チェコスロバキア

Last-modified: 2023-04-26 (水) 19:01:29

目次

チェコスロバキア

WWIでオーストリア・ハンガリー帝国から分離独立したチェコスロバキアは、戦勝国側ということもあって戦間期に様々な航空機を開発したが、スペイン市民戦争の時点でドイツ・イタリア・ソビエトといった国に大きく遅れをとっていた。
1938年10月のズデーテンラント併合、1939年3月のチェコ併合によりチェコスロバキアは解体された。スロバキアはドイツの保護国となり、後の戦争ではパルチザン制圧などの任務に当たった。
チェコの飛行士の中にはフランスやポーランドに亡命した者も多く、彼らは後にイギリスに渡り、一部は更にソビエトに渡って、亡命チェコ人飛行隊に参加しドイツと戦った。

アヴィアB-534-IV

B-534.jpg
(4.09より)
チェコスロバキアが開発した、固定脚の単発複葉戦闘機。初飛行は1933年。この時点では、B-534は世界的に見ても一流の戦闘機だった。チェコスロバキア空軍で最初にB-534が配備されたのは1935年で、445機以上が1938年までに配備されたが、チェコスロバキアは1939年に分割された。
チェコを併合したドイツでは、B-534は練習機、標的/グライダー曳航機として用いられた。
スロバキアは約80機のB-534及びB-534k(モーターカノン装備型)を入手し、すぐに1939年3月のスロバキア-ハンガリー国境紛争に投入したが敗北した。その後、B-534の2個飛行隊が、1939年9月のポーランド侵攻でドイツ空軍を支援した。同飛行隊はドイツと共に1941年のウクライナ戦に参加し、うち1個飛行隊は1942年に対パルチザン任務のため帰国した。やがてスペアパーツが足りなくなり、B-534は練習機として使用された。
ブルガリアはチェコスロバキア分割後、1939~42年に78機のB-534を購入した。バルカン半島で使用され、ルーマニアのプロエシュテ油田を爆撃したB-24を迎撃したこともあるが、撃墜はできなかった。

IV型はコクピットを密閉式にした型。

 全備重量:1980kg、全長:8.1m、翼幅:9.4m
 エンジン:アヴィアHS12Ycrs、860hp
 最高速度:380km/h(海面)、406km/h(4000m)
 上昇限度:10600m、航続距離:600km
ゲーム内データ
 離陸重量:1846kg、急降下限界速度:660km/h
 最高速度:322km/h(海面)、388km/h(3700m)
 最適上昇率(海面高度):158km/hで14.64m/s
 最適旋回時間(高度1000m):208km/hで14.31秒
武装
 武器1:7.92機銃×2(機首)、各300発/24秒
 武器2:7.92機銃×2(機首)、各300発/24秒
追加武装
 10kg爆弾×6/20kg爆弾×4
その他
 プロペラピッチ:固定
 過給機切替:なし
 燃料混合比:高度6300mで80%、高度7800mで60%に切替
 着陸脚固定、フラップなし、尾輪ロックなし、トリムはエレベータのみ、スロットルは100まで
 コクピット開閉あり、座席位置切替あり(ほとんど動かない)
 ※自動消火装置あり

  • 低空で意外と速く上昇力も有り、運動性も良好。機首の据わりが悪いのだけが難点。 -- 2009-12-15 (火) 20:58:32
  • 非常に小回りがきく。曲芸のような格闘戦をしたい方にオススメ -- 2018-11-08 (木) 23:56:41
  • 浜松市から退役、磐田市、袋井市、掛川市ではまだまだ現役だ! -- 遠藤蘭丸? 2023-04-26 (水) 19:01:29
 

レトフS-328 (AI)

s328.jpg
(4.09より)
チェコスロバキアの複葉複座偵察・爆撃機。初飛行は1934年。
もともとフィンランドの要求で開発されたが、生産の遅れによりキャンセルされ、その後チェコスロバキアの標準偵察機として生産された。
1939年のチェコスロバキア分割後は、ドイツ空軍で練習機として使用された。また1942~43年の冬、東部戦線でポリカルポフU-2による夜間騒擾爆撃に対抗するため、この機種も夜間騒擾襲撃機として使われた。グライダー曳航機としても使用されている。
スロバキア空軍は、ポーランド侵攻では偵察や地上支援に、東部戦線ではウクライナにおける対パルチザン作戦に使用した。

※後方機銃が強くなりすぎるのを防ぐため、“Rookie“ にした方がよい。
※FMBを使うことで、グライダーを曳航可能。

 離陸重量:2750kg、全長:10.36m、翼幅:13.7m
 エンジン:ブリストル・ペガサスII.M.2、580hp
 最高速度:km/h(海面)、328km/h(m)
 上昇限度:7200m、航続距離:1280km
武装
 7.92mm機銃×2(翼)、各400発
 7.92mm連装機銃×1、840発
追加武装
 10kg爆弾×8/20kg爆弾×4~6/50kg爆弾×2/100kg爆弾×1
 10kg爆弾×6+20kg爆弾×2
 吊光弾×1~2
 吊光弾×1+20kg爆弾×2/吊光弾×2+10kg爆弾×6