- アメリカ海軍(USN)
- アメリカ陸軍航空軍(USAAF)
アメリカ海軍(USN)
太平洋戦争開戦の時点で、アメリカ海軍の艦上戦闘機と雷撃機は日本海軍に比べ性能でやや劣っていた。特に雷撃機TBDデヴァステーターは、魚雷自体の性能の低さも手伝って差が大きかった。また飛行隊同士の連携も不十分だった。ミッドウェー海戦で、零戦が雷撃機を追って低空に下りたところで急降下爆撃隊が到着したのは、連携のまずさが結果的に波状攻撃の効果をもたらしたものと言われる(雷撃機隊は全滅した)。
その後は戦術も改善され、2000馬力級としては凡庸ながら零戦相手では必要十分な性能をもつF6Fを大量に配備して、日本海軍につけいる隙を与えなかった。なお終戦の時点で、F6Fより軽くかつ強力なエンジンをもつF8Fベアキャットが完成していた。F4Uのような多用途性を持たなかったため終戦とともに生産終了したが、烈風などの日本軍未完成戦闘機を圧倒できる性能だったらしい。
ブリュースター F2A バッファロー
米海軍が採用した初の全金属引き込み脚付き艦上戦闘機。試作機の初飛行は1937年末。グラマン社の新型機開発(後のF4F)が難航したためブリュースター社(英語の発音を正確に表現するとブルースター社)が提案した本機が採用された。
初期型のF2A-1は1939年6月から配備されたが、これまで飛行機の部品や自動車の製造経験・極少数の飛行機組立経験はあっても飛行機1機全体を量産するのは本機が初めてだったブリュースター社は製造効率が非常に悪く、海軍からの第1次発注数66機に対し最初の半年間で納入できたのが11機しかなかったなど納入の遅延がひどかった。
F2Aの納入が遅れる間にグラマン社はF4Fの完成度を高めることができ、海軍にも採用されて量産に着手した。後から登場したF4Fが性能的に上でもあり納入も順調、海軍では数の揃わないF2Aを見切りつつあって、冬戦争の勃発によりフィンランドへの供与に切り替えられた。
続いて翼への爆装機能追加・パワーアップ型のF2A-2やA-3が生産されたが、増加した重量に対して艦上機としては着陸脚が弱いという欠点も増え、1941年5月までにF4Fに交替して、ミッドウェーなどの基地航空隊にまわされた。またイギリスやオランダにも輸出され、日本軍機の性能が過小評価されていたこともあって、東南アジアの植民地に配備された。これらは太平洋戦争序盤に、日本軍の零戦や隼との戦いで大損害を受けることになる。
本来のアメリカ海軍の要求である艦上戦闘機としては十分な航続力が求められたため燃料搭載量も多かったが、輸出先の陸上運用では航続力の優先度は低かったため、本機の欠点である機動性の悪さを補う目的で燃料を減らした状態で出撃する工夫も行われたと伝えられる。
B-239
1939年12月の冬戦争勃発により、44機のF2A-1がB-239としてフィンランドに送られた。冬戦争には間に合わず、継続戦争で使用される。輸出の際に、艦上運用装備や各種米軍制式装備が取り除かれており、現地で計器や背面装甲等が追加された。フィンランドで使われた「ブルーステル」は後に太平洋で苦戦したF2A-2やF2A-3に比べ数百kgも軽く(ある資料によれば全備重量2293kg)、運動性と航続距離に優れ、射撃時の安定もよい優秀な戦闘機として、パイロットに好まれた。配備されたのが最精鋭部隊の第24戦闘機隊であったことも手伝い、被撃墜19機に対し撃墜496機という抜群の戦績をあげた。さすがに大戦後半になるとLa-5やYak-7に苦戦し、Bf-109G-2/G-6を供与されるようになったため、B-239は順次第26戦隊に送られてG.50と交代した。愛称はタイバーン・ヘルミ(空の真珠)。
離陸重量:2415kg、全長:8.03m、翼幅:10.67m
エンジン:ライトサイクロンR-1820-G5、離床950hp
最高速度:428km/h(海面)、480km/h(4750m)
上昇限度:9900m、航続距離:1350km
ゲーム内データ
離陸重量:2712.11kg、急降下限界速度:750km/h
最適上昇率(海面高度):194km/hで13.97m/s
最適旋回時間(高度1000m):294km/hで19.27秒
武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、250発/25秒
武器2:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、250発/25秒
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度2600-3000m(8500-9800ft)
燃料混合比:高度9500m(31000ft)で80%に切替
※高度計は5000ftで1周し、30000ft以上では動作しない
F2A-2
最初の生産型F2A-1のエンジン出力を向上させた型。
パワーは向上したが、様々な装備による重量増加のため、実機はむしろ性能が落ちていたらしい。ゲーム中では、速度と上昇力では全高度でB-239に勝っており、旋回性能でやや劣る。
望遠鏡式の照準器を備える。主翼の折り畳み機構を持っていない。
エンジン:ライトサイクロンR-1820-G40、1200hp
ゲーム内データ
離陸重量:2939.32kg、急降下限界速度:750km/h
最高速度:455km/h(海面)、516km/h(4700m)
最適上昇率(海面高度):212km/hで14.76m/s
最適旋回時間(高度1000m):312km/hで19.6秒
武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、250発/25秒
武器2:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、250発/25秒
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度2600-3000m(8500-9800ft)
燃料混合比:高度9500m(31000ft)で80%に切替
Buffalo MK.I
F2A-2の英国輸出型、社内呼称B-339E。
アメリカからイギリスに供与された戦闘機の中で、性能は低いが日本の最新型(零戦)と同程度と信じられていたため、シンガポール防衛にまわされた。未熟なパイロットが多かったこともあり、日本との戦いで大損害を受ける。その一方で防弾は充実していたため、かなりの被弾に耐えられたとも言われる。
照準器はイギリス軍の光像式に変更されている。スペックはF2A-2に準ずるが、100ポンド爆弾×2を装備可能。
- ゲームのViewObjectでは、F2A-2にもB-239のデータが書かれている。 -- 2008-10-30 (木) 01:04:38
- IL-2Compareの最適旋回時間・速度から計算すると、B-239の旋回半径は250m、F2A-2より20mほど小さい。零戦21型と52甲型の差と同じくらいの違い。 -- 2008-10-30 (木) 01:12:13
- トルクがきつく、まめにエルロンやラダーのトリムを調節する必要がある。特に離着陸時には、この事を忘れていると横転しやすい。 -- 2009-12-09 (水) 13:23:37
- 個人的に米軍機の中で一番お気に入り。隼やゼロ相手でもロール性能の良さを生かせば案外勝てたり。あと何よりかわいい。 -- p6? 2012-11-19 (月) 17:20:12
- 私はかなりあなたが敗北した人だと確信していますが.私はそれが問題ではないと思います. -- 遠藤蘭丸? 2023-02-05 (日) 17:59:10
グラマン F4F ワイルドキャット
1936年3月にグラマンは海軍に複葉艦戦XF4F-1の試作発注を受けたが当時の列強国の戦闘機は低単葉機化しつつあり、後発のブリュースター社が単葉引き込み脚のXF2A-1の計画書を提出したためXF4F-1はキャンセルされてしまった。しかし単葉機化した設計案を提出しそれがXF4F-2として採用された。試験ではエンジン不調や不時着事故によりF2A-1の生産が決定したが海軍は改良型のXF4F-3を発注し良好な成績を収めたため1939年8月に量産型が発注された。
日本との戦争では、上昇力と旋回性能に勝る零戦に苦戦したが、火力と防弾では優れていた。やがて零戦に対抗する戦術が研究され、日本の経験豊富なパイロットが消耗したこともあって、ガダルカナル以降の戦いでは日本軍に大きな損害を与えた。後にF6FやF4Uが配備されてからは、TBMアベンジャーと共に護衛空母に搭載され、船団護衛や上陸支援などに使用された。
なおイギリスでは最初マートレット、1944年以降はワイルドキャットと呼んで、シーハリケーンやシーファイアの補助として使用した。フランス向け輸出機を引き取ったのがマートレットI(エンジンはライト・サイクロン、主翼折り畳み機構なし)、イギリス向け輸出機がII(エンジンはP&W・ツインワスプ、主翼折り畳み機構あり)、ギリシャ向け輸出機がIII(エンジンはP&W・ツインワスプ、主翼折り畳み機構なし)、レンドリースのF4F-4がIV、同FM-1がV、同FM-2がVIで、合計1123機。
実機を正確にシミュレートしているのかまでは定かではないが、本ゲーム内のF4Fは飛行速度によってフラップの繰り出し量に自動的に制限がかかる。
Landing位置まで完全に下げることができるのはIAS 130km/h以下。それ以上では徐々に引き上げられ270km/hで完全格納が強制される。
着陸時はあらかじめ200km/h以下程度まで速度を落としてからTake-off位置までフラップを下げ、アプローチで130km/hまで速度が落ちるのを待ってLanding位置に下げると良いようだ。
F4F-3
最初の生産型
主翼折り畳み機構は装備されていない。369機製造。
製造 | グラマン | |
---|---|---|
形式号規定(型番) | F4F-3 | |
タイプ | 艦上戦闘機 | |
主な運用者 | アメリカ海軍 ・ アメリカ海兵隊 ・ イギリス海軍 | |
エンジン | 1×R-1830-90(1200HP) | |
武装 | 4x.50 cal MG(4x12.7mm) |
離陸重量:3700kg、全長:8.76m、翼幅:11.58m
エンジン:プラット&ホイットニーR-1830、1200hp
最高速度:526km/h(6000m)
上昇限度:12000m、航続距離:2700km
ゲーム内データ
離陸重量:3570.1kg、急降下限界速度:820km/h
最適上昇率(海面高度):212km/hで13.9m/s
最適旋回時間(高度1000m):294km/hで19.6秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、430発/43秒
追加武装
100lb.爆弾×2
58gal.増槽×2
100lb.爆弾×2 + 58gal.増槽×2
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度2400-2500m、4600-4800m(7800-8200ft、15000-16000ft)
燃料混合比:自動(120%のみ手動)
着陸脚:手動
F4F-4
エンジンをR-1830-86に換装した型、初めて主翼折りたたみ装置を実装
武装が12.7mm機銃6門に強化されている(1門あたりの弾数は減っている)。1169機製造。
折り畳み翼以外の特徴や追加武装はF4F-3と共通。
ゲーム内データ
離陸重量:3709.38kg、急降下限界速度:820km/h
最適上昇率(海面高度):212km/hで13.19m/s
最適旋回時間(高度1000m):294km/hで20.48秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×6、240発/24秒
その他
主翼折り畳み:あり
FM-2
ジェネラル・モータース社の生産型、カウリングやフラップが新型になり武装が変更されている。護衛空母などから運用された。
生産会社が変更されたのは、グラマンがF6Fの生産に専念させられたため。F4F-4の機銃を減らしたFM-1に続き、エンジンを軽量かつ低空の性能を充実させた型に換装すると共に護衛戦闘機として対地攻撃力を強化、大型の爆弾やHVARロケットの装備が可能だった。4777機製造。
ゲーム内ではロケット等は装備できない。過給器が3速から2速に変わっており、追加武装その他はF4F-4と共通。
離陸重量:3750kg、全長:8.76m、翼幅:11.58m
エンジン:ライトR-1820-56、1350hp
最高速度:535km/h(6000m)
上昇限度:10500m、航続距離:2720km
ゲーム内データ
離陸重量:3680.09kg、急降下限界速度:820km/h
最適上昇率(海面高度):212km/hで13.44m/s
