:怪文書/フュッセン

Last-modified: 2022-09-29 (木) 04:26:55

『きも』

ピザだ余

ふむ、ピザと言えばトマトの赤、チーズの白、バジルの緑のコントラストが美しいマルゲリータが有名だね
かつてヴェルフォレットにいたという王妃の名が由来らしいが…
しかしトマトはその色合いゆえ昔は毒性植物だと思われていた時代があるのだよ
そして当時は観賞用として親しまれていたものが飢饉により食べるものにも困った者がついに口にしそれでトマトが食べられるものとして広まったそうだよ
トマトの栄養価や美容効果は今更説明するまでもないだろう?
つまり見た目にも美しく美容効果にも優れそして当然美味であるトマトは素晴らしい作物だということだよ

この一石三鳥ともいうべき完璧さ…つまりムルマンスクたんも同じなのだ余!!!!!!11!
その愛らしい外見!小さな体に大きな銃を抱えて戦うその健気さ!もちろんぺろぺろしても美味しい余!!!!!!!!!11!!1
ムルマンスクたぁぁぁぁん!!!1!
余のアンチョビもちぅちぅしてほしい余ぉぉぉぉぉ!!!!!!1111!!!1

手袋余

ふむ、手袋を投げつけるという行為は決闘の申し込みという伝統があるね
何ゆえ手袋なのか…由来は確かではないがもしかしたら大切なものを投げうることが不退転の覚悟の表れなのかもしれないね
そして投げつけられた手袋を拾うことが決闘の受諾の合図だそうなのだよ
誇りを通すために命をも賭ける…愚かしくも貴族としては奮えるものがあるのだよ
余が愛好した騎士物語にもこういったエピソードは枚挙に暇がないのだよ

わかるかね…これはもう求愛と同じなのだ余!!!!
サーベルで突き合う…これはもう付き合うのと同義!!ああサーベルってそういう…
男と男が誇りをかけてくんずほぐれつ!精子をかけた戦いを通じて2人に愛が芽生えるのは自然の道理なのだ余!!
おいヴェルフォレット貴族の娘!!!こういったシチュの新刊がないか次の即売会は要チェックだ余!!!!!11

お風呂だ余

風呂か…我がアイゼングラートではバーニャ、蒸し風呂が一般的だね
余は居城に大浴場がある故ほとんど利用したことがないが…
しかし庶民のものとはいえ侮れない効果があるそうなのだよ
手順としてはまず蒸し風呂で体を温め頃合いを見て外に出て体を冷やす
そしてそれを繰り返すそうだ…合間合間に白樺の枝で体をはたいたりもするらしい
その「熱い」と「冷たい」を繰り返すことで体の交感神経が刺激され血行が良くなり何とも言えぬ陶酔感に包まれるとのことだよ
これを「整う」とかいうらしい
なるほど庶民の知恵というのも中には学ぶべきものもあるかもしれないね

…というわけでムルマンスクたん!!!!!11
一緒に蒸し風呂に入ろう余!!!!!!!1!!!111!
余はムルマンスクたんと裸でお風呂に入ればそれだけで神経の刺激がMAXだ余!!!!!!!1111!!
ついでに白樺の枝でおしりぺんぺんしてほしい余ぉぉぉぉ!!!!!!!!!11111111!

余ン余ンマン

ふむ、確かにあのペイジンとやらの発明には目を見張るものがあるね
特にあの映写機は素晴らしいのだ余!!!!!111!!
あれでムルマンスクたんやヤクーツクたんやタイシェトたんやシャンハイたんの痴た…微笑ましい姿を映像記録として後世に残すべきなのだ余!!!!!!111111

しかしムルマンスクたんが夢中になっているゼンゼンマンとやら…
あれを余の居城で上映出来たらいつでもょぅじょパラダイスが開催できるのだが版権を持っているのがよりにもよってあの女…
奴には死んでも頭を下げたくないが…そうだ!!!!
余が性戯の味方余ン余ンマンとして活躍する様を映像に収めるのだ余!!!!!1!!!1!
おいシンデレラ!!!早速撮影を開始する余!!!!!!!!!!11

お肉だ余

ふふ、余が肉と言ったらシャトーブリアンをおいて他にないのだよ
その名の由来はその肉をこよなく愛した美食家の貴族だという…まさに貴族のための肉というべきだね
その希少性たるや牛1頭に対してわずか600g…
大元であるヒレ肉も4㎏ほどしか取れないのだがその中で更に選ばれた部位というわけだね
特徴は何といってもその柔らかさ、牛の肉の中でもっとも使われない筋肉でありシャトーブリアンはその中心部位なのだよ
最近ではやたら脂のサシを重視する風潮があるが元々のヒレが脂の少ない赤身、さりとて全くないわけではなく上品さを損なわない程度に脂がのっている究極の赤身というわけだね

…というわけでムルマンスクたん!!美味しいお肉をいっぱい用意した余!!!!!1!!!1
はぁはぁ…ムルマンスクたんのぷにぷにほっぺ…
その柔らかさたるやシャトーブリアンですらが及ばぬのだ余…
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!11!!111!
毎日最高級牛肉をごちそうするからうちの子になって余ぉぉぉぉん!!!!!11111!!1!

