:怪文書/アカプルコ

Last-modified: 2024-01-05 (金) 00:47:22
お風呂なの

日頃の疲れを癒やしてほしいのとアカプルコにフレイマリンにご招待となった
「ささ。こちらへどうぞなの。」
ここは浴場ではないか…いきなりお風呂?
「今日のお風呂は車掌さんの為に特別なの。期間限定のお風呂なの。」
それは楽しみだ…アカプルコもどうかな?なんて…
「もちろんわたしも入るの。恥ずかしいから水着で入るの。」
恥ずかしいって言ってももう裸見てるどころかそれ以上やっちゃってるんだけどもまあいいか
その後ーーー
「湯加減はいかがなの。」
丁度いいね!しかしこの…赤いお風呂というのは珍しいね…一体何を混ぜてるんだい?
「何も混ぜてないの。たっぷりあるからどんどん使うの。」
そうか沢山あるのか…意外と身近な物だったりして…うわ!何か飛んできた!ちょ!アカプルコ!投げるのやめて!いたた!んっ!?これは!?
「ようやくわかったの?コロセウムポーションなの。どうせ使いきれずに廃棄するぐらいなら使っちゃうの。ちゃんと責任持って使ってもらうの。まだまだ沢山あるの。使うの。全部使うの。全部なの。」

突撃なの

「車掌さんがまたポーションを溜め込んでるの…!こうなったら部屋に直接乗り込んで抗議するの…!」
(ん…?先客なの?誰かと話してるの…)
『下僕さぁん?まだ我慢してるんですかぁ?ふふん♪もう下僕さんのソーセージはもうこんなにバッキバキ♪もう弾けちゃいそうですねぇ?』
『あっ!ちょっと…触らないで…!もっと限界までじっくりと…』
『もー…フランはもう我慢できません♪一足お先にいただきま~す♪んっ…あつ…んんっ…♡』
『そんな顔でしゃぶりつかれたら…もう…俺も…!』
(こ…こんな場所で堂々と…!もう許せないの…!)
「不潔なのーっ!」
アカプルコがドアを勢いよく開けると車掌とフランクフルトが鍋を囲みソーセージを食べている最中であった
ソーセージを咥えながらポカンとしているフランクフルトととりあえず話を聞く為に近付いてくる車掌
「何が不潔なんだって…えと…その…あう…」
フランクフルトが車掌をいただいてるんじゃないかと思ってたなんて言える訳がない…
「う…うぅ…もう知らないのーっ!」
渾身のフックが炸裂し吹っ飛んだ車掌を後にしてその場から逃げ出したアカプルコであった

投票なの

アカプルコに全部投票したと説明する
「車掌さんありがとうなの。」
これでアカプルコが強くなってくれたら嬉しいのだが
「どれくらい投票してくれたの?」
20万票ほど投票させてもらったよ
「すごいの。とっても嬉しいの。」
投票券は全部アカプルコにつぎこんだからねほら見てくれよこの所持品一覧ッッ!
「ありがたいの。確かに残ってないの。でも…まだ残ってるの。」
アカプルコがこすぷれカタログの在庫の山を指差す…100万冊…いやそれ以上はあるだろうか
「これは何に交換するの?」
それはもちろんポ…むぐっ!アカプルコに急に口を塞がれた!
「ポ…?ポーション…なの?まだ8000個あるのに?まだ入隊記念ポーションも10000個あるのに?まだ交換するの?」
たっぷりなかったら不安になってしまうと目で説明する
「緑と紫が混ざるとパディントンの服の色みたいなのになるの。もはや海の色じゃないの。だから残りのカタログは全部投票券にするの。わたしに投票するの。わかってくれるの?わかってくれないなら口だけじゃなくて鼻も塞ぐの。わかったの?うん。じゃあ全部投票券に交換しに行くの。一緒に。今すぐに。投票してくれて嬉しいの。」