最適旋回時間(高度1000m):290km/hで20.62秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、430発/43秒
その他
過給器切替高度:2000~3000m(6600~9800ft)
■グラマン F4F ワイルドキャットへのコメント
- F6Fだとキャノピー上げても座席から立ち上がった視点がないので着艦が難しいのでコツを教えて欲しいです。 -- 2007-10-03 (水) 11:33:35
- ケツのフックをこすりつけるように着艦するといいお -- 2008-02-06 (水) 23:51:15
- なぜかF4F-3のみ、速度計がmph単位になっている。またどの型も、計器に表示される速度がスピードバーよりわずかに速い。 -- 2008-12-19 (金) 01:17:53
- ボンバーマンをたおすたまに生まれた戦闘機なのだ! -- 遠藤蘭丸? 2023-02-05 (日) 17:59:51
グラマン F6F ヘルキャット
F4Fの後継機として開発された艦上戦闘機だが実際は躍進的なF4Uが失敗した時の保険の意味合いが強かった。2000馬力級戦闘機としては凡庸な性能だが頑丈な機体と12.7mm×6という強武装で日本海軍に立ちはだかった零戦の好敵手。1942年10月3日生産型が初飛行し、大戦終結までに1万2275機と大量生産された。
本ゲーム内のF6Fでは、F4Fと同じく飛行速度によってフラップの繰り出し量に自動的に制限がかかる。(ver4.11.1以降)
Landing位置まで完全に下げることができるのはIAS 150km/h以下。それ以上では徐々に引き上げられ645km/hで完全格納が強制される。
F6F-3 Late
F6F-3の中で、胴体下に500~1000lb.爆弾または増槽を搭載できるよう改良された後期型。
製造 | グラマン | |
---|---|---|
形式号規定(型番) | F6F-3 | |
タイプ | 艦上戦闘機 | |
主な運用者 | アメリカ海軍 ・ アメリカ海兵隊 | |
エンジン | 1×R-2800-10W(2000HP) | |
武装 | 6x.50 cal MG(6x12.7mm) | |
最高速度 | 605km/h |
離陸重量:満載6990kg、全長:10.3m、翼幅:13.05m
エンジン:プラット&ホイットニーR-2800-10Wダブルワスプ、2000hp
最高速度:613km/h(7000m)
上昇限度:11400m、航続距離:2200km
ゲーム内データ(4.07)
離陸重量:5684.34kg、急降下限界速度:800km/h
最適上昇率(海面高度):230km/hで16.34m/s
最適旋回時間(高度1000m):338km/hで21.12秒
ゲーム内データ(4.11)
離陸重量:5646.55kg、急降下限界速度:800km/h
最適上昇率(海面高度):230km/hで12.72m/s
最適旋回時間(高度1000m):276km/hで23.11秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、400発/40秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×4、270発/27秒
追加武装
/ | 胴体下 | 胴体下左右 | 主翼下 |
---|---|---|---|
F6F | なし/2.75"HVAR/5"HVAR/5"APHVAR×6 | ||
150gal.増槽 | なし/2.75"HVAR/5"HVAR/5"APHVAR×6 | ||
100lb.爆弾/250lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR/5"APHVAR×6 | ||
150gal.増槽 | 100lb.爆弾/250lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR/5"APHVAR×6 | |
500lb.爆弾/1000lb.爆弾 | なし/5"HVAR/5"APHVAR×6 | ||
500lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR/5"APHVAR×6 | ||
150gal.増槽 | 500lb.爆弾×2 |
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度2300-2600m、5500-6000m(7500-8500ft、18000-19500ft)
(緊急出力使用時は-600m/-2000ft)
4.11:高度800-1500m、5200-6000m(2600-4900ft、17000-19500ft)
(緊急出力使用時は-1000m/3300ft)
燃料混合比:自動(120%のみ手動)
緊急出力:なし
コクピット開閉:あり、座席位置切り替え:なし、翼折り畳み:あり
F6F-5
若干の改修を施した最多生産型
武装・スペックはF6F-3に準ずる。
緊急出力:自動
- 1対1なら、零戦相手に苦戦することも多い。速力を生かした一撃離脱に徹するべし。見た目より運動性は良いものの、零戦や一式戦に格闘戦を挑むのは無謀。 -- 2009-02-18 (水) 09:48:39
- 見た目の割りには機動性は良いので油断はできない -- 2009-06-15 (月) 03:18:13
- 他の戦闘機に挑む度に「ワイルドキャットなめんなよ」って気持ちになる。何故だろう。 -- 2011-01-19 (水) 21:37:06
- 艦上機として安定性を持たせるために翼面荷重を低めに設計したことから運動性能に優れている。 -- Morimoto? 2011-05-26 (木) 06:02:28
- 硬すぎワロタwwwwワロタ・・・てな機体。20mm浴びで平然と飛んでる姿はまさにワイルド。 -- 2012-02-07 (火) 19:30:45
- 4.11パッチで劇的に性能向上。 -- 2012-03-15 (木) 21:45:06
- ワイルドワイルドってここのコメ欄ヘルキャットのコメ欄なんだけど・・・まさかそういうネタか -- 2013-08-16 (金) 04:30:20
- 日本軍機風に塗れば紫電に間違ってくれたりして -- 2013-09-16 (月) 12:39:40
- AIが乗ると屈指のクソザコ機体になる気がする 変に巴戦に乗ってくるし落としやすい -- 2015-07-05 (日) 23:37:34
- フラップの挙動は実機の仕様を再現している模様。 -- 2019-09-17 (火) 04:51:16
チャンスヴォート F4U コルセア
朝鮮戦争にまで参戦した傑作艦上戦闘機。1938年に開発が始まり、1940年9月29日に初飛行。大馬力エンジンと4メートルを超える大直径プロペラを装備した高速指向のデザインであり、特徴的な逆ガル翼は主脚が長すぎるのを嫌ったためである。アメリカ戦闘機で初めて水平飛行で400mph(650/h)を超えた機体であり、当時の水準を遥かに上回る性能を持った艦上戦闘機として完成した。しかし、欧州での教訓を取り入れて翼内燃料タンクを廃止し胴体燃料タンクを増加したところ操縦席が後退し前方視界が劣悪化、そのほかの欠点と相まって空母での運用が大戦後期まで禁止されてしまった
本ゲーム内のF4Uでは、F4Fと同じく飛行速度によってフラップの繰り出し量に自動的に制限がかかる。(ver4.11.1以降)
Landing位置まで完全に下げることができるのはIAS 165km/h以下。それ以上では徐々に引き上げられ360km/hで完全格納が強制される。
F4U-1A
最初の生産型F4U-1の前方視界改善を図った型
キャノピーの枠が減らされ、座席位置が高くなっている。
離陸重量:満載6285kg、全長:10.16m、翼幅:12.49m
エンジン:プラット&ホイットニーR-2800-8W、2250hp
最高速度:670km/h(6000m)
上昇限度:11450m、航続距離:2445km
ゲーム内データ(4.07)
離陸重量:5701.8kg、急降下限界速度:800km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで16.56m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで21.96秒
ゲーム内データ(4.11)
離陸重量:5827.92kg、急降下限界速度:800km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで13.26m/s
最適旋回時間(高度1000m):298km/hで23.92秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、400発/40秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×4、375発/37秒
追加武装
500lb.爆弾/1000lb.爆弾×2
154gal.増槽×2
178gal.増槽×1
154gal.増槽×2 + 178gal.増槽×1
154gal.増槽×2 + 500lb.爆弾/1000lb.爆弾×1
154gal.ナパーム×2 + 178gal.増槽×1
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度2300-2500m、5500-5800m(7500-8000ft、18000-19000ft)
4.11:高度1300-1800m、5500-5800m(4000-6000ft、18000-19000ft)
(緊急出力使用時は-500m/-1500ft)
燃料混合比:自動(120%のみ手動)
緊急出力:自動
エアブレーキあり、コクピット開閉あり、座席位置変更あり、折り畳み翼あり
F4U-1C
F4U-1Aの武装を20㎜機関砲に変更した型
それ以外のスペックはF4U-1Aに準ずる。
固定武装
武器2:イスパノ 20mm機銃×4、250発/25秒
追加武装
/ | 胴体下 | 胴体下左右 | 主翼下 |
---|---|---|---|
F4U-1C | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | ||
154gal.増槽×2 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | ||
178gal.増槽 | なし/5"HVAR×8 | ||
178gal.増槽 | 154gal.増槽×2/154gal.ナパーム×2 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | |
500lb.爆弾 | 154gal.増槽×2/500lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | |
500lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | ||
1000lb.爆弾 | 5"HVAR/5"APHVAR×8 | ||
1000lb.爆弾 | 154gal.増槽×2/500lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | |
1000lb.爆弾×2 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | ||
1000lb.爆弾 | 1000lb.爆弾×2 | ||
2000lb.爆弾 | なし/5"HVAR×8/5"APHVAR×8 | ||
2000lb.爆弾 | 1000lb.爆弾×2 |
F4U-1D
水噴射装置を装備した最初の戦闘爆撃機型
ただしゲーム内では、F4U-1A他も水噴射装置を装備した後期型となっている。
ゲーム内データ
離陸重量:5501.73kg、急降下限界速度:800km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで17.32m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで21.1秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、400発/40秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×4、375発/37秒
追加武装
(F4U-1Cに加えて)
TinyTim×2 + 1000lb.爆弾/178gal.増槽×1
TinyTim×2 + 5"HVAR/5"APHVAR×8
Bat×1
Corsair MK.I
F4U-1の英国海軍への供給型、天井の低い英国空母に合わせて主翼端が切り詰められているため失速速度が若干速くなったが低空での運動性は改善された。
