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イタリア王国空軍(Regia Aeronautica)
第一次大戦後はやくに空軍を独立させ、1930年代には世界でトップクラスの空軍となり、しかも世界に先駆け戦略爆撃の思想も持っていた。1936年のスペイン内戦ではCR.32(複葉機)が活躍、また爆撃機のSM.79は被撃墜0と評判通りの実力を発揮したが、この成功は後のイタリア王国空軍の方向性を誤らせることになった。そしてイタリアはスペイン内戦の介入やエチオピア侵攻の消耗から立ち直る間もなく第二次大戦へと突入した。第二次大戦に入り単機格闘戦から編隊空戦へと時代は流れたが、イタリア王国空軍のパイロットは、旋回性能の優れた機体と視界の良い開放型風防を好み格闘戦にこだわっていたため、この流れに完全に乗り遅れた。またイタリアは大馬力エンジンを持たず、ドイツのダイムラー・ベンツ製のエンジンをライセンス生産をした。その上無線の性能も悪いなど、このあたりは当時の日本と状況は非常に似ていたと言える。休戦後は南北に別れ、枢軸国側(共和国国民空軍=Aeronautica Nazionale Repubblicana)と連合国側(共戦国空軍=Aeronautica Co-Belligerante)に分かれて戦うことになった。
IL-2 1946のStockゲームでは空軍名「Italy」として枢軸(Axis)側の扱いとなっている。
機体のサブタイプがローマ数字表記の場合は、I=1、III=3、V=5、VII=7、X=10、XII=12という意味になる。
イタリア王国空軍キャンペーン
IL2シリーズではイタリア王国空軍キャンペーンは用意されていない。しかしユーザーが製作した優れたキャンペーンがMission4Todayなどでダウンロードできる。お勧めは「Italian Campaign in Libyan」、「Battle of Malta 1940-42」、「Pantelleria 1943」の3点。(特に「Pantelleria 1943」は細かい演出が雰囲気を盛り上げてくれ、最初からMC.202に搭乗できるのでイタリア機ファン以外の方にもお勧め。)いづれも「Italian Pack」や「PackItalie full」などの勲章等を追加するパックが必須である。
イタリア軍用機メーカー
- CANT (カント)
Cantieri Aeronautici e Navali Triestini (=トリエステ造船・海軍航空製造といった意味)。三発の水上機や飛行艇、陸上爆撃機などを生産。
1923年にCantiere Navale Triestino (=トリエステ海軍造船所の意味)が航空機製造に参入した際に部門設立された。親会社のCNTは1930年にイタリアの他の造船業と合併してCantieri Riuniti dell'Adriatico (=アドリア造船連合の意味、C.R.D.A.)となったが、航空機製造については引き続きCANTの商号を用いた。 - Caproni (カプロニ)
航空機設計者である "ジャンニ" ジョヴァンニ・バッチスタ・カプロニ伯爵が1908年に設立した航空機メーカーがカプロニ。
胴体全体がダクテッドファンになっているカプロニ・スティパ、モータージェットエンジンを採用したカプロニ・カンピニN.1など実験的な機体で有名なほか、WWI期に爆撃機・輸送機の製造で躍進した。
1930年頃に自動車やエンジン製造などの事業を買収し多角化に成功した(Reggianeもこうしてカプロニ傘下となった会社である)。
WWIIでも双発の爆撃機・攻撃機・偵察機などを設計・製造していたが、他のイタリアメーカー機に対する競争力を失っていた。
stock機体にはカプロニ製の収録は無い。 - FIAT (フィアット)
1899年にトリノで創業された自動車メーカーだが、自動車メーカーのみならず航空機メーカーをも吸収し、1930年代は優秀な複葉戦闘機CR.32を、第二次世界大戦ではCR.42やG.50、G.55、そして日本陸軍にイ式重爆として採用された爆撃機BR.20などをイタリア王国空軍に提供した。 - Macchi (マッキ)
第一次大戦中はフランスの戦闘機ニューポールやアンリオのライセンス生産を行い、両大戦間は今なおレシプロ水上機の最速記録を持つMC.72を生み出し、高性能水上機メーカーとして名声を得ていた。第二次大戦では左右主翼が非対称の戦闘機MC.200、202、205をイタリア王国空軍に提供した。 - Reggiane (レッジャーネ)
1901年、北部イタリアのReggio Emilia市に設立された重工業会社がReggiane。