お人形なの

ナポリ人形もいっぱい貯まったなぁ…そろそろポーションに交換するとしようか…200万個のナポリ人形をカラマチの交換所まで運ぶ
「あら車掌はん…今回もたくさん持ってきはりましたなぁ」
「おうともよ!またポーションに交換よろしく頼むよ!」
「ほな早速…あら?車掌はん、これは交換できまへんえ」
「なっ!なぜ!?コウルフにホロウエンドしまくって集めたのにそんなはずは…ひっ!これは!?」
「ナポリ人形やなくて…これはアカプルコ人形やねぇ」
アカプルコ人形は可愛いらしいのだがその目は虚ろで不気味というか…
『ポーションは使い切るの』
「ひぃっ!?口が動いて喋った!?」
200万のアカプルコ人形が一斉に口を開いた!
『ポーションは使い切るの』『ポーションは使い切るの』『ポーションは使い切るの』『ポーションは使い切るの』『ポーションは使い切るの』
「うわああああああああ!!!!」
その後―――
「ハッ!!!ハァ…ハァ…夢か…はぁ…」
夢であった事に車掌は安堵しもう一度布団を被った…枕元に置いてあったナポリ人形がアカプルコ人形にいつの間にか変わっていた事も知らずに…

屏風なの

屏風の中から虎が出てきた件も一件落着!
戦功ガチャも回しまくってウハウハだぜ!
さて屏風は元に戻ったかな…?ん?虎じゃない…なんか見た事ある…アカプルコによく似た女の子が描かれている…
「似てるんじゃないの。本人なの。」
ひぃっ!動いた!屏風から出てきたアカプルコに足を掴まれ屏風に引き摺り込まれる!
「戦功ガチャ回すのはいいけど前のポーションがまだたくさん残ってるの。全部飲むの。」
そ…そんな!10000個あるポーションを全部飲むなんて無理です!
「じゃあ程々に交換してゴールドに交換すれば良かったのではなの。」
で…でも何個使うかわかんないしぃ…
「とりあえず今あるポーション全部飲むの。飲んだら出してあげるの。」
た…たすけ…!
その後―――
苦悶の表情を浮かべ何かを飲んでいる男が描かれた屏風が神社に飾られたのであった…
「ねえ…あれって車掌によく似て…」
「知らないの。勝手にどっか行っちゃって困るの。」

福引券なの

エレガントな福引券もたまった事だしポーションと交換でもしようかな?
「ちょっと待つの」
ア…アカプルコ…ちゃんと計画的に使うから…余らせないから…
「そういう事じゃないの。私からの提案なの。その福引券でアカプルコ一番くじにチャレンジするの。」
ほう…何が当たるんだい?
「それは当ててみてのお楽しみなの。きっと車掌さんが喜ぶ賞品なの。フレイマリン政府からの提供なの。」
政府から!?それは楽しみだな!では早速…ガラガラ…ポン!白い玉だ!
「ざんね~ん。なの。はいこれなの。」
ポ…ポケットティッシュ…くじ引きの定番といえば定番だが…もう一回!ガラガラ…ポン!おおっ…金!金の玉だ!!
「おめでとうなの!じゃあ賞品をどうぞなの。」
黒い服に身を包んだ男達が台車で箱を沢山運んでくる…なんだなんだ?
「今まで廃棄した消費期限切れのポーションの一部なの。」
こっ!こんなもん使えないしゴミじゃないか!!
「そのゴミを押し付けてきたのは誰だと思ってるの。フレイマリンからの贈り物なの。是非受け取って欲しいの。全部飲むの。全部。このコロッセウムポーションなんかいい感じに濁ってるの。全部飲むの。今すぐ。飲むの。」

ケダモノなの

「お邪魔しますなの」
アカプルコが部屋にやってきた…どうしたんだい?
「別に用事とかじゃないの。あったまりにきたの。ほぅ…車掌さんの部屋は暖かいなの…」
そう言うとアカプルコは上着を脱ぎはじめ…むっ!なんてきわどい服を着てるんだ!
「上着を着てたら見えないの。見えなければいいの」
いくら暖かいとはいえ…そうか鉄分が…欲しいんだね?
「そんなこと女の子の口から言わせるつもりなの?」
そうかそうかでは二人で暖まろうか…ぐふふ…
「やぁん♡車掌さんはケダモノなの♡」
こんなやらしい服のアカプルコと部屋に二人きり…仕方ないよね
「車掌さんはケダモノだって認めるの?」
そうさ俺はケダモノさ!
「じゃあ…ケダモノはケダモノらしく…」
アカプルコが手を叩くと黒い服に身を包んだ男達が部屋に大量の箱を運び込んできた!
「これ全部ケダモノポーションなの。どうせトレーニングのポーションも余るだろうから先にこっちを処理してもらうの。ケダモノさんに全部処理してもらうの。全部飲むの。全部。飲むの。」

