元ネタ駅紹介

Last-modified: 2024-04-24 (水) 10:17:37

おー… トレイソナイトの元ネタの駅とか地域とかの紹介だねぇ…
キャラと元ネタの考察じみた事も書いてるねぇ…
心なしかこじつけが多いねぇ…
別に駅だけじゃなく用語とかの元ネタを書いてもいいねぇ…

世界観の考察とかもここでいいかもねぇ…

 
 

アイゼングラート

モデルはドイツ、ロシア、中国と言ったいわゆるユーラシア大陸
国名のアイゼンはドイツ語で「鉄」、グラードはロシア語で「都市・町・雹」を意味するという2国語を合体させたもの
この手のゲームでは珍しく中国も含んでいるが前述の通り同じ大陸の上「軍国」というイメージでは共通するため不自然ではない
ちなみに中国がモチーフのキャラは基本的に中華読みである(例:北京は「ペキン」ではなく「ペイジン」)

フュッセン駅

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ノイシュバンシュタイン城への最寄り駅でミュンヘンから直通列車の終着駅
かつてはショボさ満点で上記の城の最寄り駅としては余りにも…だった為改良され、小さいながらも各種設備の整った駅となった

三ストレのフュッセンは駅や地域というより「ノイシュバンシュタイン城」をイメージして作られたキャラクター
お供のドラゴンの名前「シンデレラ」も、シンデレラ城のモチーフがノイシュバンシュタイン城
またフュッセンのロリコン趣味も、同性愛者だった「バイエルン王ルートヴィヒ2世」に由来している可能性もある
ルードヴィヒ2世もフュッセンも、ただ1人だけ惹かれた異性がいるという意味でも共通点があるだろう
カールスルーエとは因縁のある土地…らしいが筆者の調査ではよくわからんかった 追記願う

ミュンヘン中央駅

ドイツ鉄道の駅
ミュンヘンはバイエルン州最大の都市であり、ドイツ国内でもベルリン、ハンブルクに次ぐ第三の都市である
金融、交通、文化の中心都市であり
特に有名なのはビアホールのホーフブロイハウス 三ストレのミュンヘンの好きなものに「ヴァイスヴルスト」「ビール」があるのもその辺りに由来か
他にもミュンヘンには様々なグルメがある 余りにもグルメな町のイメージが強いためか、日本の料理店に「ミュンヘン」と名の付いた店がとても多い
なので「ミュンヘン グルメ」で検索すると日本の店がめっちゃヒットする

と同時に住みやすい町でもあるらしく「世界で最も居住に適した都市」みたいなランキングではたいていベスト5辺りに入っている
とはいえ夏は涼しいが暴風雨が多く冬は雪に閉ざされめちゃ寒いと比較的気候は厳しい目
ミュンヘンが食べ歩き以外は真面目で正統派な性格であるが、たまに暴走してしまうのもその辺りが影響しているか

ヤクーツク市

河津秋敏氏の出身地ロシア連邦東部の都市 連邦の一角であるサハ共和国の首都でもある
鉄道駅は存在せず、レナ川の対岸にあるベスチャからフェリーによる輸送を行っている めチャくチャ有難いわね...間違いなく

この街の特徴だが、なんといっても世界トップテンに入るその寒さだろう それでいて人口30万を数える都市なのだから驚きである
冬場の平均気温が-30℃に達するその寒さにより「車のエンジンを停めると二度と付かないため24時間稼働」「洗濯物を凍らせて脱水」「牛乳が固体で売ってる」など独特なライフハックが多い

なぜこんな場所に都市を構えたかというと、周辺に豊かな鉱物資源が存在するため 金やレアメタルはもちろん特に有名なのはダイヤモンドでサハ共和国だけで世界の20%ほどを生産している
とはいえそれだけではこの極寒僻地に住む理由としては不十分なのだがそこはソ連(当時)、政治犯を送り込み開拓させることで強引に都市を形成した いわゆるシベリア送りである
ヤクーツクの口癖だったかもしれない「粛清」も街の成立経緯を意識しているのかもしれない

セントイリス

モデルはアメリカ、イギリスと言った英語圏の国
ただしホノルル州のみ「お前海っぽいからフレイマリンな!」というノリで向こうにいる ハツユキソウかな?

ロズウェル駅

きみがはまちゃん
別名君ヶ浜駅 銚子電気鉄道銚子電気鉄道線の駅
市民の未確認飛行物体(UFO)目撃情報が頻繁であったことから、同じくUFOで有名な「ロズウェル」の愛称が付けられた
無人駅だが非公認駅長として「とらねこのきみちゃん」がいたが、残念ながら亡くなってしまった

とネタにされがちなロズウェルは、アメリカ合衆国ニューメキシコ州の南東部
ロズウェルUFO事件で有名 …とはいえ落下地点は隣町の方が近かったとか
過ごしやすい気候に加え、かつて軍事的に重要だった場所、UFO事件もあいまって観光業に力を入れている町である
なお現在この町に駅は無い為、ロズウェル駅は本当に君ヶ浜駅の事を指してしまう

三ストレのロズウェルはその「UFO事件」を全力でオマージュしたキャラとなっている 誕生日も事件が起こった「7月8日」
ちなみに実際の事件では犠牲者は恐らく0 目撃者も結構疎らである

嫌いなもの「特定周波数の音波、鳩」はどちらも映画「マーズ・アタック!」が元ネタ
金曜ロードショー等でよく放送されていたこともあり宇宙人と言えば脳みそむき出し、というイメージを持つ世代もいる

セイラム駅

アメリカ合衆国マサチューセッツ州にある駅
アメリカ合衆国オレゴン州にもセイラムという地名があるが 三ストレ的には多分前者の方が正しい

某英霊召喚ゲーでも取り上げられた通りセイラムは魔女裁判で有名である*1
明らかに負の歴史だが現在では「魔女の住む町」としてアピールしている 商魂たくましいというかなんというか…
考えようによっては当時ほど「魔女」という存在がマイナスイメージでない事の証明とも言えるか
とはいえ実際に事件が起こった「セイラム村」の位置は、現在では隣町のダンバースになっている またかい

三ストレのセイラムもストレートな魔女である事も含めそういった負の歴史を受け入れる街の形から、普段なら嫌がる物を喜ぶ性格になったのかと思われる
魔女であるが本人にさしたる罪がないのも皮肉が効いている

ワールド・トレード・センター駅

カノ有名なニューヨーク ワールド・トレード・センター内にあるパストレインのターミナル駅
世界有数のビジネス街に作られた駅ということで多数のビルにアクセスできる
かつて完全に崩壊する事件が起こったもののそこから2年で再建されたという歴史を持つ

…そんなトレイソナイトいません と言われそうだが、この駅に隣接された鳥のような建造物が「オキュラス」
同名のトレイソナイトの名前の由来となった施設である
翼を広げた白鳥のような美しい建造物として有名であり、中はショッピングモールとなっている
オキュラスはギャルキャラであるが、ギャルと言えば「流行の最先端を追う」「一見奇抜なファッションや言動に見える」「だが中身は己の美しさを磨くことを目的としている」
そして何よりも「型に嵌まらない反骨精神の持ち主」である事が多い
この駅の歴史、そしてオキュラスが作られた経緯を考えるとギャルキャラというのは腑に落ちる属性と言える
それとギャル成分の強い渋谷駅が忠犬の方にキャラを持っていかれたのでこちらにアテられたか

ラスベガスモノレール

その名の通り、世界最大のカジノ街「ラスベガス」を走る鉄道
ラスベガスの名前を冠した駅は3つくらいあるのだが、三ストレのラスベガスは駅ではなく「町の名前」から名付けられたのだと推測される
一応1997年まで鉄道駅「ラスベガス」が存在していたが廃止されている
とにかくギャンブルカジノで有名であるが、それ以外にも教会や豪華絢爛なホテルが非常に多い
日夜ショーが行われており、一攫千金を狙う者たちが戦いを続ける「夢の街」
だがやはりギャンブルということもあり、だからこそ高層階のホテルの窓は非常に頑丈にできているらしい
…要するに人生最後の大チャンスに負けて高いところから永遠の夢に旅立とうとする輩が多いという事だ

というわけで三ストレのラスベガスも「カジノを経営するディーラー兼バニーガール」というキャラである
しかし彼女はとことん不幸という特徴を持っており、「人生の運ゲー」に賭けるラスベガスという街を表すのにうってつけである
不幸でも本職のディーラーで「勝ったり」し最終的に収益がトントンになるのは彼女の手腕 実際ラスベガスもイカサマや不正が横行しており、ディーラーもそれを見破る力が求められる
だが豪華絢爛な街の名に似合わず、好きなものに「動植物」嫌いなものに「人工的なもの(と星)」を挙げている
…実はラスベガスは街以外の場所は砂漠が広がっており そういう意味では思案の価値がある設定と言えよう

メンローパーク駅

アメリカ東部ニュージャージー州エジソン市にある地区
その名前の通り大発明家である「メンローパークの魔術師」トーマス・エジソンが住んでいたことで有名
エジソンは某アニメOPで語られる通り「偉い人」なのだが、まぁうんかなりの変人であった
「」も「女装レズなど気持ち悪いわぁぁぁほざくなテスラぁぁぁぁ!!!」と叫んでいる一コマは見たことがあるだろう

三ストレのメンローパークはメンローパーク云々より「エジソン」をモチーフに作られている ヴェルフォレットのオルレアンが「ジャンヌ・ダルク」成分マシマシなのと同じだろう
そして彼女はとある男性が生み出した「作られた英雄」の一人であり、同時に彼女の中に人格を移植し今なお生き続けている
なぜそれがゾンビ方面にいったかというと、エジソンが小学生時代に「君の頭は腐っている」という罵声を浴びた事、晩年の彼がオカルト研究にハマった影響からと思われる
「腐った頭」の中に「天才」が眠っているというキャラ造形はその辺りが考えられているのだろう
しかし我々の世界のエジソンが「発明王」と呼ばれ、彼の技術は今なお人々の生活に根付いているのに対し
三ストレのメンローパーク父はその「発明」を否定され、またベクトルも非人道的に傾いている為に極悪人として憎まれている
もしかしたらメンロー父はエジソンのifを書いた姿なのかもしれない…
…のだが、最低限の仲間や発明品に対しての愛情を持っている部分のみは共通している 倫理観薄めなのも共通している
(他メディアのエジソンも子供向けにマイルドになったモノ以外は「味方ではないが敵でもない」事も含めて概ねそんな感じに書かれている ライオンになった某英雄ゲーとか)

それとメンローパークのあるエジソン市は比較的治安が安定しており、「アメリカで最も子供育てたい場所10傑」にも選ばれている
メンロー父は成功品である「メンローパーク」以外にも失敗作である自分の発明品に対して慈愛を向けており、子供思いであるのはおそらくマジなのだろう
ただその愛情の向け方が常人のそれと全く違うだけ

ちなみにエジソンも小学校を不登校になった後に、教員資格を持つ母親から教育を受けたエピソードもある…が、「学校に通っていないような人間が成功者となる」事を嫌った者たちによる創作説もある
またどちらにせよ理系学については人から学ぶ機会を得られなかった(母親がその知識を持っていなかったとも言われる)為苦手としており、ニコラ・テスラとの確執もその辺りが関係している

好きなものの写真だが、これはエジソンが映画用カメラを発明したことにちなんでいる 現代のフィルムカメラに使われている35mmフィルムの規格を発明したのもこの人
ところで、メンローパークの持つカメラはすぐに確認できる(SSシアター)、撮影モードなどのUIがある(浴衣Sスキル)ことからデジタルカメラに近いもの、また「貧乏なので買い直せない」と市販品であるような事を言っているが一方でS判事のシアターには「カメラは最新の発明」「写真の現像」「ビデオカメラは世界に一台しかない希少品」といったカメラに対する言及がある
これは時系列にかなりの開きがあるのか、アイゼングラートの技術が遅れているのか、せっていけいヨシノが何も考えてなかったのか謎である

