モンスター/【ガルガンチュア】

Last-modified: 2023-06-24 (土) 10:33:00

原語は「Gargantua」。
ガルガンチュア。ガルガンチュワ、ガルガンテュアと表記されることもある。
元々は16世紀の人文主義者の作家フランソワ・ラブレーが著した物語『ガルガンチュア物語』に登場する巨人のこと。
元ネタを反映して、巨大な怪獣やロボット、ゴーレムなどにこの名前が付けられていることがある他、コンピュータゲーム『デビルサマナー』シリーズにも同名の存在がいる。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではコンパニオン・ルール・セットで解説されるが、モンスターの種族というわけではなく、後年の「テンプレート」と称される規格に近い。
ここでは「狂った魔法使いガルガンチュアにより創造された巨大モンスターの総称」と記述されている。
通常のモンスターを巨大化したものであり、その性質は元になるモンスターと変わらない。
ただしその体長は通常の2倍の大きさであり、ヒットダイスやダメージ、移動速度などは大きさに合わせて最低でも2倍以上に上がる。
反面、その巨体のために不意打ちは不可能になり、人間サイズ以下の敵を攻撃する時には命中判定にペナルティが加算されてしまう。
アーマークラスアライメント、攻撃回数などは基本的に変更はないが、論理的な変更も可能とされる。
ダンジョンマスターズルールブックではキャリオンクロウラーガーゴイルトロルの3種のガルガンチュアが例として示されている。
なお出現数は原則1体のみだが、ガルガンチュアの塔付近は例外と記されている。このため、ガルガンチュアの塔付近は巨大生物が最低でも複数が存在し、ひどければ特撮映画『SF巨大生物の島』のようにガルガンチュア種の楽園と化している可能性がある。