FF12
大灯台でのジャッジ・ガブラスのセリフ。
ジャッジ・ゼクトとしてナブディスを破壊してしまったことを告げたレダス。
そんな彼のように過去は人を縛るのだ、とアーシェに言ったセリフ。
- 自由になることも「過去に起因する束縛から解き放たれる」点で『逃れた訳ではない』ことを指し示す。
過去とは個人の歴史そのものであり、過去から逃れるとは現在の自身をも否定することに繋がる。
そしてガブラスは復讐のため、アーシェに破魔石の力を受け入れることを促す。
しかしアーシェは「力があっても過去は変わらない」と破魔石を捨てる選択をする。
- ガブラスは最下層身分の外民から自身の能力だけでジャッジマスターまで登りつめた男。
アーシェの決断に動揺しながらも「力なき者に未来はない、何者も守れはしない」と言い返すが、
そこに「俺が守ろう」と出てきたバッシュに憤慨する。
一連のセリフは以下の通り
レダス「手を伸ばせアーシェ王女。
だがな、掴むべきは、復讐や絶望を越えたその先にあるものだ。
俺やお前(ガブラス)のような、縛られた人間には手の届かない代物だ。」
ガブラス「どれほどあがこうが、人は過去から逃れられん!
この男(レダス)がそれを証明しているではないか!
さあ、過去に誓った復讐を遂げるがいい!それが死者たちの願いだ!」
ガブラスを縛っている過去とは、19年前の戦争で故郷と家族を捨てて出ていったバッシュへの復讐心。
レダスを縛る過去とは、2年前の実験でナブディスを不毛の死都にしてしまったことへの自責の念。
パーティキャラクターのほとんどが後ろ暗い過去を持つFFならではの台詞だろう。
DFF
同キャラ対戦のエンカウントボイスは「人は、過去から逃れられぬ」である。
自分相手にそれっていったいどういう意味なんだろう?
- もう一人の自分に、双子の兄の面影を見たのかも知れない。
- DDFFでの同キャラ対戦のエンカウントボイスが「フン、憎いほどよく似ている」なので、その可能性は高そうだ。
- 「過去」とは自分と母と祖国を捨てたバッシュ、そしてその過去を憎むあまりバッシュに自らの罪を擦り付けたガブラス、双方の事を指しているのだろう。