概要
RPK 1943はソ連のバトルパス報酬として入手可能な軽機関銃。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | - |
BR | II |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 300 | 400 | 600 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 13.2 | 11.9 | 10.6 | 9.2 | 4.0 | 1.3 | 0.1 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0 | 0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.62 |
---|---|
打撃力*1 | 13.2 |
銃口初速(m/秒) | 815 |
発射速度(発/分) | 500 |
リロード時間 (秒) | 2.4 |
拡散値 | 32 |
反動制御(%) | 25 |
垂直反動 | 52 |
水平反動 | 16 |
供給システム*2 | 15発マガジン |
重量(kg) | 7.2 |
スプリント係数(%) | 80 |
カートリッジの質量(g) | 21.8 |
射撃方法 | オート |
銃剣 | - |
解説
特徴
ソ連で使用できるBR2の軽機関銃。
本銃の入手にはバトルパス報酬である金チケットか750ゴールドでの購入が必要になり、最大で4丁まで手に入れることができる。
【火力】
単発打撃力13.2と、軽機関銃としては平均的。
発射速度は500発/分に留まっており、さほど速いレートではないが、BR2の軽機関銃としては平均的な部類だろう。
純粋な火力としては堅実にまとまっている性能だが、銃口初速が815m/sと高速であるため、交戦距離の影響を受けにくい。
一方で装弾数が15発と少なめであり、装弾数25発のMadsenなどと比べると継戦能力には劣る。
そのため頻繁なリロードが発生することになるが、リロード時間が2.4秒と軽機関銃としては短めなので、実戦では意外と隙を生じにくく感じるだろう。
リロードが生じやすい必然性からリロード時間短縮パークを習得する恩恵は大きいため、ポイントに余裕があれば検討しよう。
【適正距離】
近距離から50メートルほどの中距離まで。
本銃は軽機関銃であるものの、取り回しに優れているため、近距離での戦闘も十分可能となっている。
発射レートが500発/分と平均的であり、装弾数も15発に留まっているため、継戦能力には劣るものの、至近距離で突撃兵に遭遇しても、他の軽機関銃のように腰撃ち立射で弾がばらけて当たらないという事態には陥りにくいだろう。
また、二脚も装備されているためマウント射撃がしやすく、装弾数が15発と少なめであるため制圧力は限定的だが、軽機関銃らしく中距離以遠の敵兵を掃射することも可能となっている。
【命中精度】
集弾性は拡散値32となっており、平均的な拡散値が40台ほどの軽機関銃の中にあって最優秀クラスの精度を誇る。
本銃の拡散値を僅かに凌ぐ軽機関銃としては、日本の九七式車載重機関銃が挙げられるが、こちらはスコープ搭載の軽機関銃であることから、本銃の高精度の程がわかるだろう。
反動としては垂直反動が52とやや大きめであり、発射レートが500発/分と大人しめの本銃であっても、射撃中は跳ね上がるようなリコイルを生じる。
一方で水平反動は16と平均からしても少なめに設定されているため、横ブレは生じにくくなっており、リコイルパターンとしては素直なものとなっている。
そのため、垂直反動軽減パークを習得していれば、本銃の反動制御は比較的容易となるだろう。
なお、本ゲームでは表記されていないデータとして各銃にADS速度が設定されているが、本銃では0.7に設定されており、かなり素早くADS状態に移行することができる。
(参考例として、Madsenを始めとする一般軽機関銃は0.3、短機関銃であるPPS-43は0.8に設定されている)
【総論】
本銃は軽機関銃に分類されているが、その中でもアメリカ軍の軽機関銃であるBrowning M1918を初めとするBARシリーズのような性格が色濃い銃器である。
BARシリーズと同様、スプリント係数が80に設定されているため、50に設定されている一般的な軽機関銃とは異なり、比較的軽快に動き回ることができる。
また、ADS速度も鈍重な軽機関銃としては0.7と例外的に素早く、短機関銃に準ずる水準であるため、敵兵に遭遇した場合でもすぐに銃を構えてADS状態に移行することが可能。
したがって、後方や側面に配して中距離の敵兵を掃射し制圧する支援火器というより、動きながら敵兵を撃ち倒していくセミオート小銃のような運用が適しているだろう。
実際の使用感としては、BR5のバトルライフルであるAVT-40を火力も反動もマイルドに調整した小銃といった趣きがあり、非常に扱いやすい。
スペックを見るだけではあまりパッとしない印象のある本銃だが、BR2で使用可能な軽機関銃兵用のバトルライフルと捉えれば破格の性能を有しているといえる。
同じくソ連BR2帯の唯一の軽機関銃であるMadsenが、残念ながら優秀とはいい難い性能であるため、そういった点からも本銃は魅力的な選択肢となり得る。
一般的な軽機関銃とは運用が異なるとはいえ、Madsenに不満を抱えている、あるいはBR2帯をメインの戦場にしているプレイヤーであれば、貴重な金チケットやゴールドでの購入になるものの、本銃を試してみる価値はあるだろう。
史実
1943年7月に試作されたソ連の軽機関銃。設計者はAK-47で有名なあのミハイル・カラシニコフである。
旧式化したDP-27を更新する必要があり、複数の機関銃が試作された。要件としては7.62×54R弾を使用したDP-27より軽量かつ、信頼性のある機関銃だった。
ロシア帝国時代から使い続けている7.62×54R弾を近代的な軽機関銃に適合させるのは困難を極め、他の設計者がガス圧式を採用する中ショートリコイルによる反動利用式を採用した。
弾倉はAVS 36のマガジンを使用し、当時としては技術的にかなり興味深いものではあったが、テストでシモノフとデグチャレフの機関銃に敗れ、最終的にはDPMが採用されるに至った。
この銃の反省から、カラシニコフは銃の信頼性や部品の単純さを重視するようになった。そして生まれたのがAK-47である。
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小ネタ
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出典/参考文献
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