年現在もアップデートおよび拡張が進行中。
よく使われる略称は「X4」。

  • X4:Split Vendetta
    X4の大型拡張(DLC)第1弾。
    よく使われる略称は「X4:SV」もしくは単に「SV」。
  • X4:Cradle of Humanity
    X4の大型拡張(DLC)第2弾。
    よく使われる略称は「X4:CoH」もしくは単に「CoH」。
  • X4:Tides of Avarice
    X4の大型拡張(DLC)第3弾。
    よく使われる略称は「X4:ToA」もしくは単に「ToA」。
  • X4:Kingdom End
    X4の大型拡張(DLC)第4弾。
    よく使われる略称は「X4:KE」もしくは単に「KE」。
     

XEN

ゼノン(Xenon)の略称。

 

YAK

ヤキ(Yaki)という派閥の略称。

 

ZYA

ザイアース族長連合(Zyarth Patriarchy)という派閥の略称。

 

あ行

アノマリー

他のセクターと繋がっている空間の裂け目。ジャンプゲート加速装置と異なり接続先は安定していないため、通るたびに別のセクターに繋がる。

 

アルグニュ

英語表記は「Argnu」。Xユニバースにおいて主に人類種が食用とする牛のような生物。
培養した代用肉の比率がかなり多くなっているらしいが、本物の肉も依然人気との事。
その他、侮辱表現としてもこの世界では使われているようで、人間系のNPCと戦闘していると頻繁に「まるでアルグニュだな」と罵倒される。

 

アルゴン

※主要派閥:アルゴン連邦 / アンティゴネ共和国 / ハティクヴァ自由連合 / ヤキ / リップタイドレイカーズ / ヴィゴーシンジケート

五大種族の一つ。数世紀程前に地球から隔絶された地球人類の子孫。
他種族と交流したり、戦争したりしながら勢力を伸ばしてきた。よく言えばXシリーズの主人公的勢力。悪く言えば銀河のトラブルメーカー。
歴史的にはスプリットパラニドテランと仲が悪く、ボロンと友好的で、テラディとは例のごとくビジネス関係を続けている。
その起源は、暴走して地球を攻撃してきたテラフォーマー艦隊(後のゼノン)を外宇宙に誘き出した囮艦隊である。かつては地球を守るために犠牲になった彼らだったが、数百年の時を経て再会した地球人(テラン)とは紆余曲折あって敵対的関係にある。
外宇宙に定住し、幾星霜を過ごした人間達からは地球を故郷だと思う意識は希薄になっており、大多数のアルゴンは地球や太陽系を特別視してはいない。
彼らは母星系に拘らず、様々な星系に移住しては勢力を広げ、それが単一星系に拘るテランに対する強みでもあったのだが、X3:APからのゲートネットワーク遮断時代において、それを前提として成り立っていたアルゴン連邦は壊滅的打撃を受けた。
孤立した各星系のアルゴン達の中で生き延びる事ができた者達は、暗黒期において独自の社会を構築していたが、X4でゲートが復活して以降もその影響は残っており、アルゴンには独立系の派閥が多い。

アルゴン製の艦船は大まかな性能は他種族と並べて平均的で、舵が軽く小回りが利きやすい傾向にある。また、コストも安く収まりがちで量産性が高い。

艦船の名前はギリシャ神話由来が多い。

 

ヴァンガード

艦船のモデル名の1つ。センチネルモデルと比較して速度と操舵性に優れている。
アルゴン連邦パラニド神聖帝国テラディカンパニーなどの主要な派閥で取り扱われている。

 

か行

加速装置

セクター間の移動に使用する装置の一つ。
その名の通り艦船を加速して目標のセクターまで吹っ飛ばしているのだろう。
ゲーム中での使用感や意味合いはジャンプゲートと変わらない。
一方、フレーバー設定上の違いはあり、ジャンプゲートが異なる星系間を結ぶのに対し、加速装置は同一星系内の移動を行う。

 

関係

関係はプレイヤーとNPC勢力の間の仲の良し悪しを決める値である。+30~-30の範囲で変動し、関係が良いとライセンスなどの特典が得られ、関係が悪いと攻撃を受けたりする。詳細は解説ページを参照。
表記ゆれが激しく、「名声」や「友好度」とも書かれる。

 

貨物船

大型の交易用艦船。容量の大きなウェアを一度に大量に運搬できる。

詳細は艦船ページを参照。

 

空白

以下の2種類の用法がある。

空白セクター
統治派閥のいないセクターの通称。ゲーム開始時点では声なき証人XIなどが該当する。本wikiを含む日本語コミュニティーで使われる。
空白宙域
セクター内の何もない場所。「近くに何もない」ではなく「そこに何もない」なので、ステーションやゲートの近くであってもその地点に何もなければ空白宙域に当たる。おもにゲーム内のログブックで使用される。
 

