242sqdが配布している旧バージョンのMODパック、HSFX5及びHSFX4についてです。
History SFX 5
242 Squadron(HSFX開発元フォーラム)
AAA_Unified Installer直系となる統合MODパック。
2011年3月18日に本体4.10.1mベースのバージョン5.0を公開した。
5.0にあったいくつかのバグ(B-29にコクピットがない等)を修正した5.0.1Hotfixも3月25日に公開
されているので、入れるなら5.0.1Hotfixまでまとめて入れよう。
さらに2011年6月、「Sound & Effects Updates」として、サウンドとグラフィックエフェクトを
さらに良くするパッチが提供されているので、このパッチも適用オススメ。
マルチプレイのサーバでHSFX5対応としているところはほぼ無い(北米SoVはHSFX6に移行済)。
基本的にマルチプレイで使うときは「EXPERT Mode」はDisableにする。
特別にアナウンスのあるサーバでのみ、「EXPERT Mode」をEnableにする。
オフラインシングルプレイをする際にはお好みでどちらでも。
JSGMEで「Stock4.10.1m」を選ぶことはできるが、アンインストールすることはできない。
Stock状態の4.10.1mは全体を別名フォルダとしてコピー保存しておき、HSFX5.0.1専用フォルダを
作ってしまうのが一番簡単で安全である。
HSFX5.0.1の特徴としては、グラフィックス全般・グラフィックスエフェクト・サウンドエフェクト
全般にかなり手が入っておりデフォルトより美麗でリアルなものとなっていることである。
煙や炎のグラフィックスは本当に綺麗。
サウンドもリアルなのだが、音量バランスに関してだけはエンジン音が他よりかなりうるさく
なっていて機銃音をかき消しているのがウザいというマイナス評価もある。
一点、船の煙がリアルに真上にたなびくようなエフェクトになっているので、通常煙突の船で
あればこれも非常にリアルなのだが、側面湾曲煙突を持っている日本空母に限って言えば甲板上に
煙がたなびいてきておかしいということになる。
収録機体数でいえば、公開されたのが早かったので、2011年3月時点で公開されていたMOD機体
しか収録はされていない。
Ki-44鍾馗、4.09m時点で公開されていた朝鮮戦争時点のジェット機、J7W1震電などは収録されている。
震電が収録されている4.10.1mベースのMODパックはHSFX5.0.1だけ(スキンのマッピングが1つ
古いバージョン、EXPERT ModeでないフライトモデルはP-63流用のもの、EXPERT Modeのフライト
モデルはHSFX独自のもの)。
4.10.1mへのHSFX5.0.1導入
まずクリーンインストールしたIL-2 1946をver4.10.1mまでバージョンアップし、キーコンフィグ
などを設定する。将来のバージョンアップを見越して、この段階でゲームフォルダを丸ごとコピー
し、コピー側にMODを適用するほうがいい。
HSFX5.0の配布はBitTorrentのみなので、BitTorrentでダウンロードするBitTorrentもしくは
webベースで行われているので、都合の良い方でダウンロードする。
ダウンロードが完了すると、HSFX5フォルダの下にこのように7つの分割ファイルができているはず。
HistorySFX 5.0 readme.docが説明書なので読んでおく。
インストールはHSFX_Version_5_0.EXEをダブルクリックする。
インストールしたいIL-2 1946 4.10.1mフォルダを指定して、次に
「Install the personal PC version」を選択する(最初こちらになっているはず)。
あとはPart2以降を含むすべての分割ファイルが自動でインストールされる。
HSFX5.0.1Hotfixも本家配布はBitTorrentとftp。
こっそりweb配布してる人もいるのでwebで欲しい人はうまく探そう。
5.0.1Hotfixはexeファイル一個だけなので、ダブルクリックして、インストール先フォルダを指定するだけ。
もし5.0.1Hotfixを導入前にHSFX5.0をプレイしていた場合は、JSGMEで全MODを無効(左側)にしておいてからHotfixをあてること。
HSFX5.0.1のJSGME
HSFX5.0.1のJSGMEはこのようになっている。
このままではMODとして何も有効にならないので、HSFX history modを一番最初にActiveにする。
そのほかはお好みで。
MOD名 | 役割 |
6DOF_Tracker_2_0_sHr | 6DOFを有効にする(HSFX history mod内に含まれてるil2fb.exeを置き換えるがよいか?ときかれたら「Yes」) |
Carrire TakeOffMod 5.4 | 空母から発艦するときの機体の並べ方を調節して折り畳み翼を持っている機種の並ぶ機数を増やすMOD、このMODを入れなくてもプレイヤーが利用できるカタパルトはHSFX history modに含まれている、AI機がカタパルトを利用するためにはコレもEnableの必要アリ。FAQのCTOも参照 |
EFFECTS Low | 煙や水面などのエフェクトを低くして性能の低いPCでもfpsが出るようにする |
EXPERT mode | 飛行機のフライトモデルをデフォルトのものから変更する(SoF,SoVではDisableにすること) |
Hakenkruz Enabler | ドイツ・フィンランドの機体にハーケンクロイツを描画する |
HSFX history mod | HSFX5.0の本体 さまざまな追加機能が含まれる 一番最初に入れる |
PerfectMap Textures | 水面・地表などのテクスチャ表現をPerfectにする、高いPC性能を要求する |
Safe_DLLs | IL-2 1946がクラッシュする場合にクラッシュの少ないDLLに置き換える |
SOUNDS default | エンジンや射撃の効果音をデフォルトのものに戻す |