キャノピーは枠の多いバードケージ型。
スペックはF4U-1Aに準ずる。4.11mより、緊急出力なし。
Corsair MK.II
F4U-1Dの英国海軍への供給型、天井の低い英国空母に合わせて主翼端が切り詰められている
ゲーム内ではF4U-1Aに対応している。スペック、武装ともこれに準ずる。
Corsair MK.IV
グッド・イヤー社製FG-1Dの英国海軍への供給型、天井の低い英国空母に合わせて主翼端が切り詰められている
スペック・武装はF4U-1Dに準ずる。
- どの型も、速度計に表示される速度がスピードバーよりわずかに速いようだ。 -- 2008-12-19 (金) 01:21:21
- 追加武装とバリエーションや武装など、とても優れています。視界も良い! -- Spicky? 2010-12-31 (金) 01:01:41
- 低速域での安定性が低いため着艦は難しい。足を出してないとフックが出ないのも注意。 -- 2011-06-13 (月) 22:18:55
- なんか史実の最高速度全然でない気がする。水平飛行時の速度が全然伸びないような… -- 2015-12-12 (土) 07:22:47
- 俺様の世界征服を阻止できるもんならやってみろ はーはっはっは! -- clack787? 2022-08-25 (木) 21:32:28
ダグラス SBD ドーントレス
海軍初の単葉艦上爆撃機SB2Uの後継機、登場当時は世界最高クラスの急降下爆撃機で珊瑚海海戦やミッドウェー海戦で日本軍機動部隊に大打撃を与えるなどの活躍をする
艦上機であるが主翼の折りたたみ機構は持っていない(急降下爆撃時にかかる強い力に耐えるため?)。
エルロン部分を除く主翼後縁の下半分と胴体にかかる部分までもがフラップになっており使用すると下向きに展開されるが、主翼後縁同じ部分の上半分も上向けて展開する機構となっていて、エアブレーキを使用するとフラップ部とあわせて上下に開いて空気抵抗を増すようになっている。
SBD-3
欧州戦線の戦訓を元にした改修型、武装と防弾を強化しエンジンを換装している。
(ゲーム内説明文ではエンジンはR-1820-66となっているが、これはSBD-6のエンジンである)
製造 | ダグラス |
---|---|
形式号規定(型番) | SBD-3 |
タイプ | 艦上爆撃機 |
主な運用者 | アメリカ海軍/海兵隊/陸軍・ニュージーランド空軍 |
エンジン | 1×R-1820-52(1000HP) |
武装(機銃) | 4x12.7mm(機首×2 旋回×2) |
武装(爆弾) | 545㎏ |
最高速度 | 402km/h |
満載重量:4950kg、全長:10.09m、翼幅:12.66m
エンジン:ライトR-1820-66、離床1350hp
最高速度:413km/h(4500m)
上昇限度:7800m、航続距離:2525km
ゲーム内データ
離陸重量:3993.68kg、急降下限界速度:700km/h
最適上昇率(海面高度):176km/hで9.97m/s
最適旋回時間(高度1000m):240km/hで22.44秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、350発/35秒
部署2(後部銃座):ブローニング.303 7.62mm機銃×2、500発/25秒
追加武装
250lb.爆弾/500lb.爆弾×1~3
1000lb.爆弾/1600lb.爆弾×1
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度2800m(9200ft)
燃料混合比:高度9000m?(7500mまで切替不要を確認)
望遠式照準器、コクピット開閉あり、座席位置変更なし
SBD-5
SBD-4のエンジンを1200馬力のR-1820-60に換装した最多生産型。
光学照準器に変わった事を除き、武装その他はSBDと共通。
ゲーム内データ
離陸重量:4093.67kg、急降下限界速度:700km/h
最適上昇率(海面高度):176km/hで10.09m/s
最適旋回時間(高度1000m):244km/hで22.72秒
その他
光学照準器、コクピット開閉あり、座席位置変更なし
- とても良い急降下爆撃機 -- 2011-11-10 (木) 01:32:39
ダグラス TBD デヴァステイター
WWII前のアメリカ海軍が新型のヨークタウン級航空母艦に搭載すべくダグラス社に開発を依頼した艦上雷撃機。
1935年に初飛行、1937年から就役し、太平洋戦争開戦時の主力艦上雷撃機であった。
アメリカ初の艦載単葉金属機であり、引込脚など当時の先端技術も盛り込まれていた。
デヴァステイターは破壊者の意味。
しかし日本との開戦以降は旧式化がいなめず、ミッドウェー海戦では直衛についていた零戦に迎撃され甚大な被害を出した。それでも珊瑚海海戦で祥鳳を撃沈するなど戦果も挙げている。
後継機のTBFアヴェンジャーの配備が進んだ1942年から前線配備が減少し1944年に全機引退となった。生産数129機。
Mk13魚雷が前下がりに懸架される、主脚は引き上げてもタイヤの下半分が主翼の下に露出したまま残るといった外見上の特徴もある。
TBD-1 (AI)
4.11mより登場。(更新中)
離陸重量:kg、全長:10.67m、翼幅:15.24m
エンジン:プラット&ホイットニーR-1830-64 ツイン・ワスプ、900hp
最高速度:km/h(海面)、331km/h(?m)
巡航速度:206km/h(?m)
上昇限度:m、航続距離:700km(Mk13魚雷搭載時)または1,152km(1000lb.爆弾搭載時)
ゲーム内データ
離陸重量:3670kg、急降下限界速度:400km/h
最適上昇率(海面高度): km/hで m/s
最適旋回時間(高度1000m): km/hで . 秒
固定武装
武器1:ブローニング.303 7.62mm機銃×2(前面固定×1、後方旋回×1)、各発/秒
追加武装
1000lb.爆弾×1/500lb.爆弾×2/100lb.爆弾×6~12
Mk13魚雷×1
グラマン TBF アヴェンジャー
旧式化したTBDデヴァステイターの後継機、試作競争ではヴォート社のTBUの方が優れていたが有利な条件が重なったためTBDが採用された。アヴェンジャーは「復讐者」の意
上下方向高さがある扁平な断面の胴体に扉つき爆弾倉を持っており、爆弾や魚雷は爆弾倉に収納する。
TBF-1 (AI)
最初の生産型
離陸重量:満載7220kg、全長:12.19m、翼幅:16.51m
エンジン:ライトR-2600-8 サイクロン、1700hp
最高速度:437km/h(4000m)
上昇限度:6300m、航続距離:2345km
固定武装
.30cal固定機銃、.50cal背部旋回銃座、.30cal下部銃座
搭載武装
100lb.爆弾×4
250lb.爆弾/500lb.爆弾×2~4
1000lb.爆弾×2
1600lb.爆弾/2000lb.爆弾×1
Mk13/Mk13(late)航空魚雷×1
TBF-1C (AI)
TBF-1の武装変更型
固定武装
.50cal固定機銃×2、.50cal背部旋回銃座、.30cal下部銃座
搭載武装
5"HVAR/5"APHVAR×8
100lb.爆弾×4
100lb.爆弾×4 + 5"HVAR/5"APHVAR×8
250lb.爆弾/500lb.爆弾×2
250lb.爆弾/500lb.爆弾×2 + 5"HVAR/5"APHVAR×8
250lb.爆弾/500lb.爆弾×4
1000lb.爆弾×2
1600lb.爆弾/2000lb.爆弾×1
Mk13/Mk13(late)航空魚雷×1
TBM-3 (AI)
ジェネラル・モータース社製、エンジンを1900馬力のR-2600-20に換装。
武装などはTBF-1Cと同様。
Avenger Mk.III (AI)
英国に供給されたTBM-3。
コンソリデーテッド PBY カタリナ
コンソリデーテッド社が開発した双発飛行艇、性能面では旧式感があるが航続距離が長く、悪天候下でも運用でき、任務にあわせた様々な追加装備が可能で、非常に扱いやすいため連合軍全体で哨戒機などとして使用された。特に現在もPBYの設計を基礎とした消防飛行艇が生産されている。
カタリナ(Catalina)という名称はアメリカ軍が当初用意したものではなく、1941年11月にイギリス軍から30機の注文があった際、アメリカ・カリフォルニア州沖に浮かぶサンタカタリナ島(Santa Catalina Island)にちなんでイギリス軍向け名称として用意された。
PBN Nomad (AI)
PBNノーマッドはNAF(海軍航空工廠)が設計変更をした機体
原型のPBY-5Aの離水・滑水性能と方向安定性を改善した型だが、大改造に時間がかかったため生産数は156機にとどまり、そのほとんどがレンドリースとしてソビエトに送られた。
満載重量:15436kg、全長:19.52m、翼幅:31.72m
エンジン:プラット&ホイットニーR-1830-92、1200hp×2
最高速度:314km/h(2290m)
上昇限度:5550m、航続距離:4960km
固定武装
.30cal機銃×1、.50cal機銃×3
搭載武装
500lb.爆弾/1000lb.爆弾×4
アメリカ陸軍航空軍(USAAF)
1926年から1941年までのアメリカ軍では、海軍に属さない航空兵力は全て陸軍航空隊(United States Army Air Corps, USAAC)としていた。
1941年には第二次世界大戦への参戦を控え航空戦力のさらなる拡充を目指して、陸軍地上軍と並ぶ組織としてUnited States Army Air Forces, USAAFとして再編された。
第二次世界大戦終戦後の1947年には、陸軍から独立した米国空軍(USAF)として再編成された。本ゲームにはUSAFは組織として登場しない。
ダグラス A-20 ハボック
1939年初飛行の双発軽爆撃・攻撃機。
ダグラス社の原型モデルをフランス軍がDB-7(Douglas Bomber 7型)として採用。モロッコで実戦使用後、英軍/米軍に採用。3000機以上を供与されたソ連軍でも活躍し高い評価を得た。英軍ではDB-7 ボストン(Boston)爆撃機、米軍ではA-20 ハボック(Havoc)攻撃機と呼称。蘭印航空隊も輸出仕様のDB-7Cを輸入したがほとんどが未組み立てのまま日本陸軍に鹵獲された。1,600馬力のライト・サイクロンエンジン双発で3人乗り。胴体内ドア付き爆弾倉のほか左右主翼エンジン外側1箇所ずつのパイロンにも爆弾を懸架できる。WW2以降も使用され一部朝鮮戦争に参加した。
また本ゲームには登場しないが、アメリカ陸軍が夜間戦闘機として採用した型にはP-70の呼称が与えられP-61 ブラックウィドウ登場まで使用された。
オーストラリア空軍(RAAF)ではすべてのDB-7をBostonと呼称したが、イギリス空軍(RAF)では爆撃・攻撃機型をBoston:襲撃機型をHavocと呼び分けていた。
Havocは(自然災害による)大破壊や大混乱といった意味。Bostonはアメリカの都市名(マサチューセッツ州の州都)。
本ゲームにおいてはver4.13.1のアップデートにおいてソビエト型の爆弾・魚雷の搭載種類が大幅に増えた。
それ以前のver4.12.2やver4.10.1もいまだプレイされているので、ver4.12.2時点とver4.13.4時点とを分けて記載する。
ver4.12.2までのいつだかのアップデートでアメリカ300lb.爆弾のバリエーションも追加されており、ver4.09ぐらいまでには存在しなかったものもあるはず。
A-20C
燃料タンクを大型化するなどの改良をほどこしたDB-7BボストンMk.IIIの、アメリカ陸軍での呼称。
全備重量:7,050kg、最大離陸重量:9,507kg 全長:14.42m、翼幅:18.63m
エンジン:ライト R-2600-A5B 1,600hp x 2
最大速度:483km/h(海面高度)、546km/h(3,700m)
実用上昇限度:8,800m、航続距離:1,200km
360度水平旋回:27.1秒(高度1,000) 急降下制限速度:720km/h 上昇率:3分18秒(3,300mまで)
固定武装
武器1:ブローニング.303 7.7mm機関銃 機首固定×4:350発/銃
部署2:爆撃照準器
部署3:背部銃座、ブローニング.303 7.7mm機関銃(2連装)、各400発/銃
部署4:下部銃座、ブローニング.303 7.7mm機関銃、400発/銃
搭載武装(ver4.12.2時点)
爆弾倉 | 翼下 |
100lb.爆弾×2 | |
100lb.爆弾×2 + 100lb.爆弾×8 | なし/100lb.爆弾×2 |
300lb.爆弾×2 + 300lb.爆弾×4 | なし/100lb.爆弾×2 |
500lb.爆弾×2/1000lb.爆弾×1 | なし/500lb.爆弾×2 |