リージェンツ・パーク駅

ロンドン地下鉄の駅
駅名にも冠されている「リージェンツ・パーク」や世界有数の音楽学校「王立音楽アカデミー」の最寄り駅である
そのリージェンツ・パークはロンドン北部にある王立公園で、薔薇が咲き乱れる公園として有名である その数なんと400種類、30,000本以上
他にもアメリカ大使館や学校、動物園なんかもあり、近辺住民の憩いの場となっている
ざっくり言えば上野公園付近をでっかくしたようなもん

さてそんな名前のトレイソナイトはいないが、おそらくクソダサ仮面メアリーさんの元ネタがこれ
前述の薔薇園の名前がズバリ「クイーン・メアリー・ローズ・ガーデン
SSレイヤーで描かれている門がリージェンツ・パークのジュビリーゲートである
薔薇園の名前をバラして本名、偽名、名字にするという見事な采配である
また味ちゃんと並んで「キング」と「クイーン」となる上に、アメリカ大使館がある事から「別の勢力から仲間になる」要素もあり、かなり上手にキャラに落とし込めていると言えよう
ただあの仮面の元ネタはわからんかった

トゥームストーン

アリゾナ州の町 トゥームストーン(墓石)とはあんまりな名前だが、西部開拓時代の植民者がこの地のあくらつな環境を半ば皮肉って名付けたもの
往時の街は荒野、ならず者、インディアンに鉱山と西部劇の世界観そのもので構成されており、某元ボクサーのせいで名前だけは有名な「OK牧場の決闘」が行われた場所でもある
しかし肝心の鉄道が引かれず、鉱山が掘りつくされると同時に街は急速に衰退したが、お陰で当時の街並みが現存し観光地として再び脚光を浴びることとなる
トレイソナイトのトゥームストーンも西部劇の街にふさわしい荒野のウエスタン特盛りキャラとなっている むしろ西部のガンマンを出したいがために鉄道の無いこの街をモチーフにしたと思われる

A,Sレイヤーでは西部劇では定番の二丁拳銃で戦う 二丁拳銃は大航海時代には実用されておりリロードの手間を省くために複数所持して撃ち切ったら交換するというもの 別に両手に持って同時に射撃するわけではないのだが、創作の世界ではケレンあじを重視して両手でばんぐばんぐする事が多い
SSレイヤーはこれまた定番のレバーアクション銃を装備 銃口のサイズとイラストのエフェクト、スキルに拡散弾があることから西部時代末期に存在したレバーアクションショットガンだろう ターミネーター2のアレと説明すると分かりやすい
拳銃よりもはるかに重量があるためそれこそシュワちゃんでもなければ片手で振り回すのは不可能であるがトゥームストーンは余裕でばんぐばんぐするしSスキルではスピンコックも披露する

余談だが西部劇で良く見られ、トゥームストーンのSスキルの際にも転がっているあの丸い草…いわゆる「タンブルウィード」は、実は西部開拓時代には存在していなかったのは有名な話である
それでも有名になったのは西部劇撮影時にどれだけ除去しても転がってくるからもう開き直ってそのまま撮影続行したというオチである

エディンバラ・ウェイヴァリー駅

スコットランドの首都
高い丘の上に築かれた城郭都市であると同時に世界的な名門「エディンバラ大学」が存在している
スコットランド各地だけでなく、イギリスの大都市に連なる線路もあるターミナル駅
エディンバラ自体はその美しい街並みが世界遺産となっている
毎年8月には「エディンバラ・フェスティバル」という芸術祭典が行われている

Dr.グローリアの本名が「エディンバラ」であるが、SSレイヤーの建物がこのウェイヴァリー駅の物である為こちらで間違いない
彼女が天才キャラなのはやはり名門大学の存在が大きいか
一方で彼女がこちらで名乗っている「グローリア」は、ラテン語で「栄光」や「光栄」を意味する他、ミサ曲の通常文の1つを意味もする
しかしエディンバラないしスコットランドとの関係性は見られないが、実はここ、世界初の実用的電話の発明で知られるアレキサンダー・グラハム・ベルの生誕地でもある
その為グラハム氏の名前を捩り、女性名っぽくした名前とも取れる
Dr.グローリアもまた課題点は多いもののほぼ人力で多数の発明品を生み出しており、自他ともに認める「天才」であることから、発明家と名門のあるこの地の名前を名乗るのにふさわしい
また最初期はレジスタンス幹部として暗躍していたが、15世紀頃のスコットランド人は「ハイランダー」と呼ばれ勇猛果敢な傭兵として活躍していた
ハカセが勇猛かどうかはわからないが、独立した軍隊を率いているという意味ではあっているだろうか

オックスフォード地区

イギリス東部にあるオックスフォードシャー州の行政区画
世界最古にして世界最高の大学の一つであるオックスフォード大学の存在で広く知られており、オックスフォード内にはカレッジや研究施設が点在し学園都市の様相を呈している

無論その長い歴史の中で輩出した偉人は数知れず、ホッブズやアダム・スミス、サッチャーといった世界史の教科書に載っているような面々が揃う
そしてその中に童話「不思議の国のアリス」の作者であるルイス・キャロルもおり、オッさんのアリスモチーフの元ネタとなっている

ブラゲソシャゲ界隈ではもはやノルマとすら感じられる水色のエプロンに黒のカチューシャ、縞ストッキングといったデザインは当時の中流家庭ではよくある服装であった
キャロルは異世界と対比させるためアリスが一般的な服装であることを意識しており後世で出版する際はその時代の一般的服装で描写する、といった事もしていたようだがディズニー映画の影響かいつの間にか初期の服でイメージが固定化されてしまった
それどころかアレンジされまくってどの時代の少女も着てない服にされることもしばしば

物語では結局のところ不思議の国は全てアリスの見ていた夢であり、家族に起こされて現実に戻るというオチであるがオッさんは未だ夢から覚めないでいる 彼女の物語が終わる日は来るのだろうか

ちなみに車掌の呼び名「帽子屋さん」であるが当時帽子を固めるために水銀を用いており、気化した水銀を吸い込み幻覚や震えといった中毒症状が出るため帽子屋とは気狂いの代名詞的存在であった
車掌も世界を救うために幾度とない無茶を躊躇なく行っており、方向は違えど帽子屋のように狂っているのではと考えさせられる

ニシキ

ご存知モデルは日本国
他の国が様々な国をごちゃまぜにしているのに対しニシキは終始日本の駅ばかり採用している また他の国に比べてマイナーな地域、1都道府県からの選択がとても多い

何故か京都府の駅が非常に多く都道府県パが組める しかも刃属性のみでもいける(ミヤコ、カラマチ、シモアマヅ、アマノハシダテ、オオエノミヤ…等)おー 近畿地方を入れるとヨシノとナラも入るねぇ…
他にも北海道の駅も増えてきておりこちらも属性がバラバラながら5人(アバシリ、チトセ、アサヒカワ、トカチ、ススキノ…等)パーティが組める
関東も多い
しかし2023年9月現在四国、中部地方の駅がまったくない 東北、中国*2、九州地方も一つしか無い ウードンターニーは香川ではない いいね
意外なところでは大阪府の駅も今のところ実装されていない
また小柄なキャラクターが多いが、その理由は「日本(というかアジア)人は欧米諸国の人達よりも体格が小さめ」という事の再現だろうか

秋葉原駅

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ご存知サブカルの聖地「秋葉原」
JR東日本・東京メトロ・つくばエクスプレスの3つの路線が乗り入れている
駅の中にも小規模なイベントブースやスイーツ屋、カードショップに書店等があり、色んな物が売っている

秋葉原は所謂電気街、オタクの街と呼ばれており、また昨今ではアイドル文化の地になっておりとにかくサブカル店舗がとても多い
他方、高層ビルや高層マンションも建設されており、ビジネス街としての顔も覗かせる
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その一方でかつては「電気街」として代名詞だった「電気部品、コンピューター部品」に関しては全盛期に比べてかなり廃れているが、それでも日本有数のパーツの宝庫なのは言うまでもない
とにかく時代によって性格が全く異なる街なので、秋葉原が好き、と一概に言ってもどこが好きかは異なる事が多い

アキハバラ本人はそんなサブカル好きなオタクのステレオタイプ
他方「鬼人」として忌み嫌われている事も、かつてオタクという存在は気味悪がられていた事実を反映したためだろうか今もとか言うな
その「鬼」が今では人気配信者となっているのは、日本のオタクの何でも萌えキャラにしてしまう文化を表したことかもしれない
またこの地域は昔から火事が多かった事もあり、スキルにはその辺り考慮された可能性も

また、少しだけ黒い話になるが、メイド喫茶などを隠れ蓑にした違法風俗がちょくちょく摘発を受けている
アキハバラが生まれ育った町が遊郭なのもここから来ているのかもしれない

旭川駅

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JR北海道の駅
日本最北の有人高架駅

旭川は北海道第二の都市であり、道内物流の拠点、大阪や東京、名古屋に飛び立つ「旭川空港」もある
単なる通り道ではなく街自体にも魅力があり、特に日本最北の動物園「旭山動物園」は有名 旭じゃなくて旭なのも含めて
他にも文学者や芸術家も多く、町のいたるところに彫刻が置かれている

アサヒカワの趣味に「凍らせたものを愛でる」というものがあり、これは彫刻の町をモチーフにした設定と言える
また彼女の連れているペンギンは「旭山動物園」で多数飼育されている

網走駅

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JR北海道の駅 いくつかの特急の出発、終点駅となっている

網走…と聞いて多数の人が「網走監獄」を想像するだろう
蝦夷地…後の北海道の開拓をするために人手がおり、多数の受刑者がこの場所に集められた
あの広大な北海道が開拓されたのは彼らのお陰ではある。
…が、現在よりも滅私奉公の精神が根強い当時ですら「その扱いは余りにもどうなのか」という意見が出たほどの過酷な労働はある意味負の財産とも言える
現在を生きる我々に出来ることは彼らのことを忘れず、そのような事を繰り返さないことだろう
その歴史は当時の監獄後に設立された「博物館網走監獄」で見る事ができる

アバシリの役割の「お仕置き監獄」も、そんな網走監獄をモチーフにしたものと言える
悪い事をしたニシキやアイゼングラートの人たちはここに連れてこられ「おしおき」されるという
なぜアイゼングラートかというと、北海道がロシアと距離的に近い事もある …まぁこの辺りの話は激論になるので割愛する

余談だが、網走監獄には何度も脱走したとんでもない囚人がいたとか
少し前に完結したアイヌ系少女と不死身の元軍人が「」並の変態共と戦う漫画に登場する、名脇役の脱獄囚の元ネタだったりする

北鎌倉駅

JR東日本の駅
鶴岡八幡宮の最寄り駅であり、国の八幡社の中ではかなりの知名度
大きなイチョウの樹が有名であったが台風の際に倒壊してしまった

ツルガオカの好きなものに「銀杏」があるので恐らくは元ネタと思われるが、神奈川の街なので結局鶴の恩返しの山形県とは無関係である

京都駅

ご存知京都の中心駅、JR西日本、JR東海(新幹線)、近鉄、京都市営地下鉄の4つが乗り入れる
漢字は2つとも「ミヤ」「ミヤコ」と読む
そんな中でも府の名前がついた京都駅は非常に大きく、京都市の玄関口で観光の拠点となっているターミナル駅
ちなみにぢぇいRについては在来線特急の発着種類が日本一多い駅である
現在の駅ビルは様々な商業施設が複合されており駅の周りでも一日中楽しめることで話題
その外観は海外かどっかで日本一美しいと褒められた…気がする

初代地である京都市自体も非常に大きな街であり、かつては日本の首都が置かれていたこともある
現在でも大阪府のすぐ北にあることもあってか商業も盛ん
また神社仏閣の類も非常に多く 街のあちこちに様々な運勢を司る神様が住んでいる

街としては「古い景観」と「新しい街並み」がごっちゃになっており、それらを守るか利便性を取るかで常に議論が成されている
そういった「ふるさ」「あたらしさ」を双方組み込んだのが、トレイソナイトのミヤコと言える
また京都は「京人形」の主要な生産地であり、これは他の「みやこ」にはない要素
…余談だがかつて日本の首都だった事の土地柄かツンデレで皮肉屋な人間が多い。ところにミヤコの嫌いなものは「裏表のある人間、皮肉」というのはある意味で最大の皮肉と言えるか。