氷細工なの

氷細工も200万個集まったし恒例の交換にでも行こうかな
おいっすカラマチ~!じゃあまずはポーション以外を全部交換して…余りをポーションに…ん?50万個がレートの…なんだこれ!
「これはうちの新商品どす~」
この封筒で50万個!?一体何が入ってるんだ?
「それは教えられまへん…というかうちも知りまへん。ただこの封筒を並べて欲しいとお願いされましたんや」
誰だ…?そんな好事家みたいなのは…
「私なの」
アカプルコ!アカプルコじゃないか!中身はなんだ?
「じゃあサンプルで見せるの。カラマチも一緒に見るといいの」
「どれどれ…ひゃあ!車掌はんとプトラはんがくんずほぐれつしとる!!!こ…こんな写真が広まったら…いたい~」
こんな写真を一体どうやって!?ダメだ!これは回収!回収です!
「交換所は車掌さんの権限の外なの。そんな横暴な事は許されないの。」
お願い…回収…回収させて…
「ダメなの。欲しかったら交換するの。どうせ不法投棄するポーションに交換するかこの封筒と交換するかどっちか選ぶの。ちなみにこの封筒は他にもあるの。ポーション全部飲むって約束するなら考えてあげるの。全部飲むの。」

人形焼きなの

人形焼きもたくさん手に入れたしポーションと交換でもしようかな
よし!10000個交換できたからこれで心置きなく周回ができるというものだ
大量のポーションを運ぶのも疲れる…喉が渇いたなぁ…ん?ビン牛乳が置いてある…なになに?
『ご自由にお飲み下さいなの』
これはこれはありがたい…置いてある牛乳を飲むというのもなんだか危険な気がするが特鉄隊の敷地だし大丈夫だろうと推測する
んぐっ…んっ…んん…ぷはぁっ…うめえなぁ!ん?なんだ?等身大ニシキ人形が…こちらに向かって…うわぁぁぁ!!た…たすけ…!
『お供え物の牛乳を勝手に飲むとはこの愚か者めなの。そんなに喉が渇いてるならもっとたくさん飲むといいの。全部飲むの。』
その後―――
襲ってきたニシキ人形の中に入っていたのはアカプルコだった
そして今…人形の中にいるのは…
お供え物を奪った呪いによる止まらない喉の渇きによりポーションを飲み続ける等身大のニシキ人形が徘徊する事案が発生したのであった…

アヌシーなの

「わぁ~たくさんビンがあるの♪」
アヌシーはポーションを見るのは初めてかな?
「これっておいしいの?」
美味しい…かなぁ…?まあ飲めるっちゃ飲めるけど…
「アヌシーこれ飲んでみたい!車掌さんもアヌシーと一緒に飲もう?」
えっ…いや…なんで一緒に?
「アヌシーは車掌さんのこと好きなの。車掌さんはアヌシーと一緒はいや?」
いやとかそんなのではなくて…
「ごめんね。アヌシー、車掌さんのこと困らせちゃったの。わがまま言っちゃった。くすん、くすん…」
わかったわかった!飲む飲む!
「本当に?全部飲んでくれる?」
もちろんさ!誇り高き車掌に二言はない…ん?…えっ今なんて…?うぐっ!背後から何者かに羽交締めにされた!誰だ!?
「私なの。アカプルコなの。たった今言質が取れたの。全部飲むって言ったの。ベイクドポーション全部飲むの。アヌシーはとってもいい子なの。期待の新人なの。車掌さんもいい所見せるの。全部飲むの。全部。」

トランプなの

トランプカードも集まったのでポーションに交換でもしようかな?
「ちょっと待つの。」
ア…アカプルコ…今回はそんなに交換しないから…
「別に交換してもいいの。ただ今回は私とトランプで勝負するの。負けたらその場で飲んでもらうの。」
なるほど…じゃあポーカーで勝負だ!(こちとらラスベガスに鍛えられたポーカー勘がある…悪いなアカプルコ…)
「わかったの。じゃあ車掌さんがカードを配るの。」
自信たっぷりのようだが…運は我にあり!ふふ…フラッシュだ!これは勝ったな!
「ざんね~ん。なの。フルハウスなの。」
くっ…まあ一本ぐらい…
「何を勘違いしてるの?ポーカーのお約束…ダブルアップなの。早くカードを出すの。」
その後―――
10回連続ダブルアップ成功…だと…?こんなのインチキだ!インチキだ!フレイマリンはインチキ国家です!
「10回成功だから…ポーション1024本なの。はい飲むの。全部飲むの。幸運UPⅢで身を固めた私に勝てるわけがなかったの。諦めて全部飲むの。全部。」