空母

特大型(ごく一部のDLC艦船は大型)の戦闘用艦船。

多数の小型・中型艦船を搭載し、それらへの補給・修理を行える。また、空母特有の挙動として、空母の部下は戦闘時以外は自動で空母にドッキング・格納される。

詳細は空母運用を参照。

 

駆逐艦

大型の戦闘用艦船。強力な主砲と大型のタレットを持ち、攻撃力が高い。

詳細は艦船ページを参照。

 

建築船

特大型の建築用艦船。ステーションの建築の際に必要となる。買うと高価だが、NPC派閥からレンタルもできる。

詳細は艦船ページを参照。

 

交易船/交易艦船

交易に使うことを想定された艦船の総称。小型の配達船・中型の輸送船・大型の貨物船の3種類がある。ゲーム内エンサイクロペディアでは「交易艦船」と呼ばれているが、本wikiや日本語コミュニティでは「交易船」の方が多用されている。

 

五大種族

※関連:惑星間共同体

X-Universeに登場する主要種族の事。
X3の頃は「アルゴン(人間)」「パラニド」「テラディ」「スプリット」「ボロン」を指してこう呼んでいた。
X4では2023年のDLCまで派閥としてボロンのみ登場していなかったので、四大種族と言われた事もあった。

 

コルベット

中型の重武装戦闘用艦船。高い攻撃力と機動力を持つ。反面、防御が弱い。一対一では同格・格下に対して無類の強さを誇るが、乱戦には弱い。

詳細は艦船ページを参照。

 

さ行

採掘船

資源採掘のための艦船。小型・中型・大型、鉱物用・ガス用と用途別に様々なタイプがある。

詳細は艦船ページを参照。

 

ジャンプゲート

銀河の別の宙域まで瞬間移動するゲート装置。
例え秒速1万メートル(およそマッハ29)で移動しようが、宇宙は広すぎるのでセクター間を超えた移動はできない。
なのでセクター間の移動は基本的にこのジャンプゲート、もしくは近隣セクターであれば加速装置スーパーハイウェイで行う事になる。
このゲートは現在の銀河の主要種族(五大種族)より古く、そして発達した文明を持っていた古代種族が作ったもの。
かつてX3:APで描かれたテラン紛争の本格化後、ジャンプゲートが突如一斉に、数十年にわたり停止してしまった事があり、銀河は寸断され暗黒の時代を迎え、様々な技術が失われた。
その後、以前とは異なるセクター同士が接続された形でジャンプゲートが復活した世界を描くのがX4である。
設定上はこの寸断と再構築は古代種族がテラン紛争の全面戦争化を憂慮して行ったものである模様。

 

ジャンプドライブ

過去作で存在した装置で、エネルギーセルを消費して宇宙のどこからでも好きなセクターのジャンプゲートへ瞬間移動することができた。
残念ながらX4では使えない。

 

重戦闘機

小型の重武装戦闘機。攻撃力に優れ、格上の相手もできる。一方、防御や速度面に難を抱えている機体が多い。また、小型機としてはかなり高価。

詳細は艦船ページを参照。

 

主力艦

キャピタルシップ(Capital Ship)とも言う。
スペースコンバットシムではよく目にする単語だが、基本的に大きな戦闘艦を指して使われる事が多い。
X4では大型以上の艦船の事を指してこう呼ぶ。

 

ステーション

宇宙ステーションの事。用意された各種モジュールを組み合わせて自分好みにデザインできる。
製造・交易・造船・防衛等、モジュールによって様々な機能を持たせる事が可能。

 

スプリット

※主要派閥:ザイアース族長連合 / 自由部族連合 / 追放された部族

五大種族の一つ。戦闘民族。
たまに勘違いされるがスプリット(Split:分裂)であってスピリット(Spirit:精神)ではない。名前の由来は母星系を離れ、様々な星系に散らばり、氏族ごとに分かれて戦争を繰り返してきた彼らの歴史からきている。
歴史的にはパラニドとは比較的仲が良く、アルゴンボロンとは仲が悪い。テラディはやはりビジネスで繋がりがある。

スプリット製の艦船は高速・高火力でシールドは薄いが船体は頑丈といった性能。あと全体的に舵が重く直線番長気味。
X4は逃げ有利な戦闘バランスなので、特に小型戦闘機においてはほぼスプリットの独壇場と言っていいかもしれない。
ただコストは高め。値段だけならテランの方が上だが、スプリットは資源の量も種類も多いため、埠頭や造船所の資材をあっという間に使い切ってしまう。

艦船の名前は爬虫類や大型の陸上動物由来が多い。

 