鬼怒川温泉駅

東武鉄道鬼怒川線の駅 栃木県日光市にある
箱根や熱海と並んで「東京の奥座敷」と呼ばれ、その名の通り首都圏から気軽に来れる温泉地として多数の観光客が訪れる 湯河原の事も忘れてあげないで
それでも全盛期の時に比べて客足は落ちている為、にぎわっている傍ら廃墟も多いという珍しい状況に陥っている ホテルがめっちゃ作られたからね…
…というか一時期は本当にやばかったが、最近はツアー客ではなく個人客向けにシフトするなど、地元の人の努力によって盛り返してきている

キヌカワは「温泉地出身だが、色々あって廃れており、それを復活させようと頑張っている」設定がある
まさしく鬼怒川温泉そのものと言えるだろう
また駅のある日光市も「ニッコウ」として登場している、とはいえ三ストレではキヌカワが師匠であちらが弟子と立場が逆転しているが

すすきの駅

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札幌市交通局の駅 北海道札幌市にある
北海道最大の歓楽街「すすきの」に隣接している
そのすすきのだが新宿の歌舞伎町、福岡の中洲と並んで「日本三大歓楽街」と称される …まぁよーするにエッチな事する店が多い
ただし治安自体は悪くなく、女性が一人で歩いてても問題ないとも言われてる(言われてるだけなので自己責任で

ススキノはお仕置き監獄生まれ、犯罪都市育ち…という設定があるが、前述の通りすすきのの治安はそれほど悪くなく、正直な話歓楽街=治安が悪いというのは少し短絡的なキャラ付けのように思える
とはいえ彼女が育ったのはおそらく「歌舞伎町」を元にした町(後述) また治安がいいと言ってもあくまで現代の事である かつてはやはり遊郭町としての性格もあった
彼女が「ススキノ」という名前なのは、北海道関係者の多い「お仕置き監獄」のキャラかつ、治安の悪い場所で過ごしてきたという設定を鑑みた結果と言えるか

渋谷駅

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日本国の東京都渋谷区道玄坂一丁目および同二丁目
東日本旅客鉄道(JR東日本)・京王電鉄・東急電鉄・東京地下鉄(東京メトロ)が乗り入れている巨大ターミナル駅である
2023年9月現在実装されているキャラの元ネタでは最大の利用者数である。というか渋谷駅以上の利用客がいる駅は世界中探しても「新宿」しかない
三ストレ実装駅で匹敵するのが「アキハバラ(15位)」「ミヤコ(20位)」「シャンハイ(42位)」「テルミエ(43位)」くらいである
このような立地の為多数の企業が挙って周りに参入 また駅自体も増築を繰り返して 今や迷宮と読んでもいいくらいに肥大している
そして駅も周りもまだまだ工事が続けられてどんどんと肥大化している

渋谷区という場所は、日本の首都東京の3大副都心の一角であり、周りには多数のビル街が立ち並ぶ国内有数の繁華街でありオフィス街
東京付近の若者は「とりあえず困れば渋谷」というくらい、遊ぶ場所に豊富
特に駅前のスクランブル交差点はやばいくらい人通りが多く、逆に言うと駅前から人が消える事は異常事態と言える
流行の発信源となることも多いが、2022年現在ファッションは中目黒等に先を越されがち

一方では江戸時代から続く日本の首都のお膝元ということも有り、特に鉄道網が発達しだした頃からこの渋谷駅はとにかく人通りの多い場所なので様々な物語や出来事の舞台となっている
駅前に銅像が立てられている「忠犬ハチ公」もその一つだろう
そのお陰か犬の街というイメージが強く、某アイドルゲームの「渋谷さん」も犬を飼ってたりする
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シブヤさんはそんな「忠犬ハチ公」のイメージが強いキャラである
しかし「いつも舎弟を連れている」設定はこの「利用者数が非常に多い」事
お嬢様というのも渋谷区は土地の値段がめっっっっちゃ高く、住むのは必然的に金持ちが多い(松濤という高級住宅街が区内に存在する)事を意識しているのだろうか
また前述のオキュラスの欄で茶化したが シブヤさんもギャル度はそこそこ高い 同世代同士でつるんでおり悪ぶっている所はそれっぽいのではないだろうか
各種交通網も発達している為、三ストレ駅聖地巡礼の難易度はもっとも低いと言える

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やんごとなき名家であるが没落している家は、日本屈指の駅舎でありがなら古く改修が繰り返されている状態を表している
そしてそんな駅舎の建て替えと共に新しい建物や文化が作られている「渋谷」という駅の擬人化として、シブヤさんは非常によくできている
またシブヤさんがつけているバッジに書かれている謎のモアイ像も、駅近くに存在しているこのオブジェが元と言える
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大江四天王関係

辛皮駅、下天津駅、二俣駅、天橋立駅、そしてそれを束ねる大江山口内宮駅の5つ
オオエ四天王のキャラクターはその名の通り「大江地方を走る鉄道駅」から取られている。
…が、基本的に拝借されているのは名前だけであり、その地域独特のキャラ付けが成されているわけではなさそうだ

基本的に彼女達の元ネタの駅がある大江町は「酒呑童子」の本拠地があった鬼ヶ城付近であり、付近も「鬼」で村おこしをしている
…が、正直なところかなりの田舎なので三ストレ聖地巡礼の難易度は国内ながらそこそこ高い
単純に電車の本数が少ないため駅をゆっくり見て回ることが物理的に不可能であり、だからといって車で行くには田舎すぎる(一応道路は通っているので約一名を除いてアクセス自体は楽
全駅に無料で駐車出来るスペースがあるのでたどり小休憩できるし入場料を払わずとも駅構内に入ることはできるが、そこにたどり着くのがかなり厳しい

ちなみに大体の駅にはトイレすらない 回るなら計画的に

天橋立駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅
日本三景の一つに数えられる全国的に有名な観光地「天橋立」の鉄道での最寄り駅であり、上3つに比べて知名度も規模もダンチである
なおオオエ関係者で唯一丹後鉄道「宮津線」の駅の為、他の4人と誕生日が違っている。(他の4駅は宮福線)

アマノハシダテは一見天真爛漫で非常に子供っぽいが、外見は四天王で一番体が成長している
またうちには鬼が封じられている
この「二面性」は、時間によって見せる顔が違う「天橋立」を意識して設定されたのだろう

辛皮駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅
オオエ四天王とその関係者は基本的に京都府の駅なので、福岡とか千葉ロッテの唐川とは無関係と思われる
無人駅で日の利用者は多くて5人程度だが2017年まで近郊に住む兄妹の為に快速が停車していた。
彼らが卒業してからは通過駅となったが、私鉄だからこそ生まれた物語であろう

めっちゃくちゃ山奥にあり、駅の周りは住宅がまばらの自然豊かな田園風景が広がる 本当の意味での田舎である
とはいえ辛皮駅だけに行くのならさしたる難易度はない
しかし隣駅の大江山口内宮駅、二俣駅も一緒に行くとなると話が別
辛皮駅に行ってその帰り道に大江山口内宮駅と二俣駅に行こうなどと考えては行けない(一敗)

というもの大江山口内宮駅から先、鉄道は山を突っ切る形で敷かれているが、道路はそうではない
道路は大江山スキー場の方にまで伸びており、そこから辛皮駅に行くまでは離合もできないガチ山道が続く
勿論冬場は積雪+凍結しているし交通量自体が少ないのでかなり危険な道となっている
安全を喫したいのであれば大江山口内宮駅から引き返し下道から行くのが楽と言えよう
どちらにせよニシキの三ストレでトップクラスに巡礼が難しい駅なのは間違いない 他にあったら追記してください

トレイソナイトのカラカワ成分は皆無と思われるが、彼女は(女の子限定で)心理的な距離の詰め方が非常に早い
おそらくは上記の学生のエピソードの「鉄道と利用客の心理的距離の短さ」に由来しているのだろう
…じゃあなんで男は殴るんだという話になるが プレイヤー以外の男と親密になるのはギャルゲ的にご法度なので仕方がないだろう
女の子相手なら良いんかと言われると話はまた別だが

大江山口内宮駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅 「天岩戸神社」に一番近い駅
また大江山の入り口の最寄り駅にもなっている
とはいえ駅の規模としては(天橋立駅以外の)他の駅と同等である、一応でかい神社の最寄りということで利用者は少しだけ多い
近くには元伊勢地方の観光センターがある他、駅の別名として「元伊勢内宮駅」という名称がついている
なお位置的には辛皮駅と二俣駅に挟まれている 百合に挟まった鬼

オオエノミヤ要素は駅周りというよりかは、やはり「大江山」にあるだろうか
オオエ四天王の元ネタである、鬼の集団である「大江山四天王」が住んでいたというのがこの大江山
鬼の頭目・酒呑童子と副将・茨木童子配下である鬼の四天王がモチーフの為、「大江山口内宮」とその付近の駅4つがトレイソナイトになったのだろう
他のトレイソナイトが利用客が多かったり地名として著名だったりするメンツばかりの中、このオオエ四天王に限っては珍しい命名方式となっている

二俣駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅
1人で二人の恋人を相手にする「二」…ではない
上記2つの駅と規模はそれほど変わらないが、駅舎に見えるが無関係な公民館がある
まぁ使われている様子は無いが、とりあえずトイレはある
駅の別名として「和紙の里 猿田彦神社前駅」という名前もある

フタマタがアイドルキャラなのはその公民館のせいなのと、近くに「ラジオ博物館」がある関係だろう
辛皮、下天津よりかはキャラ付けがわかりやすい
他、近くに和紙伝承館と猿田彦神社も存在しており、この辺りは若干観光できる場所があるけどフタマタは猿の獣人ではない

「二俣(二股)」とは川や道路が二手に分かれる場所・・・ということで日本中に同地名が存在する
駅に限ると天竜二俣駅、津軽二股駅、北海道の二股駅といった具合 日本領時代の樺太にもあったとか

二俣からは「大江高校前」「大江」「公庄」という3つの駅をまたがった後、再び三ストレ関係の駅が見えてくる

下天津駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅
中華人民共和国にある「天津(テンシン)」とは無関係
こちらも無人駅だが簡単なトイレが有り、辛皮駅よりかは利用客が多い…らしいが2018年には「平均利用者数0人」となっているので似たりよったりか
ちなみに1974年まで運営された「北丹鉄道」の駅にも下天津駅がある
こちらもなかなかの田舎であるが福知山市の中心街が近いためかそれなりに住宅やコンビニがある

山奥という意味では、山に閉じこもっているシモアマヅ(初代)を連想させるが、初期からプレイアブルにもなっている(二代目)シモアマヅの狐要素はどちらかというと「天岩戸神社」に近い でもシモアマヅは狼っぽいねぇ…どっちだねぇ…
だが件の神社の位置は大江山口内宮駅が最も近い。流石にリーダーオオエノミヤの駅を使うわけには行かないが、次に近いのは二俣駅。
そのフタマタも後述する通り三ストレに落とし込みやすい要素があるため、消去法で彼女が狐を受け継いだのだろうか
また人形遣いの設定に関しては、京都駅で述べた通り京都は京人形が有名、そのため京都府の初期キャラのシモアマヅにそのキャラ付けがされたと推測する
とはいえ福知山付近とは関係がないため「人形は趣味」と言う事になっており、実力的にもミヤコやユウゼンには敵わない風にも見える
このように「シモアマヅ」の名前を持っているがその要素が薄いのには理由があり、実は本名ではないらしい
「しーちゃん」と言う呼ばれ方も本名に由来するため「し」がつく駅名だと思われるが、宮福線で他に該当する駅が福知山民病院口しかなかったりする

初代シモアマヅの誕生日4月1日は京都丹後鉄道の第三セクター移行日から来ていると思われる

余談だが近くには「上天津」という地名も存在しているが、下天津が「北の山」上天津が「南の平野」にあるというちょっと混乱しそうな土地関係となっている
上天津を抜ければ、あの仮面の鬼のモチーフとなった駅が存在している