1930年頃にカプロニに買収され、Caproni-ReggianeとしてPiaggio P.32を小型軽量高速化したP.32 Bisの設計・製造で航空機業界に参入したのが1938年(この機種は1機の試作機が墜落して終了)。
WWIIでイタリア王立空軍に採用された単発単葉戦闘機Re.2000以降がReggiane独自開発機となる。 - Savoia-Marchetti (サヴォイア・マルケッティ)
水上機や大型飛行艇などを得意としていた航空機メーカー。
1915年、SIAI(Società Idrovolanti Alta Italia = 水上機と航空機のイタリア企業)として設立。1920年にサヴォイア航空機製造を合併してSIAI-Savoiaに改名。1937年にSavoia-Marchettiに改名、この名前が有名となった。イタリア降伏後の1944年にSIAI-Marchettiに改名。
CANT Z.506B アイローネ (AI)
4.11より登場。
鋼管羽布張り構造の双フロート水上機。1935年に開発された旅客機型Z.506A(ピアッジオP.IX、610hp×3発)の軍用機型。アイローネとはアオサギのこと。初飛行は1937年。生産数は324機。
スペイン内戦から大戦中期まで爆撃・雷撃・偵察に使用され、その後は哨戒や船団護衛にまわされた。
全備重量:12300kg、全長:19.25m、翼幅:26.50m
エンジン:アルファロメオ126RC34、750hp×3
最高速度:365km/h、航続距離:2745km
武装
12.7mm機銃×2、7.7mm機銃×2
50kg爆弾×12/100kg爆弾×6/250kg爆弾×2
100kg爆弾×3 + 250kg爆弾×2/500kg爆弾×1
CANT Z.1007bis アルシオーネ (AI)
4.10より登場。
イタリア最優秀の三発爆撃機で、560機が生産された。アルシオーネはカワセミのこと。初飛行は1937年。
34機生産された初期型は830馬力のイソッタ・フラスキーニ・アッソ液冷エンジンを搭載して、ほぼSM.79と同じ性能だったが、Z.1007bisでは1000馬力のピアッジオP.11RC40に換装し、大幅に性能が向上した。背部銃座の射界を確保するため双尾翼とした型もある(ゲームに登場するのはこの型)。
全ての戦線で使用された優秀な爆撃機だが、弱点は全木製の機体構造で、生産性が悪く、北アフリカでは乾燥による変形も生じた。
全備重量:13620kg、全長:18.6m、翼幅:24.8m
エンジン:ピアッジオP11RC40、1000hp×3
最高速度:465km/h
上昇限度:8080m、航続距離:2000km
固定武装
背部銃座:12.7mm×1
左右側方銃座:各7.7mm×1
下部銃座:12.7mm×1
搭載武装
爆弾倉 | 主翼下 |
50kg爆弾×12 | |
100kg爆弾×6~12 | |
250kg爆弾×2、100kg爆弾×3 | |
250kg爆弾×2、100kg爆弾×3 | 50kg爆弾/100kg爆弾×6 |
250kg爆弾×2 | 250kg爆弾×2~4 |
500kg爆弾×2 | |
500kg爆弾×2 | 50kg爆弾/100kg爆弾×6 |
500kg爆弾×2 | 250kg爆弾×2 |
Motobomba FFF魚雷×2 |
CR.42 Falco
複葉戦闘機として世界最後の機体。実用化時、既に時代は全金属製低翼単葉引込脚へと移っていた。開戦時には王国空軍戦闘機の約半数近くを占めていた。大戦後期には夜戦としても運用された。生産数はイタリア戦闘機最大の1781機。(設計:Celestino Rosatelli)
アメリカやイギリスから新型戦闘機を入手できず、グラディエーターを主力としていたスウェーデンは、国産戦闘機完成までの間に合わせに本機を輸入している。
離陸重量:2295kg、全長:8.25m、翼幅:9.7m
エンジン:フィアットA74RC38 空冷星型14気筒、離床840hp
最高速度:343km/h(海面)、430km/h(5300m)
上昇限度:10211m、航続距離:780km
ゲーム内データ
離陸重量:2228.31kg、急降下限界速度:600km/h
最適上昇率(海面高度):176km/hで12.35m/s
最適旋回時間(高度1000m):240km/hで16.24秒
武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、400発/34秒
50kg爆弾/100kg爆弾/SC50/SC70×2
その他
プロペラピッチ:手動
燃料混合比:高度4600mで80%、高度6300mで60%、高度8300mで40%に切替
過給機切替:なし
固定脚、フラップなし、尾輪ロックなし
