モンスター/【リバイアサン】

Last-modified: 2020-07-01 (水) 22:08:55

原語は「Leviathan」。
リヴァイアサン、レヴィアタンとも呼ばれる。
旧約聖書では海中に棲む巨大な怪物とされている。姿はクジラやワニ、ヘビ、あるいは竜とも言われている。
中世以降は海や水に関係する悪魔の1種と見なされるようになった他、キリスト教七つの大罪では嫉妬を司るとされる。
日本では『ファイナルファンタジー』シリーズの第2作目以降に登場することで有名になっていき、以後様々なファンタジー作品で出てくるようになった。
RPGが普及した後のファンタジー作品では、水を司る神格だったり、竜の1種だったりすることが多い模様。中にはその名称から「リバイアさん」「レヴィアたん」などと擬人化されることもある。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第4版ではAC6 モンスターマニュアルに登場するモンスターの1種。
序文は「この恐怖のモンスター、デザート&マリンリバイアサンは、巨大なワームのようなばかでかい裂けた口をしたモンスターである。」から始まる。
砂漠に生息するデザート・リバイアサンは体長500フィート(約150メートル)、幅40フィート(約12メートル)、水棲のマリン・リバイアサンに至っては体長650フィート(約195メートル)、幅30フィートとなる。
いずれも、巨大な口で広範囲のものを吸い込んでしまう。吸い込まれたものは咀嚼と消化によるダメージを被ることになる。
アーマークラスはそれほど高いわけではないが、ダメージ減少や一部の魔法無効などの特殊防御が厄介。
そして、その巨体に相応しいヒットダイスはデザート・リバイアサンで60、マリン・リバイアサンで70という数値を誇る。このため最大HPは480~560という、コンピュータゲームじみた数値になる。
このヒットダイスは、日本語化されたクラシックD&Dの正規ルールにあるモンスターの中では最も高い。


ちなみに「マリン・リバイアサンのガルガンチュアというネタが雑誌に掲載されたことがある。
これを真面目にデータ化した場合、体長1300フィート(約390メートル)、ヒットダイス560、ヒットポイントの最大値は4480という途方もない「怪獣」が出来上がる。もちろんマトモなDMであれば、何の対抗手段もなしにこんな怪獣をプレイヤーキャラクターにぶつけようとは思わないだろうが。

関連用語

AC6 モンスターマニュアル