牧駅

WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の駅 オオエ四天王の例にもれず寂れた無人駅である
ただし駅自体は他より少し大きく、トイレや公園が併設されている
他、近くに「永明寺」という立派な施設がある
ここからは景色が開けており、商業施設などもポツポツ増え始める
サケが遡上してくることで知られる牧川が駅近くにあることから別名「サケの遡上駅」 マキの好きなものも鮭となっている

オオエノミヤの元ネタである酒呑童子、その配下である茨木童子の拠点であった山、鬼ヶ城が近くにあり、マキの直接のモチーフとなっている
ただし鬼ヶ城へのアクセスはここではなく福知山駅からとなる
京都丹後鉄道は鬼ヶ城を沿うように線路が敷かれているため同等に近いというだけなら下天津駅や公庄駅、福知山駅等も茨木童子の元ネタ駅になりうるが、人名としての使いやすさ、駅の規模等を考慮したのだろう

京都河原町駅

阪急電鉄の駅 三ストレにやたら多い京都府の駅の一つである
京都市最大の繁華街である四条河原町に位置しており、名前を関する河原町通には幾多の商店が立ち並ぶ
かつては河原町駅として営業していたが2019年に現駅名に改名した

というわけで三ストレの「カラマチ」の元ネタ
「商人」キャラであるものの、商人の町である大阪堺市などではなく、あえて京都の河原町を持ち出した理由としては、カラマチのもう一つの顔の為にあるだろう
というのも彼女はとある事情で車掌やプレイヤーを騙しているのである
といっても悪意を持ってというわけではなく彼女の事情の為であり、また騙すことに抵抗を覚えていたのだが、そちらの詳しい説明はストーリー本編に任せるとする
そんな「嘘つき」な彼女に「正直がモットーの大阪商人」キャラをさせるわけにはいかなかったのだろう実際の大阪の人間には二枚舌も割りと多いのだがこのあたりはイメージ
…なお喋り方自体は京言葉であるが、実際の京都人のイメージである皮肉屋の一面はなく物事ははっきりと伝えるタイプ
三ストレは前述の通り京都府駅が多いがステレオタイプの京都人タイプ(麗しき淑女、皮肉屋、物腰は柔らかいが毒舌、本心を隠す)は現在のところおらず、京言葉使いもカラマチのみである

奈良駅

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JRの駅、近鉄にもある
神社仏閣が多数ある奈良市の中心に位置する駅であり、寺のような駅舎が特徴的
現在でこそ奈良県は自然豊かな田舎というイメージが強いが(おー…ヨシノの元ネタの駅も奈良県のド田舎だねぇ…)かつてはこの国の首都が置かれていた歴史もある

ナラはそんな駅よりも奈良県、奈良公園、及び隣接する春日大社がモチーフか というかほぼ鹿に全振りである
「奈良の人口の半分は鹿でもう半分は修学旅行生」という冗談があるが、そんな冗談が成立するというのはそれほど奈良=鹿というイメージが強い事の現れであり、この造形は自然だろう
ちなみに北海道も鹿が結構多いがそっちは忘れられがち、一箇所に集まっているという意味では奈良の方がふさわしいけど
また「ちっこいお山」で修行したとの事だが、おそらくは奈良公園の東にある標高340m程の若草山を指していると思われる
…なのだがその付近にナラのいう「廃寺」はなく、その設定がどこから生えてきたかは不明
ただしこのゲームは元ネタよりも荒廃させたがるきらいがあるので、現存しているお寺のどれかなのだろう
ちなみに本人は身体が大きいことを気にしているが、奈良県の面積は全国で8番目に狭い
ただし鹿は動物の中では大柄なのでその辺りをイメージしたのだろうか
これ以上は駅や地域より鹿の話になりそうなので割愛する

千歳駅

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JR北海道の駅
千葉県にも同名の駅があるがそっちはマイナーな土地なのでひねってない限り北海道の方で間違いないだろう
新千歳空港や高速道路、港に近いことから工業地帯となっており、北海道の中では比較的人口の多い町
名前の由来は「シコツ」「シコッペッ」 これはアイヌ語で「大きい・窪み・川」という意味がある
街自体は閑静な住宅街であり、街過ぎず田舎過ぎず、交通の便が良いためか近年は若者の流入にもつながり北海道で一番平均年齢が若い都市となっている

チトセがいわゆる「見た目は若いが実は長い年月を生きている」のは「1000才」を意味する漢字に、そういった「若い町」というイメージを組み合わせたものだろうか
同じく「若者の町」であるシブヤさんと絡みが多いのもその関係だろう
また北海道繋がりでアバシリの面倒も見ているが実際の千歳と網走は300km近く離れている これは東京都から三重県くらいの距離である
十勝やすすきの、旭川の方が近いが彼女達との絡みはそれほど多くない

横須賀駅

JR東日本の駅
横須賀鎮守府をはじめとした海軍関係施設へのアクセスや、物資輸送を行うため開業された
すなわち市民のための駅とは言い難い
ただし日本の中核市「横須賀市」である為それなりに賑わっており、周りには住宅街や映画館、女子校
そしてなにより海上自衛隊基地、アメリカ海軍横須賀基地が存在している
そういう意味では町中にはアメリカ人も多い

というわけで三ストレのヨコスカはニシキ所属ながらも某クロフォードさんみたいなカタコト、金髪、
そしてニシキ人の特徴である獣要素が「つけ耳、つけ尻尾」という 明らかに海外からやってきた造形である
というか実際にMセントイリスからの移住者であるが 言動やプロフィールの端々にニシキ好きを感じさせる
この辺りはアメリカ軍基地がある事から関連付けられたのだろう
むしろニシキ被れの外国人キャラを出したいがために、海外軍事基地のある横須賀の名前がつけられたのだと思われる
弓に関してはかつてこの地域を支配していた「三浦一族」が弓の名手だった為か

セーラー服SSの背景は戦艦三笠と東郷平八郎像 横須賀の代表的な観光地である

吉野駅

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近鉄吉野線の終着駅 大阪難波から電車で2時間ほどの場所にある
修験道(白装束に法螺貝持って登山するアレ)の総本山である金峯山寺があり、吉野山は周辺の山々とともに世界遺産となっている

桜の名所として特に有名で、豊臣秀吉も花見をしたほど 「ソメイヨシノ」の名前もここから採られている ソメイヨシノは後年できた品種なので吉野山には咲いていないが
山頂部から全景を見下すアングルは桜色の反物を広げたように見えることから「布引桜」と呼ばれている 仕立屋の設定はここからだろうか

他にはグルメとして葛切り、柿の葉寿司など 葛切りはヨシノの好物として反映されている
吉野家はないねぇ...

総じて文化と自然景観に秀でた駅といえるが、「こうぎょうけい」になりうる要素は見つからないねぇ...

熊本駅

熊本県にある九州旅客鉄道の駅
県名を冠した駅であるが、実は市街地や有名な阿蘇山からはちょっと距離があったりする
それでも新幹線が停まる駅なのでかなり大きい また例の黒いあんちくしょうの銅像も鎮座している
なお「熊本」という名前だが別に熊がたくさん生息しているわけではない 九州では野生の熊は絶滅したかほぼいないとされているのだ 黒いあんちくしょうは町の至る所で見れるが
一応阿蘇にはカドリードミニオンというクマがたくさん見れる牧場はある
某銃の行進なゲームとか、某戦車アニメの主人公の出身地とかでサブカルの話題にもたまに登るが、この地で起こった一番有名なの出来事は天草の乱だろうか

クマモトの好きなもの「辛子蓮根」には熊本要素があるが、それ以外は「クマの獣人」要素が強い
例えば趣味の相撲、これはかの金太郎物語で有名な「金太郎とクマの相撲」から取られている
装備武器が斧なのも「マサカリ担いだ金太郎」のフレーズを意識していると思われる
上記のツルと同じく「クマのキャラを出したいから」クマモトと名付けられたのだろう
勿論 熊本と金太郎(これは静岡の物語)にはなんら関係はない
実際に金太郎物語がモチーフだったのなら「アシガラ」とか「ダイユウザン*3」とかになってただろうか
また金太郎の元ネタである坂田金時は京に住んでいた説や滋賀県米原市、長浜市がかつて「坂田郡」と呼ばれていたことからそこ出身の人物という説もある やっぱ熊本関係ないけどな!
ただしデザインは黒が多く、若干黒いあんちくしょうが意識されてる
一体何モンなんだ…

知恩院

京都にある浄土宗の総本山の寺院
京都市営地下鉄の「東山駅」が最寄り駅だが、河原町駅からも20分ほどで付く
非常に広く様々な重要文化財が収められており(というより寺自体が重要文化財)今も地元京都の人々からは親しみを込めて「ちよいんさん」「ちおいんさん」等と呼ばれている
中には友禅苑と呼ばれる庭園がある。

ユウゼンはこのゲームにしては明確な「駅」でも「街」でもなく、スポットがモチーフになっている。
SSRレイヤーの後ろの門が件の知恩院古門である
なお友禅苑の元ネタである宮崎友禅は絵師、着物の友禅模様という名称の基になった扇絵を描いた人物
当時はかなりの人気を博したが、その割に本人の人物像は余り知られておらず謎が多い
そういう意味では「謎の人形遣いユウゼン」というキャラクターらしいと言えるか
ちなみにユウゼンの誕生日は2月6日であり京都駅の開業日である
ミヤコと誕生日が同じである為、彼女もある意味では京都をモチーフとしたキャラと言えるだろうか
また京都の刃属性が増えてしまった

十勝地方

北海道道央に存在する行政区分 その名を関する駅としては十勝清水駅があるが、キャラクターとしてのモチーフは十勝全体であろう
トカチの誕生日である9月8日は十勝線旭川~帯広間の開通日から採られており鉄道要素はないこともない

広大な十勝平野を活かした農業はもちろん、馬、豚、等の畜産業が盛んな土地である 地平線の果てまで牧草地が続く光景は圧巻
そして、十勝の語源は「トカプチ」から来ており、これはアイヌ語で「」を意味する

と、ここまでお膳立てされている以上トカチが爆乳ウシ娘になるのは運命であり必然である

牛は馬と比べるとスピードで劣るがパワーに優れ、古来より牛車や農耕具を引く役割を担っていた トカチの特技も力持ちであり、暴れ牛を抑え込んだりキャッチしたりと活躍する

日光駅

栃木県にあるJR日光線の駅

徳川家康を祀った世界遺産、日光東照宮を始めとする寺社仏閣に華厳の滝や中禅寺湖といった自然も備える観光地であり、お師匠のキヌガワと共に日光鬼怒川エリアとして紹介されることも多い
また、関東圏の小学校の遠足、林間学校として定番のスポットでもあり、小さいころ訪れた「」掌も少なくないと思われる

日光東照宮には眠り猫という彫像があり、ニッコウがよく寝る猫の獣人なのはこれをモチーフにしているだからといって寝込みを襲うのはどうかと思う
ホームボイスで「スズメが騒いだ位ではお昼寝を止めない」などと言っているが、東照宮の眠り猫の裏側には雀の彫刻があり、これはスズメを襲わず寝てられるほどの平和で満ち足りた時代の到来を願って作られたとされる

なお、元ネタはJR日光駅だがライバル私鉄の東武日光駅の方が安くて便利 電車で観光に行くならこちらを使うのがお勧め

押上駅

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都営地下鉄、東京メトロの駅
東京都の駅はそれなりに実装されているがこれまでは日本有数の環状線「JR山手線」からのピックアップであり、押上はそこから外れた駅となっている(JRで最寄りの駅は錦糸町だが徒歩で30分程度掛かる)
東京23区内にある駅ながら周りは住宅街と雑居ビルが広がっているだけで余り見どころのない、地元民の生活のための駅であった…が、その事が幸いしてかあの東京スカイツリーが爆誕
副駅名として「スカイツリー前」と付くと一気に発展した
…とはいえあくまで押上駅付近が超発展しただけであり、結局周りには住宅街、雑居ビルが広がっている
最新鋭の超高層ビルと古風な街並みが同じ場所にあるというある意味では凄い状態となっている スカイツリー近くに庶民向けのスーパーマーケットとかあるし
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オシアゲは一応スカイツリーが背景に写ってたりSPスキルにて呼び出したりしているものの、どちらかというと彼女は隅田区全体を擬人化したような存在
例えば彼女が育ったという「岡場所」は回向院前にあった遊郭、花火に関しては「隅田川花火大会」を意識しているのだろう
義理人情に熱いのはいわゆる「江戸っ子」と呼ばれる者の特徴であり、彼女もテンプレタイプの江戸娘…なのだが、それらのイメージが強いのは隣の葛飾区の話である
以上の事から彼女は昔の東京下町をモチーフにしたキャラと考えられる

