原語は「Signaling」。
signalingは合図する、信号を送るという意味の動詞signalの現在分詞形。あるいは信号や合図を指す名詞。
特定の種族や属性にのみ通じる合図や信号を残したり、そういった印を読み取る技能。
積み上げた石や特定の音、旗の振り方など、古来から光や煙、色や物、音やそのリズムなどにより遠くにいる味方、あるいはその場所を通行する味方にメッセージを残す手法が存在している。こうした魔法に頼らない合図や信号はファンタジー作品でもそれなりに使われているはずだが、作品内でそれらが使われる描写があることはあまりない。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第4版では登場しない。
ルールサイクロペディア
第5版であるルールサイクロペディア版での日本語表記は「信号(シグナリング)」。
関連する能力値は知力。
この信号技能を習得した者同士で通じる伝言を残したり送ることができる技能。この技能は何か特定の種族や組織で使われるそうした信号や合図を用いる知識を習得していることになる。
ただしこの信号技能は、信号を使う「タイプ」を決める必要があり、決めたタイプ同士でしか伝言は通じない。
例として挙げらえているのは「ドワーフが残した積み上げた石」、「軍隊で使うトランペット信号」、「海軍の手旗信号」、「煙による合図」、「太鼓による合図」が挙げられている。
それぞれの信号の伝達の仕方はイメージできるが、どのくらいの範囲のキャラクターがそれを理解できるかは割と範囲が大雑把な表現になっている。とはいえ、あまり厳密に決めても不便なので、どのくらいなら信号、合図として利用できるかはDMとプレイヤー次第だろう。