音楽/【Sora】

Last-modified: 2023-12-02 (土) 09:23:48

本作品の主人公のテーマ曲。
正にソラ、と言うような元気一杯で高らかなメロディの一曲。これから冒険に出発するぞ! という気分になる勇壮なファンファーレ風で、特に鐘の音が良い感じ。

各キャラクターのテーマ曲でも随一の明るい曲。というか、他のテーマ曲は悲し気だったりシリアスな物ばかりで、(あくまで一応現時点ではだが)最早「唯一」と言っていいかもしれない。逆にこの曲は深刻な場面に使いづらいが。
ゲームでソラが登場するシーンの多さからすると登場回数はそれほど多いわけではないが、他のキャラクターのテーマ曲とは違ってアレンジVerが多い。


Piano Collections KINGDOM HEARTS」ではピアノソナタ「-Sonata on Themes of KINGDOM HEARTS-」の第一楽章としてとして「1st Mov. Sora - Allegro con brio」が収録されている。


KHII

記憶の修復のための約1年間の眠りから目覚めたソラ達のシーンで初登場。

  • 王様の登場シーンやロクサスがソラの名前を呼ぶシーンが挟まるが)このシーンの後というタイミングで流れ、ロクサスの犠牲を何も知らない様子の彼に複雑な気分になる人もいたとか。
    • そもそもロクサスがソラに還らなくてはいけなくなったのはソラのせいではないし、ロクサスの存在も知らず、かつ一年間の記憶がないソラに事情を慮れと言うのは無理な相談である。というかそんなことが出来たらただのエスパー…。
      ソラの記憶が弄られなかったら、ロクサスはシオンと出会うこともなかっただろう。
    • どちらかというとソラの様子というよりシーンの構成の問題かもしれない。

BbS

ほぼヴァニタスのテーマ曲である彼との戦闘BGMの一部で、「Sora」のフレーズが短調でアレンジされて使われている。こちらはダークで格好いい曲調に仕上がっている。
またこのフレーズのおかげで、終盤のイベントまで仮面の内側にあったヴァニタスの素顔を、早い段階で当てた人もいたらしい。
 
ヴェントゥスのテーマ曲にも後半のフレーズが使われているが、こちらは物悲しい雰囲気にアレンジされている。

coded

バグに侵され倒れたデータ・リクを救うため、データ・ソラがデータ・リクのデータ内に入るシーンで流れた。
ちなみに、このイベントの前にあるデータ・ソラが本物のキーブレードを手に入れるシーンはKHIでソラがキーブレードを取り戻したシーンのオマージュだが、こちらのシーンはソラがカイリの心を解放するために人の心のキーブレードを自ら突き立てたシーンのオマージュに当たると思われる。

Re:coded

codedのシーンに加え、データの世界に閉じ込められたミッキー達を元の世界に帰すため、データ・ソラがバグを直してくると約束した場面に使われた。
「友達が助けあうのは 当たり前だって」と笑うソラのシーンで流れるこの曲は、まさに彼のイメージ通りと言ってもいいだろう。

3D

オーケストラアレンジがされ、サウンドトラックにも新しく収録された。オーケストラアレンジなので、今までにはなかった重厚さが加わっている。
エンディングでリクが目覚めたシーンで用いられた。

  • 曲が流れる意味としてはリクの目覚めではなく、間接的ではあるが、今回もKHIIと同じく眠りから目覚めたソラのシーンということになる。

……のだが、当のソラ本人は鼻眼鏡+パーティー用三角帽子を披露。しかもパーティー中。
彼の性格的にはなかなか間違ってはいないような気もするが……。

  • ちなみに、この痴態(?)についてはリクにちゃんとツッコまれている。が、ここは当然と言うべきか、しっかりあっさりスルーされている。

KHIII

本作では様々な場面で使用されている上、アレンジバージョンも非常に多い。今作のシナリオを読んだサウンドディレクターが、要所要所でソラを感じられるように入れたらしい。
グミシップ内のドナグーとの会話シーンで間の抜けたアレンジがかかったものが流れたり、モバイルポータルの着メロに使われていたり、何故かトイボックスのオーケストラのおもちゃに使われている曲がこれだったりする。
ソラがリクを助太刀に闇の世界に降り立つシーンでも使用されている(イントロにやや異なるアレンジが入っている)。

Sora -Orchestra of Toads-

上記のトイボックスで流れるバージョン。今作のサウンドトラックは未収録の曲が多く、数々のアレンジの中から実際にサウンドトラックに収録されたのは、残念ながらこれのみ。
オーケストラだけあって音は重厚で華やか。演奏しているのはカエルのおもちゃだが。