Stock 4.10.1 | デフォルト4.10.1m状態にする MOD禁止マルチプレイ鯖に入るときに使う このときは他の一切のMODはDisableにしておく |
TIGER Flyby's | Flyby表示したときの音響効果などを変更する |
HSFX history modに含まれる追加機能
- ver4.10.1mでAI専用機な機体のフライアブル化(全機種ではなくAI専用のままの機体も残る)
- MOD機体の追加(鍾馗・震電・F-86・MiG-15など)
- 零戦のJapanCat版への置き換え(デフォルト零戦とスキンの互換性がありません)
- AI mod : AIが雲に視界が遮られたり挙動が人間ぽくなる
- 画面描写の精密化
- 効果音のリアル化
- 爆弾槽開閉キー操作ほかキー操作追加
その他
- キャンペーンがロシア語になる。HSFX5にはEnjoyRパッチが含まれていないので、
別途Mission4Todayなどで入手してあてよう。詳細はパッチ・拡張パックの項。
「機体にストレスがかかったときにギィギィいう音が派手すぎない?」という意見が多く聞かれている。
一部キー操作の複雑化では、たとえばB-25やB-29などの爆撃機で、爆弾投下前に爆弾槽のドアを
開ける操作が必要となっている(Open/Close Bomb Bay)。
HSFX5.0.1をインストールしただけではキーの割り当てがされておらず、爆撃できないということに
なるので、Controlsでキーを割り当てておく。
他にギア上下・テイルフックの上下・燃料のタンク移し替えと計4つあります。
Controlsでの設定は、純正のキー割り当てのPowerの部分を奪って割り込ませる形になっていて、
ここにあります。
(画像はOと2を独自に割り当てた後の様子)
ここでいう「Gear」とは主脚のことで、デフォルト4.10.1mからある主脚の自動上下キー操作では
1つのキーがトグル動作して押すたびに上がる→下がる→上がる→下がるという動作になっていた
ところ、この追加された「Gear Up/Down」にキー割り当てした場合、片方のキーで上がるのみ、
もう片方のキーで下がるのみ、となると言われています。
「TailHook」も艦載機のアレスティングフックのことで、こちらもデフォルト4.10.1mからある
アレスティングフック操作キーが1つのキーがトグル動作して押すたびに上がる→下がる→上がる
→下がるという動作になっていたところ、この追加された「TailHook Up/Down」にキー割り当て
した場合、片方のキーで上がるのみ、もう片方のキーで下がるのみ、となると言われています。
conf.iniのなかに[Mods]というセクションを追加し、各機能を有効にする行を書き足す必要が
あるようです。
SAS Modact for HSFX5
SASでは、機体のきしむギィギィ音を小さくする、フライトモデルをSAS版にして
(EXPERT modeとの共存は不可)SAS Buttonsを必要とする単体飛行機MODを使用可能にする、
SAS Modact for HSFX5を出している。
SAS Modact for HSFX5をインストールするとMODSフォルダー内のiniファイル・propertiesファイルが
すべて初期化されるので、それまでに入れ終えていた単体MODの記述が全て消えてしまう。
必要に応じて手で単体MODが必要とするini・propertiesファイルの記述を書きなおす。
またSAS Modacr for HSFX5ではSAS Buttons最新版が別途インストール必要とされる。
このSAS Modact HSFX5をあてて有効にしていると、HSFX5で運営されているマルチプレイサーバーへは
ログインできなくなる。
お約束であるが、クリーンなHSFX5はHSFX5で残しておき、フォルダ丸ごと別名コピー新作成して新作成
フォルダの方にこのMadactをあてるべきである。
HSFX5.0.1の既知のバグ
- A6M3(デフォルト扱いの零戦32型)が、本来切り落とされて直線になっているはずの
主翼端が21型な丸い翼端になっている。MOD機体のA6M3-32で代替してください。 - Ki-27の速度計がおかしい。
Dedicated ServerへのHSFX5.0.1導入
HSFX5.0のパッケージには、Dedicated Serverが同梱されている。
HSFX5.0.1Hotfixも同じ。
それぞれのインストール先に4.10.1m Dedicated Serverフォルダを指定し、選択部分でDedicated Serverを選ぶ。
インストールが終わったら、JSGMEでHSFX history mod及びその他必要なMODをActiveにする。
HSFX4
4.09mへのHSFX4.11導入
まずクリーンインストールしたIL-2をver4.09mまでバージョンアップし、キーコンフィグなどを設定する。将来のバージョンアップを見越して、この段階でゲームフォルダを丸ごとコピーし、そちらにMODを適用するほうがいいと思われる。
次にHSFX 4.0をインストールし、さらにHSFX 4.1を追加インストール。
最後に242 SquadronフォーラムのIL-2 Mod Forumから、HSFX4.1 hotfixをダウンロードし適用する。バグ修正パッチである、HSFX v4.11をインストールする(HSFX hotfixからのバージョンアップ)。
必要ならばMission4Todayのダウンロードページで、Patches/Addon Updates and Patches/Enjoyr PatchesからEnjoyrPatchAskinsを一通り入手し、インストールする。EnjoyrPatch自体は、HSFXに含まれているので不要。
UP2.01との微妙な差として、AImod v3.0がZUTI_MDS MODとは別にデフォルトで入っており、ZUTIをenableにしなくても適用される。
また付属のダイナミックキャンペーンはロシア語になってしまうが、DGEN_Campaignをenableにすると英語に戻り、Enjoyrパッチを導入した場合と同様に内容が変更・新キャンペーンが多数追加される(ただしEnjoyr用カスタムスキンパックは含まれず、別途必要)。