仮面の少年ヴァニタスとの戦闘曲。BbSFMの公式サイトにも使われている。
暗い鼓動のようなリズムから入り、だんだん激しく格好良い曲調に変化する。
いい意味でディズニー要素ゼロで、ダークで疾走感溢れるいかにもヴァニタスらしい曲であり、彼が登場する度流れるため、実質彼のテーマ曲となっている。
メロディの中にはこの3人のテーマ曲のフレーズが混ざっているため、どこかで聞いたような懐かしさを覚えるかもしれない。
- しかし、3人のフレーズは全体の雰囲気に合わせて非常に強くアレンジがかかっているため、フレーズ元の曲の雰囲気は全く感じさせない。
特に3人目は、ヴァニタスの姿や声とともにアレンジを加えるだけでこんなにダークになるのかと驚いた人も多いかも。 - アレンジ元の3人のテーマ曲はいずれも下村陽子氏による作曲であるが、この曲自体は石元丈晴氏が手がけたものである。
- 途中でチラッとこの人のテーマ曲のフレーズも入る気がする。いずれにせよ何人もの主人公のテーマを使用していることには変わりなく、ヴァニタスの格を感じさせる。
アレンジ曲はうってかわって綺麗で壮大な曲調となっている。
実は、KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour-において演奏された「Heroes and Heroines: Characters' Medley」(シリーズメインキャラクターのテーマ曲メドレー)に、ばっちり入っているため、公式でも彼のテーマ曲として扱うようである。
- 参考までに、メドレーのキャラクターはソラ→リク→カイリ→ナミネ→ロクサス→シオン→テラ→アクア→ヴェントゥス→ヴァニタス
となっている。 - 「ヒーロー&ヒロインズ」というタイトル通り、光の守護者側のキャラクターが揃う構成の中で、一人敵側のヴァニタスは明らかに浮いている。しかも大トリを飾っているというこの待遇。
- パンフレットによると、ヴァニタスが含まれたのはディレクターの要望であるとのこと。
- 上記のように、この曲には複数の主人公のテーマが含まれている。主人公曲の集大成(ただし闇側)と言えなくもない。ただしディレクターの要望であることを考えると、それ以上の意味があるかもしれない。
BbS
ストーリー中でヴァニタスと戦う7回のバトルのうち4回で流れるので、耳に残りやすい。
- ヴェントゥス編ラストバトルで流れるアレンジ版は「Unbreakable Chains」となる。テラ編のゼアノートとヴァニタスのペアと戦うバトルは「Black Powder」、アクア編のヴェントゥス=ヴァニタスとのバトルは「The Key」。
- また、裏ボスであるヴァニタスの思念との戦いで流れるアレンジ版は「Enter the Void」となっている。
アレンジ版の名前がわからずとりあえずここに飛んで来た方も、この曲が一番好きだという方も、アレンジ版もこの曲も好きだという方も、皆さん一度は是非これらの記事の閲覧をお勧めしたい。
ラスボスとはいえ、初登場作品でいきなり専用曲を3曲ももらえた上、新しく書かれた3曲を全て自分専用、且つ全て違うシーンで流してもらえるとは随分と厚遇である。伊達にシリーズ主人公と同じ顔をしているわけではなかった。
- 実は彼も4曲もの音楽を事実上の初登場作品でもらっているのだが、そのうちの3曲は一曲に繋げられてしまっている。
- とは言っても上述の曲を1曲として数えても4曲、3曲として数えると全部で6曲専用曲を頂いている。こちらもこちらで相当愛されていることには変わりなさそうだ。
KHIII
ヴァニタスに関連するバトルとイベントシーンでアレンジ版が登場。
モンストロポリスで彼と邂逅するシーンで流れるアレンジは「Dual Hearts」という曲名となっている。
Enter the Darkness -KINGDOM HEARTS III Version-
今作でのヴァニタスとの戦闘で流れるアレンジ版。
旅立ちの地でのアクア操作のバトル、キーブレード墓場でのバトルの両方で流れる。
- ギターが増え、全体的にかなりノリノリである。
ただしキーブレード墓場ではテラ=ゼアノートが健在だと「Dawn of Hope」が流れ、先にテラ=ゼアノートを倒すことでこの曲に変わるので聴きたい人は注意。
KHIIIRM
リミットカットエピソードにおける再現データのヴァニタス戦でも「Enter the Darkness -KINGDOM HEARTS III Version-」が使用されている。
MoM
「Enter the Darkness」がワールドトリップのダークホール曲として登場。
- ワールドネームは「純粋な闇の旋律」。
登場しているのはこれのみで、「Unbreakable Chains」と「Enter the Void」は残念ながら未登場。