- CR.42、G.50、MC.200は同じエンジンを使用しており、操作も共通している。 -- 2008-09-14 (日) 22:45:42
- 旋回性能は21ゼロよりも良いので、BnZできないゼロ乗り相手なら十分勝てる。 -- 2009-12-15 (火) 21:11:18
- 天敵はもっと速くて回るI-153、B-534、97式、隼\(^o^)/ -- 2009-12-15 (火) 21:13:17
- P-11とグラディエーター(J8A)相手ならBnZで戦える。 -- 2009-12-15 (火) 21:14:20
G.50 Freccia
イタリア王国空軍、初の全金属製戦闘機。初期型の密閉式風防はパイロットに不評で、すぐに開放式に改められた。スペイン内戦で活躍したが、第二次大戦では他国主力機と比べると速度、火力とも劣った。フィンランド空軍も少数だが使用し活躍した。生産数は685機。(設計:Giuseppe Gabrielli)
フィンランドは冬戦争の直前に35機のG.50を購入したが、ドイツの妨害で納品が遅れ、また可変ピッチの凍結防止装置を追加する必要があったため、この戦いには間に合わなかった。続く継続戦争では第26戦闘機隊で使用され、Bf-109Gを入手するまでの間、バッファローに次ぐ主力戦闘機となった。
離陸重量:2350kg、全長:7.8m、翼幅:10.99m
エンジン:フィアットA74RC38 空冷星型14気筒、離床870hp
最高速度:407km/h(海面)、484km/h(5000m)(製造元データ)
最高速度:380km/h(海面)、445km/h(5000m)(フィンランド空軍計測)
上昇限度:10700m、航続距離:470km
ゲーム内データ
離陸重量:2381.12kg、急降下限界速度:720km/h
最高速度:398km/h(海面)、449km/h(5000m)
最適上昇率(海面高度):194km/hで13.24m/s
最適旋回時間(高度1000m):266km/hで18.75秒
武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、300発/25秒
その他
プロペラピッチ:手動
燃料混合比:高度4600mで80%、高度6300mで60%、高度8300mで40%に切替
過給機切替:なし
エンジン消火装置あり
- CR.42もそうだが、広々としたコクピットのせいで妙に前下方視界が悪く、三点姿勢ではほとんど地面が見えない。 -- 2008-09-14 (日) 22:48:15
- 本当は前下方視界確保のため、コクピットが高い位置にあるんだけどね。 -- 2008-09-24 (水) 14:41:44
- 操縦性はいいが、単葉戦闘機としてはいささか遅い。 -- 2009-12-15 (火) 00:13:30
G.55
G.55 Sottoserie 0、Sottoserie0 Late (AI)
4.10より登場。
G.55チェンタウロの増加試作型。武装はMG151/20が1門と、12.7mmブレダ機銃が機首に4丁。
G.55 Centauro Serie I、Serie I Late (AI)
(4.09より)
G.50を再設計し、ライセンス生産のDB-605エンジンを搭載した戦闘機。
DB-605Aエンジンは2800RPMで最大出力1475馬力を出すが、初期生産型は2600RPMで1350馬力までに制限されていた。ドイツでは1943年中に改良されたが、G.55に搭載されたフィアット製のエンジンには、1944年までこの制限が残っていた。
高性能で火力も高く、北イタリアで爆撃機迎撃に使用された。
G.55の発展型はDB-603エンジンを装備したG.56で、Bf-109KやFw-190Dを上回る戦闘機だったが、終戦により試作で終わった。
※後期型:エンジンの制限が解除された型。最高速度が高度8000mで627km/hに向上している。
全備重量:3520kg、全長:9.37m、翼幅:11.85m
エンジン:フィアットR.A.1050 R.C.58ティフォーネ、1450hp
最高速度:km/h(海面)、620km/h(7000m)
上昇限度:m、航続距離:1200km
武装
ブレダ 12.7mm機銃×2(機首)、各300発
MG151/20 20mm機関砲×1(機首)、250発
MG151/20 20mm機関砲×2(翼)、各300発
追加武装
なし
- 火力よし、機動性よし、後方視界意外は不満な点がない優秀な機体 -- 2009-12-20 (日) 15:18:27
- 翼内機関砲なのでBf109のガンポッド装備と火力は同レベル、機動性は上 -- 2012-03-06 (火) 20:27:58