スペースコンバットシム

Xシリーズのゲームジャンル。宇宙シミュレーションゲームとも言う。
英語では「Space Simulator」もしくは「Space Flight Simulator」、「Space Trading and Combat Simulator」等と呼ばれる。
物理的に忠実な宇宙空間の航行をシミュレートする作品は「Space Flight Simulator」、
宇宙を舞台に経済や戦争と言った要素をシミュレートする作品は「Space Trading and Combat Simulator」と呼ばれる傾向にあるようだ。
日本ではそれらはあまり区別されず、宇宙を舞台に宇宙船を操作するゲームは全て「スペースコンバットシム」と呼ばれる事が多い。

今日ではゲームジャンルとして日本でも海外でもあまりメジャーなものとしては認識されておらず、マイナーかつコアゲーマー向けのジャンルとして扱われる。
決して大きい市場を有していないジャンルでありながら、特に近年では複雑かつ高度で壮大な内容が要求されるようになっている。
そのために開発やサポートは他ゲームジャンルと比べ長期間になる事が多く、X4も2018年のリリースからこれまで開発が続けられている。

 

滑る

巡航速度は高いが加速度が低い艦船の挙動を指す。このような艦船は、いったん加速すると曲がりにくく止まりにくい。そのため、氷の上を滑っているかのような操縦性になる。

このような船は衝突事故が起きやすいので、操縦に慣れがいる。その代わり、うまく乗りこなせば高い戦闘能力を発揮する艦船が多い。

 

スーパーハイウェイ

ジャンプゲート加速装置と同じく、セクター間を繋ぐ装置の1つ。

上記2つと異なり、スーパーハイウェイで繋がれたセクターは、自動交易や自動採掘の距離計算に限りまとめて1セクター扱いになる。スーパーハイウェイは、小さいセクターが2~3個が固まっている場所で小さいセクター同士を結んでいるので、判別は容易である。

 

勢力

派閥の通称。英語の "Factions" が「派閥」とも「勢力」とも訳せることに由来する。ゲーム内の表現は「派閥」に統一されているが、このwikiや日本語コミュニティでは必ずしもそうではない。ちなみに、この表記ゆれは、このゲームに限らず頻繁に起きる。

 

設備ドック

艦船の改造・修理・補給を専門とするステーションのこと。艦船の建造はできない。

埠頭や造船所の機能制限版なので、単純な機能性では劣る。しかし、NPCの設備ステーションは利用率が低めなので、ウェア在庫に余裕があることが多い。そのため、ウェア不足による改造待ちが少ないことに加え、改造費用も安く抑えられる。特に資金繰りに厳しい序盤~中盤は、埠頭や造船所にて最小構成で建造した艦船を設備ステーションで改造することが、資金節約テクニックとして通用する。

なお、NPCが建設する設備ドックは、全てのサイズの艦船に対応している。もちろん、プレイヤーが建設するステーションは設計次第である。

 

戦艦

特大型の戦闘用艦船。圧倒的な対艦攻撃力と防御力を有する。

詳細は艦船ページを参照。

 

センチネル

艦船のモデル名の1つ。ヴァンガードモデルと比較して船体耐久と貨物容量に優れている。
アンティゴネ共和国教皇の聖騎士団財務省などの派閥で主に取り扱われている。

 

戦闘機

以下の2つの意味がある。大抵は前者の意味。

  • 小型の戦闘用艦船の1つ。それなりの船速とそれなりの攻撃力を兼ね備えていて、使いやすい。詳細は艦船ページを参照。
  • 小型艦と中型艦の総称。タレット設定に限り、こちらの意味で使われる。
     

ソーネン

ソーネン(Sohnen)とはAncientsが自分たちの代理人として作った種族である。
Ancientsの自己仮想化の進行により、比例して失われていく物理世界に対する影響力を補完するために、約10億年前に生み出されたサイボーグ生命体。
彼らは現時点で創造主を除けば最も発達した*6存在であるが、同時にAncientsの目指す"偉大な目的(全ての種族を自分たちの次元へ導く)"が達成される時まで物理形態を保持し続ける事を宿命付けられてもいる。
最終的には、宇宙で最後の物理的、あるいは"実際の"生命体となるというのが、創造主にとっての理想のようだ。
X4では、その姿を直接見る事はまだ無いが、DLC:ToAにて、彼らの遺物がプロットに関わる形で登場する。

 

造船所

大型・特大型艦船を建造できるステーションの事。

 

た行

ダル・バスタ

※関連:本部

英語表記「Dal Busta」。アルゴンのハゲ男性。最初はゴム人形みたいで不気味だったが途中でモデリングが変わった。
プライドが高く気取った口調なのが特徴で、謀略を好む傾向がある。作中で紹介される際は常にアナリストとしてであり、どうにも工作員の類ではないらしい。
メインミッションのハティクヴァの貿易改革運動で出会い、その後、プレイヤーの本部に居座るようになる。
内戦や裏工作を扱ったパラニドやスプリット、テランの一部のプロットミッションなどは基本的に彼を通して進むことになる。
プレイヤーに対し「良き友人」としてあらゆる選択肢を提示する。彼の口車に乗って宇宙を混沌に突き落とすか、平穏(彼曰く、経済的停滞を意味することが多い)を人々にもたらすかはあなた次第。