鏡だ余

ふふ、至高の美を讃えられる余にとって鏡はなくてはならないアイテムなのだよ
常に気高く美しくあるのは貴族の義務だからね
美しさを保つためにはこのように普通の鏡だけでは…
ん?鏡なのに左右反転じゃない?これはまた物を知らんやつだね…
これはリバーサルミラー、もっともこれ自体は何ら特別なものではないのだよ
仕組みは単純、鏡を2枚90度に合わせることによって反転して映る像がもう1度反転し結果的に左右反対にならないということだね
つまり通常の鏡像ではなく他者の目から映った自分を見ることができるというわけなのだよ
人から自分がどう映るかも常に考えて身だしなみを整えてるからこそ余はかくも美しいのだよ
そういえばムルマンスクたんも一度これを見たとき「この『かがみ』おかしい!」って怯えてしまったことがあったね…
あの時怯えて震える姿にイキかけてしまった余…
確かに合わせ鏡にまつわる怪談は世界各地に伝わっているからね

そうだ!!お化けが苦手なヤクーツクたんにこれを見せれば怖がって余の胸に飛び込んでくるに違いない余!!!!!111!!
そして怖くて眠れないからと普段ヨシノたんのしっぽを掴んで眠るように余のベッドにまで潜り込んでくるんだ余…
鏡だけに悪魔的発想…余の灰色の脳細胞が恐ろしい余…
おいシンデレラ!!!さっそく大きな鏡を2枚発注するんだ余!!!!!11!!

防火だ余

火災によって名だたる芸術品や歴史的建造物が灰と化すのは身を引き裂かれるような悲劇の一つだね…
無論万が一に備えての防火設備は万全を期してはいるのだが…
ちなみに美術館等では美術品の汚損を防ぐために水や消火剤ではなく二酸化炭素消火器が主なのだよ
窒息作用で消火をするわけなのだが狭い場所では中毒死の危険があるため取り扱いには注意が必要だね
まあ広大な余の居城ではいらぬ心配ではあるか…
もっとも最近は居城より特鉄隊の寮が本拠になりつつあるゆえ収集した美術品たちも多くが人の手に渡ったがね
なに気にすることはないのだよ

なぜなら特鉄隊には至高の芸術…かわいいょぅじょがいっぱいだ余!!!!!!!!!111!!!1
ムルマンスクたんを筆頭として各国の幼精さんが勢ぞろいだ余!!!!!!11111111!1
それに最近加入したナポリたん…なんて健気で愛らしい余…
灰でお人形を一生懸命作ってるのを見かけたがあれもまた一つの芸術品なのだ余…
ナポリたぁぁぁん!!!!!1!これからいっぱい幸せになるんだ余ぉぉぉぉんん!!!!!11!!!1

みかんだ余orz

みかん…ニシキ特産のオレンジに似た果実だったかね?
献上品の一つにあったものを食したことがあるが確かに美味、それにオレンジと違って皮を剥くのにナイフ要らずなのが素晴らしいのだよ
ニシキでは冬に食べるものとして浸透しているようだが栽培そのものは温暖な地域でないと難しいと聞く
我がアイゼングラートでは厳しそうなのが残念だね…
ちなみになぜ冬に食べるかというと収穫期が冬だからなのもあるが厳しい冬を乗り越えるのに最適な栄養をもっているのだよ
特にあの白いスジには身以上に豊富な栄養が詰まっているらしいね
これを取り除くなど不届き千万、スジを美味しくいただいて余もこの美貌を保つとするのだよ

すじ…なんだかこの2文字にはとてつもなく惹かれるものがあるのだ余…
なんというかこう…素晴らしく美しいものを目にして思わず礼拝したくなる余うな…
大貴族である余が頭を垂れるなどあってはならぬことだが…
この衝動には逆らえない余ぉぉぉぉ!!!!!1!!!1
orz

音楽だ余

ふむ、音楽家のパトロンとなるのは貴族の務めの一つだね
そういえば余も以前ある音楽家を支援したことがあるが…とんでもなく尊大な男だったね
だがまぎれもなく不世出の天才だったよあれは
かつての音楽家といえば貴族のために曲を作り貴族のために音を奏でる使用人としての側面が強かったのだよ
しかしいつしか音楽家は芸術家となりそれ自体が偉人として後世に名を残していくこととなるわけだね
当時と比べれば貴族の在り方もずいぶん変わったが…素晴らしい音楽、芸術を愛し支援するのはやはり貴人としての務めなのだよ

そう…つまり至高の芸術であるょぅじょを愛するのは余の義務なのだ余!!!!111!11!1!
そのかわいいお声もまた至高の音楽…余のバイブオルガンも歓喜に震えているのだ余…
ムルマンスクたぁぁぁぁん!!!!!111!!1
今度ムルマンスクたんの愛らしさを讃えるコンサートを開演する余ぉぉぉぉぉんん!!!!!!11!!!!!11!

