説明
カルミラ城の眷属。
彫像化属性は氷、雪。状態異常は倒錯、狂熱。
外見
白うさぎの獣人。糸目。丈短の着物。
状態異常
倒錯
- 増幅感情は「寂寥」。膨れ上がった人恋しさを持て余し、なりふりかまわず他者にすがりつく。
- 効果は魅了に近く、敵味方を問わず目についた相手に抱き着き、火照った体を擦りつける。
- 身近に人がいなければ、その関心は彫像や造形物へ向かう。
狂熱
- 体質変化は「異常フェロモン」。性別に関係なく、相手の肉欲を掻き立てる芳醇な体臭を発する。
- 匂いの傾向は人によって異なる。自他ともに影響をあたえ、淫らな行動へ誘う。
能力
雪華の月(結界)
兎脚(補助)
- ウサギに由来する強靭な脚力。
- 番人中でも有数の敏捷性をほこり、結界内においては大気中の細氷を足掛かりに空中移動すら可能。
- その脚力は常に発揮され、俊足による高速動作にとどまらず、蹴り技においても他を圧倒する。
四葉晶(補助)
- 四つ葉を象った浮遊氷晶。
- 冷気の結晶体。月兎が魔力生成し、無数に空中設置している。月兎にとっての空中の足場。
- 四葉晶は破壊時に冷気を放出する。
- 月兎は自ら四葉晶を破壊し、その冷気をもって氷雪武装を高速生成する。
霜下駄(攻撃)
催淫:-D 快楽:C 射程:D 捕捉:D 状態異常:倒錯
- 凍てついた氷晶足甲。
- 破壊した四葉晶の冷気によって生成され、脚部に装着する。
- 通常時は長い一本歯の高下駄。またより戦闘的な、膝上までを鎧う足甲の形態をもつ。
- 冷たい魔力は、催淫官能の両面から相手を苛む。
- 実際使い捨ての武装であり、霜下駄の破壊で生じた魔力によって倒錯の状態異常を付与する。
鏡餅(攻撃)
催淫:D 快楽:D 射程:B 捕捉:C 状態異常:倒錯
- 身の丈を超える巨大な雪玉。
- 破壊した四葉晶の冷気が凝縮し、まるまるとした大雪塊を生じる。
- 冷たい魔力を放出しており、近づく者へ倒錯の状態異常を付与する。
- 真髄は破壊時。雪塊の一片がそれぞれ雪兎となって、群れとなって狙った相手に殺到する。
- 月兎が蹴り転がす、また相手の攻撃に破壊された際や、相手に命中することでも雪兎は生じる。
- 雪兎一体ごとは脆く打撃で容易に崩れるものの、数十体の群れが群がることで対応を困難とする。
獣香(攻撃)
催淫:D~C 快楽:- 射程:B 捕捉:C 状態異常:倒錯
- 月兎の体臭である濃厚なムスク系動物臭。
- 平時は効果が薄いが、月兎の興奮と発情とともに催淫性を増していく。近いほど濃厚で、肉弾戦を凶悪なものとする。
- 対峙者ははじめ、香水の原液のような強烈な香りに面食らうものの、しだいに獣臭に魅了され、耐えがたい淫欲に苛まれる。
月杵(攻撃)
催淫:D 快楽:C~B 射程:D~C 捕捉:D~C
- 三日月状の先端をもった長柄杵。
- 冷気の精髄。触媒となる四葉晶の個数が多いほど、強力な能力行使が行える。また迷宮でも稀な雪化の属性が宿る。
- 雪の凝縮物であり、細見の外見に反して極めて強靭。
- 武器として打撃に用いる。その際、属性の上書きが発生し、氷化部は雪像に置き換わる。
- 雪像の強度は石像並で破壊困難だが、熱に弱く溶けると不可逆な損傷となる。
- 真価は破壊にあり、月杵を触媒とすることで、瞬時に大規模な氷塊を生み出す。とりわけ地面を打ち据え、三日月氷塊で一帯を氷漬けにするのが決め技。
特記
雪達磨
- 月杵の犠牲者のうち、氷漬け雪像と化した異種呪像の呼び名。
- 現実の雪達磨とは似ても似つかず、共通点は氷塊の形状がかろうじてダルマに見える程度。
- 実態は多重封印であり、雪像の弱点である熱を、厚い氷層でもって遮断する。
- 解呪には氷の除去が必要なものの、結界内において氷が溶けることはなく、手の出しようがない。
- 雪達磨自体も冷気を発しており、結界の維持と拡張に利用される。
エピソード
- なし
メモ
- なし
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