クリスマスツリーをさがせ

Last-modified: 2019-02-06 (水) 21:50:36

「急いで、トビー!車輪を回して!もっと速く走って!」
クリスマスツリーをさがせ

日本版タイトルクリスマスツリーをさがせ
英語版タイトルThe Christmas Tree Express
脚本シャロン・ミラー
放送日・2012年9月30日(米国)
・2012年11月18日(日本)
・2012年11月28日(ドイツ)
・2012年12月25日(英国/オーストラリア)
・2013年3月31日(ハンガリー)
・2014年8月18日(ノルウェー)
・2016年12月7日(韓国)
話数383
この話の主役レニアストビー
登場キャラクターAトーマストビーバッシュダッシュファーディナンドスカーロイレニアスラスティー
登場キャラクターBなし
登場キャラクターCサー・ハンデルピーター・サムビクターキャプテンオールド・ウィージーヒーホーメリックオーエン
登場キャラクターDソルティー(言及のみ)
登場人物Aなし
登場人物Bなし
登場人物C学生の金髪の女の子、トビーの機関士スカーロイの機関士レニアスの機関士
登場スポットブルーマウンテンの採石場
ソドーレスキューセンター
ミスティアイランド
ホロー・ツリー・トンネル
ぐらぐら橋
タウン・ホール
あらすじ・クリスマスツリーがないレニアスは、ミスティアイランドを恐れるトビーと共にツリーを探しに行く。
メモ・英国版ではこの話が第16シーズンの最終話となっている*1
ノース・ウェスタン鉄道以外(狭軌)の機関車がソドー島を出るのは現時点でこの話だけとなる。
・タイトルに『~をさがせ』と付くのは、第4シーズンの『ねむりひめをさがせ』以来となる。
昔のトラウマが有るのかぐらぐら橋が怖くて渡れないトビー
イギリスより先にアメリカ日本で先行放送された。
レニアストビーミスティアイランド達と初めて会話する*2
・『おしゃべりゆきだるま』に続いて、人間キャラクターが1人も喋らない話でもある。
・以前、2回もミスティアイランドに行ったのに、恐がっているトビー。
・また、トビーの機関士レニアスの機関士がまるで模型アニメ時の様に動かない*3
ソルティートビーの台詞の中で名前のみ登場。
・学生服の金髪の女の子ととタウン・ホールも最初のワンシーンのみ登場。
バッシュダッシュファーディナンドの出番はこの話からお預けとなる*4
ミスティアイランド、この話以降出番無し*5
トビー、4回目の綱渡り。
台詞ナレーターソドー島の高山鉄道では小さな機関車達が忙しく働いている。ブルーマウンテンの石切り場の貨車を、押したり牽いたり持ち上げたり運んだり吊り上げたり積み込んだりしていた。機関車達はあまりに忙しがしかった所為で、クリスマスの時期だと言う事をすっかり忘れていた。トーマストビーレニアスは石の載った貨車を一晩中押していた。他の仲間達はもう眠っている。」
レニアス「もうクタクタだよ。疲れちゃった。」(CG初台詞)
トーマス「僕は疲れてる暇なんか無い。だってクリスマスツリーを受け取りにソドーレスキューセンターまで行かなくちゃいけないからね。バッシュダッシュファーディナンドミスティアイランドから運んで来るんだ。」
ナレーターレニアスは驚いた。」
レニアス「僕達にはツリーが無いよ!」
ナレータートビーは静かに蒸気をあげた。」
トビー「君達にもクリスマスツリーが必要だ。ツリーが無ければクリスマスとは言えないからね。」
トーマスミスティアイランドは、クリスマスツリーを見つけるのにはぴったりの場所だよ。」
ナレーター「其れを聞いてレニアスはとてもわくわくした。」
レニアス「今すぐミスティアイランドに行ってみたいな。皆が目を覚ます前にクリスマスツリーを此処に運んで来るんだ!そうすれば、最高のクリスマスプレゼントになるぞ!連れてってくれる?」
トーマス「ごめんよレニアス。時間が無いんだ。でも、トビーが連れてってくれるよ。」
