セリフ/【まず防衛システムをたたかねば制御システムは修復されてしまうぞ！】

FF4(DS版)

制御システム戦の直前、フースーヤが味方キャラに向けて言うアドバイス。
DS版以外なら別にどうと言うこともないまっとうな発言だが
DS版ではこのアドバイスに従ったばかりに、防衛システムから倒し、
迎撃システムの透過レーザーで全滅させられるプレイヤーが続出した。

説明しよう。
迎撃・防衛の両システムを先に倒してしまうと、制御システムが物体199を繰り出して
パーティ2名を戦闘不能にした上で、迎撃・防衛を復活させてしまう。
したがって、倒す順番は、迎撃or防衛→制御→残る1体でなくてはならない。
SFC版では防衛システムの回復力が大きかったので、迎撃システムからの多少のダメージは我慢しながら、
防衛→制御→迎撃の順番で倒すのがセオリーであった。

ところがDS版では、迎撃システムの透過レーザーの威力が激増しており、2、3回食らったら全滅は必至。
先に迎撃を倒してから、防衛が回復する以上の攻撃を加えて、制御を倒した方がいいのである。
SFC版に少々手を加えた上記のセリフが、いかに危険な罠かおわかりいただけただろうか。

• 防衛システムの回復量が下がり、制御システムの防御力が上がっていることも相対的に迎撃システムの危険度を上げている。

たたかねば修復される……！
修復されるが
防衛システムを先に倒せ……！
とまでは言っていない…！
そのことをどうか諸君らも
思い出していただきたい……！
つまり
攻撃が激しいようならば…！
先に倒すのは迎撃システムにすることも
考えるべきだろう………ということ…！

• 言い逃れだっ…！
• フースーヤはウソは全く言っていない。ただしアドバイスにも全くなってない。
• 激戦の後、仲間キャラから袋にされてしまえばいいと本気で思ったあの日の夜。
• 『まず』とモップはおっしゃっています。
  • モップさんは「回復させたくなければまず防衛システムを叩かねばならない」とは言っているが、逆に言えば回復が気にならないなら放置していいというわけである。彼は「防衛システムを叩け」と命令してはいないのだ。……一応。

なお、これはDS版での言い回しであり、オリジナルのSFC版では下記のようになっている。
「せいぎょシステムほんたいよりまずぼうえいシステムをたたかねばかいふくされてしまうぞ！」

• 微妙に台詞が修正されていることがわかるが、直すべきところはそこではなかった。
  • わざわざ防衛システムの回復量を減らしている故、余計になぜこのセリフを直さなかったのかが疑問である。
    • 推測だが、テキスト担当者とバトルパート担当者がきちんと連携していなかったのではないかと思われる。
      でなければこの台詞を修正しない理由がない。
    • ぶっちゃけ、このアドバイス通りの範疇で済むよう若干の強化で留めようとしたつもりが、
      設定ミスでべらぼうな威力になってしまった結果、セリフと実態が乖離してしまっただけなのではないかという気がしてきた。
      移植版で直さなかったのは元々そのつもりだったから、とか？まあ真相はスタッフに聞いてみなきゃわからんが。

DS版で、「先に迎撃システムを倒したから、あとは防衛システムを先に倒して制御システムの修復を防ごう」
なんてことをやると、迎撃と防衛が両方復活してしまい、結局地獄を見ることになる…。

• このセリフの最も始末が悪い点は、実はここかもしれない。
• オリジナル版経験者なら両方倒したらまずいということはわかってるが、
  ds版が初プレイで攻略情報をまったく把握してないユーザーにとっては二重の罠である。

この台詞があろうとなかろうと、迎撃システムの攻撃力が予備知識のないものであることに変わりはないので、
これをことさら戦犯として槍玉に挙げるのはいささか不条理な気もする。
この発言が無かったら皆がまっさきに迎撃システムを全力で攻撃する事になってたわけでもないだろう。

• 普通に進めていたら攻撃する前に透過レーザーを食らって半壊している。
  が、先に迎撃システムを攻撃するように誘導されれば食らう前に迎撃システムを潰す事は可能なわけで、結局このセリフは罠である。
• 台詞による誘導が見当はずれだったことで一番危険な迎撃システムへの攻撃の手が緩んでしまったために罠だと言われているのだと思う。

何気にフィールド上のデモ画面で迎撃・防衛の両システムも表示されるようになっている。

このセリフはDS版の移植であるスマホ版でも一切修正されていない。