設定/【聖石】

Last-modified: 2024-04-11 (木) 11:49:53

FF12

聖石と同じ名を持つジュエルがおたからとして登場する。
これに関わる記述として、FFTの戦闘不能になったユニットがクリスタル化するものと共通するものが書かれている。

  • 集めようと思えば(ものによっては)99個でも収集できるのでFFTでの貴重さは欠片もない。
    しかし、これが絡む交易品は希少品ばかりである。
  • 特定の種族が特定の星座にまつわるジュエルを落とすようになっている。たとえばウルフ種であればリーブラ、プリン種であればサジタリウスといった具合である。
    これにより上記のウルフ種のような各地に大量に出てくる種族であればそれこそ佃煮にできるほど集めることができるが、希少な種にまつわるジュエルは集めるのに骨が折れる。
    特にレオは非常に有用なアクセサリであるニホパラオアの入荷に関わるが、紐付けられた種族はよりによって数の少ないドラゴン種であり、手に入る確率も非常に低いためマラソンにはかなりの苦痛が伴う。

FF12RW

レムレースに存在する聖晶石?から生じた特殊な鉱物。
周囲にある何らかのエネルギーを吸収し、それをミストとして放出する性質を持つ。
イヴァリースの魔石に性質は似ているが、エグルはこれを動力源として使うことは無く、
召喚や魔法の媒介に用いている。
厳密にはレムレースを支える「浮遊石」を、召喚に適した形に加工した物を指すようである。
因みに、その加工技術は現在では失われた技術らしい。


吸収しているエネルギーの正体は人の感情である。
普通に生活しているだけでも感情を緩やかに失う様だが、召喚などに聖石を用いると、
それ以上に感情を奪われる。

  • そしてヴィエラ族は他種族よりもより多く感情を消費するらしく
    ミディアウィリスを召喚してすぐに感情を失ったのもこの為
    同じヴィエラ族のフランも例外では無いらしく、聖晶石を破壊しようと行動を取った際に
    あえてバルフレアがフランを置いて行ったのは、彼女の感情を失わないように配慮したと思われる。

ゲームシステムとしては幻獣との契約に使われる。
ランクに応じた個数を消費し、幻獣と契約を交わす。


グレバドスの秘宝もこれの一種のようだが、契約には使えない。

FF14

詳しくはこちら→聖石


特殊な力を持つクリスタル。原初世界(プレイヤー達の世界)と第十三世界で言及された能力が異なる。


原初世界の聖石はミコトなどの解析から人の願望を増幅し実現すると言われている。
初出はアルテマウェポンのコアとなっていた「黒聖石サビク」。
聖石本体は出なかったものの、秘められたアルテマの力で巨大な魔導城プラエトリウムを崩壊させた。

  • これを基にした「疑似聖石」はのちのウェポンの核となっている。

その後、イヴァリースの伝説に残る物として複数個が登場。
負の願いに呑まれた者や切なる願いの持ち主に応え彼等をルカヴィと化していた。
いずれもデュライ白書などの情報から聖天使アルテマがもたらしたと分かっている。

  • サビクは当初アラグ文明の遺物とされていたが、レイド「万魔殿パンデモニウム」にて古代人がアルテマと邂逅し得たことが明かされている。

第十三世界では蛮神の力を封じたクリスタルを聖石と呼んだ。
元々は英雄達が使っていたが力に溺れ濫用するようになり、世界を乱し闇の氾濫を起こしてしまった。

FF15

クリスタルと同義。
クリスタルの事を「聖石」と呼ぶ場面が度々見られる。

FFT

神話の時代のクリスタル
表面に黄道十二宮のマークが刻まれている事からゾディアックストーンと呼ばれる。
聖石の力は持つ者によって形を変えるようで
清い心を持った者には奇跡を、悪しき心を持った者にはルカヴィとの契約を呼び寄せる。
その一方で鉄巨人の動力源になったりするなど不可思議な点があり、聖石の全容はまだ解明されていない。


ゲーム画面ではCGと見栄えの都合上か、対応した色彩で彩られた丸い球形で表現される。実際にはそれぞれ司る星座記号を中心に据えた非常にごつごつとした質感の宝石、それも原石のような外見で、形状もシンボルを踏襲した形状をしている。劇中では外観に関する詳しい描写は無くブレイブストーリーでしか確認できない為、OPなども飛ばす人はもしかしたらまん丸い形だと思い込んでいる人も居るかもしれない。


ルカヴィは、聖石が選んだ「相応しい肉体」を持つ者の絶望と悲憤によって喚ばれるらしい。
作中ではっきりした描写があるのはウィーグラフのみ。ダイスダーグにはそれほど詳しい描写が無い。
エルムドアは獅子戦争で戦死したときに転生したようだがこれも詳細不明で、
ヴォルマルフとドラクロワに至っては全てが謎である。
ウィーグラフは、仲間たちの仇を討てないまま死んでいくことに絶望していた。
彼は悪人とは言い難い人物だが、「教会の犬と蔑まれてでも貴族に復讐したい」という
負の感情を抱いていたことでベリアスを喚んでしまったとも取れる。
ラファの場合はマラークを殺したバリンテンが既に殺害されていたため、
怨む対象を失ったことで奇跡を起こせたのかもしれない。