ナレータートビーは気まずそうだった。」
トビー「僕だって本当は連れて行ってあげたいよ。だけどね、この前ソルティーが僕に教えてくれた話だとミスティアイランドって言うのは少し奇妙な所なんだって。それに一寸怖い所みたいだ。」
ナレータートーマスは陽気に蒸気を噴き上げた。」
トーマス「そんな事ないよトビー。心配無いさ。じゃあ僕はもう行くね~。」
レニアス「僕らも行こう!急がないと皆が起きる前にツリーをここに運びたいんだ。」
ナレーター「こうして、レニアスは元気良く貨車の所へ向かい、出発の準備を始めた。トビーレニアスを牽いて、ソドーレスキューセンターにやって来た。そこにはトーマスバッシュダッシュファーディナンドがいた。彼らは丁度立派なクリスマスツリーを運んで来た所だった。」
レニアス「うわぁ凄い木だね!立派だなぁ!」
ダッシュミスティアイランドには…。」
バッシュ「まだ一杯あるよ!」
ファーディナンド「その通り!」
レニアス「急いでトビー!」
トビー「ん…。」
ナレータートビーレニアスは一緒にトンネルを走り抜けミスティアイランドへとやってきた。」
トビー「困ったなどうしよう。ソルティーの言う通りに決まってるよ。ミスティアイランドは奇妙な所だから、スピードを出さないようにゆっくりと用心してはしらなきゃ。」
レニアス「駄目だよトビー!急いで行くんだ!車輪を回して!もっと速く走って!」
ナレータートビーレニアスに言われた通り勢い良く走った。そして何とかホロー・ツリー・トンネルの所迄やってきた。彼は其処で止まった。」
トビー「困ったな…如何しよう…。此れは木の幹だぞ。しかもトンネルになってる。何だか奇妙だな~。それに怖そうだ。」
レニアス「急いでトビー!車輪を回して、もっと速く走って!」
トビー「目を瞑って走れば、そんなに怖くないかも知れないぞ。」
ナレータートビーはギュッと目を閉じた。そしてレニアスに言われた通り、スピードをどんどん上げて走って行った。ホロー・ツリー・トンネルに入り、反対側に走り抜ける。その時、レニアスは線路の近くに立派な気がある事に気付いた。レニアスは興奮した。」
レニアス「目を開けてトビー!止まって!止まってよ!」
ナレータートビーは目を開けた。でも止まろうとはしなかった。」
トビー「車輪を回転させてもっと速く走らないと。」
ナレーター「そのままトビーは走り続けた。レニアスは激しく揺られながら、谷を下り丘を登り、立派なクリスマスツリーの横を通り過ぎた。そしてトビーレニアスはぐらぐら橋にやってきた。突然トビーは止まった。」
トビー「困ったなぁ…如何しよう…。この橋なんだか物凄く奇妙だぞ。それにとっても怖そうだ。」
ナレーター「段々日が高くなり、夜が明けてきた事にレニアスは気付いた。」
レニアス「もうすぐ皆が起きるのに、まだツリーを見つけてない。急いでトビー!車輪を回して!もっと速く走って!」
トビー「目を瞑って走れば、そんなに怖くないかも知れないぞ。」
ナレーター「またもや、トビーはギュッと目を閉じた。そしてレニアスに言われた通り、スピードをどんどん上げて走り出すとグラグラ橋を走り抜けた。トビーは蒸気を噴き上げながら勢いよく線路を走り抜けた。また立派な木の横を通り過ぎてしまう。」
レニアス「目を開けてトビー!止まって!止まってよ!」
ナレータートビーは目を開けた。でも、止まろうとはしなかった。」
トビー「車輪を回転させて、もっと速く走らないと。」
ナレーター「その時、霧が立ち込めて生きた。トビーは止まった。」
トビー「困ったな…如何しよう…。この霧何だか物凄く奇妙だぞ。それにとってもとっても怖そうだよ。」
ナレーターレニアスはまだツリーを見つけていなかったので、今すぐ見つけたかった。」
レニアス「急いでトビー!車輪を回して!もっと速く走って!」
トビー「目を瞑って走れば、そんなに怖くないかも知れないぞ。」
ナレータートビーは、またギュッと目を閉じた。でも、車輪は回らなかった。トビーはあまりに怖くて、レニアスの言うように早く走れなかったのだ。」
