システム/【アクションバトル】

Last-modified: 2024-04-17 (水) 03:10:42

全般

アクション要素を伴うバトルシステム。
近年まではFFシリーズ本編(ナンバリングタイトル)はアクションのないコマンドバトルで統一されていたが、
直近のナンバリングではアクションバトルが採用されているほか、派生作品には数多くのアクションバトルが見受けられる。


アクションゲームの醍醐味は、思い通りに動かすことの楽しさが第一に挙げられる。
もう一つの醍醐味は、反復練習で少しずつ操作が上達していくという、プレイヤーが自身の成長を実感できる楽しさが挙げられる。
これらは相乗効果になっており、強敵を倒すために反復練習して操作が上達すれば、動かす楽しさもアップしていく。
適切な難易度設定が重要で、プレイヤーの力量と全く釣り合わない難度では上達までに非常に時間がかかり、苦痛が上回ってしまう。
また操作性も重要で、入力のレスポンスが遅かったり、意図しないアクションが暴発しやすかったり、入力操作が複雑すぎると、動かす楽しさが損なわれる恐れがある。
プレイヤースキルで差が出る技術介入要素も重要で、これが希薄すぎるとやりがいが損なわれてしまい、作業プレイに陥る恐れがある。

FF15

ナンバリングタイトルとして初めてアクションバトルを採用。
(当初Versus XIIIとして開発されていた名残り)
そのため、従来のFFファンに敬遠される一因となった。
ウェイトモードやEASYモードを搭載し、アクションが苦手なプレイヤーに一定の配慮をしている。

各DLC

オンライン拡張パック:戦友」は本編に近いバトルシステムだが、ウェイトモードがない等、ハードルが高いものになっている。
(オンラインマルチプレイの性質上、ウェイトを実装できないのは確かだが)


「エピソード グラディオラス」「エピソード プロンプト」「エピソード イグニス」は成長要素がないため、
アクションRPGどころか純粋なアクションゲームと言える。
ただし難易度EASYを選択することは可能で、特にデメリットもない。

FF16

打ち上げ攻撃やエネミーステップ(ストンプ)が存在し、コンボ要素の強いアクションとなっている。
また敵の攻撃を直前で捌くと強力なカウンター効果が発動するなどパリィ要素も強い。(そもそも基本行動にガードが存在せず、敵の攻撃を直前でかわす事が防御の基本となっている)
さらにボス等の強敵ではテイクダウンを奪って瞬間火力を出すというバーストの要素もある。

これだけなら相当アクションに慣れた人向けなのだが、サポートアクセサリを装備する事でアクションが苦手な人でもクリアできるようになっている。
例えばボタン連打でコンボを自動で繰り出すという格闘ゲームでよく見られるA連システムや、敵の攻撃を受ける直前に時間の流れがスローになるシステムなどがサポートアクセサリ装備で利用できるようになる。

  • アクションゲームにおけるコンボは「ボタン連打やワンボタンで乱舞技が出る単純入力タイプ」と、「コンボパーツを組み合わせてコンボレシピを作る複雑入力タイプ」があるが、FF16は後者に該当する。
    レシピを要する後者のタイプはボタン連打では火力が出ないため、アクション初心者には極めてハードルが高い。
    敵の体力を削るのに苦労する人は、A連システムをサポートするオートアタックの指輪の装備が推奨される。

ガードシステムは召喚獣タイタンを装備した場合に使用できるタイタンブロックという形で用意されている。
一部のガード不能攻撃は直前ガードであれば防ぐことができるなど、パリィ系のアクションゲームにはお馴染みのガードシステムになっている。


攻撃、魔法、フィートの3種の基本攻撃をベースに、クールダウン付きの強力な攻撃を繰り出す召喚獣アビリティ、トルガルによるバディアクション、リミットブレイクによる強化などの要素で構成されたコンボゲー。

操作はシンプルに纏められている。
レバー入れ技、ディレイ入力技、ロックオン時限定技などの要素はなく、ゲームスピードもコンボゲーとしては控えめ。
ただし攻撃および魔法の強化版は長押し入力が求められるため、ボタン割り当ての設定変更はほぼ必須。

操作はシンプルだが、敵が転倒中なら効果が変化する技や、高空から出すと強化版になる技など、敵の状態や位置関係によって技にバリエーションを持たせている。
またフィートの性能は召喚獣切り替えで変化し、さらにトルガルとの2体同時攻撃や召喚獣アビリティ等も織り交ぜて多彩なアクションが可能。

カウンター技が豊富でリターンも非常に高く、コンボゲーとしてはカウンターの比重がかなり大きい。
ジャスト回避やジャストガードの成功時しか発動できないという制約はあるが、それを差し引いても積極的に狙うべき性能を有している。
ボス戦ではコンボしつつも積極的にカウンターを決めるのが理想形で、流れるように攻守を切り替えカウンターを決める華麗なアクションはFF16の最大の特長である。

関連・派生作品

アクションバトルを搭載した作品を列挙。


FFの近縁作品としては聖剣伝説シリーズキングダムハーツシリーズがアクションRPGの分野で代表的存在。