  • この辺の着想は、
    恐らく三浦建太郎のファンタジ-漫画『ベルセルク』に登場する”使徒”と呼ばれる強力な魔物と、
    元は人間だった彼等が魔へと転生する際に使われる、
    対象者の激しい負の感情を引き金に力を放つ謎の石「ベヘリット」からであろう。
    同時期には本家にドラゴン殺しのような武器が登場していた。
  • どちらかというとFFTもベルセルクも山田風太郎の『魔界転生』が共通の着想の元ネタでは?
    1960年前後生まれのクリエイターで山田風太郎の影響を受けているのはかなり多いよ。
    ・魔界転生の『森宗意軒の指』=FFTの『聖石』=ベルセルクの『ベヘリット』
    ・魔界転生の『転生衆』=FFTの『ルカヴィ』=ベルセルクの『使徒』
    というか「死んだはずの剣豪たちが魔人として復活し、歴史の裏側で暗躍する」ってそのまんまでしょ。
  • 転生集と使徒は死んだ当人が蘇ったものだが、ルカヴィは悪魔との融合によって誕生するもので大きく異なる。

聖石ごとに持つ力に違いがあるようだ。for BEGINNERS(通称青本)によると

聖石星座
アリエス牡羊座意志力・指導力・暴力・独善
タウロス牡牛座優雅・忍耐・創造・豊穣
ジェミニ双子座情熱と平静などの二面性
キャンサー蟹座新たな生命を生み出す女性的な力・保守的な意思
レオ獅子座勇気・意思・尊大
ヴァルゴ乙女座潔癖・独立
リーブラ天秤座正義・平等・均等・独善・嫉妬
スコーピオ蠍座秘められた力
サジタリウス射手座冒険・旅
カプリコーン山羊座繁栄・熱望・自己主義
アクエリアス水瓶座浄化・節制
パイシーズ魚座再生・新生
サーペンタリウス蛇遣座記述なし

これらの聖石の力がルカヴィやその依代となった人物とは関係があるのだろうか…

  • ジェミニは二面性を表していて、エルドムアは味方からは銀の貴公子、敵から銀髪鬼と2つ名(立ち位置よって変わる)があるのは偶然?
  • ダイスダーグ…ベオルブ家の繁栄と畏国支配を熱望していたが、人格とやり方は自己主義に偏っていた。
    ウィーグラフ…平民出でありながら、人並み外れた意志力指導力を以て五十年戦争を戦い、戦後は理想と義憤の為に革命という暴力を振るったが、自身の理想は独善的な部分も大きかったが為に大した結束は取れずに瓦解した。
    独断と偏見でこじつけてみた…。
  • アルテマを呼び出した(転生した?)アジョラも組織で暗躍する立場から「独立」という意思は強かったと思われる。

ラファが奇跡を起こせたのは、
もしかしたらルカヴィ(闇の異形者)と対になる光の異形者の存在が関係しているかもしれない。
(ちなみにマラークを蘇生させた聖石スコーピオが示す天蠍の座の光の異形者は「尊厳王ナプリアレス」)

  • 元々人の意思に反応して相応しい力を付与する設定があったのかもしれない。ルカヴィが不完全とは言え単体で(3体総がかりだったかもしれんが)リオファネス城の5百人の騎士団員を全滅させる力がある。これをラムザが10数人で撃退できているのは物語とは言え流石に不自然に思える。この時保有していた聖石がルカヴィを倒す力をラムザに貸し与えていたとすれば多少は納得できるか。まあ肝心のルカヴィ達がラムザが聖石を持っていることに対して警戒心が薄いようなので推論としては弱いが。

ゲーム内では財宝として扱われ、ブレイブストーリーで所持者や入手経緯などが確認できる。
ただしレオとヴァルゴは最後までその機会はない。

余談

FFTAのクリスタルがFFTの聖石と似ている形をしている。

  • 形状にも意味があるのに変わってる方がおかしい
    • まぁTAの世界はフィクションのフィクションですが

FF9のステラツィオは、サーペンタリウス以外は全て名前が共通している。


FF14のゾディアックウェポンクエストに登場する12種類のアートマが、FFTの聖石と同じ色をしている。


チョコボスタリオンでは一部がオープン特別のレース名に冠されている。
3月から順にアリエス・タウルス・ジェミニ・カプリ・ヴァルゴ(ヴァーゴ)・リーブラ・スコーピオ・スコーピオ・アクエリアスの順で9月を飛ばして10月まで行われる。
キャンーもあるが、馬術用語なのでキャンサーとの関係はないように見える。