500lb.爆弾×2/1000lb.爆弾×1 + 100lb.爆弾×8/300lb.爆弾×4 | |
Mk13/Mk13(late)航空魚雷×1 | |
45-36AV-A航空魚雷×1 | (※注:4.13.4では削除) |
FAB-250×2/FAB-500×1 | FAB-250×2 |
FAB-500×1 + FAB-100×2 | |
FAB-1000×1 |
搭載武装(ver4.13.4時点増加分)
爆弾倉 | 翼下 |
45-36AN-42航空魚雷×1/×2 | |
45-36AM航空魚雷×1/×2 | |
45-36AV-A航空魚雷×2 | |
45-36AN訓練魚雷×2 | |
FAB-100×10 | |
FAB-250×3 | |
FAB-250×2 + FAB-100×8 | |
FAB-500×2 | |
FAB-1000×2 | |
RRAB-3×2 (AO-2.5×232/AO-10×50) | |
RRAB-3×3 (AO-2.5×348/AO-10×75) | |
FAB-250×1/FAB-500×1 + RRAB-3×2 | |
500lb.爆弾×2/1000lb.爆弾×1 + 300lb.爆弾×4 | SAB-100-55照明弾×2 |
SAB-100-55×6 | 500lb.爆弾×2 |
FAB-500×1/FAB-100×6/FAB-1000×1 | SAB-100-55×2 |
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:高度2300m(7500ft)で切替
追加装備:エンジン消火器、プロペラフェザー装置、水平スタビライザー、爆撃照準機
爆弾倉:手動
A-20G
襲撃機型。機首がガラス張りから金属外皮となった。
爆撃手が廃止され2人乗りとなり(爆撃照準器も非装備)、前方固定機銃が強化されている。
また上部銃座も大口径化された。
操縦手席には光像式レティクル装備。
全備重量:7,700kg、最大離陸重量:9,414kg 全長:14.63m、翼幅:18.69m
エンジン:ライト R-2600-23 1,600hp x 2
最大速度:483km/h(海面高度)、546km/h(3,700m)
実用上昇限度:7,684m、航続距離:1,650km
360度水平旋回:27.1秒(高度1,000) 急降下制限速度:720km/h 上昇率:3分21秒(3,300m)
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機関銃×6、350発/銃
部署2:上部旋回銃座(2連装)、ブローニング.50 12.7mm機関銃×2、400発/銃
部署3:下部銃座、ブローニング.303 7.7mm機関銃×1、400発/銃
搭載武装
(A-20Cに加えて)
パラシュート爆弾×40
20 Fragmentation Bombs×2
(ver4.12.2時点はFAB-100/250/500/1000無し、ver4.13.4時点はすべて有り)
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:高度2300m(7500ft)で切替
追加装備:エンジン消火器、プロペラフェザー装置
爆弾倉:手動
<その他>
マルチでは人気の機体、爆撃機にしては高速で高い機動性あり。上部旋回銃座は強力。
機首の機関銃6丁で爆撃機や戦闘機を返り討ちにする事もあり。
- 攻撃機に分類されるが、C型は爆撃機寄り、G型は襲撃機に近い性質を持つ。C型とG型の違いは、水平爆撃装備の有無と、防御火力の違いくらいで、飛行性能面では大差ない。C型で水平爆撃するか、G型で低高度襲撃するかというように、状況・お好みによって選んでOK -- 2009-03-04 (水) 16:46:57
- 格闘戦も出来る爆撃機 -- 2012-08-29 (水) 23:29:13
ボーイング B-17 フライングフォートレス
1935年に初飛行した、世界初の近代的4発重爆撃機。
機体の一部を失うほどの損傷でも飛行可能なほど、高い安定性と耐久性をもっており、対ドイツ昼間戦略爆撃に使用された。
大量の爆弾を搭載し長距離を飛行し越境攻撃が可能な「戦略爆撃機」として有名。武装や搭載量で各種の型式があり約12,000機も作られ、1968年まで現役で使用された。(ブラジル空軍)
B-17D (AI)
燃料タンクを防弾とし、下部銃座と後部にバブルキャノピー銃座を装備した初期型。42機製造された。
まだドーサルフィンが無く垂直尾翼が小ぶりで角ばった姿なのが、E型以降のいかにもB-17らしいスタイルを見慣れているプレイヤーには少し違和感を抱かせる。
全備重量:14,129kg、最大離陸重量:21,160kg 全長:20.68m、翼幅:31.63m
エンジン:ライト GR-1820-65 1,200hp x 4
最大速度:データなし(海面高度)、519km/h(7,620m)
実用上昇限度:11,277m、航続距離:5,471km 上昇率:7.5分(3,048mまで)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全6門装備
ブローニング.303 7.7mm機関銃 機首×1
搭載兵装:
・100lbs(45Kg) 爆弾×20
・300lbs(136kg)爆弾×14
・1,000lbs(454kg)爆弾×4
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:手動、過給機切替:2速、ラジエータ:手動
B-17E (AI)
胴体上下に動力銃座、更に尾部銃座を追加し、ドーサルフィンをつけるなどの大改造を行った本格量産型。
512機製造された。
全備重量:14,129kg、最大離陸重量:24,040kg 全長:22.5m、翼幅:31.63m
エンジン:ライト R-1820-65 1,200hp x 4
最大速度:データなし(海面高度)、510km/h(7,620m)
実用上昇限度:11,125m、航続距離:5,150km 上昇率:7.1分(3,048mまで)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全8門装備
ブローニング.303 7.7mm機関銃 機首×1
搭載兵装:
・500lbs(225kg)爆弾×16
・1,000lbs(454kg)爆弾×8
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:手動、過給機切替:2速、ラジエータ:手動
B-17F (AI)
エンジンと武装を強化し搭載量を増加。
ガンシップ等に改造(YP-40)された型を合わせて3,405機製造された。
全備重量:14,129kg、最大離陸重量:21,160kg 全長:20.68m、翼幅:31.63m
エンジン:ライト R-1820-97 1,200hp (Boost:1,380hp) x 4
最大速度:データなし(海面高度)、523km/h(7,620m)
実用上昇限度:11,430m、航続距離:4,506km 上昇率:25.1分(6,096mまで)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全11門装備
搭載兵装:
・500lbs(225kg)爆弾×16
・1,000lbs(454kg)爆弾×8
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:手動、過給機切替:2速、ラジエータ:手動
B-17G (AI)
前下部に動力銃座を配備した型。B-17シリーズの最多生産型で8,680機製造された。
全備重量:17,237kg、最大離陸重量:29,711kg 全長:22.78m、翼幅:31.63m
エンジン:ライト R-1820-65 1,200hp x 4
最大速度:385km/h(海面高度)、486km/h(7,400m)
実用上昇限度:10,851m、航続距離:2,000km 上昇率:16.5分(7,000mまで)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全13門装備
搭載兵装:
・500lbs(225kg)爆弾×16
・1,000lbs(454kg)爆弾×8
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:手動、過給機切替:2速、ラジエータ:手動
- フルロードすると重い、重い。ヒィヒィいいつつ200km/h位でよじ登ってゆくのが精一杯 -- 222? 2009-06-24 (水) 10:46:47
- パッチでこいつを出してほしい -- 2013-08-06 (火) 10:11:33
コンソリデーテッド B-24 リベレーター
1938年初頭にボーイングB-17を生産するよう要請されたコンソリデーテッド社が、B-17より優れた爆撃機を開発すると主張して試作発注を受けた4発重爆撃機。
飛行艇を思わせる太い胴体に双垂直尾翼の上翼構造、アスペクト比の大きい細長い主翼が特徴で、B-17より高速で搭載量も多く爆弾倉はシャッターで開閉する。安定性と耐久性ではB-17に劣った。
航続距離と汎用性でB-17に勝っていたため、主に太平洋で多数使用された。海軍仕様はPB4Yである。(但し垂直尾翼形式が普通の形)生産数は約18,400機で、アメリカ爆撃機中最多。
B-24D-140-CO
ver4.13より登場。
注意:この機体は本来6000ftの滑走路で運用されるものであり、ゲーム中の滑走路では爆弾・燃料を最大限搭載して離陸するのは難しい。搭載量を減らすか空中スタートとし、AI機を離陸させる時はタキシングから始めて、滑走路全体を離陸に使うようにすること。
武装
100lb.爆弾×25/52
250lb.爆弾×12/20
500lb.爆弾×12
1000lb.爆弾×8/12
1600lb.爆弾×8
2000lb.爆弾×4
Fragmentation Bomb×16
その他
爆撃照準器:Norden
Gunner Multi Functionキーで、銃塔の上下、銃座ハッチの開閉を行う。
銃塔にはK-4照準器が装備されている。使用法はGuide_413.pdfを参照。
B-24J-100-CF (AI)
B-24Hで採用されたエマソンA-6型旋回砲塔を採用した型。新型の爆撃照準器や自動操縦装置を装備した。
6,678機生産された。
全備重量:14,790kg、最大離陸重量:29,050kg 全長:20.61m、翼幅:33.53m
エンジン:P&H(プラット&ホイットニー)R-1830-65 1,200hp x 4
最大速度:データ無し(海面高度)、351km/h(6,000m)
(485km/h-TAS@7,400m 過給機2速)
実用上昇限度:9,167m、航続距離:5,309km 上昇率:25.0分(6,000mまで)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全10門装備
(365発:前部連装、側部単装、610発:上下連装銃座、500:後部連装銃座)
搭載兵装:
500lbs(225kg)爆弾×16
Razon×8~16
Bat×2
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:手動、過給機切替:2速、ラジエータ:手動
その他:4.08mから下部銃座の上下アクションが省略された。敵機が接近すると自動で下がって敵機の接近が判った。AI銃座の性能は優秀で後部+上部+下部の3銃座が連動で積極的に反応する。AI銃座員の腕前はご承知の通りで水平を維持してやれば、真直ぐ近づく敵機には百発百中。
ノースアメリカン B-25 ミッチェル
1940年初飛行、連合国側を代表する双発中型爆撃機。本来ノースアメリカン自社設計の機体(NA-40B)であったが、戦線の拡大に伴い急遽正式採用された。約10,000機生産され1979年まで現役として活躍した。
武装を無くした特殊攻撃型で空母から発進し東京を初空襲した事で有名。
ソビエトにも870機が送られ、高く評価された。
各種の改造機体があり、75mm砲と12.7mm機関銃を8門も機首に配置した艦艇攻撃型や地上攻撃、偵察専門の機体もある。
愛称のミッチェル(Mitchell)は、在仏米陸軍航空隊司令官として第一次世界大戦で武勲を上げ、アメリカ空軍の父とも呼ばれているウィリアム・ランドラム・ミッチェルにちなんだもの。
本ゲーム内の機種名表示では全サブタイプのお尻に「NA」が付記されているが、ノースアメリカンの略号なだけでそれ以上の意味は無いと思われる。
B-25C-25 (AI)
爆撃機型として改良しながら少数ずつ生産されてきたA型(40機)・B型(120機)に続いて1,625機と初の大量生産された爆撃機型。
機首にガラス張りの爆撃手席がある。
爆弾類はすべて機体内爆弾倉に収納する。
