説明
- 性格は気まぐれでマイペース。獲物を取り逃がしても大目に見られており、増長しつつある。
- 待機時は眠って過ごし、寝台に囚われた被害者の痴態を夢として共有している。
- 生身の儚さを憐れみ、寝台の眠りこそが救いであると考えている。
外見
- アレキサンドライトのゴーレム。色調は時間とともに美しく移りかわる。
- 絶世の美少女の姿。中肉中背。バストはC。二つ結びの長髪を腰まで伸ばしている。
- 美しい裸体を露わとしており、蝶の羽だけが唯一の装飾品といえる。
能力
- 戦闘スタイル 近距離1:中距離6:遠距離3
- 圧倒的な防御性能をそなえ、有利な間合いを保って戦いを進める。
- 吐息と帳は捕捉範囲が広いため、移動を強いて寝台へと誘導する狡猾さをもつ。
冥府の寝所(結界)
- 閉鎖結界。黒曜石で作られた宮殿。
- 巨大な天蓋つきの寝台を中心に、天井からいくつもの天幕が垂れる。天蓋を囲むように無数の寝台が並ぶ。
- 結界の出口は最奥の大扉。
特性「精気循環」
帳(補助)
- 闇を凝縮した一対の巨大な蝶羽。
- 浮遊、防護、念動の三能力を備える。
- 浮遊は基本能力。ゆったりと宙を漂う程度で回避には向かない。
- 帳が変化した闇衣は極めて高い防御能力を誇り、あらゆる攻撃への耐性をもつ。
- 帳が綻んで生まれる黒蝶は念動力をもつ。黒蝶が群がることで相手を強引に引き寄せるなど使途は広い。
- 帳の闇の総量は一定。黒蝶に変化させた割合で、闇衣の防御性能は引き下がる。
- なお帳は光輝を弱点としており、唯一の有効打となる。
常吸精(補助)
吐息(攻撃)
催淫:C 快楽:C 射程:D 捕捉:D
状態異常「悩殺」 蓄積:C
- 「破滅衝動」。相手の思考力を奪い、破滅への陶酔を植えつける。相手は自己犠牲、自己破滅をいとわぬ行動をとる。
濡羽(攻撃)
催淫:- 快楽:B 射程:C 捕捉:D
- 帳の攻撃形態。闇を凝縮した長大な刀身。
- 帳と同様、物理非物理への干渉力をもつ。濡羽は吸精に優れ、強烈な快感とともに精気を吸い上げる。
- 濡羽の一撃をうけた相手は、彫像化属性が石から宝石へ変化する。
状態異常「悩殺」 蓄積:B
- 「破滅衝動」。相手の思考力を奪い、破滅への陶酔を植えつける。相手は自己犠牲、自己破滅をいとわぬ行動をとる。
冥蝶(使役)
催淫:C 快楽:C 射程:B 捕捉:D
- 寝台に宿る犠牲者の魂が変じた魔物。
- 妖精に似て小柄な、青い蝶羽をもつ乙女。容貌は犠牲者を模しており、陶然とした雰囲気。
- 一つの寝台から数体が出現する。寝台に縛られた存在のため行動範囲は限られる。
- 常吸精による精気吸収が主能力。対峙者へ群がり肢体をこすりつけ精気を吸い尽くす。
状態異常「憑依」 蓄積:C
- 「欲望発散型」。冥蝶みずからの寝台彫刻にまたがり一塊と化す。
匣(攻撃)
催淫:- 快楽:B 射程:B 捕捉:C
- 帳の黒蝶が生み出す小結界。
- 相手に纏わりついた黒蝶が闇の立方体を形成。中心に向かって縮小し、空間ごと対象を圧縮する。匣が脈動するたび、囚われた者は強烈な吸精をうける。
- 対象が力尽きると匣は復元展開され、寝台彫刻と成り果てた犠牲者が出現する。
特記
寝台
- 匣の犠牲者が成す特異な彫刻。寝台彫刻とも。
- 石棺に似た一塊の石台。蓋に相当する場所に犠牲者像が配されている。石像は石台に浅く埋め込まれている。
- 結界外において、寝台は低級の吸精能力を発生させる。
旧能力
■吐息
- 冷気をともなう甘い吐息。
- 射程は3メートルほど。前方へ向かって扇状に広がっていく。
