ストーリー/【ヒュージマテリア作戦】

Last-modified: 2024-04-12 (金) 13:04:21

FF7

各地の魔晄炉からヒュージマテリアを取り出し、ロケットに積んでメテオにぶつけて消滅させようという作戦。
しかし、最終的に失敗に終わった。

  • 下記にもあるとおり、マテリアの奪還状況にかかわらず、作戦は最終的に失敗に終わる。

コレルコンドルフォート海底魔晄炉の3つのイベントをプレイした後、
ロケットに積まれたヒュージマテリアを奪取すべくロケット村へ向かうことになる。
失敗してもゲームオーバーにはならないが、コレルとコンドルフォートでは奪取に失敗するとその後に手に入るアイテムも入手できなくなる。
更に、コンドルフォートで失敗するとコンドルフォート自体がなくなる。


コレルでは暴走する列車を止めようとするがうまくいかず、
ヴィンセントを連れているとめずらしく動揺する姿を見ることができる。

  • 思わぬ形で命を落とす事はヴィンセントも望んでいないだろうしなw

ヴィン『逆じゃないのか!?』
ユフィ『ふざけろオヤジ~!』


神羅のこの作戦をクラウドたちはたびたび妨害することとなる。
クラウドたちが妨害する理由は、自分たちもマテリアを使って戦う以上ヒュージマテリアの力が必要だからというもの。
しかしクラウドたちもメテオに対抗する決定的な策があるわけでもない(この時点ではホーリーの存在も知らない)のに、このような動機で妨害するのはいかがなものか。

  • 神羅側の目的が星の力を犠牲にしてメテオを破壊することなのに対して、クラウド達は星の力を借りてセフィロスを倒そうとした。これが、対立の原因となったようだ。
  • さすがに、お前らが自分の都合で全部奪い返したくせに
    クラウド「ヒュージマテリア作戦は失敗だ」
    バレット「多少は神羅に期待してたんだけどな」
    的なことをのたまったときはハァ?とは思った。
    • クラウド達も最初から上手くいくとは思ってなかっただろうし(でなきゃヒュージマテリアを奪うなんてことはしない)そのセリフは皮肉みたいなもんじゃないか?
    • ↑2のセリフはマテリア奪還・失敗での変化が用意されていない共通のセリフなため大目に見てほしい
    • 神羅がヒュージマテリアをメテオにぶつけてしまうとかえって星に危険が及ぶことになるから妨害せねば、みたいな説明があればよかったのに。
    • このあたりはリメイク版でもうちょっと納得のできる理屈を付けてほしいところではある。
      • リメイク版ではウェポンの核として扱われており、天然記念物と化している幼体を保護するか確保するかで争奪戦が行われる可能性はある。
  • これについてはきちんと動機が説明されている。直前のブーゲンハーゲンの話を聞けばわかるが、
    マテリアは星の命の欠片であり、クラウド一行は星を守るという名目のもと、星のエネルギーを軽視する神羅と対立している。
    この作戦では神羅がマテリアの塊をメテオにぶつけるという、星の命を使い捨てるも同然の行為を看過出来ないという強い理由がある。
  • 仮にメテオを破壊できても、セフィロスが北の大空洞に居る限りメテオは何度でも発動する可能性がある。そうなれば、今度はヒュージマテリア無しでメテオ対策をしなければならない。
    セフィロス撃破→メテオ対処という順序でなければ根本的な解決にはならないので、ヒュージマテリアをセフィロス対策に用いるというのは、実は理にかなっている。そこまで考えていたかどうかは謎だが…。