サルナリの実なの

ゴージャスサルナリの実も余ったから交換でもしちゃおうかな?
交換所に向かうとアカプルコが憂鬱そうな顔をして立っていた
ア…アカプルコ…ゴールドにも少し交換する予定だから…
「うきっ…」
え?今なんて言った?
「うききっ…うきっ…」
もしかしておさる語に!?大変だ!
「うきぃっ…」
悲しそうな顔でこちらに抱きついてくるアカプルコ…手には食べかけのバナナが…そうか…大変だったな…
「うきき…うき…うっききき…うき…」
うるうるした目でこちらを見つめてくるアカプルコ…よしよし…なんとかするから…その前に交換しちゃおっと…んぐぅっ!?
抱き抱えていたアカプルコが急にこちらの頭を掴み食べかけのバナナを口に突っ込ませてきた!んっ…がぁっ…!んぐっ…うきっ…(しまった!こちらまでおさる語に…!)
「うきっ…なの。まだポーションが1万本近くあるのに交換なんてさせないの。」
うきっ!うききっ!うきぃっ…!(おのれ!よくもこの車掌を!騙したな…!)
「何言ってるかさっぱりなの。サルナラズの実はフレイマリン政府によって確保してるの。欲しかったら今あるポーション全部飲むの。全部。飲むの。」

オークションなの

うーむ…3万本のポーション!達成感があるというものだ
「車掌さん。また懲りずに交換したの?」
アカプルコ…そんなに怖い目でこちらを見るんじゃない…そもそも制限しない交換所が悪いと説明する
「それも一理あるの。交換しちゃったものはしょうがないの。こうなったらこのポーションをどう処分するか考えるの。さしあたっては…」
その後―――
「さあ始まりました車掌オークションなの。特鉄隊の皆様にはポーションを引き取っていただく代わりに車掌さんの権利を差し上げますなの。まずは車掌さんをカジュラホする権利なの。1000本からどうぞなの。」
おい!カジュラホするってどういう事だ!?
「商品は黙ってるの。はいカジュラホさん1500本なの。」
戦慄する車掌の目の前に真剣な表情で一心不乱に札を挙げる特鉄隊の皆さん
「はいアバシリさん5000本なの。ズエラットさん6000本なの。おっと!カールスルーエさん1万本なの!はい決まりなの!」
恍惚の表情で大量のポーションを抱えその場を後にするカールスルーエ…
ちょっと待ってくれ!まだ続けるのか!?
「待ちませんなの。お次は車掌さんをプノンペンする権利なの。嫌なら目の前で全部飲んでもらうの。全部。」

クレイドルなの

クレイドルポーションもある程度溜まったしこれで安心!レイドはポーションが少ないから困る
ところで…クレイドルってどういう意味なんだろうか?
「ゆりかごの事を指すみたいですよ~♪」
いつの間に近くにいたのかはおいといてコスタリカは物知りだなぁ
「大人用のゆりかごベッドもあるみたいですよ?という訳で用意しましたはいどうぞ♪」
むぅ…試してみる価値はあるな…よいしょっと…
んっ!これは…気持ち…いい…ハンモックのようにふわふわ感があって…想像以上にリラックスできる…
「車掌くんったら赤ちゃんみたい♪」
ばぶ…ぼくあかちゃん…おっぱおっぱ…
「あらあら…哺乳瓶を用意しであげますね♪」
マジで?そこまで?サービス良すぎる…
「はい口開けてなの。」
ママ…んぐっ!?なんだ!?何か硬いものを口に突っ込まれた!んんっ…このケミカルな味は…ポーション…?目を開くと真顔のアカプルコがそこにはいた
「廃棄前のポーションを飲んですくすく育つの。もったいないお化けが出る前に全部飲むの。飲まなきゃゆりかごからフレイマリンの海までなの。全部飲むの。全部。」