MC.200 Saetta
本機独特のフォルムは、速度と良好な運動性能、優良な視界を得るために生まれた。特筆すべきは、エンジントルクを打ち消すため左主翼が20cm延長されていることである。また本機も、風防は密閉式から開放式に改められている。R計画の他機種(G.50、Re.2000)と比べ最優秀と判定されたが、各種改修が行われたため実戦デビューは1940年マルタ島となった。HurricaneやP-40とは互角に戦えたものの、Spitfire Mk.Vには対抗できなかった。同年代のHurricaneよりエンジンパワーが約30%も低いにもかかわらずHurricaneより優速で、P-40より機動性に優れていたところから設計の優秀さが伺える。(設計:Mario Castoldi)
MC.200 Serie 1 (AI)
初期生産型。コクピット後方が透明な後部キャノピーになっている。
MC.200 Serie 3
コクピット後方をドーサルフェアリングに変更。
・エンジン:フィアットA74RC38 空冷星型14気筒 870HP 乗員:1名
・全幅:10.58m、全長:8.20m、翼面積:16.8㎡、全備重量:2,208kg、航続距離:870km
・最大速度:512km/-m
ゲーム内データ
離陸重量:2394.2kg、急降下限界速度:720km/h
最適上昇率(海面高度):212km/hで14.32m/s
最適旋回時間(高度1000m):298km/hで19.98秒
固定武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、350発/30秒
その他
プロペラピッチ:手動
燃料混合比:高度4600mで80%、高度6300mで60%に切替
過給機切替:なし
エンジン消火装置あり、5回まで
MC.200 Serie 7、Serie 7 FB
(4.09より)
スライド式キャノピーを廃止した後期生産型。FBは戦闘爆撃機型。
性能等はSerie 3と変わらず。
追加武装
50kg爆弾×2/100kg爆弾×2(FBのみ)
- 低速からの加速がよい敏捷な戦闘機。旋回性能以外はG.50より優秀。 -- 2009-12-15 (火) 00:10:14
MC.202 Falgore
MC.200の性能向上型として、ドイツからDB601Aの供給を受け開発された。液冷エンジン搭載のため胴体は新設計の機首部をはじめ大幅な改修を受け、風防も密閉式となった。(ドーサルフィンと風防の隙間は後方の視界確保のため)主翼も新設計になりMC.200のような臨界機動でスピンに陥ることがなくなった。これによりMC.200に比べ速度は100km近く向上し、しかも良好な運動性を持つ高性能機に生まれ変わった。P-40を装備した英空軍のMC.202に対する評価は高く、Bf109Fよりも空戦性能に優る手強い機体と受け取られていた様子である。(設計:Mario Castoldi)
MC.202 (AI)
詳細不明なAI専用型。
ゲーム内機種表示の年式はIIIとVIIの間になっているが……?
MC.202 Serie III
武装は機首の12.7mm機銃2丁のみで、外観上で後期型との大きな違いは、アンテナ支柱と尾輪前後のフェアリング。
武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、370発/31秒
MC.202 Serie VII、Serie XII
Serie IIIとの大きな違いは、主翼内に7.7mm機銃を2丁装備(前線では取り外された例もある)、アンテナ支柱を高く変更、防弾ガラス、防弾板の装備など。
SerieXIIはMC.205とほぼ同様な機体の改修が行われた。尾翼がホーン・バランス付きになったのが大きな改修点。
(写真はSerie VII)
離陸重量:2930kg、全長:8.86m、翼幅:10.58m
エンジン:DB601A1/アルファロメオRA1000 RC41i液冷倒立12気筒、離床1175hp
最高速度:492km/h(海面)、600km/h(6000m)
上昇限度:11500m、航続距離:765km
ゲーム内データ
離陸重量:2931.16kg、急降下限界速度:750km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで15.65m/s
最適旋回時間(高度1000m):334km/hで21.67秒
武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、370発/31秒
武器2:ブレダ 7.7mm機銃×2、500発/37秒
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