しかし、ムービーでのメテオの壊れ具合から見るに、後2, 3発ロケットを撃ち込めていれば、メテオを壊せていたかも知れない。

  • そもそもミサイルの衝撃だけで壊れているので(プレイヤーがすべて奪還したときも結果は同じ)なのでヒュージマテリアを積み込む意味がまったくないと思われる。さらに積み込んでいるマテリアが一機につき一個なので本当にメテオ壊す気があったのか疑問である。
  • ちなみに本作に限らずSFなどでよく見られる、地球に近づく巨大隕石を、落下前に破壊する作戦、
    現実に行う場合、大気の摩擦熱で確実に燃え尽きる程度まで木端微塵の破片にしないと、
    逆に広範囲に隕石がばらまかれてより甚大な被害になったりすると考察されているのだが。
    実際、某起動戦士種運命で破壊しきれなかったコロニーの残骸が地球に降り注いで落着とそれによる津波で甚大な被害を与えている。
  • 上の人が言ってるようにこれはメテオを1発ぶっ壊せば解決する問題でもないので、この作戦がもう色々失敗だったって事で。
    • それだとクラウド一味にすら失敗は自明だと思われるような無意味な作戦を何故神羅は実行したのかという問題が生じる。
    • これについては、元よりメテオの破壊ではなく、クラウド一行を誘き寄せるのが目的だった可能性すらある。元々マテリアをぶつけて隕石を破壊するという発想自体意味不明だし、回収手際も杜撰で計画性が一切見られない。各地の魔晄炉付近でマテリア関連の騒ぎを起こせば、クラウド一行が黙っていられないのは明白で、全てのマテリア回収タイミングに立ち会えるほど手際が悪かったのも納得がいく。尤も、具体的な罠らしい罠がロケット村でのタークスぐらいしかないため、結局疑問は尽きないわけだが。
    • セフィロス対策の方はシスターレイでなんとかするつもりだったんじゃないか?
      メテオにはヒュージマテリア、セフィロスには魔晄キャノンの2段作戦だったんじゃないかと。
  • そもそもミサイルを追加してメテオを割れたとしても、ムービー見る限り割れた破片も謎のビリビリで本体から一定以上離れない位置に保持されているので、アレが細かくなったところで被害甚大なのは確実

神羅の作戦妨害の件に関して、FF7の物語は
マテリアに凝縮された古代種の知識や知恵を借り受けて戦う主人公側と、
魔晄(マテリア)をほぼエネルギータンク程度にしか捉えていない神羅側とで考えが違っており、
このやり方を認める=今まで自分達の否定&所持している全てのマテリアへの裏切りとなってしまうので
メタ的な観点を除いてもクラウド達からすれば止めざるをえないやり方なのである。

  • 生命が死ぬとライフストリームとなって星に還り、それが新たな生命を生むのがFF7の世界観。
    それを魔晄と称してガンガン使っている神羅を止めようとテロを計画するのが、そもそものストーリーの始まりでもある。
    そんなクラウドたち(というかバレットたちというか)が、ライフストリームの結晶であるヒュージマテリアを犠牲に星を救う方法は取れるはずもなく。
    ただ何も犠牲にしたくないと言うのは理想論であって、上でも言われているように他の方法が特にあるわけでもないのに自分たちの都合だけで神羅の邪魔をするのはちょっと……というのも正論ではある。
  • まず、クラウドたちにはメテオから星を救う対案がない。つまりあの時点では神羅の計画が星を救う唯一の具体案だった。
    次に、バレットが「ちっとは期待しちまった」と言っているように、クラウドたちは作戦が無駄に終わる事を知らなかった。
    そして、メテオによって星が壊れ人類が滅亡しては、マテリアも生命もクソもない。
    以上の3点をもって、クラウド達の行動には何の合理性も妥当性もなく、滅亡の淵にある人類の希望を奪うだけの愚行だったと結論していい。
  • 先にホーリーの存在を知って、完全に発動させるにはヒュージマテリアのパワーが必要(爆弾として使っても駄目)とかだったら、まだ動機として分かりやすかったんですけどね。悪く言うと、自分たちが気に入らないから邪魔をすると言うのは、やっぱりヤバい。ホーリーなかったら確実に世界終わってましたし。 
  • ここまで書かれていないが、バレットの「期待しちまったぜ」の後、作中でもケット・シーがこのように呟いている。
    「さんざん邪魔しといてなんやけど…他に方法があるわけやないし…ボクらがまちごうとったんやろか?」
    ということでクラウド達のやってることのが間違ってね?というプレイヤーの疑問は製作陣もわかっている。
    むしろこのような葛藤があるからこそ、この後のシドの演説が熱く感じられる、という演出ともとれる。