寝袋素材なの

寝袋素材も沢山集まった事だし…ん?何故寝袋素材がポーションと交換できるんだ?一体何の関係が?この素材でちょっと寝袋を作ってみよう!
その後―――
車掌お手製寝袋は大好評だ!ふかふかで気持ち良いとの評判!
素材もめっちゃ余るからポーションに交換しておこう
さて…寝袋素材がこの車掌ならどうなるだろうか?
入ってきた子をもみもみ出来るという事では?我ながら名案だ!
という訳で寝袋に身を包み隊員を待つ…
「これが話題の寝袋ですね!」
おっ!この声はアミアンか!ありがたい…むちむちもみもみしてやろう…さあカモナマイ寝袋!
ん…?随分と軽いな…しかも小さいし…うぐぉっ!?腹に何か衝撃が!?
「この寝袋いい感じなの。こうやって…んっ!殴っても反発するの。」
あ…アカプルコだった!こちらの存在を認識している!?小声でやめて下さいと嘆願するが…
「ぷっぷくぷ~♪寝袋から何か聞こえたの。不思議なの。一晩中殴って汚れたら余ったポーションで綺麗にするの。大丈夫なの。寝袋は寝袋なの。誰も入ってないの。いつまで耐えられるか見ものなの。ポーション全部飲むなら考えてあげるの。」

お面なの

草のお面と石のお面…うーむ不気味だ…しかしお面は被ってナンボ!石のお面を装備してみよう
…まあお面ですね特に何のアレもなく…拍子抜けだな…
「あっマスクド車掌なの。」
アカプルコか…恥ずかしいところを見られてしまったな
「お茶目な車掌さんなの。それつけてプロレスでもしたらいいの。」
プロレスか…久しぶりにアカプルコとプロレスでもどうかね?
「やらしい車掌さんなの。でも…受けてたつの。」
では早速…シャシャーッ!オレの列車攻撃をくらうショ~!
「マスクド車掌の卑劣なタックルで押し倒されちゃったの~。」
シャシャシャ…鉄分超人には勝てないショ!お前にも鉄分注入してやるショーッ!
鼻息を荒くしたマスクド車掌がアカプルコに顔を近づける…しかしアカプルコは急に身体を翻し車掌の頭部を両腕でガッチリホールドした!
シャ…シャショ…!くるし…!ギブギブ…!
「暗黒プロレスにギブアップはないの。お面をポーションに交換しないって約束するならホールド解除するの。もしくは今あるポーション全部飲むの。」

暗黒大陸なの

さて…君達ともお別れだね…暗黒大陸ポーション…いざ母なる海へ…
「飲めない物を廃棄するのは仕方のない事なの。でもフレイマリンじゃなくて暗黒大陸に廃棄するの。」
いや…暗黒大陸遠いし…怖いし…
「暗黒大陸ポーションなんだから暗黒大陸に帰してあげるのがスジってもんなの。」
はぁ~…アカプルコは何もわかってないね…
「…何をなの?」
あのね?海っていうのは繋がってるんだよね…フレイマリンの海も…暗黒大陸の海も…全ては一つの海と考えられる
「その海を汚してるのは誰だと思ってるの。」
それは置いといて…つまりどこで廃棄しても同じだと説明する
「同じじゃないの。フレイマリンの海がいつもすごい色になってるの!」
じゃあ暗黒大陸の海もすごい色になっていいとでも言うんですか!
「そうは言ってないの。廃棄をやめろと…そうだいい事思いついたの。」
ん?プエルトリコが何か思い付いた時と同じような電球が…
「車掌さんにポーション全部飲ませて車掌さんを海に投げ込めばいいの。そうなのそれがいいの決めたの。」
え?アカプルコさん…や!やめっ!暴力反対!暴力反対!やめて!やめて下さい!