鍬入れだ余

働く、か…そういえば今日もフェルクリンゲンめが必死に畑を耕しているね
無論余が命じたのだが…なに、あれの狼藉を考えればこの程度の労役むしろ寛大すぎるほどなのだよ
狼藉と労役をかけたのだが…くだらない冗談だったね
しかしあいつ一応貴族なのに本当に鍬を振るっている姿が似合うね…
もっとも鍬は庶民だけが振るうものでもなく余のような地位ある者が手にする機会もあるのだよ
鍬入れという儀式があってだね
土木工事の起工式に施主や工事関係者が盛り土を鍬で崩して祝うのだよ
これが重要な工事の場合政治家や要人が、国家的事業に至っては国家元首が直々にそれを執り行うことがあるのだよ
余のこの立派な居城も建設初日には父祖の誰かが最初に鍬を入れたのかもしれないね

というわけでムルマンスクたん!!!!さっそく事始めならぬ姫初めを…
え?「『ふぇるくりんげん』さんのおしごとてつだう」…?
ううううううn…なんて健気…どうしてあんなクズにばかり…
じゃあ余も一緒に行く余……

(いや待て…余の灰色の脳細胞が素晴らしい答えを導きだしたのだ余…
 畑仕事を手伝えば当然ムルマンスクたんも汗を流し土にまみれる…
 そしたら合法的に一緒にお風呂に入る機会を得るのだ余!!!!!11
 完璧なのだ余…考えただけで余汁が分泌されるのだ余…!)

貴族の腐敗

実に嘆かわしいことなのだよ…あの手の愚物が一時的にも人の上に立っていたという事実がだ
アイゼングラートで貴族が実権を失い軍部がでかい顔をするようになって久しいが…人の上に立つべきは人々に認められしものという理は変わるまい
これでも余は今なお領民に慕われているからね…それに応えるのもまた貴族の務めなのだよ
ノブレス・オブリージュというものを聞いたことがあるであろう?
富、権力、地位を持つ者にはそれに伴って義務も負うものなのだよ
その3つを持ち合わせる余にも無関係とは言えまい…
己の責務も全うせず私腹を肥やす家畜以下にはなりたくないからね

そういえばそのとっ捕まった愚物例のごとく特鉄隊を快く思ってなかったようだね
以前も軍の馬鹿が特鉄隊を貶めようと画策していたがあれも関わっていた可能性もゼロではないかもしれんとか…
それで貴様も「車掌」として取り調べに立ち会うらしいね?
というわけで余とこのパッスィも同席するのだよ
なに、国は違えどともに大貴族…そういった愚物を反面教師に学ぶこともあるであろう
それにあの愚者が車掌をどのような目に合わせる腹積もりだったか吐かせなければなるまい
それを聞いた貴様がやつにどう迫るか…見ものなのだ余…
ぐ腐腐腐腐腐……

胃腸に優しい余

余も立場上会食の機会が多いからね…
贅を凝らした美食も過ぎれば胃腸の負担になるというもの
胃もたれで最近この時間に起きるのがしんど…いや、何でもないのだよ
そんな日の朝にいただくのがこの”白湯”ふふ、ただのお湯と侮るなかれ
これがなかなか健康によいのだよ
ああ、一度沸騰させたものを自然に適温まで冷ますのがポイントだよ
沸騰させることによって不純物を取り除いたり殺菌効果も望めるからね
純粋無垢な白湯だからこそ健康への効果が望めるというものだよ

純粋無垢…つまりムルマンスクたんも同じなのだ余!!!!!!11!!1
白く美しくほんのり温かい…まさに至高の健康美なのだ余…
おくちでペロペロしたら不老長寿間違いなしなのだ余…
ムルマンスクたぁぁぁぁん!!!!11!1!!1
余の健康のために一緒のベッドで寝てほしい余ぉぉぉぉん!!!!111!!!1!

