原語は「Treewalking」。
直訳すると「木歩き」。
木の上部や枝を渡り歩いたり、木の上で作業や戦闘などの行動を行う技能。
ファンタジー作品ではキャラクターが森林で木から木へと飛び移ったりする描写があるが、そういった行動を可能にする技能と考えてよい。
普通に考えればエルフが有していてもおかしくない技能もしくは特殊能力だが、意外にゲームシステムとして採用している作品はそれほど多くない印象がある。
クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ
第4版ではデクスタリティを判定基準とする技能の1つとしてGAZ5 アルフハイムのエルフで登場する。
GAZ5 アルフハイムのエルフ
アルフハイムのエルフが先天的に有する技能の2つのうちの1つであり、アルフハイム出身のエルフは必ずこの木上移動技能を習得しているということになる。
判定基準はデクスタリティ。
木の上の高い場所に留まったり、木から木へと渡りながら移動したり、作業や戦闘を行う技能。
エルフは幼少のころから樹上での行動の仕方を学んでいくとされている。
普通に木の上を移動するだけなら技能判定は必要ないが、強風で枝が大きく揺れていたり戦闘などの複雑な行動をとる際には技能判定を行うことになる。
判定の修正値が記されており、出身地やセンチネルオークの木ならば+1、あまりなじみのない種類の木なら-1、枯れてもろくなった木なら-3となる。また木上移動技能で判定するエルフの経験レベルと経験点でも修正値が付く他、アルフハイム出身ならさらに+1のボーナスが付く。
関連項目
【追跡(技能)】