ドクロなの

ドクロも沢山集まった事だしポーションに交換でもしようかな?
しかしこのドクロ…不気味だが吸い込まれるような魅力があるというか…じっとドクロを見つめているとカパッと口が開いた!
思わず悲鳴をあげると背後からくすくすと聞こえる…オアハカの仕業だったか…
「ごめんなさい車掌さん…ドクロに興味津々だったものですからつい…」
胸を撫で下ろし再び視線をドクロに戻して少し経つと何か声が聞こえた
『全部飲むの…』『ポーション…』『飲むの…』
またオアハカのイタズラかと振り返るがそこには誰もいなかった
それどころか大量のドクロが壁のように積み重なり車掌を囲み中身の無い眼窩で見つめているようだ
オアハカの仕業かと彼女の名前を叫び助けを求めるが反応はなくドクロの壁がこちらに迫ってくる
『飲むの…』『交換するなら全部…』『飲むの…』
「うわあああああああ!」
翌日―――
散乱したドクロの中心でポーションを片手に眠る車掌が発見されたのであった

七夕なの

七夕も終わった事だし片付けるとしようか…片付ける前に隊員の皆さんはどんな願い事をしたのか見てみよう
『ムルマンスクたんを愛でたい』
『美味しいものを沢山食べれますように』
『ダーリンが私だけを見てくれますように』
う~む正直だなぁ…まあこれぐらい正直な方が彼女達らしくて好ましいが…
『特鉄隊のみなさんとずっと一緒にいられますように』
ずっと一緒にいたら幻霧解決しないじゃないか…しかしパディントンは良い子だなぁ…さて次の短冊は…?
『ポーション一万本飲みたいㅤ車掌』
『ポーション全部飲みたいㅤ車掌』
『ポーション全部飲むのㅤ車掌』
こ…これは!?こんな短冊書いたこともないぞ!?一体誰が!?ん?この短冊は…?
『車掌さんの願いが全て叶いますようにㅤアカプルコ』
狼狽える車掌を何者かが背後から羽交締めしてきた!
「車掌さんの願い聞き届けたの。叶えてしんぜようなの。さあ飲むの。全部飲むの。交換した分全部。飲むの。」

流しそうめんなの

「流しそうめんですなの~♪」
うどぉぉん♪と鳴きながらウドンターニがそうめんを流している…風流だなぁ
隊員達もつるつるとそうめんを掬い上げ美味しそうに食べている
これこそ暑い夏にぴったりのイベントだ!
しかし満足してきたのか隊員達は一人また一人と離れていく
そんな中そうめんはうどぉぉんうどぉぉぉぉんという鳴き声とともに流れていく
もったいないだろ!と声をかけても戻ってくる隊員はいない…しょうがない自分だけでも…と箸を手に取り近付くと背後からアカプルコの声がした
「車掌さんまだそうめん食べてなかったの?じゃあスペシャルな流しそうめんしてあげるの」
スペシャルとな?据え膳食わぬは車掌の恥!いただこうか
「じゃあ一番下流に行くの。そうそうそこに顔を近付けて…良しなの。」
後頭部を掴まれ固定された!冷たい!何をする!
「スペシャルな流し…ポーションを堪能するといいの。」
こ…このケミカルな色は…廃棄予定のパイランドポーション!
うどぉぉん♪と声と共に大量のポーションが車掌の顔面を襲う!
「んー?ガボガボって何言ってるかわからないの。でも廃棄したらもったいないから全部飲むの。責任もって。飲むの。全部飲むの。」

おもちゃのロボットなの

おもちゃのロボットも集まったから交換でもしようかな?
「車掌さん。またポーションに交換するの?」
い…いや…必要な分しか交換しないから…
「わたし考えたの。ポーションよりいい物を用意したらいいんじゃないなの?というわけでプエルトリコロボットをご用意させていただきましたなの。」
むっ!う~むどこからどう見てもプエルトリコだ…おっ!こんな所まで再現!?感触まで!?おいくら!?
「おもちゃのロボット200万体の所…今だけ!100万体でご提供いたしますなの。」
買った!じゃあ残りはポーションに…それでも6000本か…
「それではお楽しみ下さいなの。」
よ~しではあねごぜロボと大人の開発しちゃおうかな?おっいきなり抱きついてくるのか!愛い奴め…ちょっと離れてもらえません?ちょっと…ちょっと!
『全部飲むんですの~♡』
胸が当たってそこは気持ちいいけどそれ以外がミシミシいってる!
『全部飲むんですの~♡全部…飲むの。』
ちょっと!アカプルコさん!こいつ!ヤバい!た…たすけっ…!
「ぷっぷくぷ~♪今の所有者は車掌さんなの。知らないの。背骨折られたくなければ全部飲むの。全部。」