烏丸駅

阪急電鉄の駅
この駅の建つ烏丸通りは京都市の経済の主要を支える表どおりであり、多数のオフィスビルが立ち並ぶ
その歴史は平安時代にまで遡り、今朱雀とも呼ばれている

またしても京都だが、三ストレのカラスマはどちらかというとカラスの側面の多いキャラ SSレイヤーでは烏天狗の要素もある
要するにツルガオカやクマモトと同じ命名方式である
彼女の好きなもの、趣味の「光るものを集める」というのはまんまカラスの特性そのものである
もう一つの要素である烏天狗 これで有名な鞍馬山は京都市内である、ちょうど烏丸通りからほぼ真北に位置する
熊本にいる金太郎よりかはまぁフォローできる範囲と言えよう

なおそのクマモトとは「同じ者を尊敬するもの同士」で仲が良いが「烏天狗」も「金太郎」も平安時代の人物
そして直接、間接問わず、平安京の助けになったものなのでその絡みでもあるのだろう*4

首里駅

沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の駅
沖縄には鉄道の類はこのモノレール線しかなく、要するに「電車は走っていない唯一の県」である
遠く離れた離島だが国内ということもあり手軽に楽しめる南国として栄える観光地
沖縄県は多数の島からなるが、この首里駅はその中でも最も栄えている沖縄本島那覇市に位置している
誕生日はゆいレールの開業日である「8月10日」 ちなみに同日は「焼き鳥の日」でもある

シュリは名前こそ首里だが、沖縄全般を表したキャラクターとなっている
まず彼女はシーサーの獣人、シーサーとは厄を除ける伝説の獅子であり、沖縄では狛犬の代わりに使われている
他にも「メトロニシキ」所属でありながらも彼女本人は「ウチナ王国」の出身 ちなみに「ウチナー」とは沖縄の事を意味するためかなりぶっこんだキャラと言える
三味線やニライカナイ、宴会を好むが、寒さや騒音を嫌うのもまさしく南国の静かな海を表している
海国で元々は違う国だったからホノルルらと同じくフレイマリンにぶっこまれるかと思われていたが、彼女は無事(?)ニシキ所属となった

そんな沖縄は、かつては琉球王国として栄えたが色々あって日本に取り込まれた過去がある
また戦後もアメリカ軍基地が置かれており、そういった辺りがシュリの嫌いなもの「侵略者」「機械(兵器)」に現れているのだろう
同じく軍基地のあるヨコスカがその辺りを取り込んだのに対して、彼女はかなり拒絶気味であり、そういう意味ではかの県を扱う難しさに現れてると言えよう
シンボルである「首里城」も5回の焼失を得ており、今現在も歴史の波の上で揺れている

南蛇井駅

上信電鉄上信線の駅
駅として特筆する点は無く、杏仁豆腐で有名な「アイエーフーズ」の本社が近くにある事以外は普通の住宅街
「神成山」という山岳地帯の麓にある町であり、次の千平駅を超えたら本格的に山奥に入っていく
ハイキングコースも整備されているが基本的には静かな町である

しかし特徴的なのがその名前 アイヌ語由来であるらしい
「なんじゃい?」と聞き返しているようにも聞こえる点は本編でもネタになった
また日本で2番目に海岸から離れた駅でもあるらしい
…とまぁこういう微妙なアピールポイントを挙げている時点で良くも悪くも特徴の薄い駅と言える

ナンジャイはその名前の通り「蛇」の獣人である
だが「南蛇井駅」の要素は「蛇」「群魔圏」以外に特に無い
SS称号の[十二年に一度の夢]も干支の巳をイメージしたと言える(ただし彼女が出てきたのは2023年末で、へび年はその2年後であるが)
また南蛇井周辺は特にかつての歓楽街というわけでもないので花魁という設定もどこから生えてきたか不明
なのでクマモトらと同じように「地名の擬人化」というより「動物の擬人化」の要素が強いキャラと言える。

また現在日本に「蛇」の名前がつく駅は南蛇井の他に、青森県の大蛇駅、宮城県の蛇田駅がある。大蛇駅とはアイヌ語由来繋がりという奇妙な一致も存在する。
とはいえ大蛇駅はやはり閑静な住宅街、蛇田駅は逆に石巻市という更にネタになりそうな場所にあるので、結果的に名前のインパクトが強い「南蛇井」が選ばれたのだろう
ちなみに東京都品川区にはかつて「蛇窪駅」という、今は戸越公園駅という名前になった場所もある

有明駅

東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の駅
りんかい線の国際展示場駅と非常に近く、またこれらは東京ビッグサイトへと繋がっている
有明が存在する江東区は東京臨海副都心、通称「お台場」
ここは海が埋め立てられて作られた場所であり、多数の商業施設や広い公園が立ち並ぶ、東京有数の遊びどころ
島にはビーチや公園といった自然も多く、ブラブラしているだけでも楽しい場所と言える
そんな島にある国際展示場…つまり東京ビッグサイトにはズバリ「東京ビッグサイト駅」というものがあるが、
こちらには展示場に繋がっている道に公園「シンボルプロムナード公園」や店、ホテルなどがある

ビッグサイトはご存知、非常に広い会場を持つ国内最大級のイベント会場
様々なイベントが行われており、特に毎年夏と冬に開かれている、世界で最大級の同人イベント「コミッ久マーケッ卜」は三ストレとも関係が深い
企業ブースにて三ストレの会社であるKMSも積極的に出展しており、そこではサウンドトラックやグッズが売られている
中にはゲーム用のレイヤーがゲットできるコードもあり、現地に行けない人は涙を呑むことも…

そんな割と新しい場所であるが、ここがモチーフの三ストレのアリアケは故郷を奪われ、霧に対して恨みを持つというキャラ造形
基本的に明るいものの「人の生活の残骸」や廃墟を嫌う一面も持つ
「比較的新しい施設が多い」「人が余り住んでいない」部分をピックアップしたためにこうなったか
好きなもの「木材」は、有明アリーナがほぼ木製で出来ている事からだろうか?
またカモメの獣人であるが、これは「ゆりかもめ」から来ているだろう
残念ながら百合キャラではなさそうだが

ちなみSSレイヤーの背景では有明のシンボル東京ビッグサイトがでかでかと映っている
この事と不可解なステータス設定から「コミケで配布する予定が頓挫したキャラ」と噂されている

銚子駅

上のロズウェルでネタにされていた銚子だが、幻霧教の構成員として本当にその名を持つ少女として登場した
JR総武本線の終着駅かつ銚子電気鉄道線の起点駅である
銚子市はチーヴァくんの後頭部千葉県の東に位置しており周りが海に囲まれた国内最大規模の水産都市
その事もあって総武本線という東京まで直通の鉄道があり、位置に反して交通の便は悪くはない
街自体はイオソモーノレもある住宅街でありベッドタウンとしての役目も果たしている

銚子市は「他の都市が鉄道の開通を嫌ったが銚子市だけは歓迎した」という逸話があるが、そのソースがいまいち不明
その辺りの胡散臭さが、トレイソナイトに対して恨みを持たぬがプレイアブルではなく幻霧教として登場した理由と言えるだろうか?
とは言えそれ以外のネタは「チョウシだから調子に乗りやすい」とダジャレに使われている程度である

フレイマリン

中南米、東南アジアの地名がモチーフ 別名バナナオーシャン アメリカと中央ヨーロッパに一人ずついる
他の国と違ってなんか困ったらフレイマリンにぶち込まれている為か様々な国の元ネタが集まっている
一応海洋国もしくは砂漠という縛りはあるっぽい

ウードンターニー駅

タイ王国東北部ウドーンターニー県にある駅
青銅器時代の遺跡・バーンチエンがあり、農業に向かないタイにしては珍しくかつては農業が盛んだった名残りがある
アメリカの統治下だった時代が長く、返還された後でもアメリカとの繋がりは強い
またそのおかげで英語を学び国際性が強まった その名残かウドーンターニー国際空港まである
なお一度聞いたら忘れられない街名だが、勿論日本の「うどん」とは無関係
…ではあるがタイには国民的な「クイジャップ」という麺類が多く好まれている為、「ウードンターニーでうどん(みたいなもの)を食う」というダジャレの為に訪れクイジャップを食べる人も稀にいるようだ
単語の区切りが北(อุดร [ʔùdɔɔn/ウードン])の都(ธานี [thaanii/ターニー])なのでうどんの町というのもあながち間違いではないかもしれないやはり香川県(ちなみにウードンはサンスクリット語で北を意味する)

ウドンターニはその名の通りウードンターニーが元
彼女のページに詳しいが三千年前からタイムスリップしてきた彼女の頭には花が咲いており、それが「今は乾いた土地だがかつては農業が盛んだった」という土地を表している
もしくはウードンターニーの南東に存在する、紅い睡蓮の花で埋め尽くされた湖からきているのかもしれない、三ストレのうどんちゃんも湖で保護されたし
またバーンチエンは紀元前3000年くらいのものとされているため、三千年前からタイムスリップというのはその辺りを考慮した結果なのだろう

ちなみにお隣カンボジアにはそのものずばり「ウドン」という地名がある
こちらのうどんは(物理的に)高い、それが転じて素晴らしい、偉大といった意味である

ホノルル駅

そんな駅ありません
というか三ストレ稼働当初は鉄道すら無かった
現在はホノルル・レール・トランジットが開通、だが全線がつながるまでは後10年近くかかるとか…

ホノルルという地域に関しては「ハワイ州」の一部ということである程度予測出来る通り、世界有数のリゾート地である
なお三ストレの「ホノルル」も、そんなリゾート地の王女様というイメージを全面に押し出したキャラクター ウクレレの似合う女の子である
またハワイ州はアメリカの州であるが、ホノルルに関してはセントイリスではなくフレイマリン所属となっている
理由としては「かつてはハワイ王国として独立していた」「離島だから」等と考えられているがいつか明かされるのだろうか

オアハカ駅

メキシコにかつて存在した駅
現存していないが駅舎は鉄道博物館となっている
メキシコでは例年10月末~11月末にかけて「死者の日の祭典」という催しが有り、期間中はハロウィンのような死者を模した仮装をする者が多い

三ストレのオアハカの霊能力者っぷりはそんな「死者の日」の習わし、駅舎以外は存在していない駅というところから来てると見ていいだろう
「or墓」という名前も意識したかは定かではない

モンテカルロ駅

大阪市梅田にかつてあったゲームセンター「純情モンテカルロ」
赤い装飾が特徴的で多数のゲームを取り揃えて地元で愛されていたが、競合店舗の増加やアーケードゲーム自体の低迷により閉店
現在は「monte50」として50円でレトロゲームをプレイできる店として移転、再出発している

…の名前の元ネタ「モンテカルロ」はモナコ公国の中心市街地であるモンテカルロ地区。
一応駅があるが、誕生日がモナコ公国独立の日なのでモナコをモチーフにしたキャラクターと言える
なおモナコ公国は元々はフランスの一部でありそういう意味ではヴェルフォレット所属のほうが正しいのかもしれないが、同時にモナコは海に面したリゾート国家でもある為三ストレ的にはフレイマリンなのだろう
そしてその国家方針は…言うなれば他力本願、税金を安くして海外投資を呼び込むという運営である
実際日本人でもここの居住権を持っているものが多い