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全6門装備
機首固定×2:400発/銃
機首銃座×1:400発/銃、上部旋回銃座(2連装)、下部旋回銃座(2連装昇降式):各銃座450発/銃
搭載武装
パラシュート爆弾×40/60
破片効果爆弾×20×4
100lb.爆弾×12/250lb.爆弾×6/500lb.爆弾×4/1000lb.爆弾×2/2000lb.爆弾×1
FAB-50×10/FAB-100×8
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:高度2600m(8500ft)で切替
追加装備:エンジン消火器、プロペラフェザー装置、水平スタビライザー、爆撃照準機
爆弾倉:手動
B-25G-1 (AI)
胴体上下の銃座の他、機首に75mm戦車砲1門と12.7mm機銃2門を固定装備した襲撃機型。400機が生産され、他にC型からの改造・転換が63機。
75mm戦車砲はM4シャーマン戦車の主砲と同じもの。
機首の爆撃機席が廃止されガラス張りではなく金属外皮となった。爆撃照準器は持たない。
一部の爆弾は左右主翼外側に懸架するが基本的には胴体内爆弾倉に収納。
ロケット弾は左右主翼外側に懸架。
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全6門装備
機首固定×2、上部旋回銃座(2連装)、下部旋回銃座(2連装昇降式):各銃座400発/銃
75mm戦車砲 機首固定×1:21発
搭載武装
パラシュート爆弾×40/60
破片効果爆弾×20×4
100lb.爆弾×12/250lb.爆弾×6~8/500lb.爆弾×4~6/1000lb.爆弾×2~3
250lb.爆弾×3 + 500lb.爆弾×3
250lb.爆弾×3 + 1000lb.爆弾×2
250lb.爆弾×3 + 500lb.爆弾×2 + 1000lb.爆弾×1
500lb.爆弾×4 + 1000lb.爆弾×1
FAB-50×10/FAB-100×8
FAB-250×2 + FAB-100×6
5"HVAR×8
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:高度2600m(8500ft)で切替
追加装備:エンジン消火器、プロペラフェザー装置
爆弾倉:手動
B-25H-1 (AI)
上部・尾部及び胴体左右の銃座の他に、機首に75mm戦車砲1門と12.7mm機銃計8門(機首正面に4門横並び、側面左右に2門ずつ縦並び)を固定装備した襲撃機型。1,000機生産された。
爆撃照準器は持たない。
一部の爆弾は左右主翼外側に懸架するが基本的には胴体内爆弾倉に収納。
ロケット弾は左右主翼外側に懸架。
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全14門装備
機首固定×8、上部旋回銃座(2連装)、後部銃座(2連装)、左右側方銃座:各銃座400~450発/銃
75mm戦車砲 機首固定×1:21発
搭載武装
パラシュート爆弾×40/60
破片効果爆弾×20×6
100lb.爆弾×12/250lb.爆弾×6~8/500lb.爆弾×4~6/1000lb.爆弾×2~3
250lb.爆弾×3 + 500lb.爆弾×3
250lb.爆弾×3 + 1000lb.爆弾×2
250lb.爆弾×3 + 500lb.爆弾×2 + 1000lb.爆弾×1
500lb.爆弾×4 + 1000lb.爆弾×1
FAB-50×10/FAB-100×8
FAB-250×2 + FAB-100×6
5"HVAR×8
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:高度2600m(8500ft)で切替
追加装備:エンジン消火器、プロペラフェザー装置
爆弾倉:手動
B-25J-1
再びガラス張り機首に爆撃照準器・爆撃手席を設けた爆撃機型。
B-25の最終生産タイプだが、これが4,318機と最多生産型となった。
本ゲームにおいてはver4.13.1のアップデートにおいて照明弾やソビエト型の爆弾の搭載種類が大幅に増えた。
それ以前のver4.12.2やver4.10.1もいまだプレイされているので、ver4.12.2時点とver4.13.4時点とを分けて記載する。
全備重量:9,571kg、最大離陸重量:11,774kg 全長:16.60m、翼幅:20.57m
エンジン:ライト R-2600-29 1,500hp(Boost:1,700hp) x 2
最大速度:387km/h(海面高度)、442km/h(4,000m)
実用上昇限度:7,315m、航続距離:2,052km
360度水平旋回:28.87秒(高度1,000) 急降下制限速度:720km/h 上昇率:6分36秒(3,700mまで)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃 全12門装備
機首固定×5:400発/銃
機首銃座、上部旋回銃座(2連装)、後部銃座(2連装)、左右側方銃座:各銃座400~450発/銃
搭載武装(ver4.12.2時点)
パラシュート爆弾×40/60
破片効果爆弾×20×6
100lb.爆弾×12/250lb.爆弾×6/500lb.爆弾×4~6/1000lb.爆弾×2~4
250lb.爆弾×3 + 500lb.爆弾×3
500lb.爆弾×4 + 1000lb.爆弾×1
FAB-50×10/FAB-100×8
搭載武装(ver4.13.4時点増加分)
RRAB-3×2 (AO-2.5×232/AO-10×50)
SAB-100-55照明弾×8
SAB-100-55照明弾×6 + 100lb.爆弾×6
SAB-100-55照明弾×1 + 500lb.爆弾×4/1000lb.爆弾×3
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:高度2600m(8500ft)で切替
追加装備:エンジン消火器、プロペラフェザー装置、水平スタビライザー、爆撃照準機
爆弾倉:手動
ボーイング B-29 スーパーフォートレス
ドイツ軍がポーランド侵攻を行なったのと同日1939年9月1日、米陸軍は今後5年間中型・大型長距離爆撃機の開発を優先させるべきとして翌40年1月29日にAACは長距離爆撃機の仕様提示を30日以内に計画案提出の条件付きで行なった。
この仕様にボーイング、ダグラス、コンソリデーテッド社が応じたが長年四発機を研究していたボーインのモデル345案がトップで審査を通過、次にロッキードのXB-30が通過したものの後に開発が断念され代わりにコンソリデーテッドのXB-32がB-29のバックアップとして採用された。
1940年8月24日に試作機のXB-29二機と静止試作機1機が発注され、41年4月7月にモックアップが完成し試作機が完成する1年以上前に250機分30億ドルが発注され「30億ドルの大博打」と言われながら42年9月初めに最初のXB-29がロールアウトし、41年9月21日シアトル工場の滑走路で初飛行を行なった。
B-29 (AI)
最初で最大の生産型
1943年9月に1号機が完成し、10月7日に引渡しが始まったが当初は儀装や主要部品のない未完成のままラインオフする機体も多く、オリーブドライブ塗装の機体もあった。B-29の防御銃座は火器管制装置で管制されていて、照準器で目標を捕らえれば自動で最適角を割り出せる。また尾部銃座には当初20㎜機関砲が1門装備されていたが故障が多く、実用性に欠けていたため廃止された。
全備重量:49,816kg、最大離陸重量:61,236kg 全長:22.78m、翼幅:31.63m
エンジン:ライト R-3350-57/23A(後期型はR-3350-41/-57) 2,200hp x 4
最大速度:587km/h(7,620m)
実用上昇限度:11,050m、航続距離:5,230km(最大:9,380km)
固定武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃×6 M2タイプ20㎜機関砲×1 全7門装備
搭載兵装:
・9.072㎏
参考:IL2-Compareのデータでは20mm後部機関砲は無し
最大離陸重量:41,555kg 最大速度:630km/h(高度:8,900m、過給機2速)
固定武装:ブローニング.50 2連装 X 5銃座 =10(各銃500発)前上部、前下部、後上部、後下部、後部
最大搭載量:2,000lbs(約908kg)爆弾 x10発(前部爆弾倉x6+後部x4)各種爆弾搭載可能
ダグラス C-47 スカイトレイン
ダグラス社が第二次世界大戦前から生産していたベストセラー民間旅客機DC-3をベースに、胴体左後部のドアを貨物用に大型化、床面を強化し座席も折り畳み式のものを備えるなど軍用輸送仕様に変更した双発輸送機である。
愛称はスカイトレイン。
アメリカ陸軍の他、アメリカ海軍・海兵隊向けのものはR4Dの型式名で、イギリス空軍向けはDakota(ダコタ)の名称で、その他の国への輸出分含め合計10,000機以上が生産された。
またベトナム戦争にはM134 ミニガンを備えてガンシップ化されたAC-47も投入された。
C-47 (AI)
全備重量:11,793kg、全長:19.43m、翼幅:29.11m
エンジン:プラット&ホイットニーR-1830-xx ツインワスプ、1,200hp ×2
最高速度:365km/h(2,700m)
上昇限度:8,045m、航続距離:2,575km
ゲーム内データ
離陸重量:10,886kg、急降下限界速度:700km/h
最適上昇率(海面高度): km/hで m/s
最適旋回時間(高度1,000m): km/hで 秒
ver4.12.2まではソビエトにおいて設計変更されたLi-2のシュベツォフASh-62 1,000hp×2エンジンデータを流用していて、操作が実機と異なっていた。
ver4.13よりR-1830-52 1,100hp×2エンジンにデータ修正され、過給機切替などの操作が(おそらく実機通りに)変わった。
武装
武器1:無し
搭載:空挺兵×28、空挺貨物×5
その他
プロペラピッチ:
過給機切替(4.13以降):高度1,500-2,000m(4,500-6,000ft)、4,000-4,500m(12,000-13,500ft)
燃料混合比:
グライダー牽引可能
カーチス・ライト CW-21
カーチス・ライト本社(P-40などは航空機製造事業部の開発で別組織)が開発した輸出用戦闘機。1939年に初飛行し、中国に35機、蘭印に24機輸出された。
CW-21B
4.09より登場、4.10よりフライアブル。
愛称はデーモン(Demon)。
蘭印に輸出された型。着陸脚が後方引き込みから内側引き込みになり、尾輪は半引き込み式となって、わずかに速度が向上した。
蘭印陸軍航空隊は戦闘機としてデーモン、バッファロー、ホーク、ハリケーンを装備していたが、1942年2月のスラバヤ上空航空戦で零戦と戦い、壊滅した。
全備重量:2041kg、全長:8.3m、翼幅:10.7m
エンジン:ライトサイクロンR-1820-G5、1000hp
最高速度:506km/h(5200m)
上昇限度:10500m、航続距離:1010km
ゲーム内データ
離陸重量:2038.41kg、急降下限界速度:720km/h
最適上昇率(海面高度):262km/hで19.32m/s
最適旋回時間(高度1000m):284km/hで18.57秒
武装
武器1:.303cal機銃×4
または
武器1:.303cal機銃×2、.50cal機銃×2
その他
プロペラピッチ:手動
過給機切替:高度3000-3500m(10000-11500ft)
燃料混合比:手動
エルロントリムなし、キャノピー開閉あり
- 機体性能は結構高いが、ソフト面(?)が残念。後ろ見えない、90%でもオーバーヒート、そしてやる気を疑うような照準器w -- 2011-01-10 (月) 02:56:30
- 低高度では極めてオーバーヒートしやすいが、大体3500m以上でなら冷却は良好。上昇力があり、機体もそこそこ頑丈なので、高度を上手く生かした一撃離脱で戦いたい。 -- 2011-01-16 (日) 19:29:03
- 4.101パッチで各種警告灯が点灯するようになった。 -- 2011-02-16 (水) 21:02:13
- 隼よりもロールのキレが良く着陸も綺麗に決まりやすい。 -- Matsu? 2014-05-18 (日) 14:21:49
カーチス ホーク75 (P-36)
35年にアメリカ陸軍の要請によって開発された単葉戦闘機。P-36として採用された他、フランス、イギリス、ノルウェー、オランダ、中華民国などに輸出された。しかし開戦までに旧式化し、ヨーロッパでも太平洋(オランダ)でも、より強力な敵に破れた。なおノルウェーでは輸入直後にドイツ軍の上陸が始まったため、実際には使用できなかった。