羽ペンなの

羽ペンも100万本集まったし交換でもしようかな?
「車掌さんに聞きたい事があるの。」
ひっ…アカプルコ…ポーションの件かな…?
「違うの。車掌さんは羽ペンちゃんと使えるの?」
むっ!羽ペンぐらい使えらぁ!こうやって…インクをつけて…ミ…ス…ありゃ掠れちゃった…
「ぷっぷくぷ~♪羽ペンも満足に使えないのにポーションと交換するなんて片腹痛いの♪」
ぐっ…じゃ!じゃあアカプルコは羽ペンを使えるのかね!?
「もちろん使えるの。こう見えてわたし高貴なの。フレイマリン政府をなめるななの。え?使ってみろ?わかったの。」
いきなり屈強な男が車掌を羽交締めにした!顔に落書きでもするのか!?
「落書きなんかしないの。羽ペンで…こちょこちょするの。」
あっあひぃっ♡あひゃっ!あひゃひゃひゃ!やめ…やめへぇぇっ…♡いひっ…いひぃぃっ…あへっ♡
「こちょこちょやめてほしいの?じゃあポーション全部飲むの。不法投棄は許されないの。ペンはポーションより強しなの。飲むの。全部飲むの。」

○○くれ病なの

チョコくれ病…なんとまあ厄介な症状だった
しかし欲求というのは満たされないと辛いものがある
「車掌さん。こんにちはなの。」
おおアカプルコ!こんにちは…ん?なんかムズムズしてきた…なんだ?なんか落ち着かない…
「もしかしてコレ…のことなの?」
アカプルコはポケットから取り出した物は…ポーションだった
そう!それそれ!…どういう事だ!?なぜ…俺はポーションに反応するんだ!?
「今回の事件の報告を聞かせてもらったなの。フレイマリンの科学技術は最高なの。」
俺が…ポーションくれ病だと…?
「ほら欲しいなの?欲しいでしょ?欲しいだろうなあなの。」
目の前でポーションをぶらぶらさせ誘惑してくるアカプルコ…辛抱たまらず奪い取ったポーションをがぶ飲みする
「喜んでくれて嬉しいの。」
アカプルコがヒモを引くとカーテンの後ろから廃棄したはずのポーションがズラリと…
「過去のポーションはまだまだあるの。ポーションラッシュなの。全部飲むの。全部飲めば治るのだろう…なの。」

トレハンなの

トレジャーハントも無事終わらせたので一安心…
「車掌さんおめでとうなの。ところでフレイマリン協賛トレジャーハントも開催してるの。是非奮って参加協力してほしいの」
金は沢山あるフレイマリンのトレジャーなら期待できるだろう…参加します!
「じゃあこの裏にヒントがあるからこの仮面を被って入ってなの」
了解した!誰が参加してるかわからなくするのだね?ところでどこにヒントが…なにっ壁が閉まった!
「条件を達成したら開くの。おたから用意しておくの。」
なるほど…ではサクッと終わらせようか!ヒントは…?
『海を汚染する輩を液体で撃退せよ』
ははぁ…海系のミストモンスターを水属性で倒すってやつかな?
『いました!あそこです!』
ん…?あれはアミアン達…?
「ヒント通りの仮面です!さあこの大運動会ポーションを10000本飲ませて撃退です!」
やっやめっ!俺だ!車掌だ!あがっ!ゴボボボッ!そんなに飲めなっ…ゴボボボ…
「ぷっぷくぷ~♪わたしは参加協力って言ったの。『ハントされる側』として…なの。全部飲むの。今回はいつもよりたっぷりあるの。」

