呪文/【ディスビリーフ】

Last-modified: 2020-12-30 (水) 20:03:08

原語は「Disbelief」。
disbeliefは不信、疑惑を意味する名詞。
対象の生物や物体を、その存在を否定する魔法。これにより術者は対象となった生物からのダメージや妨害を受けづらくなり、物体はその存在が無いものとして行動することになる。
D&Dシリーズでも風変りな魔法の1つ。

アドバンスド・ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ

プリースト6レベル呪文。未訳のため訳語はなし。
エンチャントメント/チャームに属する。コンポーネントはV、S。
スフィアーは「ソート」。
術者が指定した生物や物体の実在を否定することで、対象の生物や物体が存在しないとして行動できる呪文。
生物を「ディスビリーフ」するかけ方と、物体を「ディスビリーフ」するかけ方がある。

  • 生物対象
    詠唱時に近い位置にいる、最大4体までの生物にかけることができる。
    「ディスビリーフ」した生物たちと術者は、互いが存在していないものとして行動することになる。これにより術者は「ディスビリーフ」した生物たちから行動を妨害されることがなくなる。もちろん、術者側からも「ディスビリーフ」した生物に干渉するような行動はできなくなる。ただし「ディスビリーフ」したはずの生物の攻撃に巻き込まれることはある。
    術者が「ディスビリーフ」した生物からの攻撃でダメージを受けた場合、「ディスビリーフ」の効果が終了した時点で術者は対スペルST判定を行う。その成否により「ディスビリーフ」した生物から被ったダメージが1/8、もしくは1/2しか被らないことになる。
  • 物体対象
    体積で20立方ヤードまでの物体にかけることができる。
    「ディスビリーフ」した物体はその場に存在しないかのように行動できる。

「ディスビリーフ」の効果を維持することは他の呪文より難しく、術者は対パラライズST判定を行わねばならない。これに失敗すると、対象の存在を信じてしまうことになる。
持続時間はラウンド単位で、術者レベルに比例して延長されていく。
初出は「Tome of Magic」。
Spell FrequencyはCommon。