 

宙域

以下の2つの意味がある。明確な使い分けはされていないので、どちらの意味かは文脈から読み取るより他ない。

  • セクターの別名
  • セクター内の特定の地点や範囲
     

偵察機

小型の偵察用艦船。戦闘能力は低いが、機動性能は素晴らしい。

詳細は艦船ページを参照。

 

テラディ

※主要派閥:テラディカンパニー / 財務省 / 緑鱗協定

五大種族の一つ。トカゲに似た容姿を持ち、爬虫類故なのか「シ」や「ス」の発音を延ばす話し方をする。
商人気質で事業や利益追求への関心が強いので大抵の種族や派閥と繋がりがある。そして相手を選ばないので海賊を始めとした犯罪組織とすらもコネクションを持つ。
なお、設定上は宇宙にいるテラディの大半が女性。ただし、女性としての扱いを嫌っているため、表面上は男性と変わらないよう。

テラディ製の艦船は速度が遅めな代わりにシールドと積載貨物容量に優れるのだが、他種族製の船に上位互換がいて立つ瀬が無い事がよくある。
しかし、スペックだけでなくコストも併せて考えると、なかなか手堅くまとまっており、なるほど商人らしい船だと腑に落ちる事になるだろう。

艦船名の由来は鳥類が多い。

 

テラフォーマー戦争

※関連:アルゴン / テラン

テラフォーマー戦争(Terraformer War)とは、元は地球人類が開発したA.G.I.によって制御されたテラフォーマーの暴走や利用等によって起きた戦いの事。
これまで2回発生しており、それぞれ第一次・第二次と呼び分ける。どちらも人間が関与した事変である。

  • 第一次テラフォーマー戦争
    テラフォーマープロジェクトの終了に伴い、現在稼働中の無人艦隊へ向けて自爆指令パッチを送ったところ、それが原因でA.G.I.が暴走し、地球を"逆テラフォーム"しに帰って来た。と言うのが大まかな発端。
    無数に増殖し続けるテラフォーマーに対して、当時の地球人類は対抗できる戦力を持っていなかったので、絶滅一歩手前まで追い詰められる。
    最終的には、囮艦隊を使って外宇宙に繋げたジャンプゲートにテラフォーマーを誘導し、囮に釣られてゲートを通ったところでゲートを破壊して戻ってこれなくするという作戦で何とか命脈を保った。
    だが、このせいでテラフォーマーは野放図に解き放たれゼノンとして銀河に巣食う病魔となり、人類の系統がアルゴンとテランに分かれ後々に大きな問題を引き起こすなど、現在に至るまでのXユニバースの諸問題の原因となってしまった。
  • 第二次テラフォーマー戦争
    時代が下り、再び再会したアルゴンとテランの二つの人類だったが、外交の衝突から紛争状態となり(>テラン紛争)、その挙句に起こった事変。
    第一次の経験から、軍備を増強したテランに対して、正攻法では勝てないと考えたアルゴン連邦は、犯罪シンジケートのヤキ傘下のベリル(Beryll)と手を組んで、第一次の時と同じテラフォーマー技術を利用。
    100億隻に上る数に増殖したテラフォーマー艦隊が地球圏に送り込まれ、攻撃を開始した。この時、テランの主力艦隊は他星系におり即応できず、地球防衛の最後の砦である超巨大環状ステーション「トーラス・エターナル」は自爆テロで破壊された。
    完全にアルゴンの王手が効いた状況だったが、テラン側の少数精鋭によるまさかのスタンドプレーで、ブラックホールに繋いだゲートに艦隊を誘き出されテラフォーマーは全滅した。
    そしてアルゴンとテランの対立は決定的なものとなり、もはや落としどころ無しとばかりに、テラン紛争は激化の一途をたどり始めるが……。
     

テラン

※主要派閥:テラン保護府 / セガリス開拓団

我らが地球人。太陽系を中心に共同体とは異なる独自の経済圏を回している。
基本的にどの種族とも仲が悪い。というより懐疑的で排他的で差別的態度を崩さないので、他からも毛嫌いされている感じか。それでもテラディはブレずにビジネスを見い出そうとする。
技術力や軍事力において外宇宙の人類や異星人を含む既知の他文明を凌駕しており、この手の宇宙SFものとしては珍しい印象を受ける強い地球人。
そしてゼノンの生みの親であり、神様が計画していた銀河の歴史を大きく変えてしまった諸悪の根源イレギュラーである。
元々活動圏をほとんど太陽系に絞っていたため、ゲートネットワーク停止による宇宙暗黒期の被害をあまり受けず、むしろゲート停止によって外部からの侵略の懸念が減ったため、暗黒期において平和と繁栄を謳歌していた。
しかし、X4で再びゲートが接続された時、A.G.I.(ゼノン)の脅威がいまだに銀河に蔓延っている事を知った彼らは、かつてのA.T.F.のように、介入軍と称する艦隊を各地へ派遣し始めている。