フランスとノルウェーがドイツに占領された後、両国のホーク75はフィンランドに提供され、第32戦闘機隊を編成した。機体性能ではバッファローに次ぐものだったが、錬度の差でバッファローほどの活躍は出来なかった。
Hawk 75A-3、P-36A
ver4.12よりフライアブル(P-36AはAI機)。
エンジンを1200馬力に強化した型。291機がフランスに輸出され、数ではMS.406に次ぐフランスの主力戦闘機となった。イギリスは約20機輸入し、モホークIIIと名づけた。
フランス降伏によってドイツ軍が入手したホーク75A-3 22機はフィンランドに提供され、ノルウェーのA-6と共に第32戦隊で使用された。
武装設定で、機首の機銃の片方または両方を12.7mmに変更できる。
離陸重量:2585kg、全長:8.66m、翼幅:11.36m
エンジン:R-1830-S1C3G、1200hp
最高速度:418km/h(海面)、498km/h(3050m)
上昇限度:10300m、航続距離:1300km
武装:7.5mm機銃x6
固定武装
武器1:7.7mm機銃×6
搭載武装(ホーク75A-3)
12kg爆弾×10/25kg爆弾×6
12.7mm機銃×1、7.7mm機銃×5
12.7mm機銃×2、7.7mm機銃×4
12.7mm機銃×2、7.7mm機銃×4、12kg爆弾×10/25kg爆弾×6
搭載武装(P-36A)
なし
その他
プロペラピッチ:手動、過給器切替:なし
燃料混合比:
緊急出力:自動
エルロントリムなし、キャノピー開閉あり
Hawk 75A-4、Mohawk IV
ver4.12よりフライアブル(モホークはAI機)。
エンジンを変更した型。フランスが降伏したため、284機生産された中のほとんどはイギリスが入手し、モホークIVと呼んだ。
離陸重量:2610kg、全長:8.77m、翼幅:11.39m
エンジン:ライトR-1820-G205A、1200hp
最高速度:420km/h(海面)、517km/h(5000m)
上昇限度:10000m、航続距離:1070km
搭載武装(ホーク75A-4)
12kg爆弾×10/25kg爆弾×6
搭載武装(モホークIV)
40lb.爆弾×6
その他
プロペラピッチ:手動
過給器切替:
燃料混合比:
緊急出力:なし、スロットル:上限100、エルロントリムなし
- えー!あなたは気味が悪いです!この戦いを終わらせましょう! -- 遠藤蘭丸? 2023-02-05 (日) 18:02:34
ロッキード P-38 ライトニング
戦闘機開発でドイツやイギリスに遅れをとっていたアメリカ陸軍航空隊は、37年に上昇力・高高度性能・火力に優れた迎撃機の仕様を各メーカーに提示した。その中で最も高性能な設計案を提出したのはロッキード社で、タービン過給機つきのアリソン液冷エンジン双発とし、徹底した空気抵抗の低減と高翼面加重により要求を上回る高速を狙っていた。試作機の初飛行は39年で、いくつかのトラブルがあったものの期待通りの高速を示して量産が決定された。
イギリスとフランスもP-38を発注(フランスは降伏したため全てイギリス向け)したが、軍事機密上の理由でタービン過給機を外された英国空軍向けライトニングMK.Iは、高々度性能が極度に低下していたため、イギリスはタービン過給機ありのライトニングMk.IIを含めて、P-38の受け取りを拒否し、出戻りのP-38はP-322と呼ばれ訓練に使用された。余談だが当初米陸軍ではP-38にはアトランタの名が当てられる予定だったが英国向けの物から取ってライトニングとされた。
P-38がヨーロッパ及び太平洋に配備されたのは42年後半で、ヨーロッパでは北アフリカでの対地攻撃やドイツ本土爆撃の護衛に使用された。太平洋では、日本の戦闘機が低速・軽防御であり、一撃離脱に徹すれば有利に戦えたため、多くのエースを輩出した。しかし、排気タービンを装備しているが元のアリソンエンジンが高々度に弱かったため高々度性能はそこまで良くなく速度重視の設計のため双発戦闘機だが機体に余裕がない、(エアブレーキの装備などである程度は解決されたものの)急降下時に操縦不能に陥る、操縦席の暖房がほとんど効いていないなどの問題もあった。
大戦直前に開発された双発戦闘機は、旋回機銃などによる運動性の低下からその多くが単発戦闘機に対抗できず、対地攻撃や偵察機や夜間戦闘機に転用された。その中で、P-38は単座で速度と正面火力に的を絞った設計であり、多くの問題を抱えてはいるが昼間戦闘機としては唯一の成功作となった。
ライトニング(Lightning)は稲妻、雷によって起こる電光の意味。
P-38J
オーバーヒートの頻発の原因となっていた主翼前縁のインタークーラーを、エンジン下に移した型。
また、主翼前縁インタークーラーを廃止した部分に燃料タンクを設けている。
全備重量:9738kg、全長:12.46m、翼幅:17.16m
エンジン:アリソンV-1710-89/91×2、1425hp
最高速度:672km/h(8000m)
上昇限度:13400m、航続距離:3616km
ゲーム内データ
離陸重量:8012.51kg、急降下限界速度:820km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで16.33m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで26.11秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各500発/50秒
武器2:イスパノ20mm機関砲×1、150発/15秒
追加武装
4.5"ロケット×6~12
4.5"ロケット×6 + 500lb.爆弾/1000lb.爆弾×2
250lb.爆弾/500lb.爆弾/1000lb.爆弾×2
増槽×2
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
ラジエータ:自動、緊急出力:なし
着陸脚は前輪式、尾輪ロックなし、バックミラーあり
P-38L
エンジンを強化し、高速での操縦性を高めるためエルロンを油圧操作にし、エアブレーキを装備した型。
全備重量:9747kg、全長:12.46m、翼幅:17.16m
エンジン:アリソンV-1710-111/113×2、1600hp
最高速度:662km/h(8000m)
上昇限度:12200m、航続距離:3616km
ゲーム内データ
離陸重量:8196.83kg、急降下限界速度:880km/h
最適上昇率(海面高度):266km/hで16.21m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで27.35秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各500発/50秒
武器2:イスパノ20mm機関砲×1、150発/15秒
(ガンポッド)ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各350発/35秒
追加武装
5"HVAR×10
5"HVAR×10 + 500lb.爆弾/1000lb.爆弾×2
250lb.爆弾/500lb.爆弾/1000lb.爆弾×2
増槽×2
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
ラジエータ:自動、緊急出力:なし
着陸脚は前輪式、尾輪ロックなし、エアブレーキあり、バックミラーあり
P-38L後期型
ゲーム中では、この型のみ緊急出力が装備されている。武装はP-38Lと同じ。
全備重量:9747kg、全長:12.46m、翼幅:17.16m
エンジン:アリソンV-1710-111/113×2、1600hp
最高速度:662km/h(8000m)
上昇限度:12200m、航続距離:3616km
ゲーム内データ
離陸重量:8196.78kg、急降下限界速度:880km/h
最適上昇率(海面高度):284km/hで19.3m/s
最適旋回時間(高度1000m):374km/hで25.83秒
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
ラジエータ:自動、緊急出力:自動
着陸脚は前輪式、尾輪ロックなし、エアブレーキあり、バックミラーあり
- 高速ではエレベータの効きが鈍くなり、700km/hを越えると引き起こしは不可能。速度計に線の引いてある360mph(580km/h)を越えないように操縦するべき。 -- 2009-12-09 (水) 01:58:56
- J型のロールは遅いが、L型では高速になるほどロールが速くなる。 -- 2009-12-15 (火) 00:24:05
- 山本五十六倒したやつだ -- 2019-05-16 (木) 20:55:53
- ボンバーマンを倒してまみのお母さんを治療しよう! -- clack787? 2022-08-25 (木) 21:34:39
ベル P-39 エアラコブラ
新興メーカーのベル社は、アメリカ陸軍より37年に単発戦闘機開発の発注を受け、エンジンを胴体中央に置いて運動性を高め、機首に大口径機関砲を搭載するという設計案で試作発注を受けた。38年春に完成した試作1号機は武装と装甲がなく、タービン過給機を備えていたため、最高速度628km/h、6100mまで5分という優れた性能を示した。しかし、タービン過給機を廃止するよう指示され(同時期に開発されたP-38との競合を避けるためと言われる)、高度3000m以上では急激に性能が低下するようになった。また低空での運動性は良好だが安定性に問題があり、容易にスピンに入る傾向から「フリスビーの祖先」等と呼ばれた。その他、カードア式コクピットは脱出が難しく支柱が太いため視界が悪い、エンジンが装甲されておらず、P-40などと比べて被弾に弱いなどの弱点もあった。
量産は39年に開始された。アメリカ陸軍に配備された他、イギリスとフランスがまとまった数を発注し、フランスが降伏したため全てイギリスに引き渡された。しかし高空性能の不足と事故の多発により、1個スコードロンが41~42年に8ヶ月ほど使用しただけで、一部はソ連に送られ、残りはアメリカに返却された。アメリカでは太平洋戦線に配備されたが、零戦や隼との戦いでは苦戦を強いられ、P-38やP-47が配備されるようになると第一線を退いた。一方、全生産数の過半数をレンドリースとして供与されたソ連では、機首の大口径機関砲と中口径機銃という武装が他の供与機より好まれ、またもともと高空性能を重視していないこともあり、火力と信頼性、低空での飛行性能に優れた戦闘機として重宝された。数10機撃墜のエースも多数輩出している。
P-400
イギリスに供与された後、アメリカに返却された機体。スペックはP-39D-1に準ずる。
スロットルは100まで
P-39D-1と異なり爆弾と増槽のLoadoutは存在しない。
ver4.13.4では、選択された陣営がイギリス・オーストラリア・ソビエト、あるいはアメリカでマップ属性が砂漠かといった条件でデフォルトスキンが差し替わる。
P-39D-1
最初の大量生産型であるD型の機関砲を、輸出向けにイスパノ20mm機関砲に換装した型。
全備重量:4015kg、全長:9.19m、翼幅:10.36m
エンジン:アリソンV-1710-35、1150hp
最高速度:583km/h(5900m)
上昇限度:11660m、航続距離:1600km
ゲーム内データ
離陸重量:3708.3kg、急降下限界速度:740km/h
最高速度:540km/h(海面高度)、625km/h(3600m)
最適上昇率(海面高度):248km/hで13.53m/s
最適旋回時間(高度1000m):326km/hで19.88秒
固定武装
武器1:ブローニング.303 7.62mm機銃×4、各500発/25秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各200発/20秒
武器2:イスパノ20mm機関砲×1、60発/6秒
追加武装
500lb.爆弾×1
75gal.増槽×1
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
着陸脚は前輪式、尾輪ロックなし
スロットルは100まで
P-39D-2
D-1のエンジンを換装した型。ゲーム中では、20mm機関砲をM4 37mm機関砲に換装できる。
全備重量:4015kg、全長:9.19m、翼幅:10.36m
エンジン:アリソンV-1710-63、1590hp
最高速度:622km/h(3600m)
上昇限度:11660m、航続距離:1600km
固定武装
武器1:ブローニング.303 7.62mm機銃×4、各500発/25秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各200発/20秒
武器2:イスパノ20mm機関砲×1、60発/6秒