世界は広い余

アイゼングラートより寒い地というのがまず信じられんが…
世界は丸く極点を中心に回り地の果ては無い…にわかには信じがたい話だね
だが古代の鉄道は現生人類の到達可能圏のはるか外まで続いている…
この世界は本当はとてつもなく広いことだけは確かなんだろうね
霧を晴らし世界の「外」の秘密を明かすのも特鉄隊、ひいては貴様の役目なのだろうね

余の役目?もちろんょぅじょを愛でることに決まってるだろうが!!!!!1
ムルマンスクたんのようなょうじょを愛で、囲い、慈しむ…
もちろんその秘密の花園も解き明かさなくてはなのだ余…
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!111!!
アイゼングラートの永久凍土もとろけるほどの熱い愛を交わそう余ぉぉぉぉ!!!!!111!!

手紙だ余

手紙に美しい文をしたためる才も貴族にとっては大事な能力の一つだね
無論恋仲となった男女が手紙で気持ちを送りあうのもまた貴族の間では古今を問わず見られる光景なのだよ
かつてのニシキ貴族は屋敷から一歩も出ないのが普通だったと聞く
ゆえに出会いも限られる…そこで男たちは女性に対して自分の気持ちと相手への称賛、そして美しい歌を送って振り向いてもらおうとしてたのだよ
そして女はその手紙と歌で男の器量と教養を量ったというわけだね
ふふ、貴様も余への賛辞を手紙にしてもいいのだよ♪
ああそれと手紙に香りをつけて送る文香という文化もあったそうなのだよ
国は違えどなんとも風雅な文化だね…

さっきから何を書いてるかだって?もちろんムルマンスクたんへの愛を書き連ねておるのだ余!!!!!!!!!!111!
ムルマンスクたんはご本が大好きだからあの愛らしい外見とは裏腹に実に大人びた文を書くのだ余…
これはムルマンスクたんから貰ったお手紙だが…
はぁークンカクンカスーハースーハーこれ自体がムルマンスクたんの文香なのだ余…
遠距離とは言わずにゼロ距離で思いっきり味わいたいのだ余…
そうだこの切手…どうせならムルマンスクたんにぺろぺろしてもらうのだ余!!!!111!!
でもムルマンスクたんがぺろぺろした切手は使わずに永久保存したい余ぉ…
そうだ!!!111直接会いに行けばいいんだ余!!!!!11111111!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!1今すぐ行く余ぉぉぉぉ!!!!!!!1111!!!

クリスマスだ余

クリスマス…古くは冬至のお祭りだったのが現在主流の信仰と混ざったものとも言われているね
それにしても悪い子か…余の治める地方の伝承を思い出すね
恐ろしい外見を持ち良い子にプレゼントを贈る聖ニコラウスと正反対に悪い子に罰を与える「クランプス」という怪物が伝わってるのだよ
その手には悪い子を折檻するための鞭、背中には悪い子を地獄に連れ去るための大きい籠を背負っているという
まるで鞭を手にした児童誘拐犯…おい貴様なんだその眼は
もっとも特鉄隊には無縁の存在だね

なぜなら特鉄隊にいるょぅじょはみんないい子だし…何より余がいつでも見守っているからだ余!!!!!!1111!1
クリスマスは素晴らしい余…何せ合法的に子供たちに近づき戯れることができるのだから…
ムルマンスクたんに送ったトナカイさん衣装を見たかね?あれこそ至高の芸術だ余…
勿論余からの贈り物があれだけなわけがあるまい…今からベッドに潜り込んでプレゼントの山を作るのだ余!!!!111111!1
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!111!!1今すぐ余ンタクロースさんが寝室に向かう余ぉぉぉぉんん!!!!!!1!!!11!

元日だ余

そろそろ朝日が昇る頃合いだね
ニシキでは新年初の日の出を祝う風習があると聞くが…雅なものだね
その陽光で忌まわしい霧も晴らしてほしいものだが…他力本願というものか
そういえば一年の計は元旦にありというが意味としては一年の計画は元日に立てておくのが吉という事らしいよ
これから一年の間に特鉄隊がいかに幻霧を退けるか…貴様も前もって計画しておくといいのだよ
もっとも幻霧ほどイレギュラーなものもなかろうが…備えあれば憂いなしとも言うだろう?
それとニシキでは元日に獣神を祀る社を参拝して神頼みする習慣もあるそうだね
貴様は神に何を願って…いや、愚問だったね

余は何を願ったかって?
もちろんこれからもムルマンスクたん筆頭にょぅじょたちとイチャイチャしたいにきまっているだろうが余!!!!!!!111111!!11!
はぁはぁムルマンスクたん…その神々しいまでの愛らしさに余も参拝いや礼拝する余…orz
初日の出にも勝るその麗しさ…余も幼光で照らしてほしい余…
そういえば賽銭といって祈願成就に金銭を供える風習もあると聞く余…
おいシンデレラ!!!!1111!もっと金を奉納するのだ余!!!!!!111111!11!