テラン製の艦船は、全体的に速度が遅めな傾向にあるが、それ以外のスペックは軒並み高く、テランのみに許された強力な専用武装もあるため、かなり優秀。
しかし、テランのみで流通する専用の資源を利用する上、それがとても高額なので造船費用が嵩みがち。ただ値段は張るものの、量はあまり要求されず種類も少ないので量産性は高い。

艦船名の由来は、大型のものは日本の地名、小型や中型は世界の刀剣の種類名から来ている。ATF系列は北欧神話が由来。

 

テラン紛争

テラン紛争(Terran Conflict)とは、ナンバリング前作の一つX3:TCのタイトルにもなっている、現在のXユニバースのターニングポイントとなった、かなり重要な出来事。
主に枝分かれした二つの人類、アルゴンとテランの外交問題を発端とする一連の出来事をまとめてこう呼ぶ。
テランが悪の帝国のように揶揄される理由も主にこの辺りからきているが、アルゴンの方も戦いの勝利にとどまらず種族の絶滅にまで発展しかねない程のえげつない事をやっている。

太陽系がゲートを通して外宇宙の共同体と接続された時、テランは第一次テラフォーマー戦争で結果的に自らがバラ撒いたA.G.I.(ゼノン)の脅威を知ることになる。
次にテランが取った行動は、外宇宙の人類であるアルゴンを始め、異文明圏に対して非常に独善的なA.G.I.コントロール法(AGI Control legislation)の押し付けであった。
A.G.I.を草の根から滅ぼさんと、専門のタスクフォースであるA.T.F.による厳しい臨検によって「A.G.I.賛同者」なる存在の洗い出しが行われる等、その行動は明らかに他者・他文明の権利を踏みにじるものであった。
真っ先に標的となったアルゴン連邦がこれに反発し、当時のテランの軍事組織であるU.S.C.(国際宇宙連合司令部)とアルゴン連邦は戦争状態となる。
だが、U.S.C.とA.T.F.の軍事力は非常に強大で、アルゴン連邦がこれに打ち勝つことは不可能だった。そのため、連邦はテラフォーマー技術を利用しテランを奇襲する。これが第二次テラフォーマー戦争である。
しかし、テラフォーマー艦隊はテランの少数の英雄の奇策で全滅し作戦は不発に終わる。起死回生の一手に失敗した連邦の前に居たのは、怒り心頭となったほぼ無傷のテラン艦隊だった。
連邦が取った次の策は、銀河の他の種族と同盟を組む事であった。元々同盟関係だったボロンだけでなく、当時敵対的だったパラニドスプリットまで抱き込みを試みた。
もはや人間だけの戦争ではなくなりつつあり、銀河を巻き込む大戦争へと自体は悪化しようとしていた。
これを監視者たちは良しとしなかった。設定資料によると、2947年12月17日に突如として銀河系内の既知のジャンプゲートが全て停止する。
単なる装置の停止ではなく星系間跳躍のネットワーク自体の停止であるようで、独自のジャンプ技術を持つテランですら、これを利用できなくなり、他星系との接続は完全に断たれた。
人間(アルゴン・テラン)だけが隔絶された訳ではなく、パラニドもテラディもスプリットもボロンも、みな同様にこの"ペナルティ"を受ける事となった。
そしてこの時代の惑星間共同体は崩壊し、数世紀続いた文化の交流は途絶え、銀河は沈黙と暗黒の時代を歩むこととなる。

 

テレポート

主に研究でアンロックされるパーソナルテレポート、すなわちプレイヤーが別の艦船やステーションの転送室に瞬間移動する機能を指す。複数段階の研究があり、この研究進捗に応じた範囲内にある自勢力のステーション・自勢力の艦船・友好度+27以上の派閥のステーションに移動できる。単純に便利なだけでなく、バグや詰み対策にもなるので早めにアンロックしておきたい。

また、ゲームシステム上は意識する必要は無いが、フレーバー設定としてはステーションや艦船の転送室を用いた部屋間の移動もテレポートで行っているとされている。

 

トラベルモード

X4の全ての艦船で使用できる高速移動モード。デフォルト設定ではShift+1で起動する。

起動すると一定の待機時間の後に徐々に加速し、最終的には数千m/sで航行する。ただし、高速で航行するほど舵が重くなる仕様なので、小回りは効かなくなる。また、他の艦船や小惑星等の物体にぶつかったり、何らかの攻撃を受けるとトラベルモードは解除される。特に攻撃を受けた場合、トラベルモードが解除されるのみならず数秒ほどは起動もできなくなる時間が発生する。