またはM4 37mm機関砲×1、30発/12秒
追加武装
500lb.爆弾×1
75gal.増槽×1
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
着陸脚は前輪式、尾輪ロックなし
P-39N-1
飛行性能改善のため、燃料と防弾装甲を減らし、エンジンとプロペラを換装した型。ほとんどがソ連に送られた。
離陸重量:3714kg、全長:9.07m、翼幅:10.36m
エンジン:アリソンV-1710-85、離床1420hp
最高速度:500km/h(海面)、605km/h(3500m)
上昇限度:9784m、航続距離:1046km
ゲーム内データ
離陸重量:3495.38kg、急降下限界速度:740km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで14.65m/s
最適旋回時間(高度1000m):312km/hで19.81秒
固定武装
武器1:ブローニング.303 7.62mm機銃×4、各500発/25秒(または1000発/50秒)
ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各200発/20秒
武器2:M4 37mm機関砲×1、30発/12秒
追加武装
FAB-250×1
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
着陸脚は前輪式、尾輪ロックなし
P-39Q-1
ソ連での戦訓から、機体の構造を強化した型。翼内機銃が廃され、12.7mm機銃を左右主翼下に1門ずつガンポッド式に装備している。
その他の特徴はP-39N-1に準ずる。
離陸重量:3714kg、全長:9.07m、翼幅:10.36m
エンジン:アリソンV-1710-85、離床1420hp
最高速度:520km/h(海面)、616km/h(3500m)
上昇限度:9784m、航続距離:1046km
ゲーム内データ
離陸重量:3538.7kg、急降下限界速度:760km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで14.61m/s
最適旋回時間(高度1000m):312km/hで19.94秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各300発/30秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各200発/20秒
武器2:M4 37mm機関砲×1、30発/12秒
P-39Q-10
飛行性能を更に改善するため、主翼の機銃を廃止した型。
その他の特徴はP-39N-1に準ずる。
離陸重量:3714kg、全長:9.07m、翼幅:10.36m
エンジン:アリソンV-1710-85、離床1420hp
最高速度:540km/h(海面)、640km/h(3500m)
上昇限度:9784m、航続距離:1046km
ゲーム内データ
離陸重量:3331.42kg、急降下限界速度:780km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで15.93m/s
最適旋回時間(高度1000m):312km/hで18.57秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各200発/20秒
武器2:M4 37mm機関砲×1、30発/12秒
- 低速ではひどく不安定だが、前輪式のため多少高速で接地してもバウンドしにくい。前下方視界がよいこともあり、着陸は比較的容易。 -- 2009-04-06 (月) 18:23:58
- 同じ練度のAI機同士だとA6M3に圧勝 -- 2010-04-11 (日) 14:34:55
- N-1は視界がめちゃくちゃ良い モーターカノンも破壊力抜群!! 翼にあてればもげて落ちていく ただし、きりもみに入ったら低空では終わり。 翼端の尾を注意しよう -- 2014-06-23 (月) 22:41:56
- まみのお母さんの病気を治した戦闘機であった -- clack787? 2022-08-25 (木) 21:33:35
カーチス P-40 ウォーホーク
35年に初飛行したカーチス・ホーク75は、アメリカ陸軍でP-36ホークとして採用された他、フランス等に輸出された当時のベストセラー戦闘機の一つであった(フランスとノルウェーに輸出された機体はドイツに捕獲された後フィンランドに輸出され、1個戦隊が編成されて継続戦争で使用された)。38年にアメリカ陸軍が次期戦闘機の審査を行った際、カーチス社はP-36のエンジンを液冷に換装したXP-40を提出した。基本設計が古いため凡庸な性能だが、安価ですぐに量産が可能だったため、P-38やP-39の開発と平行して、P-40ウォーホークとして大量に発注された。また、ソ連空軍のP-40Mをフィンランド空軍が鹵獲して使用したり、ビルマ・ラングーン防空のために日本陸軍が臨時処置で鹵獲したP-40Eで特殊防空戦闘隊を編成したり連合軍以外での使用例もある。
アメリカ参戦の時点ではP-40が陸軍航空隊の主力だったが、零戦や隼との戦いでは上昇力と旋回性能が大幅に劣り、またパイロットが古典的な旋回格闘戦のみ教えられていたため大損害を受けた。例外は日中戦争で日本機の性能や戦法を観察していたシェンノート率いる、フライングタイガースであった。徹底した一撃離脱戦法により、飛行第64戦隊(いわゆる加藤隼戦闘隊)を始めとする日本機と互角以上の戦いをした。
P-38やP-47の配備が進むにつれP-40は第2線機となったが、大量生産がきき、頑丈で信頼性に優れたP-40は、凡庸な飛行性能にもかかわらず大戦の序盤を持ちこたえることになった。
P-40B (Tomahawk Mk.IIa、Hawk 81A-2)
ヨーロッパでの戦訓を取り入れ、7.62mm機銃を2門増設して防弾を強化した型。英名トマホークMk. IIa。
全備重量:3655kg、全長:9.68m、翼幅:11.38m
エンジン:アリソンV-1710-33、1150hp
最高速度:555km/h
上昇限度:8892m、航続距離:2173km
ゲーム内データ
離陸重量:3689.16kg、急降下限界速度:760km/h
最適上昇率(海面高度):230km/hで10.79m/s
最適旋回時間(高度1000m):302km/hで20.47秒
固定武装
武器1:ブローニング.303 7.62mm機銃×4、各300発/15秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各250発/25秒
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
P-40C (Tomahawk Mk.IIb)
増槽や爆弾を懸架できるよう改良された型。英名トマホークMk.IIb。
スペックはP-40Bに準ずる。
追加武装
100lb.爆弾/250lb.爆弾×1
75gal.増槽×1
P-40E
エンジンを換装し、ラジエータを大型化し、武装を12.7mm機銃6門に変更した型。英名キティホークMk. I。
全備重量:4173kg、全長:9.5m、翼幅:11.38m
エンジン:アリソンV-1710-39、1150hp
最高速度:583km/h(4570m)
上昇限度:8840m、航続距離:2414km
ゲーム内データ
離陸重量:3896.07kg、急降下限界速度:760km/h
最適上昇率(海面高度):230km/hで11.12m/s
最適旋回時間(高度1000m):316km/hで21秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×6、各300発/30秒
追加武装
500lb.爆弾/1000lb.爆弾×1
75gal.増槽×1
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
P-40E M-105 field mod.
エンジンとプロペラをソ連製に換装した型。約40機が改造され、ラドガ湖の第196戦闘機連隊で使用された。
上昇力と旋回性能が向上している。
全備重量:4000kg、全長:9.5m、翼幅:11.38m
エンジン:クリモフM-105P、1100hp
最高速度:480(海面)、565km/h(4800m)
上昇限度:9000
ゲーム内データ
離陸重量:3496.94kg、急降下限界速度:760km/h
最適上昇率(海面高度):230km/hで14.13m/s
最適旋回時間(高度1000m):312km/hで19.42秒
武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×6、各300発/30秒
RS-82×4
FAB-250×1
その他
プロペラピッチ:手動
燃料混合比:高度4700mで80%、6300mで60%、8300mで40%
過給機切替:高度2800-3200m(9200-10500ft)
P-40M
パッカード・マーリンエンジン搭載のF型が少数生産に終わったため、アリソンエンジンに戻した型。パワー増大による方向安定の悪化を打ち消すため、後部胴体が延長されている。ほとんどが英連邦やソ連に送られた。
武装その他はP-40Eと同様。
全備重量:4037kg、全長:10.16m、翼幅:11.38m
エンジン:アリソンV-1710-81、1200hp
最高速度:582km/h(6100m)
上昇限度:9145m、航続距離:1600km
ゲーム内データ
離陸重量:3726.05kg、急降下限界速度:780km/h
最適上昇率(海面高度):230km/hで13.63m/s
最適旋回時間(高度1000m):312km/hで21.24秒
- アメリカ陸軍機はプロペラピッチとラジエータ以外のエンジン制御は全て自動だが、P-40E field mod.だけは例外。 -- 2008-09-28 (日) 18:45:02
- 非常に操縦しやすい機体。ただ横滑りしやすく、ラダーの反応がやや遅く、350km/hを越えると急激に効きが悪くなる。 -- 2009-12-01 (火) 02:03:38
- 敵に回すと厄介な機体 -- 2011-04-10 (日) 19:37:29
- fieldmodが個人的には使いやすい -- 2015-08-03 (月) 18:25:59
- filedmodはソ連のだから性能に下駄はかせてある -- 2016-05-30 (月) 16:09:54
- こいつはボンバーマンやハニーちゃんにあっさりとやられた -- clack787? 2022-08-25 (木) 21:37:38
リパブリック P-47 サンダーボルト
リパブリック社(旧名セバスキー)が、ヨーロッパの戦訓から構想したターボ過給機装備・重装甲・重武装戦闘機。初飛行は41年。排気タービンとインタークーラーを後部胴体におき、胴体下と両側面にダクトを通してエンジンとつないだため太い胴体になった。その重さのため上昇力と旋回性は劣悪だが、高高度性能と急降下性能に優れていた。なお主翼内部はほとんどが弾薬庫であり、爆弾などを装備しなければ更に装弾数を増やすことができた。
42年末より第8航空軍に配備され、対ドイツ昼間戦略爆撃の護衛任務についたが、燃費が悪いためこの任務にはあまり適しておらず、P-51Bが配備されると対地攻撃にまわされた。この任務ではターボ過給機こそ無用だったが、絶大な搭載量と防御力で猛威を振るった。太平洋戦線に配備されたのは43年夏だが、護衛戦闘機にはP-51が使われたため、日本本土にはほとんど飛来していない。
P-47D-10
全備重量:6129kg、全長:11.03m、翼幅:12.4m
エンジン:プラット&ホイットニーR-2800-59、2300hp
最高速度:536km/h(海面)、697km/h(9000m)
上昇限度:12800m、航続距離:3060km
ゲーム内データ
離陸重量:6215.84kg、急降下限界速度:1000km/h
最適上昇率(海面高度):266km/hで13.5m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで26.85秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各200発/20秒(または425発/42秒)
武器2:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各200発/20秒(または425発/42秒)
追加武装
4.5"ロケット×6
4.5"ロケット×6 + 500lb.爆弾/75gal.増槽×1
500lb.爆弾/75gal.増槽×1
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
