FF7において使われているエネルギーで、魔晄エネルギーともよばれる。
- 英語版でもMako
FF7
星を巡る精神エネルギー(=ライフストリーム)を資源として加工したもの。
とても効率が良いらしく、魔晄炉によって汲み出されミッドガルに住む人々に供給している。
しかしこの精神エネルギーは星の生命とも言えるため、魔晄を浪費することは星の命を削ることに直結する。
だんだんと土地は腐っていき、空気も汚染されてしまう。
そして、これをあまり良く思っていないアバランチがテロを起こした。
- 起こることはFF5でクリスタルが砕かれたときとさほど変わらない。ちょっと局所的だけど。
ちなみに魔晄炉があってもなくても星に寿命は来る。どのくらい削られたのかは不明。 - 現実の化石燃料などは枯渇しても困るのは人間位なもので、気の遠くなるほどの長い年月が必要であるが回復は可能。
それに対して魔晄の場合は汲みだすだけで星の寿命を削るという不可逆の環境汚染を引き起こす。
ミッドガル周辺がどす黒い荒野となっているあたりにその影響がうかがえる。
魔晄をどうエネルギーに転換しているのか、魔晄は使われた後どうなるのか、よくわからない。
石油と似たようなものだろうか?
- 「とても効率が良い」設定と、たくさん浴びた人が生死の境をさまよう設定から原子力(と放射線)に近いように思える。
- 特有の匂いがある、気化した魔晄が爆発する、一般燃料としても流通している点はガソリンっぽくもある。
魔晄炉の利用目的は電力供給の他にも、マテリア生成の側面も存在する。
ゴンガガやニブルヘイム等、へき地かつ主要な電力供給先が近くに存在しない場所に魔晄炉が建設されているのはそのため。
また表沙汰にはできない実験も行われている。
- ミッドガル以外の各地にある魔晄炉は、そのほとんどが管理・運営上の重大な問題を抱えている。実際に大事故に発展したコレルやゴンガガは勿論のこと、
科学部門に貸し出されているニブル山や、リバースの海底魔晄炉等、実験モンスターにまつわるトラブルも発生している。
また、コンドルが棲み付いたここのような事例も存在する。
ニブルヘイムでセフィロスが「魔晄のにおいがする」と言っているので匂いがあるようだ。
ニブル山の洞窟の岩壁が不思議な色になっているのも魔晄エネルギーが豊富なためなんだそうな。
幻覚を発症し、重症化すると意識を失い寝たきりの状態になる、魔晄中毒という症状が存在する。
原作ではクラウドが2度発症しているが、クラウドの場合ジェノバ細胞の影響もあり、少しややこしい。
魔晄を直接浴びたり魔晄に近づきすぎると発症するが、ジェノバ細胞を注入されたうえで魔晄を浴びても問題ない者もいれば、リメイク版のジェシーの父のように魔晄の近くに長時間いるだけで(しかも防護服着用)重症化する者もいる等、発症に至るまでには個人差がある模様。
ティファに至っては溺れるレベルで魔晄溜まりに直接触れており、ライフストリームに宿る思念のような声まで聞いているが、精神異常のような症状は全く見られない。
魔晄炉は地下深くから魔晄をくみ上げるポンプ装置で、作中で「金食い虫」と揶揄されるほど維持管理コストが高い。
神羅が探していた「約束の地」は魔晄が「湧き出る」と予想されており、ここに建設予定のネオ・ミッドガルは魔晄炉無しで安く魔晄エネルギーを使える夢の街とされた。
作中では魔晄発見以前は石炭エネルギーが利用されており、バレットは元々炭鉱員だった。
その後石油が発見され、利用方法が模索される中で魔晄エネルギーが登場。魔晄の方が効率が良かったため、石油に対する注目は薄れ魔晄の時代へと突入する。
しかし魔晄炉の土地を選ぶ性質と、魔晄エネルギーを長距離伝送させる描写がないことから、僻地などでは旧来のエネルギーも使用されていると思われる。
後日談では神羅の没落やミッドガル壊滅により脱魔晄が進められ、石油エネルギーが再注目されていく。
- 劇中の描写を見る限り、魔晄エネルギーを使うには機械などに「魔晄の液体」を直接供給している。
そのため、魔晄の庇護下にある街は所々に魔晄を伝送するためのパイプが張り巡らされている。
現実世界の発電所のように電気に変換してからの伝送というわけではなさそうだ。
カームでは隣町のミッドガルから送られてくる魔晄をタンクに貯蔵し、各家庭に配分している。
BCFF7
主人公達が神羅の社員なため頻繁に出てくる単語。
レノ特別章ではエレベーターの第一解除コードが魔晄発見記念日になっている。
CCFF7
主人公達が神羅の社員なため頻出する。
エネルギーが魔晄、死後の世界的なものをライフストリームな感じ。
FF7R
設定自体はオリジナル版と同じ。魔晄には「臭い」が存在することが強調されている。
オープニングムービーでは「ガス缶」のような容器に魔晄を入れてトラックで運搬する様子が見られる。
現実世界の化石燃料と同じような運用がなされているようだ。