なお、作中で動作原理などは明かされていない。明かされていることは、「トラベルドライブ」と呼ばれる非常に高い推進力を持つ航行方式を使うという程度である。

 

な行

ニヴィディウム

Xユニバースにおいて小惑星から見つかるレアメタル。実用資源としては需要が無いが、貴重品ではあるので宝石や美術工芸品として流通しているらしい。

ゲーム的には、以下の2つの用途がある。

  • 交易ステーションで買い取ってくれる。小規模ながら手堅い利益になるので序~中盤の小銭稼ぎに向いている。一方、中盤以降は有用性に欠く。
  • 一部の研究で要求される。
     

は行

ハイウェイ

宇宙空間に敷かれた通路。小型・中型艦船が利用できる。

旧作
X3:APの時代にアルゴンの研究者たちの主導で研究開発が開始され、同作のプロットにおいてその名が出、建造途中のものがアルビオンセクターに設置されていた。
実際に動くものが出たのは次回作のXRからで、その時のハイウェイはチューブ状で、ハイウェイ内を三次元的に動くことができた。
また、ハイウェイ内ではスリップストリームのような現象が起こり、前を飛行する宇宙船の真後ろに自機を付けると一気に加速するので、これを利用して目的地まで速くたどり着くというミニゲームのようになっていた。
今作
仕様が大幅に簡略化され、単に一定のルート上で自動高速飛行が可能な帯状の通路となっている。
特にマップ中央付近のセクターをぐるりと一巡する、各ジャンプゲート同士を繋げたハイウェイ環状線 (リング) が目立つ存在だが、それ以外にも宇宙の所々に固定で配置されている。
トラベルモードよりも高速で移動できるが、二次元的な形状で薄っぺらい事が災いして乗りづらく、前述の環状線以外の利便性は微妙。
また、類似の存在として「スーパーハイウェイ」がある。
 

配達船

小型の交易用艦船。小さく軽いウェアを輸送するのに向く。

詳細は艦船ページを参照。

 

発進チューブ

一部の空母や補助艦船が持つ機能の1つ。通常のドッキングポートとは別に小型艦を射出できる場所があり、戦闘時などはそこから迅速に小型艦を展開できる。小型艦のほか、防衛用ドローンやレーザータワーMk2の射出にも利用される。

残念ながら、ゲーム内の造船所やエンサイクロペディアのスペック一覧には載っていない。したがって、発進チューブの有無や数は、艦船のグラフィックや実戦での挙動から読み取るしかない。

 

パラニド

※主要派閥:パラニド神聖帝国 / 教皇の聖騎士団 / 言伝同盟 / 大公の海賊団

五大種族の一つ。三つ目で大柄な宇宙人。高い数学的才能と宗教への強い関心を持ち、その言動は傲慢に思われがち。
歴史的にはスプリットとはかつて同盟関係にあり、アルゴンボロンとは敵対的だった。テラディとはビジネスの繋がりがあるものの、一部の過激派は彼らにすら敵対的。
ゲートネットワークが停止した時、母星系から孤立してしまった一派が彼らの指導者である教皇を求め新たに擁立したが、それを支持する者達と指示しない者達の派閥同士で内戦となった。
ただ、互いの陣営の目的は相手の排除ではなく改心との事らしく、プレイヤーの選択によっては平和的に内戦を終わらせる事も可能
パラニドの宗教への強い関心は、誕生間もなくから行われる「教化」と呼ばれる行為がその根源となっているという事がDLC:ToAのプロットで語られた。
数は少ないものの、教化を受けていないパラニドも存在し、その場合は信仰心も低くなる模様。教化を受けていないパラニドは、教化を受けたパラニドからかなり嫌悪されるらしく、場合によっては殺害される危険もあるとの事。
設定上は多数の性別を持つ存在であるが、生殖に関わるものはほとんどなく、ゲーム的にも性別は一種類のみ。

パラニド製の艦船は速度に優れ攻撃性が高めな傾向が強い。似たコンセプトのスプリット程のピーキーさは無いが、その分使いやすい。
万能寄りの特化機と言ったような感じで、DLCを含めても性能面で強い存在感を示す傑作機がいくつもある。
アルゴンやテラディと比べるとコストはやや高め。

艦船の名前はギリシャ神話由来のものが多い。アルゴンと似た感じだが、あっちはモンスターの名前ばかりに比べてこっちは神様の名前が多い。

 

フェニックステロ

艦船売却の仕様を悪用して友好度を下げないように攻撃する手法のこと。具体的な内容はFAQを参照。

 