バックミラーあり、エレベータトリムのみ
- 運動性は悪くないし、1千馬力級としては最高速も速い。加速力に難があり、運動時や上昇時に速度E消耗が激しく、使いこなすには慣れを要するかと。 -- 2009-02-25 (水) 14:00:00
- 火力不足に加えて射撃時の安定性が悪い。よく接近してから射撃すること。 -- 2010-09-19 (日) 03:47:28
MC.205 Veltro
MC.202の発展型としてDB605Aの国産化により開発され、MC.202からの生産移行が容易との判断で制式採用された。その性能は期待を裏切らずP-51に対抗できたと言われる。しかし元々次期戦闘機の繋ぎで採用されたため生産機数はわずかで、生産資料紛失で実数は確定できないものの、300機前後と思われる。MC.202との大きな概観上の違いは丸みを帯びたスピナー、カウリング、機首下面のオイルクーラー、引き込み式尾輪などである。(設計:Mario Castoldi)
Serie I
武装はMC.202後期型と同じく機首の12.7mm機銃2丁、翼内7.7mm機銃2丁。
武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、370発/31秒
武器2:ブレダ 7.7mm機銃×2、500発/37秒
Serie III
翼内機銃をMG151/20に換装し、かねてから火力不足だったイタリア機の問題点をようやく解消した。Serie Iとの大きな外観上の違いは主翼から突き出たMG151/20、アンテナ支柱の形状変更、オイルクーラーの後方シャッターの追加などである。
(写真は武装強化されたSerieⅢ)
・エンジン:RA1050RC58 液冷V型12気筒(1,475HP) 乗員:1名
・全幅:10.58m、全長:8.84m、翼面積:16.8㎡、全備重量:3,408kg、航続距離:855km
・最大速度:646km/-m
ゲーム内データ
離陸重量:3087.13kg、急降下限界速度:750km/h
最適上昇率(海面高度):248km/hで19.99m/s
最適旋回時間(高度1000m):352km/hで21.72秒
武装
武器1:ブレダ 12.7mm機銃×2、370発/31秒
武器2:MG-151/20 20mm機関砲×2、250発/21秒
その他
プロペラピッチ:手動、燃料混合比:自動、過給機切替:なし
バックミラーあり、エレベータトリムのみ、フェザリングあり
- 対戦後期の他国主力戦闘機とタメを張れる優秀機。安定性がよく、格闘戦もなかなか強い。20mmのおかげで、イタリア機の中途半端なイメージがようやく払拭されました。 -- 2009-04-27 (月) 14:31:20
- てか、回りすぎじゃないかってくらい回るしスピンにも入らない。格闘戦に引きずり込んで一発20mmぶちこんで翼を吹っ飛ばせる。 -- 2009-12-29 (火) 23:15:48
- Ctrl+Dで照準の形を変更出来る。役に立つかは不明。 -- 2010-09-19 (日) 03:49:35
- 左翼が右翼より長いからか、割と簡単にスナップロールが出来る。 -- 2010-10-21 (木) 19:36:34
- ー調子にのってEを失い過ぎないように。 -- 2010-10-21 (木) 19:37:18
- 欧州機にしては軽快、日本軍機に乗り慣れてる人には合うかも -- 2012-11-22 (木) 17:35:56
レジアーネ Re.2000
Re.2000 Falco
4.09より登場、4.10よりフライアブル。
初飛行は1939年5月。ファルコは隼のこと。MC.200やG.50に続く戦闘機として開発されたが、翼内燃料タンクがイタリア空軍に嫌われて不採用となったため、ハンガリーとスウェーデンに輸出された(イギリスも発注したが宣戦布告によりキャンセル)。後にイタリア空軍も少数採用した。発展型にDB-601エンジン使用のRe.2001、DB-605使用のRe.2005サジタリオがあるが、いずれも少数生産に終わった。
ハンガリーは70機を輸入してヘヤ(Heja、隼)と名づけ、東部戦線で使用した。後に別のエンジン(ノームローンK-14)と機銃(ゲベール12.7mm)を搭載したヘヤIIが196機生産されたが、Bf-109Gの供給を受けられたため、練習機として使用された。
スウェーデンは60機を輸入し、J20と称して空中哨戒に使用した。
乾燥重量:2090kg、全長:7.99m、翼幅:11m
エンジン:ピアッジオP.XI
最高速度:425km/h(海面)、530km/h(5300m)
上昇限度:10500m、航続距離:430km/hで3時間(6000m)