三ストレのモンテカルロが器用な世渡り上手で努力しないのもそういった国の性格を表していると言えよう
また彼女の父親は『国際水路機構』の長官であるが、現実にも同じ名前の組織がモナコに存在しているが、三ストレ設定のような「単なる管理人で、べつに特別な権限があるわけじゃない」お飾り機構では決してない
実在する方も権限はないが安全な航路を作るために基準を統一している組織の為 彼らを無視すると非常に面倒な事となる 主に海図作成等で
その役目を除いたら地域の擬人化に一捻りを挿れる三ストレにしては珍しく「国」をダイレクトに表現した存在と言えよう

世界三大レースの一つ、F1モナコGPはモンテカルロで行われる 狭く路面の悪い市街地を時速100km超えの車両が駆け抜けるとち狂ったレースである
SSモンテカルロがレースクイーンめいた衣装なのは多分ここから

アデレード駅

オーストラリアの駅
アデレードの近郊線6線を運営するアデレード・メトロのターミナル駅
アデレードは文化と芸術の都として知られている
ちなみに名前の由来は王妃様 妙にかっこいい響きだが女性名である
元々はガウナ人と呼ばれる人たちが過ごしていたが、入植してきたヨーロッパ人によって彼らの文化はほとんど乗っ取られた過去がある
その後宣教師によってガウナ文化は復活、今は共存している

三ストレのアデレードも住んでた場所は動物たちが独自の文化を築いており、親代わりのカンガルーに育てられていた過去がある
なおそのカンガルーはオーストラリアに多く生息することで有名な動物 アデレードもカンガルーの獣人となっている
しかし入植者が一応の人間であり和解に成功した元ネタと違い、彼女たちを襲ったのは不倶戴天の敵「霧」である…
とはいえ「人間」は共存しようと頑張ってはおり、アデレードも過去をあまり気にせず、今でも仲の良い子がいるのが救いだろうか

バンスカー・シュティアフニツァ駅

スロバキア国鉄であるフロンスカー・ドゥーブラヴァ - バンスカー・シュティアフニツァ線のターミナル駅
メインシナリオにも出てくるバンスカー鉱山もこちらが元ネタ
かつては鉱業の町として金銀の採掘が盛んであった歴史があり、現在もユネスコの世界遺産に登録されている

18世紀頃、この町の鉱山で坑道が深くなるにつれ地下水が浸水してくるため、
地下水の排出をどうするかという問題が発生した
そこでタイシー(Tajchy)と呼ばれる人工の貯水池と水路を建設し、水力でポンプを動かして地下水を排出することに 水には水の力をぶつけんだよ!
なお現在その貯水池で夏は水泳、冬はスケート等レジャーを楽しむことができる

このような水関係の歴史があるので内陸にある駅にも関わらずシュティアはフレイマリン所属なのだろうと思われる

コスタリカ共和国

中央アメリカに存在する国 駅や地名でなく堂々国を引っ提げての登場である
名前の由来は「豊かな(Rica)沿岸(Costa)」 Rich Coastと英訳するとニュアンスが伝わるだろう

冷戦前からアメリカと関係があったこともあり中米の中では経済や教育の水準が高い 特に環境保護に力を入れており国立公園や自然保護区の観光資源化、動植物の研究が盛んである
SSレイヤー背景に描かれているモルフォチョウ、オオハシはこれら保護区で見ることができ、同じく背景にあるカトレアの花はコスタリカの国花に指定されている
トレイソナイトのコスタリカも動植物好きの設定 怪異級の過保護っぷりも国を挙げた自然保護に由来しているのかもしれない

もう一つの好きなものは「球体」・・・えらい抽象的な好みであるがこれは世界遺産にもなっているコスタリカの石球に由来する
1500年前ほどに作られたと推定され、当時の技術でこれほど正確な球を作るのは不可能に近い為オーパーツの扱いを受けている

ナスカ駅

ペルーのイカ県ナスカ市に存在する駅
とはいえこの名前を聞いて大体の車掌はかつてペルーのナスカ川に沿って存在した古代ナスカ文明を思い浮かべるだろう。
ナスカ文明は2000年以上前に繁栄した文明で、「地上絵」と呼ばれる砂利の色分けによって描かれた様々な絵が有名で、特に著名なのが「鳥の絵」である
他にも猿やハチドリなどが存在しており、各種創作作品の題材に使われている。遊戯王の地縛神とかが有名だろうか
また日本の山形大学のチームが現地に研究所を作り調査を続けており、今もなお地上絵は発見され続けている。
トレイソナイト「ヤマガタ」が登場したら絡みはあるだろうか*5
ちなみに地上絵ばかり有名だが当たり前だが街としても機能しており、住宅街や観光客向けのホテルが広がっている

そんなナスカだが、三ストレでは考古学者、トレジャーハンターとしてデザインされている
またどうにもかなり長生きしているらしく、そういう意味では「古代のロマン」全振りのキャラ造形と説明する
ただしナスカ本人は「遺跡は自分が生きていたときには当たり前だった存在」なのでその価値を理解しておらず、破壊しても悪びれない…どころか積極的に破壊しようとしている
この辺りはナスカの地上絵そのものが破壊活動に悩まされているところから来ているのだろうか その割には不謹慎な…
好物のチチャ(トウモロコシ酒)はペルーの国民的なお酒である

ヴェルフォレット

フランス、イタリアがモデル
でも制服がイギリスっぽいのはよくネタにされている

ギャルリ・ヴィヴィエンヌ/ブルス駅

名前でピンときた「」掌も多いと思うがご存じべべやんの元ネタ
ギャルリ・ヴィヴィエンヌは駅ではなくおフランスのパリに存在するパサージュ・クーヴェル(めっちゃ綺麗なアーケード通り、商店街)のことで、
そこにある最寄り駅がブルス(Bourse)駅…すなわちブルーゼであり二人で一つの元ネタを共有している
ガラス張りの屋根の下、通路の両端には流行のブティックやアクセサリーショップ、画廊や古書店などが立ち並ぶ、フランスで最も優美とされる200年以上の歴史ある商店街
べべやんの趣味趣向もまさにここから来ているといえる
というかクリスマスべべやんの背景画像がまさにこのギャルリ・ヴィヴィエンヌだったりする

ブルス駅は1904年に開業し現在も使われている地下鉄線
ギャルリ・ヴィヴィエンヌから少し離れた場所にあり、かつてのパリ証券取引所の最寄り駅として誕生した
名前の「ブルズ」もまんま証券取引所の意味
SSブルーゼのⅢのような髪飾りは旧証券取引所の柱、弓の形状はその側に立つ街灯がモチーフになっている
塔ブルーゼの背景は19世紀末のフランスで興ったアール・ヌーヴォー様式をモチーフとしている これの代表的な画家が主にパリで活躍したアルフォンス・ミュシャであり、「ミュシャ風」「ミュシャっぽい」とも言われることも多い

リヨン・パールデュー駅

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おフランスの首都といえばパリだが第二の街と称されるのがリヨン
ヴェルフォレットの知らない妹*6の元ネタな訳だが、この都市にはICPO(国際刑事警察機構)の本部が置かれている
インターポールといえばサブカル的にも分かりやすいだろう、銭形のとっつぁんとかが所属しているアレである
捜査官や探偵要素はここから来ているのだろう、サイコ要素はわししらん…

元々リヨンには「ペラーシュ駅」が鉄道網の中心として存在したが、1983年に開業したこのパールデュー駅は、リヨンの新たなる中心駅としてだいぶ力を入れて整えられている
というかまだまだ発展中みたいで今現在も工事や整備が進められているらしい、ペッパー君とかも置いてみてるとか
周囲には宿泊施設なども整えられていて、駅の目の前には「ラ・パールデュー」というショッピングモール、ちょっと歩けば中央市場で美食を堪能、などなど様々な観光スポットへアクセスできる
現地の人のみならず当然観光客も多く訪れるため、利用者数は当初の見積もりより大幅に増えたらしい
北部に向かえばキャッチコピーワインの産地で有名な土地ボジョレーに通じる、三ストレでのワイン好きはここからだろう

…しかし悲しいかな人の多いところに騒ぎあり、というわけではないが、窃盗などの軽犯罪が多発しているらしい
人口密集地でもあるため過激派まさはる的な人がけおりかけたこともある(幸い未遂で終わった)
そんなわけで治安維持のために駅内に軍が配備されていたりもする

オルレアン駅

パリ-ボルドー鉄道の終着駅
波型の屋根が特徴的な駅舎に、併設されたショッピングモールとそれなりに大きな駅
また駅内にはなぜかピアノが設置されている
危険なロワール川を渡る橋があったということでパリ、ルーアンとともに中世フランスではもっとも豊かな都市であった
現在はロワレ県の県庁所在地となっており、昔から今まで繁栄した土地である

三ストレのオルレアンは「オルレアンの乙女」 ジャンヌ・ダルクをモチーフに作られたキャラだろう
ジャンヌに関しては話すと長くなるが「聖女」と呼ばれるに相応しい少女であり、三ストレのオルレアンもそれに倣っている
苛烈な人生を送った乙女はフランスはおろか遠く離れた国でも人気であり、様々な創作、キャラクターのモチーフとなっている
なおその創作のジャンヌさんは大抵は「聖女」ということで、礼儀正しく誰にでも慈悲を向ける優しい少女である事が多いが、
史実の彼女は「村娘である為当時の軍人の流儀を知らない」「割りと脳筋気味」だった事が近年判明している
その為に別作品では「神に裏切られた事の反骨心で口の悪いロックな少女ゾンビとして復活(後に聖女として復活するも口の悪さは治らなかった)」「聖女部分と苛烈部分で別キャラになったのに互いに(特に聖女の方が)猪突猛進でサイコ味すら感じる」と
単なる聖女キャラに留まらない暴走新しい側面を見せている
そんな中三ストレのオルレアンは敢えてストレートなキャラ造形となっており、誰に対しても優しさを見せる「聖女」
…とおもいきや「聖女過ぎて軍人のノリに合わせられない」短所を持っていたり、全レイヤーで味方をサポートする気がほぼ無い脳筋性能(一応Aレイヤーでラストヒール、他にも自分に攻撃を引き付けるものはあるがそれ以外は自己強化一辺倒)になってたりと近年のジャンヌ要素もしっかり持ち合わせている

なお三ストレのオルレアンを信仰するキャラにルーアンがいるが、前述の通り中世にて反映した共通点の他に、ジャンヌ・ダルクがこの地で火刑に処された歴史がある
聖女の終焉を迎えた土地の名前を持つ少女が聖女を慕うというのはある意味では最大の皮肉と言えるだろうか

ルーアン=リヴ=ドロワ駅

フランス国鉄の駅
国鉄の主要駅でありこの地域の中心駅である
またルーアンでは路面電車も発達しており、それらを含めると「ルーアン駅」はかなり増える
なおルーアンとオルレアンは200km程離れている

前述の通りジャンヌ・ダルク終焉の地として有名な他、中世から大司教座が置かれており、現在でも大聖堂が存在している
そういう意味ではオルレアン同様ジャンヌとの関わりが強い場所だが、こちらは処刑された地という負の関わりとなっている
三ストレのルーアンがオルレアンを慕っているのはこれらが関係していることは想像に難くないだろう
またそのルーアンちゃんはいわゆる中二病であるが、大聖堂が置かれている関係か中二病キャラにしては珍しい光属性である*7
聖女との関わり、大聖堂を考えて「闇属性」にするわけにはいかなかったのだろう
じゃあなんで中二病なのかというと、別ゲームの中二病キャラと名前が似てるからという説があるかもしれない ルーアン→るぁん→蘭…

ちなみに彼女の言う大天使サン=スヴェールはかつて存在し、現在は廃止された「ルーアン=サン=スヴェール駅」から取られている
ある意味空想上の天使に相応しい名前と言えるだろうか

カルタゴ市

チュニジア共和国の首都チュニスは北アフリカの代表的な都市のひとつであり、カルタゴ市はそんなチュニスの一部分である
古代ローマ時代の都市国家「カルタゴ」があった地であり、ローマのライバルとして激闘を繰り広げた事で有名 当時はカルタゴの衛星としてチュニスがあったのだが、ローマに滅ぼされ以後チュニスが主要都市となっている