中型ドックを持つ艦船に中型艦をドッキングさせ、戦闘時もドッキングしたまま運用すること。事実上の増設タレットとして機能する。詳細は、FAQを参照。

埠頭

以下のいずれかを指す。

  • 小型・中型艦船を建造できるステーションのこと。
  • まれに桟橋 (大型・特大型艦船をドッキングするモジュール) のこと。2023/07頃までゲーム内で桟橋を埠頭と誤記している部分があった名残り。
     

フリゲート

中型の戦闘用艦船。

小型ドックを搭載しており、小型艦船の収容とドローンの運用ができる。ちょっとした母艦として運用できる唯一の中型艦。ただし、小型艦船の修理・補給機能は備わっていないので、ドローン母艦としての運用が主になるだろう。X4のドック仕様上、性能はともかく似たような形状の船ばかりなのが難か。

詳細は艦船ページを参照。

 

プロジェクタイル

プロジェクタイル(projectile)とは「発射体」「投射物」を意味する英単語。
転じて、コンピューターゲームにおいては、発射後に所定の速度で飛翔し、着弾までに距離に応じた時間が掛かる弾や、それを発射する武器を指す。
発射と同時に着弾するなら敵の現在位置に向かって撃てばよいが、プロジェクタイルの場合は着弾までの時間に敵が動くことを見越して撃つ (偏差射撃) 必要がある。
主にFPS(First-Person Shooter)で使われる用語だが、この微妙に形容しづらい性質を一言で表せるので、便利である。

 

プロット

ストーリー性を持った一連のミッションのこと。ゲーム内では重要ミッション、本wikiではメインミッションに分類されている。

 

砲艦

中型の戦闘用艦船。タレットを中型艦としては多めに搭載でき、小回りも利くので乱戦に向く。

詳細は艦船ページを参照。

 

補給艦

補助艦船の別名。

 

補助艦船

特大型の戦闘用艦船。あらゆる艦船に対して補給・修理を行える。

大半の補助艦艇は、空母と同等の母艦能力と空母以上の修理・補給能力を持つが、自身の戦闘能力や移動能力は空母より劣る。

詳細は補助艦船運用を参照。

 

ボソ・タ

※関連:本部

英語で「Boso Ta」。ボロンの科学者で、Kingdom End導入前における唯一のボロン人の登場人物。年齢は47歳。
6.00でボロン実装のあおりを受けて顔形が変わった。
メインプロットで主に絡むことになる。若干マッド気味だが、彼の依頼をこなしていくことで様々な恩恵を得られる。
特にテレポートは色々な面で有用なので、なるべく早く解禁したい。

産まれてすぐアルゴン領を訪れ、ゲート遮断に巻き込まれてしまった。そのため、故郷に帰ることにとても執着している。

外部のインタビューなどでも度々言及されているが、ボロンの科学者ではあるが男性。
過去作のボロンと比べるとあらゆる方向で超越した能力という空気もあり、性別まで含めて異端感も。
なおKingdom Endシナリオで(ボロンとしては)かなりの老齢であることが言及されている。

 

ボロン

※主要派閥:ボロン女王国
※関連:ボソ・タ

五大種族の一つ。温厚な水棲種族。
水の中に住むという事は、火が使えないという事である。火が使えないという事は、それを使った様々な加工を行えないという事。つまり、知性と文明を発達させるファクターに欠ける訳である。*7
ボロンの場合は、どうも”神様”から知識と文明を貰って急発展したようで、それ故に自力で発展したのならば、その過程で恐らく必ず起こるであろう同種同士での争いもほぼ経験しなかったため、温厚で平和を愛する種族柄となったようだ。
だが、外宇宙において決して友好的ではない者達との出会いと戦いの経験から、彼らも身を守るために武装するようになった。それでも相手をなるべく死なせず、船体を傷つけないようイオン兵器を重視していた。
歴史的にはスプリットパラニドと仲が悪く、アルゴンとはボロン紛争で救ってもらった関係で友好関係にあった。テラディとはやはりビジネスで繋がる。
X4でアルゴンがイオンブラスターを生産しているのはボロンとの技術提携の名残である。
X4発売から長らく勢力として出てこなかったが、DLCのKingdom Endでようやく本格的に登場した。
なお、女王を頭に戴く女性上位社会で、男女の他、知能等に優れた第三の性別も存在しているが、こちらも女性として扱われているそう。

艦船の名前は水生生物が由来のものが多い。

種族名はホウ素が由来。

地味に公式でぬいぐるみも発売されている。

 

本部

プレイヤーがメインプロットで手に入れる事になるステーションの事。HQないしボソタステーションと呼ばれたりする。
謎の波動のようなものを発している小惑星を囲うように人口の構造物が配置されている見た目をしている。エンサイクロペディアでのモジュール名は「不明なモジュール」。