瞳だ余

ふむ、視力は確かに大切だね
美術品の多くは目で楽しむし同じく愛好する文芸作品も視力あってのもの
早速余も眼のトレーニングを…
そういえば瞳と言えばトレイソナイトたちの瞳も様々だが…貴人の相とされる瞳を知っているかね?
重瞳と言ってね、眼球に瞳が二つあることを指すのだがペイジンらの出身にあたるアイゼングラートの一地方では古来より貴人は重瞳の持ち主だったとされてるのだよ
ニシキにも同様の伝承を持つ偉人や武将がいるらしいが…
もっとも信憑性は知らないがね、もともと重瞳は先天的なものもあるが多くは後天的な怪我で瞳が別れただけに過ぎないしね
しかし「普通」とは明らかに異なるがゆえに特別性を見出すのも心理的に致し方なしという事か
それとは逆に金色の瞳は不吉なものとされていたそうなのだよ
金の瞳はトレイソナイトにも結構いるが余の紫色の瞳は古来であったら人々にどのように…いや、俗物どもにどう思われようとも余は余だがね
よし、眼の体操終わり。さっそく美術品をこの目で愛でるとするのだよ

何を見るつもりかだって?
もちろんムルマンスクたんに決まっているだろうが余!!!!!111!!11!
はぁはぁムルマンスクたん…目に穴が開くほど見つめたい余…
ばっちりと視かn…いや目に焼き付けるのだ余…
しかしこの至高の美を視覚だけでは到底味わいきれない余…
耳でも鼻でも舌でも…五感で味わいたいのだ余…
ムルマンスクたぁぁぁぁん!!!!!!1111!
全身でその体を感じさせてほしいのだ余ぉぉぉぉぉんん!!!!!1111!!!1!

イチゴだ余

ふむ、イチゴも贈答用としては定番の果物だね
余も献上されたものをいくつも食してきたが…やはりニシキのものは格別なのだよ
ああ今貴様が無造作に頬張ってるのがそれだ。確か一粒1万くらいしたと思うが…
そう泡を食ったような顔をするな、そいつも確かに上等だがそれですら最高級品ではないのだよ
その品種で最も高級なものは一粒5万になるという…
味は無論のこと驚くべきはその大きさ、なんと80gを超すらしいのだよ
さすがの余もお目にかかることはまず稀だね
しかしイチゴはその糖度と果肉の柔らかさゆえに傷みやすい果実でもあるね
採集してから2週間持てばいいほうだという…刹那の間だけの美しさと味だと思うとこれもまた芸術的なのかもしれないね

わかるかね…つまりムルマンスクたんも同じなのだ余!!!!!1111!
ょぅじょがょぅじょである瞬間もまた刹那のように短い…だがその美しさと味もまた格別なのだ余…
はぁはぁムルマンスクたんのかわいい2つのイチゴをチュパチュパしたい余ぉ…
ムルマンスクたぁぁぁん!!!1111!
今すぐ余が摘み取りたい余ぉぉぉぉんん!!!1111!111!

枕だ余

こんな時間まで眠ってしまったのだよ…こう寒いと枕が恋しいものだね
しかし枕といえばペイジンらの出身にあたるアイゼングラートの一地方でこんな言い伝えがあるね
昔々ある若者が立身出世を志し都に赴く道中でとある老人と出会う
そして老人からこれを使えば思うが儘の人生を歩めるという枕を授かる
その枕で眠って以降みるみる出世し美しい嫁も貰う
時には艱難辛苦も訪れるがそのすべてを乗り越えついには王に仕える賢臣として名を馳せる
そして子孫にも恵まれ幸福な人生を送り…ついに偉大なその生を終える…
ところで目が覚める
実は今まで見た人生全てが夢であり実際には老人と出会って間もなく寝る前に炊いてた粥がまだ炊き上がってすらない間ほどの短い夢だったのだよ
転じて人の栄枯盛衰の儚さを指す教訓として言い伝えられてるね
あれほどの栄華を極めたアイゼングラート貴族も実権を失って久しい…
常世の王たる余の権勢も永遠のものではないのかもしれない…
なればこそ身を引き締めこんな世であっても貴族であろうとする姿勢が大事なのかもしれないね
ところで貴様だったらその枕でどんな夢を見るんだろうね?