トレイソナイトのカルタゴは蛮族という設定だが、当時ローマ人の敵は大体バルバロイと呼ばれており、これは元々古代ギリシアで蛮族を意味するものであった
バルバロイは「バルバルと意味の分からない事を話す連中」位のニュアンスであり、言葉が苦手という設定はこの辺りからきているのだろう
攻撃時に「ばるばるばる」と謎の掛け声を上げるのもおそらくこれ由来

彼女は暗黒大陸の出身であるが、現実の暗黒大陸はサハラ砂漠以南(いわゆるブラックアフリカ)の呼称であり、地中海沿いのカルタゴおよびチュニジアは属していない
また、北アフリカの主要人種はコーカソイド系のベルベル人(これもバルバロイが語源)やフェニキア人であり、当時のヨーロッパ人と外見上の際はあまりなかったとされる
この辺りを正確に考証するとまさはる的に厄介なことになるので意図的にボカしている可能性が高い

趣味は登山だが、これはカルタゴの将軍ハンニバルのアルプス越えが元ネタだろう
国力で劣るカルタゴ軍が行った歴史的な奇襲作戦で、平和ボケしていたローマ市民を恐怖のどん底に陥れた ローマモチーフのテルミニ先生がビビるのもこの辺が理由
しかしローマを敗北させるには一手足りず撤退、後年けおったローマ人が逆襲しカルタゴは徹底的に破壊され占領後の再建も禁じられたという
そのけおりっぷりはとてつもなく、現地の住民は殺すか奴隷として売り飛ばすかの二択、そして土地には塩が撒かれた(これは土壌汚染と二度とカルタゴが繁栄しないようにという呪いを兼ねている)という徹底っぷり
そもそもカルタゴ健在の頃からローマの偉い人が演説等の最後になにかにつけて「とりあえずカルタゴ滅べ(Carthago delenda est)」と語尾の如く付け加えてた位なので、ローマのカルタゴへの敵意は半端なかった事が分かる
作中でダークエルフ族が一部の人族やエルフ族から蛇蝎の如く嫌われ、とある村では奴隷として虐げられている描写がされていたのもおそらくカルタゴへの凄まじい憎悪と敵意由来と思われる

この塩を撒く行為はとある農業ゲーにて再現可能な上に一見雑草、害虫、病気のどれにも効くことから、初心者がやりがちなミスとして「カルタゴ農法」として話題となった
ここまで話しといてアレだがカルタゴの広大な土地に塩を撒くのは不可能に近いため多分創作である
しかし実際にやらかしてても不思議ではない程当時のローマはえぐかったらしい

テルミニ駅

イタリアはローマの中心駅 イタリアでは一番の乗降客数を誇る
テルミニ先生はこの駅・・・というかローマ並びに古代ローマ帝国をモチーフとしている

ローマ帝国は紀元前の都市国家を基に世界一の大帝国に発展したチート国家であり、現代に通用するレベルの技術、思想、文化を保有していた 滅ぶのがもう少し遅ければ電気やコンピュータ技術にも辿り着いただろうと言われるほど
そのあまりの威光はローマが滅亡した後もヨーロッパ全土に残り続け、様々な国家が「ローマの後継者」を自称し領土の権利を主張した 
テルミニ先生もローマ帝国同様チート級の知識を有しており、時代と肉体を超えテルミニを継承していく様は滅んでなおローマ皇帝の座を追い求める中世~近世ヨーロッパ世界そのものである 先帝の無念を晴らす!

リッピア大怪獣で言及した「地元のカラカラ浴場」とは3世紀頃にあった実在する施設 図書館や運動場も併設された現代でいう温泉レジャー施設のようなものであった
方向性の違いで自身と決別した弟子・・・という設定はローマ帝国が分裂したくだりを元にしているのだろう 分裂した片割れであるビザンツ帝国は本家ローマが滅んだ後もそれなりに長生きしたが、弟子はそうはならなかったようだ

テルミニ先生は錬金術師だが、これは古代ギリシアからイスラーム世界に渡った分野であるためヨーロッパで錬金術が流行るのはルネサンス期以降である テルミニ先生とはあまり関係がなさそうだが・・・

エトルタ

フランス北部にある小さな町 おフランスの行政区分は独特で市区町村の区別が無い なお鉄道駅は存在しない
アルセーヌ・ルパンの生みの親である作家、モーリス・ルブランが住んでいたことがあり、地元の観光資源になっている ちなみにモーリスの生まれは近隣の街ルーアンである
パーさんことパールデューと仲がいいが、ルパンのライバルであるガニマール警部つながり・・・ではなくアルセーヌの孫を名乗る某III世とICPO所属の某警部の方だろう パールデューにはICPOの本部があるし

SSレイヤーの背景にも描かれている観光名所「エトルタの断崖」にはルパンのアジトが存在する ホームボイスの「実家の近くの洞窟」とはおそらくここ
背景絵ではそれっぽい建物があるが実際は外から判別できないような自然景観の見た目である この建物は作中の暗号に出てくるフレオッセの砦がモデルだろうか

アルセーヌ・ルパンにしろIII世にしろ特技は変装で、警察に入り込むのもお手の物である 多分眼鏡は変装の一環なのでそのうち外すと思うS浴衣のストーリーで外せないことが判明した それはそれでよくずり落ちそうになってるが大丈夫なのだろうか

オステルリッツ駅

フランス・パリの13区にあるフランス国鉄 (SNCF)の駅
パリからフランスの各地に広がる路線の起点であり1840年設立の非常に歴史のある駅
名前の由来は近くのオステルリッツ河畔、および当地に架かるオステルリッツ橋から来ており、その名前もナポレオンが「アウステルリッツの戦い」に勝利した際に名付けたもの
つまりアウステルリッツ…現在のチェコ国スラフコフ・ウ・ブルナ郊外アウステルリッツ村もまた由来の1つである
パリの交通網の中心ではあるが都市部から離れているためにどちらかというと住民のための駅と言える

三ストレのオステルリッツがこれでなんでエロくなったかはわし知らん…

その他地名など

歌舞伎町

東京都新宿区の町名、通称「眠らない街」 駅は無いがバス停はある
すすきのの項目で述べた「日本三大歓楽街」の一つである
しかし一度入り込むと風俗や居酒屋の客引きや、お上りさんを言葉巧みに金を取ろうとしたり観光客の女性を売春させようとしたり等の悪質な者がおり、非合法店舗も非常に多い危険な街
一応入り口付近は映画館やゲームセンター等があるが、観光客が近づくのはこのくらいにしておくと良い
海外からやってきたマッチョマンが聖地巡礼して「ヤクザがいなかった…」とがっかりしていたがそれはそれ
「世界でも比較的治安がいい」と言われる日本の首都圏においてその常識が通じない数少ない地域と言えよう
現在は風俗・反社会的勢力の取り締まりが強化され多少はマシになったとも言われるが、「マシになった」程度なので要注意
そのせいか東京を舞台にした創作ではヤクザや訳あり人間が集まる犯罪都市にされがち
著名なものでは「龍が女口く」シリーズに出てくるこの町をモチーフにした町だろう

三ストレメインストーリー第2部第6章に登場した街「臥舞伎町」の元ネタ
ただしこの「臥舞伎町」は「歌舞伎町」のイメージを大きく膨らませた大犯罪都市である
女と見ればとりあえず風俗にぶち込むわ、根はお嬢様なシブヤさんが気分を悪くするほど空気が汚れているわ散々な町として描写されている
ぶっちゃけ上のヤクザゲームに出てくる町よりも酷い
しかしこの町は既に亡びており、車掌達が訪れたのは幻霧によって再現されたものであり、若干凶暴性が強化されているのは留意点
またかんっっぜんなまでに腐りきってはおらず、子供であるススキノには優しい人物がいた
「特に面白くもなんともない、かわいいだけの芸」におひねりを与えたり、客を取るには幼い彼女を完全に金と時間の無駄なのに世話をした人がいたらしい
…だがそんなススキノも自分が雑に扱われる恐怖に紙一重のところで踏ん張っているので…まぁこの辺りは長くなりそうなので割愛する

余談だが背景がイベント「ケダモノフローズンチョコレート」の「女性だけの町」から使い回されてたりする、ある意味こっちもベクトルは逆とはいえ女性の町ではあるが…

更に余談だがこの歌舞伎町よりやばい町が存在する それが六本木
表通りはいわゆる「六本木ヒルズ」などの高層ビルが立ち並び華やかな印象を与えるが、実は日本で唯一渡航注意令が出されている非常にやばい町である
都会や金の匂いがする場所には人が集まり、人が集まるということは「そういうの」もまた集まりやすいということなのだ…

群馬県

日本国にある県の一つ
一応関東地方にあるものの首都圏からは若干距離があり、山岳地帯に位置する
温泉やスキー場といったレジャー施設が多く、首都圏に住まう人がちょっと遠出するのにうってつけの地域である
三ストレに実装された「イソベ」もこの群馬県にあり 磯部温泉の最寄り駅となっているんだけどチョイスが絶妙過ぎる気がする
…が一部地域を除けば悪くも田舎
かつ毛無峠と呼ばれる峠なので霧も出やすい場所にある「群馬県」の標識の横に立てかけられた
この先危険につき立入禁止」「遭難多発区域」という看板のインパクトもあり、
ネット上では日本に有りながらも大幅に文明が遅れた地域としてネタにされている
実際はそんなことはなく首都圏にギリギリ入っているため前橋、高崎、伊勢崎辺りはかなり発展している
他の地域も日本としての文明はちゃんとある パソコンもあるよ!なんで島根県にパソコンはないなんて言っちゃったんだ…

というわけで三ストレに登場するイソベのふるさとの「群魔圏」はネットミームにもなっている「グンマー」「GUNMA」の要素マシマシとなっている
しかしギャグ的な描写ではなくガチに危険な動物が多く、それらを平定しようと多数の兵士たちが立ち入るもほぼ全滅という非常にシリアスな状態
上記の歌舞伎町と言いメトロニシキは妙に過酷な場所が多い気がする

巨大仏像の元ネタは観光名所の高崎大観音だろう
また、雑魚敵として出てくるダルマ、こけしは共に群馬の名産品である

グンマーをネタにしたゲームはこれが初めてではなく、有名どころではテンドウの出身地アソスギアアイギスのイベントでやっている
これが燃えなかったため安心して群魔圏を作ったと思われる
また上記のナンジャイは群馬県の駅が元ネタの為、ここ出身という設定である

トレイソボード

吉野駅の案内板
かつて駅のホームで電車の到着時刻や行き先を案内するための掲示板として設置されていた、俗にいう「パタパタ」するアレがUIの元ネタ
正式名称は「反転フラップ式案内表示機」といい日本の鉄道駅には大体昭和30年頃から導入されたらしい
が、現代では技術の進歩によってデジタル化が進み関東方面では残っていない、少なくとも日本の主要駅は全てLEDである
2022年2月には京急川崎駅で「京急最後のパタパタ」と親しまれたものも老朽化によって取り外され、ちょっとしたニュースになった
…が、実は主に関西方面のローカル線だと現役のものが細々残っているそうな

ヒトモノ号

カラカワの持つ槍
元ネタは実在する槍「日本号(ヒゴウ)」現在は福岡市早良区にある福岡市博物館所蔵に現存している、天下三名槍と呼ばれた槍の一つである
逸話としては「母里友信」という武将がこの槍を手に入れた経緯が有名だろう
内訳としては もともとの持ち主であった福島正則が、黒田家家臣である友信に対し「黒田家に豪傑はおらぬ」と馬鹿にし、大杯に酒を注いで「貴殿がそれを飲み干したら、何でも望む物を与えよう」と挑発した
友信はそんな彼の挑発に乗るように大杯に入った酒を一気に飲み干してしまう
大量の酒を飲み干しても平気そうな友信は、正則が言うように欲しい物を要求した それがこの「日本号」である
正則は「武士に二言はない」と負けを認めて日本号を潔く渡した…事までは良く語られるが、その後諦めきれずに変わりのものを要求しまくって黒田家との関係が悪くなるというオチが付くのであった
その後も明治の混乱の際に奪われたりするが最終的には黒田家の元に戻っている 福島家の元?戻りそうに無いですね…
またこの手の「現存する武具」は大抵が実戦で使われず*8、儀礼用だったりそれこそ箔をつけるためだけだったりするが
この日本号に関しては刀傷も確認されるため何らかの戦いで使用されたと推測される
ちなみに他の「天下三名槍」は、かの本多忠勝が所持していた「蜻蛉切」、家康の息子であり秀吉の養子でもある武器マニアの結城秀康が所持していた「御手杵」
現在は「御手杵」のみが失われている
…とここまで語った通りカラカワというか京都、酒呑童子関係ともほぼ関係なく、カラカワのモチーフの猫も無関係(一応、酒関係のエピソードはあるが) ほんとどっから拾ってきたのやら
ちなみに三ストレでは呪物ではあるが、この武器にはそういうオカルトじみた話はない

「ちびっこ博士と魔法(物理)お姉さん」の背景の元ネタ

東京都新宿駅近くのいわゆる「アルタ前」と呼ばれる場所そのままである

ちなみに書かれている各種看板もほぼそっくりである 現地に行ったりgoogleマップなどでも見れるため見比べてみると面白いかも
なお現在トレイソナイトに「シンジュク」は未実装である サガの方にはいる、よくも俺の事を無視したな!

