セーヴィング・スロー

Last-modified: 2020-02-28 (金) 20:58:55

原語は「saving throw」。
PCやキャラクター、クリーチャーが受けた魔法や毒などの攻撃に対して回避、あるいは抵抗できたかどうかの行為判定のこと。成功すると、魔法や毒などの効果が減少、あるいは無効化する。
セーヴィング・スローの基準値となる数値は、対象のクラスレベルで基準値が決まり、さらに敏捷力耐久力判断力などのPCの適切な能力値や、状況、装備品によって変動する。
どの版でも判定は1d20の上方ロールで行われる。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

この版では、セーヴィング・スローは『死の光線/毒』、『魔法のワンド』、『麻痺/石化』、『ドラゴンブレス』、『呪文/ロッド/スタッフ』の5種類。
日本語訳は「セービングスロー」で、略語として「ST判定」が使われていた。ただしAC6キャラクターレコードシートでは「セーヴィング・スロー」と表記されている。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第2版では、セーヴィング・スローは『麻痺/毒/死の魔法』、『ロッド/スタッフ/ワンド』、『石化/変身』、『ブレスウェポン』、『呪文』と、種類は5つだがクラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズとは異なる分類になり、上から順に優先順位で判定するのが基本原則となる。また、ウィズダムデクスタリティがあると特定の状況のセーヴィング・スローに対して修正がつく。

ダンジョンズ&ドラゴンズ第3版

この版では、セーヴィング・スローは「頑健」(Fortitude)、「反応」(Reflex)、「意志」(Will)の3種類に再編された。 各キャラクタークラスにはレベルによって基本セーヴ・ボーナスが決まり、これに能力修正値を加えた値を用いる。