- 吸いこんだ対象へ、状態異常「悩殺」を与える。
- もたらす衝動は「タブー」。破滅するとわかっていても破らずにはいられなくなる。
- また息を吸うことで、周囲から精気を吸収する。
■神酒
- タブーへの誘い水である、魔力を帯びた宝石色の液体。
- 30センチほどの玉大で、吐息を濃縮して作りあげる。
- 放たれると宙を漂いながら、非常に緩慢な速度で「悩殺」対象へと向かっていく。
- 「触れると破滅する」とプシュケがあらかじめ宣言している。
- そのためタブーから逃れるすべはなく、最後には必ず触れることを選んでしまう。
- 濃縮された快感の魔力であり、命中すると官能を凍てつかせながら絶頂へと導く。
■閉鎖結界:冥府の寝所
- 黒曜石で作られた宮殿。
- 巨大な天蓋つきの寝台を中心に、天井からはいくつもの天幕が垂れる。
- 天蓋を囲むように小型の寝台が並び、表面には女性の姿が彫刻されている。
- 特性は「精気循環」。
- 天幕を伝い、吸収した精気を結界内へ巡らせる。
- 効果は損傷の修復のほか、冥府の蝶の活性化をもたらす。
■帳
- 闇を凝縮した黒色の衣。巨大な蝶の羽として顕現する。
- プシュケの主力であり、片羽ごとに操作が可能。
- 主な能力は3点。
- 浮遊。ゆったりと宙に浮かび上がる。速度は遅く回避には向かない。
- 守り。羽で身体を覆い、あらゆる攻撃に耐性を得る。光をうけると綻ぶ。
- 念動。羽を小さな蝶に変え、対象を持ち上げ引き寄せる。
■筺
- 帳の片羽を凝縮し、空間に黒い穴を生む。
- 穴はゆっくりと裂け目を広げ、最大で半径1メートルまで成長する。
- 触れた者を取り込み、寝台彫刻へと作り換えてしまう。
- タブーの呼び水としても機能する。
■寝台
- 被害者の成れの果てである寝台彫刻。
- 数十ほども並べられており、それぞれが罠として機能する。
- 通常の被害者像と同様に、触れたまま彫像化すると癒着し解除を困難とする。
■冥府の蝶
- 従者の一種。寝台彫刻の被害者の魂が変じた魔物。
- 外見は青い蝶の羽をもった裸の乙女。背は10センチほど。高い声音でさえずる。
- 一つの寝台から数体出現し、眠りをともにするつがいを求め襲いかかってくる。
- 寝台に縛られており、離れられる距離は2メートル程度。
- まとわりつくと対象の身体に溶けていき、状態異常「憑依」を与える。
- 「憑依」後は寝台へと向かい、自らの彫刻にまたがって最後には一塊と化す。
- 魔物化する際に性格も変化しており、躊躇なく来訪者を手にかける。
- 精気循環で活性化すると、出現数が増加する。
■特記 タブー
- 「悩殺」付与した対象を、神酒によって宝石像へと変える。
- 「触れてはいけない」と念押しされた誘惑はすさまじく、恍惚としたまま舌や手を、あるいは恥部を突き出して神酒を受け入れる。
- 神酒は石像を一瞬で凍結させ、生えたツララごとアレキサンドライトの宝石像へと変化させる。
■特記 蝶付き寝台
エピソード
メモ
- プシュケの逸話は固め向きで、冥府の眠りや神酒ネクタルをそのまま能力化しました。
- 寝台の元ネタはLTBSAより、Leemさん作品「Soulsnight」から。墓場の霊に誘われて、快楽のまま墓石の上で石化するのが大変ツボでした。
- 世界観として二体一対で癒着した像は解除が極めて困難なため、プシュケの結界はかなり邪悪な性能となっています。
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