レニアス「あ~。もう皆が起きる時間だっていうのに、まだツリーを見つけてないなんて!」
ナレータートビーは震えていた。彼は目を開けた。」
トビー「ねえレニアス。僕にはこのミスティアイランドが奇妙で怖過ぎるよ。車輪を回転させてスピードを上げて走ると、益々奇妙で怖くなるんだ。」
ナレーターレニアスは漸く気付いた。トビーの車輪は早く走ろうとしてもブルブル震えてしまうようだった。」
レニアス「ごめんよトビー。早く走る必要なんてなかったんだよね。ゆっくりと走ろう。そうすれば最高のツリーが見つかる。朝一番じゃなくても、皆きっとクリスマスツリーを喜んでくれるよ」
バッシュ/ダッシュ/ファーディナンド「やあ!」
ダッシュ「俺等達と一緒に…。」
レニアス「ゆ~っくりと慎重に…。」
バッシュ「一番立派なクリスマスツリーを探そう。」
ファーディナンド「その通り!」
ナレーターバッシュ達は、トビーに優しく微笑んだ。トビーは嬉しかった。それを見たレニアスも笑った。」
レニアス「出発の準備はいいかいトビー?」
トビー「出発準備OKだよレニアス!」
ナレーター「こうしてトビーレニアスは、バッシュ達の後に付いて行った。ゆっくりと慎重にグラグラ橋を渡って行く。」
レニアス「しっかり目を開けてるトビー?」
トビー「あぁ。勿論しっかり開けてるよレニアス。ここは全然奇妙じゃないし、怖くないんだねーアハハハハ!」
ナレーター「彼らは蒸気を噴き上げながら走り一番立派なクリスマスツリーの所へ向かった。」
レニアス「しっかり目を開けているかい?トビー!」
トビー「アハハ…。勿論しっかり開けてるよレニアス!」
・皆「アハハハハハ!」
レニアス「うわぁ~!これ物凄く立派なツリーだね。有り難う!」
バッシュ「どう致しまして!」(最後の台詞)
ダッシュ「お安い御用さ!」(最後の台詞)
ファーディナンド「その通り!」(最後の台詞)
ナレータートビーレニアスが、ブルーマウンテンの石切り場へと戻って来ると、高山鉄道の仲間達は忙しく働いていた。レニアスが汽笛を鳴らした。」
レニアス「皆ハッピークリスマス!」
ナレーター「仲間達は動きを止めて、クリスマスツリーを眺めた。」
ラスティー「物凄く立派なツリーだね!!」(CG初台詞)
スカーロイ「凄いな!まさに最高のクリスマスプレゼントだよ!」(CG初台詞)
ナレーター「その言葉を聞いて、レニアスは心の底から嬉しくなった。」
英国CVナレーターマイケル・アンジェリス
トーマス/トビー/ファーディナンド/レニアスベン・スモール
ダッシュ/スカーロイキース・ウィッカム
バッシュ/ラスティーマット・ウィルキンソン
米国CVナレーターマイケル・ブランドン
トーマスマーティン・シャーマン
トビー/ダッシュウィリアム・ホープ
バッシュケリー・シェイル
ファーディナンドグレン・ウレッジ
スカーロイキース・ウィッカム
レニアスベン・スモール
ラスティーマット・ウィルキンソン
日本CVナレータージョン・カビラ
トーマス比嘉久美子
トビー坪井智浩
バッシュ佐々木啓夫
ダッシュ酒巻光宏
ファーディナンド坂口候一
スカーロイ梅津秀行
レニアス中村大樹
ラスティー川島得愛
シリーズ前回(英語)トップハム・ハットきょうのたんじょうびシリーズ前回(日本)ようこそスタフォード
シリーズ次回(英語)ケビンとクランキーシリーズ次回(日本)ピーター・サムのるすばん

*1 それに伴い、クラシック・シリーズからナレーターを長年担当して来たマイケル・アンジェリスさんとマイケル・ブランドンさんのナレーターはこの話で最後となる。
*2 但し、トビーとは第5シーズンの『トビーのたんけん』で既に出会っている。
*3 ニトロゲン・スタジオのスタッフが初期のパロディを実行した。
*4 但し、ファーディナンドにそっくりな機関車が登場する。
*5 但し、第20シーズンデイジーととくべつなおきゃくさん』で名前だけ登場する。