緊急出力:自動、バックミラーあり
P-47D-22
主翼下に爆弾を懸架できるよう改造された型(1000ポンド爆弾と増槽の同時搭載は不可)。プロペラ等も改修されている。
ゲーム内での飛行特性などはD-10に準ずる。
追加武装
胴体下 | 翼下 | 翼下 |
なし/4.5"ロケット×6 | ||
75gal.増槽 | なし/4.5"ロケット×6 | |
75gal.増槽 | 500lb.爆弾×2 | なし/4.5"ロケット×6 |
500lb.爆弾×2 | なし/4.5"ロケット×6 | |
500lb.爆弾×1 | なし/4.5"ロケット×6 | |
500lb.爆弾×1 | 500lb.爆弾×2 | なし/4.5"ロケット×6 |
1000lb.爆弾×2 |
P-47D-27
ファストバックからバブルキャノピーに改めた型。
飛行性能も向上している。武装その他はD-22と同じ。
全備重量:6583kg、全長:11.03m、翼幅:12.4m
エンジン:プラット&ホイットニーR-2800-59、2300hp
最高速度:534km/h(海面)、689km/h(9100m)
上昇限度:12810m、航続距離:3060km
ゲーム内データ
離陸重量:6125.62kg、急降下限界速度:1000km/h
最適上昇率(海面高度):284km/hで14.31m/s
最適旋回時間(高度1000m):374km/hで24.7秒
P-47D
なぜか番号が抜けているが、おそらくP-47D-27の後期型。緊急出力使用時のブースト圧が増大している。
武装などはP-47D-27に準ずる。飛行性能はわずかに向上。
ゲーム内データ
離陸重量:6125.67kg、急降下限界速度:1000km/h
最適上昇率(海面高度):266km/hで14.25m/s
最適旋回時間(高度1000m):388km/hで24.1秒
- やっぱりP47、1000キロ出してもだいじょーぶ! -- Asdf? 2009-12-01 (火) 21:15:16
- 爆撃、対戦闘機もできる万能機。加速は遅いが、350km/h以上からはじわじわと速度が上がっていく。800km/hでも安定した射撃ができるのは魅力的。 -- 2010-11-02 (火) 04:00:47
- 欧州戦線でドイツ機は、こいつ相手には加速しても旋回しても上昇しても急降下しても振りきれなかった。おまけに重防御でやたらと頑丈ときている。俺的連合軍No1戦闘機 -- 2011-08-27 (土) 11:30:20
ノースアメリカン P-51 ムスタング
39年の大戦勃発後、イギリスよりP-40のライセンス生産を依頼されたノースアメリカン社は、120日以内にP-40と同じエンジンでより高性能な戦闘機を開発すると逆提案し、突貫作業で設計を進めた。層流翼を始めとする最新技術を取り入れ、40年5月29日の契約から117日で完成した試作1号機は優秀な性能を示し、ムスタングMk. Iとしてイギリス空軍に採用された。アメリカ陸軍は当初無視していたが、参戦後の再テストで優秀性に気づき、わずかな変更を加えてP-51A(英名ムスタングMk. II)として採用した。
この初期型ムスタングは低空ではスピットファイアL.F. Mk. Vより高速であり、操縦性も良好、特に航続距離は群を抜いていた。一方で重量がかなり重いため上昇力が低く搭載したアリソンエンジンのため高々度性能は貧弱であり、もっぱら地上攻撃機として用いられた。しかし、ロールスロイスのテストパイロットの提案により、マーリンエンジンに換装すれば飛躍的な高高度性能向上が見込まれることが分かり、イギリス・アメリカ双方で改造が行われた。42年末に行われた試験飛行の結果は予想を上回るもので、直ちに大量生産が開始された。後に視界と火力を改善した最多生産型のP-51Dへと発展し、第2次大戦における最優秀戦闘機となった。
欠点としては、胴体内燃料タンクに燃料を積むと重心が後退して運動性が極度に悪化する事、旋回しながら射撃すると翼内機銃が装弾不良を起こしやすい事(機銃が傾けて搭載されていたため)などが報告された。前者は増槽より胴体内タンクを先に使うことで防止していたらしい。後者は、D型で主翼を再設計するさいに改善された。
P-51B-NA
パッカード・マーリンエンジンに換装した型。ゲーム中では、おそらく初期生産型であるP-51B-1-NAを表わしている。
全備重量:5,085kg、全長:9.83m、翼幅:11.3m
エンジン:パッカード・マーリンV-1650-3、最大出力:1,400hp 緊急出力:1,630hp
最高速度:560km/h(海面)、704km/h(8,150m)
上昇限度:12,810m、航続距離:3,520km
ゲーム内データ
離陸重量:4,361.7kg、急降下限界速度:890km/h
最適上昇率(海面高度):266km/hで14.28m/s
最適旋回時間(高度1,000m):352km/hで23.78秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各350発/35秒
追加武装
250lb.爆弾/500lb.爆弾/1000lb.爆弾×2
75gal.増槽×2
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:自動
ラジエータ:自動、緊急出力:自動
P-51C-NT (Mustang Mk.III)
生産工場が違うだけで、B型と同一の型。ゲーム中では、おそらくエンジンを換装し後部胴体に燃料タンクを増設した、P-51C-5-NTを表わしている。B型・C型とも英名はムスタングMk.IIIだが、キャノピー形状を見る限りゲーム中ではこちらのようである(間違っていたら訂正希望)。
武装などはP-51Bと共通。
全備重量:5357kg、全長:9.83m、翼幅:11.3m
エンジン:パッカード・マーリンV-1650-7、離床1450hp
最高速度:560km/h(海面)、695km/h(8150m)
上昇限度:12780m、航続距離:3900km
ゲーム内データ
離陸重量:4361.55kg、急降下限界速度:890km/h
最適上昇率(海面高度):266km/hで14.32m/s
最適旋回時間(高度1000m):352km/hで23.74秒
P-51D-5NT
ファストバックからバブルキャノピーに改め、12.7mm機銃を4門から6門に増設した型。
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各400発/40秒
ブローニング.50 12.7mm機銃×4、各270発/27秒
P-51D-20NA
ゲーム内データ
離陸重量:4631.37kg、急降下限界速度:890km/h
最適上昇率(海面高度):284km/hで14.23m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで24.8秒
※K-14照準器は、Toggle Sight Modeで切り替える。オンにすると、機体の機動に追従して動く照準環が追加表示される。Adjust Sight Controle to Right/Leftで目標サイズ(機種)を入力し、照準環の直径が目標の翼幅になるようにIncrease/Decrease Sight Distanceで調節すると、その距離での着弾位置が分かる。
- 史実ではWW2最優秀で、ゲーム中でも安定した性能を発揮するが、「傑出した性能」が無い。本ゲームでは疾風やLa-7など他国機体にこれを凌駕するものがあり、結果的に微妙な印象がぬぐえない。 -- 2009-04-24 (金) 15:45:06
- 広大な航続距離が魅力ではあるがゲームシステム的にそんなに飛ぶこともないので燃料は25%くらいで使うのが無難か。高速時の舵利きは良いが、急降下時710km/hから急な引き起こしをすると翼がもげる -- 2009-09-07 (月) 17:36:24
- D型はB/C型より重く、旋回性能や高度4000m以上での飛行性能は低下している。 -- 2009-12-11 (金) 15:11:15
- 末尾に付いているNA/NTの表記は航空機工場の場所を示している。 -- ぐぐってすっきりした? 2012-08-11 (土) 16:17:17
- 個人的に、この機体は無理な飛行をしなければかなり生存率が高いと思う。 -- スポーツが好き? 2012-08-19 (日) 18:45:42
- ムスタングMk. IIIはハイブースト仕様で性能が格段に違います。 -- 2012-12-18 (火) 21:37:06
- 無難に高性能に纏まっている -- 2015-10-08 (木) 22:17:19
- まみやラジボン、バグロォにとっては重要な仲間 -- clack787? 2022-08-25 (木) 21:36:13
ベル P-63 キングコブラ
P-39が試作段階での高性能を失っていたため、同じコンセプトでより高性能な戦闘機として開発された。41年末に試作機が初飛行し、42年9月に最初の量産が発注された。想定通りの高性能を発揮したが、既にP-47やP-51が出現していたためP-63の出番はなく、ほとんどがソ連に送られた。少数はフランスに送られ、北アフリカ、戦後にベトナムで使用された。一部の機体は、爆撃機機銃手の射撃訓練における標的機「ピンボール」に改造された。
P-63C-5
初期型の1500馬力V-1710-93から、水噴射により1800馬力を出すV-1710-117に換装した型。
全備重量:4858kg、全長:9.96m、翼幅:11.7m
エンジン:アリソンV-1710-117、1800hp
最高速度:590km/h(海面)、656km/h(7625m)
上昇限度:11800m、航続距離:4120km
ゲーム内データ
離陸重量:4022.21kg、急降下限界速度:880km/h
最適上昇率(海面高度):266km/hで17.59m/s
最適旋回時間(高度1000m):356km/hで19.71秒
固定武装
武器1:ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各200発/20秒
(ガンポッド)ブローニング.50 12.7mm機銃×2、各300発/30秒
武器2:M10 37mm機関砲×1、58発/23秒
追加武装
FAB-100/FAB-250/500lb.爆弾×1~3
250lb.爆弾×1~2
75gal.増槽×1~3
75gal.増槽×2 + FAB-100/FAB-250/500lb.爆弾×1
75gal.増槽×1 + FAB-250/500lb.爆弾×2
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
ラジエータ:自動、緊急出力:自動
ロッキード P-80 (F-80) シューティングスター
アメリカ初の実用ジェット戦闘機。1944年に試作機初飛行、1945年春には訓練部隊に配備開始となったが、WWII中に実戦参加することは無かった。
ロッキード社の奇才設計技師「Clarence Leonard "Kelly" Johnson」の手による設計。彼はのちにロッキード社の副社長まで上り詰め、スカンク・ワークス・チーム(先進秘密開発設計チームの愛称)の主催者として有名。
彼の手がけた飛行機は、PV-1輸送機,P-38戦闘機,P-80,XF-90,F-94,P-2V対潜哨戒機,有名所ではF-104やC-130,U-2,SR-71他にF-117まで設計している。
1947年以降は米国空軍への再編成に伴い呼称がP-80からF-80に変更された。
朝鮮戦争が初の実戦機会となったが、直線翼でジェットエンジンの出力も十分でなかったことからアメリカのF-86・ソ連のMiG-15など後退翼の新鋭機に対して戦闘機としては既に時代遅れとなっており、地上攻撃用の戦闘爆撃機や写真偵察機としての用途で活躍した(Stock機体には爆装できず、MOD機体でプレイ可能となる)。
本機の胴体を延長してタンデム複座とした練習機T-33はジェット戦闘機パイロットの養成に都合がよく、P-80の3倍以上の生産数に達して長年に渡り使用されることになる。
またそのT-33をベースにしたF-94全天候戦闘機は、ジェットエンジンのインテークが胴体側面にあり機首に大型レーダーを搭載可能であったこと、複座でパイロットと別にレーダー手を乗せられたことが適任であった。
YP-80
全備重量:4,402kg、全長:10.52m、翼幅:11.86m
エンジン:GE(ジェラル・エレクトロニック)J-33-GE-11 遠心式ターボジェット 推力:1,780kg
最高速度:806km/h(海面)、842km/h(7,700m)
上昇限度:13,700m、航続距離:1,250km
旋回時間:22.44秒(高度1,000m) 急降下制限速度:1,000km/h
武装:ブローニング.50 12.7mm機関銃×6、各300発
その他:ジャイロ照準器装備。実機にあるエアーブレーキが欲しいが未装備。