FF13-2
エンカウントに関連するシステムの1つで、フィールド上で表示される円形状のタイムゲージを指す。
本作におけるエンカウントは、フィールドを移動しているとエネミーを象ったシンボルが周囲の空間に出現し、
そのシンボルと接触するとバトルが開始されるという流れになっている。
(従来の用語を借りるなら、ランダムエンカウントとシンボルエンカウントを折衷したような形式である)
エネミーシンボルが出現するとモーグリクロックが画面下側中央に表示され、ゲージを指し示す「針」が時計回りに進んでいく。
ゲージ部分には色が割り振られており、針が指している部分の色に応じてシンボルの挙動やバトルの開幕状況が変化する。
ゲージ | 状況 |
緑 | シンボルは動かない。 この時点では触れだけではバトルに突入しない。 |
黄色 | シンボルに応じた移動を行い、リーダーを追跡する。 接触するとバトルに突入する。 |
時間切れ | シンボルとの位置に関係無く、強制的にバトルに突入する。 この条件で開始したバトル中はリスタートができない。 |
クロックの出現中はシンボルへのアタックを仕掛けることができ、成功すれば奇襲として戦闘を開始できる。
また、エネミーシンボルと距離が空くとクロックの表示が消え、シンボルもフィールド上から消滅する。
所謂シンボル避けによるバトルの回避がこれに相当する。
針の進行速度、緑・黄色の比率、クロック消滅に必要なエネミーとの距離などは出現したシンボルによって異なる。
中には黄色から開始して出現即突進してくる奴や、回避距離が無限大なので戦うしかない面倒な奴もいる。
また、モーグリ投げで投げられている最中は針が急速に進行してしまう。
- AF010年とAF100年のヤシャス山に限り、サーチライトや外灯の光の中に入れば
モーグリクロックが最初まで巻き戻って進まなくなる。
そのため余裕を持って奇襲攻撃やエンカウントの回避が可能になる。
余談だが、ゲージが表示されている間はBGMが変わる。
システムとしては、前作からの劣化。
- 前作ではリスタートで戦闘に入る直前に戻る為、事実上の戦闘回避方法であり、その他にも〇〇スモークなどの対策手段があったため、面倒ではあるものの、ある程度プレイヤー側に選択権があったのだが…。
- モーグリクロック発動時にすぐに行動できるならまだしも、モーグリが変化して武器として使えるまでこちらからは手出しが出来ない(ノエルの場合は武器を構えるまで)様にする意味があったのだろうか?
- 結果的に、緑ゲージ以外は事実上の強制戦闘(緑でも出現位置によってはほぼ捕まる)になってしまい、出現時から黄色ゲージでは逃げる事はおろか、奇襲さえも怪しい敵ばかりである。
- 挙句の果てに、奇襲を取らなければ、スコアの関係上で絶対に星5が取れない敵に限って、出現した瞬間から黄色で避けるのもほぼ不可能な狭い通路で前後に湧く等、システムを完全に殺してしまっている有様。
- 奇襲がスモークなしでもかけられるようになるなど悪いことばかりではない。それなりに対応ができれば、理不尽戦闘ばかりになるわけでもない。そもそも、これら不満点は従来のランダムエンカウントのFFシリーズでは当たり前の光景である。
このシステムに不満が多いのは対応できそうに見えて実はできない点に強い理不尽さを感じるからだろう。