言語

上記の「ちびっこ博士と魔法(物理)お姉さん」ではクアラルンが1年経過しても、現地の住民と意思疎通ができなかった(彼女を保護した人間が重度のコミュ障なのもあったが)
そしてグローリア曰く「この世界は我々の世界に似た日本」らしく、彼らは日本語を喋っているとの事
となるとイリスクラウドで使われている言語は日本語に翻訳されてるだけの別の言葉ということになる

そしてこの手のお約束として「地名、人名といった固有名詞は翻訳されない」というものがある
例えば上記の「pureate」コラボのメンツは「秋葉原」からやってきたと言い、カラカワ達は特鉄隊の「アキハバラ」を連想
車掌は「言葉のニュアンス的に地名だ」ということで誤解はすぐに収まったのである

しかしそうなると疑問点が出てくる
まず「各種コラボキャラクター」の存在 彼女たちは自分たちの世界(中には上記と同じく日本語を話す世界)から転移してきたが、普通に言葉が通じている
とはいえこれは、こういったファンタジー系にはお約束の「翻訳魔法」が掛かっているのかもしれない
「マ装機神」シリーズでも現実世界からファンタジー世界への召喚が為されるが、その際「召喚と同時に翻訳の魔法がかけられるため、意思疎通に支障はない」というものがある
三ストレ世界もそのような物と認識しても問題はないだろう
そして逆に車掌達が「日本語の世界」に飛んだ際には言葉が通じなかったので逆だと魔法が掛からない(もしくは解除される?)のかもしれない

…が、ここでもう一つの問題が発生する それがそのカラカワの言葉である
「カラカワをからかうからです」「槍でやります」というダジャレだが これは固有名詞はそのままでその他の単語が変換されるなら成立しない
例を挙げるなら基本的にダジャレ、言葉遊びが中心のマンガ「殺し屋サン」の海外翻訳版では注釈がやたらとついていた
ダジャレの難しさがわかる事例だろう

とはいえ一応ニシキは日本がモチーフかつ 三ストレ世界は元々は我々の住む世界が滅びた物という描写があるため 恐らくは似た言語が使われている可能性がある
そもそも言葉というのは時代と共に移り変わるものであり 特に「日本語」は多彩な方言を持ち外来語も抵抗なく受け入れながらも今なお新しい言葉が生まれている 世界的に希有な言語である
なので「からかう」「やります」等という言葉を三ストレ語ないしニシキ語に変換した場合は口に出しても似た語感のまま変化した…と考えるべきだろう
偶然日本語役にしたらダジャレになった…とも考えられるが

…暴論を言ってしまうと、かの国でグローリアが学んだ言語が「日本語」という名前の別の言葉という考察もできる
要するに「グローリアの言う日本語」は我々の世界での英語、「三ストレで使われている言語」が我々の世界での日本語と、言葉の意味が入れ替わっているのである

と色々考案したが流石に暴論が過ぎるので、この手のお約束「ご都合主義」で片付けるのが手っ取り早いかもしれない
特にアキハバラの言葉は色んな言語+ネットスラングが混じったものでもう考えれば考えるだけドツボにハマりがちになるわけだし

与那国島

沖縄県最西端の島 そして日本最西端の地である
夜の蝶地下に突然現れたヨナ遺跡の元ネタと思われる

どうも4000年前位から人が住んでいたようだが歴史に登場するのは15世紀ごろでありそこまでの出来事ははっきりとしていない
発掘調査などから先史時代は日本よりも東南アジアやオセアニアの影響を受けていた他、特定の時代の遺物が見つからないことから一度疫病や災害で全滅した可能性が示唆されている
その後も台湾系の入植者から始まり琉球人、大和人、アメリカと支配者がコロコロ変わり文化がぐちゃぐちゃに混じりあって今に至る その様式や風習は沖縄本島はおろか石垣島など近隣諸島とも異なっているといわれる

ちなみにアサヒカワのSSレイヤーで登場するハテルマ遺跡の元ネタは沖縄県最南端の島である波照間島だと思われる

品川駅

三ストレを運営する会社の最寄り駅
現在のところトレイソナイトとして実装の気配はない まぁ向こうにいるし…「七英雄は最強!最強なのだ!」*9
元々東京23区南部のターミナル駅として栄えていたが、2003年に新幹線駅が併設されてからは飛躍的に発展
多数のホテル、オフィスビルが立ち並ぶ高層ビル街と化した
駅自体もかなり広く、エキュート、アトレといった駅施設はくっついているので、食事に困ることはない

とはいえビジネス街という側面が強すぎて、環境客がフラっといって遊べるような施設はほぼない
一応アクアパーク品川等があり皆無ではないが、ここはあくまで「泊まる場所」くらいに考えておくといいかもしれない
それでもこの付近で暇つぶしをしたい場合は、「起死回生」「一発逆転」というキーワードで話題の金運を司る神社「品川神社」や古き良き水族館「しながわ水族館」
その名の通り物流の歴史を収めた「物流博物館」や、入浴料が安く手ぶらで行っても入浴道具の購入ができる「北品川温泉天神湯」
レインボーブリッジやお台場の夜景を望める「潮風公園」辺りがおすすめだろうか
勿論高層ビル街なので夜景が綺麗なのもあるので、天王洲アイル辺りをブラブラ歩くのもありだろうか

九龍城

香港・九龍に建てられた城
現在はどちらかというとその城跡に生成されたスラム街のほうが有名である
難民たちのバラックが寄り添い合いできた街は歪であり、無法地帯で様々な犯罪行為が行われており入ったら二度と出られないとまで言われていた
更に生活のために水道や建物、電線を無理やり繋げていた為になんというかもうめちゃくちゃ なにか災害が起きたらそれだけで終わりそうな危険な街となっていた
…が、住んでいたところを追われた者たちの集まりだったこともあり住民同士団結力は高く、無法地帯ながらの治安も存在していた
また本来なら捨て置かれる子どもたちを育てる教育機関なんかもあり、やたら多い歯医者も競争率が高いために腕は良かったという
よそ者が来たら追い出す…のではなく、雨漏りのようにあちこちから不潔な水が滴り落ちている為に麦わら帽子を渡すとか 不器用過ぎる優しさを向ける住民達が生きていた町なのだ
歪ながら秩序もあった為に、こんなのでも「マフィア蔓延る香港の他の地域より安全」とまで言われたとか

とはいえもちろんそんな場所がずっとあるわけにもいかず、様々な国からの介入により歪な建物は取り壊し
住んでいた人達は愛着を抱きながらも別の場所に去っていき、今は公園とショッピングセンターと閑静な住宅街が残るのみとなっている
そんな九龍城の空気を日本にいながら気軽に楽しめた場所が、元々は家電量販店だった建物を改造した「ウェアハウス川崎九龍城」というゲームセンター
…だったがこちらも契約期間の終了で取り壊されてコインパーキングになっている そんなところまで本家をオマージュしなくても…
現在日本で空気を味わいたいのなら「ク一ロソズゲ一ト」というゲームがオススメ

というわけで「キューロン城」の元ネタであるが、建物の作りと無法地帯っぷり以外はあまり元ネタとは関係無かったりする

三ストレでもしょっちゅう話題に出る存在
基本的に力が強いが粗暴であり、村や集落で暴れまわり、若い女性と酒、金銀財宝を好む、欲深く邪悪な存在として描かれている
日本の昔話においても彼らがボスであり、討伐されてめでたしめでたし…という形も多い
上記のクマモトの覧で触れた「金太郎」も成長した際には仲間達とともに鬼退治に向かっている
その事を逆手に取り、嫌われものの身でありながら人と仲良くなりたい鬼を書いた「泣いた赤鬼」という物語や
そもそも鬼退治で有名な桃太郎が単なる戦闘狂で鬼はその被害者なのでは?」という説もある

オオエノミヤと四天王達は、そんな鬼「酒呑童子」と彼が従えていた四天王「星熊童子」「熊童子」「虎熊童子」「金童子」が元ネタだろう
マキ、もしくか初代シモアマヅは副官の「茨木童子」が元ネタか 出すならそれこそ茨木って地名があるが
彼らは大江山付近を住処としながらも京の町を荒らし回るが、前述の通り成長した金太郎を含めた鬼退治のメンバーにより討伐された
…が、正々堂々と戦って敗れたわけではなくその最期は「酔わせて眠ったところの首を取られる」というもの
余りの卑劣さに「鬼に横道なし」(さすがの鬼でもここまで卑劣はせんわい!)と言う言葉を遺し彼らは召された

彼の首は首塚大明神の塚に葬られたが、成敗されたためか今では改心し、首の上の病を治したりする酒の神として人々に尽くしているという
そのためか各種創作でも「酒呑童子」は「欲深く酒に弱いが、話せばわかりその怪力を持って助けてくれる」という造形に落ち着きやすい
三ストレにおいてもオオエノミヤはそういった「話せばわかる酒呑童子」の造形が多く取り入れられている一方、鬼としての残虐性も「大悪鬼」という大敵で表現されている

さて、その鬼の正体であるが、実際のところは単なる「賊」ではないかという話もある
そもそも異種族である鬼がどうして人間の娘を攫い、価値観の違うはずの存在がどうして金品財宝を奪うのかという話であるが
「人間が徒党を組んだ」と考えるならば合点が行くわけである
かつてのヤマタノオロチや桃太郎に出てくる鬼「温羅」もそういった類なのではないかと推測されている だって行動パターンほとんど同じだし…
また古来日本では「鬼」というのは病や正体不明の存在等、人間では太刀打ち出来ない存在全ての事をそう呼んでいたために、普通の人では到底敵わない武力を持った賊の事もそう呼んだことは想像に難くない

酒呑童子も「騙し討ちで無い正面衝突では勝ててない」「首を取られた後に、最期の言葉を言わせた」「現在は祀られている」
と、単なる悪逆非道の存在にしては当時から不思議と尊重されているのはそういった「鬼の正体は何らかの理由で堕ちてしまった人間」だった事が影響している…のかもしれない


*1 中世ヨーロッパで行われた魔女狩りとはまた別の出来事
*2 ※イズモノハクトの「イズモ」を「出雲」と仮定する場合
*3 足柄山に一番近い駅。発車メロディーも「金太郎」である
*4 烏天狗の鞍馬天狗は源義経に剣技を教えたという
*5 一応天童が山形の駅が元ネタと言われている
*6 並びに2023年夏イベに登場したMiM-4…もといリヨン
*7 厨二病キャラがシスターや教会に憧れるのはよくあるが、それでも本質は闇を好みがち
*8 通常、武器は敵を切り裂いた場合切れ味が鈍りすぐになまくらと化す
*9 現在のところ七英雄とトレイソナイトの駅は被ってない、偶然なのか意図してものものなのかは不明