余だったら?もちろんょぅじょパラダイスを夢見るに決まっているだろうが余!!!!1111!!1
いやしかしそれは所詮泡沫の夢…そんなものでは満足できないのだ余…
そうだ!!1ムルマンスクたんを抱き枕にすればいいのだ余!!!111!!
はぁはぁ…まるで昇天するかのような気持ちで眠れるのだ余…
むしろここが天国なのだ余…
おいシンデレラ!!11!さっそく等身大ムルマンスクたん抱き枕を発注するのだ余!!!11!!1

御開帳だ余

…くだらないサイコロ遊びだね。古来より賭博で破滅した貴族は少なくないのだが恥ずべきことなのだよ
賭けにどれだけ財産を注ぎ込むかが家柄や階級の証だったこともあるというが実に愚かだね
ところで「御開帳」という言葉を聞いたことあるかね?…おい、貴様が考えてるほうの意味ではないぞ
元々は寺社で大切に保管されている秘仏を特別に公開することなのだが…賭場の開催の隠語にもなっているね
由来としては宗教施設である寺社は官憲の及ばぬ特権地区でもあってね
それに目を付けた連中が「御開帳」の名目で賭場を開いてたのが語源だよ
そして「寄進」と偽って金を持ち寄り下らぬ賭け事に興じていたというわけだね
だから賭博の軍資金を「寺銭」と言ったり負けて無一文になることを「お釈迦」と言ったのだよ
大事に保管されている神仏は芸術品としても超一流の物も多い…それが隠れ蓑にされていたというのは腹立たしいことだね
…なぜこんな話をするかというと貴族も無関係ではなかったからなのだよ
ニシキでの話だが貴族もまた寺社と同様官憲の及ばぬ特権階級
そして食い詰めた貧乏貴族の屋敷で同じことをやっていたというわけだね
案外同じことは世界中でありそうだね、もっとも余はそんな連中と比べるまでもない真の貴族なのだがね
さて貴様の出目は…456か、悪くないね
余の出目は…1のゾロ目だ、これで何連勝だったか…
ふん、常世の王たる余に挑んだのが運の尽きなのだよ

さて出目が一番弱いものが1枚脱ぐという貴様の提示した下らんルール…
残すところパンツ1丁になってしまったね…
さてパッスィ…このようなシチュエーションではこいつをどのような目に合わせるべきだと思う?
ふむ、「賭場の屈強な荒くれ者たちにもはや一銭たりとも支払うことかなわずその体で…」
完璧なのだ余!!!!!!11!111!
余の薫陶の賜物だ余…さあ車掌、覚悟はいいね?
おいシンデレラ!貴様が竿…いや無慈悲な徴収者としてこの男を責めに責めていたぶり尽くすのだ余!!!!!111!!1

最高の繊維だ余

シルクにカシミヤ…高級とされる糸はいくつもあるね
貴様も下僕として余に侍らうのだから余と肩を並べても恥ずかしくない格好を…馬子にも衣装というしね
そういえばシルクやカシミヤにも勝る高級繊維を知っているかね?
アルパカの仲間のビクーニャと呼ばれる動物の獣毛なのだよ
アルパカ自体もかなりの高級品なのだがビクーニャの希少性はそれすら上回る…
十分な長さを得るために刈り込みは二年に一度しか許されずその一度でわずか300gしか採集できないのだよ
獣毛繊維の中で最も細いとされるその肌触りはもう最高なのだよ…
もっともその希少性ゆえに乱獲の問題もあってね、厳しい輸出制限があるのも事実だよ
余もフレイマリンのオークションでやっと手に入れた逸品…
古くは古代フレイマリンの皇帝のみが着用を許されたそれは神々の繊維とまで評されたのだよ
まったく余にふさわしい召し物と思わないかね?

だが貴様は知っていよう…ビクーニャをも上回る史上最高の繊維…
そう!!11ムルマンスクたんの髪の毛だ余!!!!11111!1!
貴様も以前目にしたムルマンスクたんらの毛髪を樹脂に固めた余のコレクション…
余が蒐集した美術品の中でも指折りの逸品なのだ余…
愛らしい幼精さんが生きた証を永久保存し末代まで受け継ぐのだ余…
こうして残り香を楽しむだけでアルパカのように涎が止まらないのだ余ぉ…
はぁはぁ…クンクン…ウッビクビクビクーニャ余汁出る余ッ!!!!111!
ムルマンスクたぁぁぁん!!11!!1!
髪の毛と言わずその全身が欲しい余ぉぉぉんん!!!!111!1!1!

スキーだ余

乗馬にテニス…貴族のスポーツとされるものは数あるがスキーもその1つだね
元々貴族とは騎士階級であり軍事訓練が仕事の1つでもあったのだがそのための鍛錬が現代のスポーツに繋がるとも言われるね
余も偉大なアイゼングラート貴族、当然スキーくらいは…
ああ待て貴様、そんな軽装でスキーに興じるつもりかね?
どうやら雪焼けを侮っているようだね…
冬場のが太陽の位置が低いからね、それに伴って紫外線が強くなるそうなのだよ
それに新雪の日光反射率は地面の比ではない…日焼けだけでなく目を傷める恐れまであるのだよ
冬の日焼けは夏場の2倍ともいわれていてね、しっかり対策を施すべきなのだよ
サングラスにスキーマスクにマフラー…当然日焼け止めも忘れてはならないね
余の美貌を拝めなくて残念かね?だが余の美貌を保つためにも避けられない下準備なのだよ

…というわけでムルマンスクたぁぁぁん!!!!11!!1
雪焼け対策に余が全身くまなく日焼け止めを塗ってあげる余ぉぉぉんん!!!!1!
はぁはぁ…フゥフゥ…

うn?ムルマンスクたn?どうして逃げるのかね?
もしかして顔が見えていないから余だとわからないのかね!?
余!余だ余!変態の不審者じゃない余ぉぉぉぉ!!!1111!!1!!