固定武装
ブレダ 12.7mm機銃×2、各300発
追加武装
100kg爆弾×2/2kg子爆弾×88
その他
プロペラピッチ:手動、過給機切替:なし、燃料混合比:手動
エルロントリムなし、フェザリングあり、エンジン消火:5回
キャノピー開閉あり
- 馬力が有るはずだが低空で意外と遅い。縦安定性が悪く微妙な狙いがつけづらい。 -- 2011-01-10 (月) 02:42:52
- あとフラップ展開で頭が上がらず機体全体が浮く感じ。収納で急に機首上げするので注意。危険な失速特性は無いのが救いか。 -- 2011-01-10 (月) 02:45:48
Re.2002 (AI)
4.10より登場。(更新中)
エンジンをピアッジオXIXにパワーアップし、戦闘爆撃機・急降下爆撃機とした型。1943年の、連合軍のシチリア及びイタリア本土上陸に対して使用された。またドイツ軍でも、フランスでパルチザンに対して使用された。
主翼はRe.2000のような翼内燃料タンクを備えておらず、630kg徹甲爆弾(海軍の38センチ砲弾を改造)や小型魚雷を含む様々な爆弾を搭載可能。イタリア機には珍しく、外部燃料タンクも装備できる。
搭載武装
100kg爆弾×2
100kg爆弾×2 + 240L増槽
100kg爆弾×2 + 250kg爆弾×1
250kg爆弾/500kg爆弾/630kg爆弾/魚雷×1
- 4.10.1m/4.11.1mにおけるRe.2002は、史実と異なりRe.2000と同じエンジンしか積んでいないパラメータなのでアンダーパワー -- 2012-07-30 (月) 16:07:40
SM.79 スパルビエロ
(4.09より)
SM.79は元々高速旅客・輸送機として開発された。初飛行は1935年。特別のレース仕様が生産され、マルセーユ郊外のイストルからダマスカスで折り返してパリに向かう往復4500kmのレースに参加して好成績を収めたが、旅客機としての発注はなく、すぐに爆撃機に再設計された。
主翼は木製で(このため不時着水しても長時間浮いていられた)、胴体は鋼管骨組みに前半は金属、背部は合板張り、それ以外は羽布張りであった。爆弾倉はHe-111などと同じ、弾頭を上に向けた縦置き式である。
この機体はスペイン市民戦争において広範囲に使用され、その高速により当時の複葉機はほぼ迎撃不可能であった。WWII開戦時にはすでに旧式化していたが、いまだイタリア空軍の主力爆撃機だった。一部の部隊は雷撃の訓練も積んでおり、優れた運動性と耐久性により、この任務には非常に適していた。後に全てのSM.79は雷撃機に切り替えられた。
クレタ島侵攻作戦、及びマルタ島攻防戦において、SM.79は多くの損失を出しながら奮戦し、イギリス海軍にかなりの損害を与えた。
SM.79は1500機以上が生産され、これはマッキMC.202に次いでイタリア空軍第2位である。
※爆撃照準器は手動式。爆弾は、2kg子爆弾を除いて1発ずつ投下される。
※SM.79のプロペラッピッチは2段切替式である。小(プロペラピッチ100%~50%、高RPM)は離陸と上昇に使われ、大(49%~0%、低RPM)は水平飛行その他に使われる。パイロットは上昇の後「大」に切り替え、過回転によるエンジン損傷を防ぐ。RPMの上限は毎分2400回転である。
※SM.79には完全に自動化されたフラップ/スラットが装備されている。機体のIASが210km/h以下になると自動的に作動する。IASが140km/hまで落ちると完全に展開される。格納も同じ速度で、自動で行われる。
※銃座のドアは敵を発見すると自動で開き、また操縦席からコクピット開閉のキーで手動操作できる。
乾燥重量:6890kg、全長:16.2m、翼幅:20.2m
エンジン:アルファロメオ126 RC.34、780hp×3
最高速度:360km/h(海面)、430km/h(4000m)
上昇限度:6500m、航続距離:3300km
固定武装
武器1:ブレダ12.7機銃×1、350発/30秒
部署2:爆撃照準器
部署3:背部銃座、ブレダ12.7機銃×1、500発/43秒
部署4:下部銃座、ブレダ12.7機銃×1、500発/43秒
部署5:左側方銃座、ブレダ7.7機銃×1、350発/26秒
部署6:右側方銃座、ブレダ7.7機銃×1、350発/26秒
搭載武装
100kg爆弾×6~12/50kg爆弾×12/250kg爆弾×5/500kg爆弾×2/2kg子爆弾×672
TypeW 170/450魚雷×1
その他
プロペラピッチ:2段切替式、50%で切替
過給機切替:なし
燃料混合比:高度5000mで80%に切替
フラップ:IASが140~210km/hの間で自動的に展開・格納
エルロントリムなし、消火装置あり、フェザリングなし