FF10
ティーダ:ユウナのこと なんかわかったか?
シド:これから調べんだよ
シド:今 スフィア波検索装置で調べているところだから安心しろ!
ティーダ:スフィアハ ケンサクソウチ?
シド:1000年前の機械だ
シド:仕組みなんてわからねえからなんにも聞くんじゃねえぞ!
ルールー:なにもわからずに使っているの!?
シド:おう!
シド:コイツがどういう仕組みで飛んでるかも わかってねえ!
(ワッカ驚く)
シド:エボンの機械禁止のせいで オレたちはなんにも知らねえ愚か者よ!
シド:まったく 愉快痛快じゃねえか!
アルベドホームを飛空艇で脱出後、ユウナを探すためにエボンの教えでは禁じられている機械を用いたシドのセリフ。
シドといえばFF界の機械通のイメージを持つが、FF10においては機械は教えにより禁止され、製造どころか修復の技術さえ失われてしまっている。
機械を発掘し、使用しているアルベド族ですら実際にどういう風に動いているのか解っていない。
そんなスピラの世界におけるエボンの教えの影響の大きさを窺い知れると同時に、愚か者というシドの反骨精神が見えるセリフである。
しかし、この後に訪れるベベルでは…
当初何気ないセリフに見えたが、逆から見ると知るために、理解するために発掘を行い使っているともとれる。
アルベドホームで死を看取ったシーン等、一族を率いるシドの漢気を感じたのは筆者だけだろうか。
- しかし実際はシドを始めとするアルベド族ほぼ全てがこの時点では「機械がなぜ動くのか」を理解しようともしていなかったことが10-2で明かされる。その10-2にて、それを解明しようとした一派「マキナ派」もアルベド族全般には異端派扱いされている有様。
一見深い意味があるようでいて、しかしやはり「何気ないセリフ」なのである。肩透かしの代表格。- マジでか…。10-2やってなかったから知らんかったが肩透かし食らいまくってたんか俺。
- 「ユ・リ・パ☆」な雰囲気的に忌避されやすい10-2だが、10で語られなかった設定や裏事情がこれでもかと詰め込まれていて、10世界の理解を深めるには不可欠な作。あのノリが中盤まで続くので自分も苦痛でしかなかったが…。
- あの女子会みたいなノリが嫌で購入に踏み切れないでいるが結構伏線回収的なモノもあるんですな。
- マジでか…。10-2やってなかったから知らんかったが肩透かし食らいまくってたんか俺。