煙草だ余

煙草?論外だね…あんなもの余の美貌にとっても余の蒐集した美術品にとっても大敵なのだよ
それにこの体に流れる偉大な血を後世に残すことも余の務めだからね、健康には気を使わないとだよ
貴様も煙草を吸う女は…いや別に貴様の好みなんてどうでもいいからね!?
こほん…もっとも貴族にとって喫煙が立派な文化だった時代もあるのだがね
特に高価な煙草入れを所持することはステイタスでね、金銀宝石に象牙まで使った贅の限りを尽くした逸品も残っているのだよ
当然喫煙具にも造形には趣向を凝らしていてね、あそこまで行くと立派な美術品には違いないね…
ああそれと創作においてもダンディズムを強調する重要アイテムでもあるね
余の愛好する書物の中にも煙草を愛好する男や喫煙シーンを渋く描いてるものも多いのだよ

何より男と男で口にした互いの煙草で火を分け合うあのシガーキス最高だ余!!!1111!!
あれセクシャルにもほどがあるのだ余…もう完全にキテル余…
そういえばセントイリスの一部では喫煙所で自分が吸ったら周りに1本勧める文化があるそうだ余…
貴様も確か男の同僚けっこういた余ね…少し実演してほしいのだ余…
別に変な意味はない余…文ゲイへの造詣を深めるためなのだ余…
なぜ逃げようとするのだ余?…おいパッスィ早く捕まえるのだ余!!!!1111!!

命の水だ余

…今日は酒を控えるつもりだよ
なんでも禁酒の日らしいからね…まあ実際にはここのところ会食続きで過飲してしまったのだがね
そういえば以前貴様の誕生日に偶然持ち合わせていたシャンパンで祝ってあげたことがあったね
今日もまたタダ酒を奢られに…おい冗談だから帰ろうとしないでくれ
しかし今日は本当に休肝日だからね、代わりに薬になるような話でもしようかね
貴族の酒と言えばブランデーだがヴェルフォレットでは何と呼ぶか知っているかね?
オー・ド・ヴィー…命の水という意味だよ
大元はワインを蒸留した気つけ薬として生まれたそうなのだよ
ウィスキーもまた同様の語源を持つらしい…酒を薬と見立てる文化は世界中にあるのかもしれないね
ちなみに最高級のコニャックがあるのだがそれは別名万能薬とも呼ばれていてね
たしか2億くらいしたかな?買えないことはないが流通量的にお目にかかったことはないね
なんせ100年以上寝かせるらしいからね…飲めば不老不死になるという噂まであるのだがそう信じたくなるほどの希少性だね
ああ貴様は気にせず飲んでも構わないよ、酒は百薬の長ともいうからね

…余にとっての命の水?
そんなもんムルマンスクたんの体液に決まっているだろうが!!!111!1!1!
いや決してやましい手段で入手したわけじゃない余!?
ただちょっとムルマンスクたんがお風呂に入った後に残り湯を蒸留しただけだ余~
はぁはぁ…ぺろぺろ…これぞ百薬の長だ余…

そういえばブランデーは果実酒を蒸留して作るものなのだよ

…つまりムルマンスクたんという禁断の果実から蒸留したこれこそが最高級のブランデーなのだ余!!!1111!!1
ああ伝説の万能薬が体を駆け巡る余…病気なんてたちまち治ってしまう余~~

いいにおいだ余

香りを楽しむ文化は貴人にとって古くより親しまれたものだね
はるか昔のフレイマリンでは王が亡くなると亡骸に香料を塗ってミイラにして手厚く葬ったと聞く…
また入浴の折には浴槽に薔薇を浮かべ湯上りに香油を体に塗っていたというね
ヴェルフォレット貴族であれば香水の文化も知られるね
それに宮殿の花園は目だけでなく香りでも主人や来客を楽しませたことだろうね
あとやはり貴族と言えば香辛料…かつては黄金と同等の価値で取引されていたと聞くのだよ
文化とは目だけでなく耳や鼻、舌でも味わえるということだね
ああ香辛料と言えば古代ヴェルフォレットでは偉大な君主が月桂樹の冠をしていたりするね
なんでも月桂樹は栄光のシンボルであったらしい
月桂樹にはいろんな読みがあるね…ローレルにベイリーフ…
でも一番好きな読みは「ローリエ」だよ、なんとなく
 
はぁはぁ…ムルマンスクたんのロリ絵見たい余ぉ…
でも今日はいい鼻の日らしいから嗅覚で楽しむとするのだ余…
はぁークンカクンカスーハースーハー…ウッ来た見た勝った!

