原語は「Trebuchet」。
ウィキペディアでは「トレビュシェット」となっている。
平衡錘投石機(へいこうすいとうせきき)とも訳される。巨大なおもりの位置エネルギーを利用して石を投げる。攻城用の投擲兵器としては後発にあたる。大型で威力と安全性に信頼の置ける火砲が出現するまで利用された。
動物の腱などの弾力を利用するバリスタなどの他の投擲兵器と違い、岩石などを詰めた箱の重量を利用するので、大きく造ればそれだけ威力が増した。また、詰め物の重量を変えることで射撃距離を自由に調整でき、精度も高かった。この投石器は最大のものは140キログラムの石を最大300メートルも飛ばすことができた。小型の物や原型となったマンゴネルはおもりではなく人力で投擲し、その際は竿にかけた何本かの紐を複数の人間が同時に引くことで投擲した。出典「ウィキペディア」
カタパルトと同じく、岩石などを投射する攻城兵器の1種。カタパルトとの大きな違いは固定式であり、移動できないという点。その分、射程距離や威力はカタパルトより高い。
ファンタジー作品ではカタパルト同様、攻城戦や野戦の場面で登場することがあるが、世界観によっては大規模な攻撃魔法が使われたり、火薬や魔法を用いた大砲が存在する場合があるため、活躍場面はあまりない。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
クラシックD&D第4版ではマスター・ルール・セットで登場する。
命中判定は操作員の射撃担当者のレベルを用いる。操作員は訓練を受けておく必要がある。
弾は通常弾、樹脂処理弾(エキスパート・ルール・セットのピッチの事)、特殊弾。
特殊弾は人間や動物の死体などを含む。主に防御側の士気を下げたり、疫病を蔓延させることを狙う*1。
本体価格400gp。シージマシンでの運用・維持費は毎週8,000gp。
エンカンブランスは24,000cn。射程距離は最短100で、250/400/500。射撃速度は1/6ラウンド。
操作員の定数は12人。