アニバなの

ナスカ入隊記念ポーションを使い切った!使い切ったぞ!
「おめでとうなの。当たり前の事だけど大きな進歩なの。そんな車掌さんを称えて記念品授与するの。」
おっ記念品なんて嬉しいなぁ…
「記念品のメダル授与なの。」
ほうこれはこれは…って大運動会のメダルじゃないか!
「ゴールドが多すぎて交換できないから余って仕方がないの。どんどん首にかけていくの。」
ちょっと待ってくれ!今回はちゃんと使い切ったじゃないか!
「車掌さん…わたしは見てしまったの。商店に『交換予約済』の札が貼ってある大量のポーションを…」
知らない…プウネネがお菓子作りの材料にでも目を付けたのかな?
「あれだけの量がお菓子になったら特デブ隊になっちゃうの。嘘はダメなの。ちゃんと裏は取れてるの。」
カラマチめ…守秘義務違反をしおって…うぐっ!?首がメダルの重みでメキメキいって痛いんですけどアカプルコさん…?
「30万個の金メダルを授与した後には300万個の銀メダルを授与するの。もちろんその後は…」
わ…わかりました…交換せずに廃棄します…!フレイマリンの鉱山に…
「それはそれでダメなの。全部交換して全部飲むの。全部。」

ときめきデートメモリアルなの

大量の大運動会ポーションの消費期限がすぐそこまで迫っている
(今回こそ車掌さんには全部飲んでもらうの…!)
『アカプルコさんじゃないですか。こんにちは!』
(これが噂のきれいな車掌なの…?少し気味が悪いの…)
「こんにちはなの。…この大量のポーションをどうするつもりなの?」
『心苦しいのですが全て廃棄処分せざるを得ませんね。』
「それはダメなの。これ以上海を汚す訳にはいかないの。」
『申し訳ありませんがそれしか方法はないのです。』
「きれいになってもわからずやなの…!強制的に飲ませるの…!」
アカプルコが車掌を拘束しようと近付くと数名の特鉄隊員が車掌を守るように現れた!
「な…何のつもりなの?車掌さんには真面目できれいなままでいてほしい?衝撃を与えると元に戻るかも?でも海が汚れるの…!お願いそこをどいてなの!そいつに飲ませられないの!全部飲ませるの!」
『ああ!皆さん争うのはやめて下さい!しかし私には仕事が!また後ほど!ふふふ…』
もみくちゃになるアカプルコを置いて大量のポーションと共にフレイマリンの海へときれいな車掌は向かった…汚い笑みを浮かべながら…

トリックオアポーションなの

この季節にしては暑くて寝苦しい…しかし明日に備えて早く寝なければ!
羊を数えても眠れないし…そうだ別のものを数えるとしよう
う~ん…ラスベガス二号…ラスベガス三号…ラスベガス四号…
『ロズウェルちゃんひどいよぉぉぉ!』
『やっぱり不幸だぁぁ!』
『ざんね~ん。』
…いかん想像するだけでラスベガスの騒がしい声が聞こえてくる気がする
数えるのは他にしてさっさと寝よう…
ポーションが一個…ポーションが二個…ポーションが三個…
『ポーションが1000個…ポーションが2000個…』
いかんポーションは全部廃棄したせいかアカプルコの恨みがこもった声の幻聴が…んぐっ!?何かを口に突っ込まれた!?
「幻聴なんかじゃないの。トリックオアポーションなの。」
むぐぐ!むぐっ!ががぼぼ!(ハロウィンはとっくに終わってますよアカプルコさん!)
「何言ってるかわからないの。ともかく寝苦しい夜にはポーションをどうぞなの。全部飲むの。お漏らしなんて気にせずに全部。」

お正月なの

まずいな…。ポーション消費が全然おっついてない。どうしてこうなった!?クリスマスに調子乗って交換しすぎたからか、お正月はついつい億劫になって副官を放置してたからか…それとも?
「どっちもなの。はーなの」
うわっ!?アカプルコ!?ど、ど、どうしたんだ!?
「どうせこんなことだと思ったの。そのポーション、寄越すの。また海に流されるのは迷惑だから消費を手伝うの」
アカちゃんありがとう!俺もガンガン飲むよ!
~数時間後ですの~
「それで姉様は何も考えてないの。分からずやなの。おばかなの。ぷっぷくぷ~」
…まさかポーションを飲んだだけでこんなに呑んだくれみたいになるとは思わなかったな。体の水分が多いから影響を受けやすいのだろうか。アカプルコ、大丈夫か?
「…大丈夫じゃないの。身体がなんだか熱くて熱っぽいの」
そ、それは大変だ!早く触診しなくては!
「え?いやそういうのじゃなくて…。いや、そういうのかもしれないの」
わかった!そこのベッドに横になってくれ!
「お、お願いするの…」
~ここから先はお見せできませんの~。フレイマリ~ン☆~