元はセガリス開拓団の所有物だったようで、DLC:CoHを導入するとちょっとしたトラブルになる。
研究によって便利な機能をアンロックできたり、インベントリアイテムを預けられたり、ハゲ男が居座ったり、果ては大質量テレポートで別の場所へ移動できたりと、様々な機能を有する特別なステーションとなる。

 

ま行

マジャ巻貝

パラニドの主食。
X3ではカタツムリのような見た目だったはずだが、なぜか今作ではアンモナイトのような見た目となった。
かつてのそれとは異なる種類なのだろうか。
殻が宝石になったり麻薬になったりと、色々と加工の幅の広い生物。

 

名声

関係と同義。ゲーム内でも複数の表現が使われている。

 

や行

輸送船

中型の交易用艦船。X4の物流の主役。詳細は艦船ページを参照。

本wikiや日本語コミュニティでは、交易艦船、すなわち配達船・輸送船・貨物船の総称としても使われる。

 

友好度

関係と同義。ゲーム内でも複数の表現が使われている。

 

ら行

リング

※関連:ハイウェイ

マップ中央付近のセクターをぐるりと一巡するハイウェイ環状線の事をゲーム内ではこう呼ぶ。X4の交通の大動脈である。
日本ではこれに似た著名な鉄道路線にちなんで「宇宙山手線」等と呼ばれる事もある。

 

レイダー

艦船のモデル名の1つ。海賊が乗り回している事が多いモデル。

ヴァンガードとセンチネルの差と異なり、レイダーは性能が大幅に変わる。そのため、見た目以外は全く別の船として独自の運用を行うことになる。

 

わ行

若き大物

X4リリース後、一番最初のバージョンからあるスタートプロファイル。デフォルトのプレイヤー名は「ヴァル・セルトン」。
おそらくは多くのプレイヤーがこのスタートからX4を始め、エリート ヴァンガードと1万クレジットを手に、宇宙へ旅立って行った事だろう。そして戻らなかった者も多数。

 

惑星間共同体

※関連:五大種族

共同体とも。
X4では主にアルゴンパラニドテラディを纏めてこう呼ぶ。*8
主にテランと区別する目的で使われる事が多い。

 
 
 

注意事項(共通)

  • 編集した/する場合はなるべくコメントを残してください。
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コメント

  • とりあえず内容を作成。足りない用語は後から足してもらうとして、間違ってる内容とかは容赦なく修正してやってください。 -- SSマン? 2021-01-24 (日) 14:58:47
  • 見つけた誤字等を修正。あとページ内リンクをテスト。これでいいかな? -- SSマン? 2021-01-24 (日) 19:12:47
  • 主な派閥や種族の略称の項目を追加。 -- SSマン? 2021-01-29 (金) 19:47:16
    • 艦船タイプやその他の用語を追加。 -- SSマン? 2021-02-28 (日) 17:47:08
    • 過去作で使われたM1やM2といった艦船等級についての項目を追加してみました。 -- SSマン? 2021-03-01 (月) 18:31:26
      • そういやなぜかXユニヴァース世界って巡洋艦がないんだよなー -- 2021-03-02 (火) 16:59:20
      • 確か設定的には有るけども、【文字通りデカすぎてゲート通れない】からゲームには出ない的なのを前作で聞いた気がするw -- 2021-04-19 (月) 21:46:07
  • DLC:CoH追加派閥の略称の項目を追加。あと主な種族の項目を追加。 -- SSマン? 2021-07-03 (土) 23:39:18
  • AGI、ATF、テレポート、ボソ・タ、本部の項目を追加。あと既存の項目の一部に少し追記。 -- SSマン? 2021-07-06 (火) 21:25:22
  • 各種族の解説を書き直してみました。 -- SSマン? 2021-07-25 (日) 15:19:10
    • 誤字や文法の誤りを修正。 -- SSマン? 2021-07-25 (日) 18:17:53
  • Ancients、スーパーハイウェイの項目を追加。ハイウェイの解説を変更。追加項目のリンクの挿入。 -- SSマン? 2021-08-27 (金) 20:13:03
  • 各艦種 (戦闘機など) の項目について、詳細の誘導先を困ったときは(FAQ)#l1474b89から艦船に変更しました(FAQは概要しか載っていないので)。ただし、空母と補助艦艇は空母運用補助艦船運用に誘導しています。 -- 2023-11-19 (日) 22:51:04

*1 武器毎の射程差の影響は不明。
*2 間隔は艦船のサイズや武器の発熱率やクールダウン時間による?
*3 艦船などは前後左右でグループ分けされている可能性がある?
*4 例えばグラビトンタレットを装備したゼノンのKに中型x2小型x5程度の小部隊を差し向けると、大抵は耐久が高いはずの中型が真っ先に落とされる。
*5 XRやX4より後である。
*6 それでもAncientsにしてみれば相当に初期。
*7 我々人類が陸生であるという事は結構大事な事なのだ。
*8 スプリットが含まれるかは不明