「んまあ、サーカスの綱渡り見たいなもんかな? でも、まさか僕が綱渡りをするなんてね…。」
日本版タイトル | トビーのつなわたり |
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英語版タイトル | Toby's Tightrope |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1991年12月25日(米国) ・1992年5月5日(英国) ・1992年7月21日(日本) ・1993年3月5日(オーストラリア) ・1998年5月25日(ドイツ) ・2008年5月14日(ハンガリー) |
話数 | 67 |
対応原作 | ・第26巻『わんぱく機関車』 (第4話『トビーのつなわたり』) |
この話の主役 | トビーとメイビス |
登場キャラクターA | パーシー、トビー、メイビス、貨車達 |
登場キャラクターB | なし |
登場キャラクターC | なし |
登場人物A | トップハム・ハット卿、トビーの機関士 |
登場人物B | メイビスの機関士 |
登場人物C | パーシーの機関士、トップハム・ハット卿の付き人 |
登場人物D | アノファ採石場の支配人(言及のみ) |
登場スポット | ・アノファ採石場 ・アノファ採石場の貨車置場? ・ファークァー橋 ・メイビスの機関庫 ・ティッドマス・ホルト駅 |
あらすじ | ・メイビスはトビーの線を走るべく、貨車達に自分を押すように頼むが、彼女がいない間にトビーがやって来たので、彼が代わりに突き飛ばされてしまい、崩れ落ちた橋を綱渡りのように進んでしまう。そこに助けに来たのはメイビスだった。 |
メモ | ・メイビス、初めてパーシーやトップハム・ハット卿と会話する。 ・永澤菜教さんのメイビスの声はこの話が最後となる。そして永澤菜教さんはこの回以降、ボイスキャストに参加しない。 ・他の機関車がカメオ出演しない話でもある。 ・怒り顔の割にはメイビスに対する口調が穏やかなパーシー。 ・あの時のパーシーに続いて、メイビスが貨車達に悪戯を仕向け、トビーが被害に遭う。 ・未公開シーンではメイビスがティッドマス・ホルト駅に到着する所でトビーもやって来るシーンが有る*1。 ・メイビス、この話以降英国版では第4シーズンの『トーマスととくべつなてがみ』、日本語版では第5シーズンの「まいごになったステップニー」まで一度も喋らない*2。 ・トビーが貨車達に押されて進んでいるシーンでは機関士が身を乗り出しているシーンが有る。 ・トビーが貨車達に押されているシーンは、リマスター版だと5両目の貨車に手が掛かっているのが見える。 ・トビーとメイビスは会話シーンはこの話から第10シーズンの『トビーのごごのおやすみ』迄お預けとなる。 ・この出来事から数年後、トビーは別の場所で綱渡りをする。 ・メイビスの機関士は今回は台詞無し。 |
台詞 | ・ナレーター「ある日、パーシーは貨車に石を積む為、石切り場にやって来た。辺り一面雪や霜に覆われ物音一つもしなかった。パーシーが奥に進むと、ディーゼル機関車メイビスが岩陰で休んでいた。」 ・パーシー「頑張れよ、メイビス!」 ・ナレーター「メイビスは、この前の失敗の事をまだ気にしてた。」 ・メイビス「トップハム・ハット卿がトビーの路線で遊んじゃいけないって言うのよ!それもこれもトビーがガミガミ煩いからだわ!」 ・パーシー「トビーはそんなにあの失敗の事を気にしてないよ!だから彼の言う通りに貨車を運ばなくっちゃ!そしたら、きっと本物の優秀な機関車に成れると思うよ!じゃあね!」 ・ナレーター「メイビスはパーシーが好きだったが、やはり彼の忠告を聞こうとしなかった。」 ・メイビス「如何してトビーの路線を走っちゃいけないのよ!?」 ・ナレーター「貨車の整理は面倒な仕事だった。トビーが言う通りにするには、一日中同じ所を何度も行ったり来たりしなければならなかった。其処で彼女は計画を練り機関士に話した。」 ・メイビス「トビーの路線を使えれば、もう少し上手に出来るのに…。」 ・ナレーター「機関士はメイビスの計画に気付かずにメイビスを石切り場の踏切まで行かせる事にした。2,3日すると暖かくなり雪解けの季節が来た。石切り場は又忙しくなる。列車の中にはとても長い物が有って、其れをトビーに引き渡すために踏み切りの向こう側まで引っ張って行く事もある。その時、メイビスはいい考えが浮かんだ。」 ・メイビス「ねえ、秘密守れる?」 ・貨車1/貨車2「守れる、守れる!」 ・メイビス「踏切の所で私を突き飛ばしてよ。でも、私に頼まれたってのは内緒よ!」 ・貨車1/貨車2「オーケー!」 ・ナレーター「だが、メイビスがいない時、トビーが自分で貨車を入れ替えようとやって来た。貨車達はメイビスの代わりにトビーを突き飛ばす事にした。トビーはブレーキを掛けようとした。其れが貨車達の合図だった。」 ・貨車1「やれやれ!」 ・貨車2「やっちまえ!」 ・ナレーター「トビーはすっ飛び、その後、貨車達が囃し立てながら付いて来た。ところがその先の川では、雪解け水が溢れて、勢いを増し、橋が今でも崩れ落ちそうになっている。遂に橋が崩れ線路がまるで渡り綱になってしまった。」 ・トビー「止めろ!止めてくれぇ!」 ・ナレーター「機関士は必死で列車を止めようとしたが、橋はどんどん迫ってくる。」 ・トビーの機関士「え~い、一か八かだ!」 ・ナレーター「機関士が力一杯ブレーキを掛けると…!トビーは漸く橋の上で止まった。だが、車輪は頼りながら線路の上だ。下を見ると物凄い流れが渦巻いている。事故の知らせを聞いて、メイビスが助けに飛んで来た。トビーが落ちない様、作業員が鎖を付けている間に、メイビスは貨車達を引き離した。そして、彼女はトビーを安全な場所迄引っ張った。」 ・メイビス「ごめんなさい。皆私の所為なの。でも、どうして落ちなくて済んだの?」 ・トビー「んまあ、サーカスの綱渡り見たいなもんかな?でも、まさか僕が綱渡りをするなんてね…。」 ・ナレーター「暫くして、トップハム・ハット卿がやって来た。」 ・トップハム・ハット卿「大きな事故にならなくて良かった。メイビス、君も良くやったと聞いておるぞ。」 ・メイビス「…!貨車達の悪戯は私の所為なんです!でも…もし出来たら、トビーの路線を走らせていただけませんか?トビーも賛成してくれてますし…」(長澤直美さんが演じるメイビスの最後の台詞。) ・トップハム・ハット卿「良いだろう。君の支配人がOKすればだがな。」 ・ナレーター「そして、彼女の希望は叶った。メイビスは幸せ一杯だ。トップハム・ハット卿も本当に、彼女が優秀な機関車になったと思っている。」 |
原作との相違点 | ・原作では、採石会社の重役がメイビスを説教する場面から始まっていたが、人形劇ではパーシーがメイビスを慰めるシーンに変更された。 |
英国CV | ・ナレーター/他:マイケル・アンジェリス |
米国CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・パーシー:中島千里 ・トビー:川津泰彦 ・メイビス:長澤直美 ・貨車達(アノファ採石場の貨車):小林俊夫(貨車2)、佐藤浩之(貨車1) ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・トビーの機関士:堀川亮 |
シリーズ前回 | いしきりばのメービス |
シリーズ次回 | トレバーとすてきなパーティー |
原作前回 | ディーゼル機関車メイビス |
原作次回 | Stop Thief! |
参照画像 | ・トビーのつなわたり/画像? |