…やっぱりお鼻だけじゃ我慢できない余ぉぉぉ!!!1111!!!
ムルマンスクたんの秘密の花園を拡張テープでくぱぁした絵が見たいのだ余ぉ…
おいシンデレラ!!11!さっそく画家を呼び寄せて描かせるのだ余!!!11!!1

ようじだ余

…朝食は堪能できたかね?
なに、一人で食事をするにはこの城は広すぎるからね…貴様のような者とでも一人寂しく朝食を済ますよりはいいのだよ
…おいおい、婦女子の前ではしたなく楊枝で歯をほじるものではないよ
まあ口のケアに気を遣う心意気はよし、何せ余と…いやなんでもない
貴族にとってマウスケアは大事な習慣だからね
貴族にとって美食に舌鼓を打つのは日常であるし何よりかつては砂糖が貴重品だったからね
歯が悪いこと自体がある種のステイタスだったそうなのだよ、虫歯を患っていた貴人も多いし…
もっとも虫歯は時に命を落とすこともあるからね、やはり歯は大事にしないとだよ
だから人前で歯をほじるのもまた豊かな生活をしている表れだったのだよ
ゆえに携帯する楊枝も贅を凝らしたものでね…金や銀で作られ宝石まで付いていたそうなのだよ
それをネックレスにつけて装飾品としていた…まさに富裕さの証ということだね
ああそういえば今日はいい口の日らしいよ、では余もお口を綺麗にさせてもらうのだよ

ようじ…これはつまり幼児ということか余!?!??!?
幼児にお口をクチュクチュしてもらうなんて…まさに至高の贅沢だ余!!!!111!!1!
なるほどいい口の日はいいロリの日でもあったのか余…イッ(1)イク(19)!!!111!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!111!!
余のお口をキレイキレイにしてほしい余ぉぉぉぉんん!!111!!11!

甘酒だ余

今日はずいぶん冷え込む気がするね…
まあアイゼングラートは一年中寒いものだが今日は特段厳しい気がするのだよ…
今日くらいは余の隣に密着することを許そう、2人でいれば心くらいは温まるのだよ…
ところで貴様が飲んでるのは…甘酒か、確かニシキの伝統飲料だったね
甘味として親しまれているがその栄養の高さでも知られているね
なんでも飲む点滴とまで言われるらしいよ…ニシキでも貴族が愛飲していたという
だが貴族だけが独占していたというわけでもなくてね、庶民にも親しまれていたのだよ
その健康における重要性から価格競争で不当に値段が上がらぬよう時のニシキ政府が値段を保護していた時代もあったとも聞くね

そういえばニシキの貴族と言えば俳句と呼ばれる独特な韻律の詩を読む文化があるね
俳句というものは季語という季節を表す言葉を入れるのが決まりなのだが甘酒は実は夏の季語なのだよ
先に言った通り甘酒は栄養が高いからね、本来は夏バテ対策に愛飲されていたものだったのだよ
余の治める地方では酒と言えばビールが知られるがこちらは飲むパンと呼ばれていてね
同じく麦を発酵させて作るからそう呼ばれるに至ったのだろうが甘酒と同様栄養の高さも関係しているのだろうね

しかし今日のニシキの甘酒といえば正月に神社で振る舞われるイメージだね…
なんでもニシキでは米は神から授かったものとして伝わっているからね
米を原料にした甘酒もまた神からの授かりものとしてあやかっているのかもしれないね

ああそういえば米が原料で神に供えるニシキの酒といえば口噛み酒なる伝統もあったそうだね

はぁはぁ…ムルマンスクたんの作った口噛み酒が飲みたい余ぉ…
米のでんぷんが唾液で糖化とかそんな科学の話はどうでもいいだろうが!!!1111!
ょぅじょのおくちでモゴモゴされた時点で神が奇跡を起こすんだ余…
できれば口移しで飲みたい余…いやでもビールジョッキでゴクゴクいくのも捨てがたい余…
これはもう余のあらゆる欲求に応えるよう大量生産してしかるべきなのだ余!!!111!
おいシンデレラ!!11!さっそくお米を大量に仕入れるのだ余!!1111!!

健全健康だ余

節制に運動…耳の痛い話かもしれないね、貴族にとって贅沢と怠惰は無縁ではなかったのだからね…
とはいえ支配階級として豪奢な生活は国家の富裕さの証でもあり労働者への雇用も生んでいたのだけれどもね
しかし過ぎた贅沢で体も心も病んだ者は多いものだよ
太古のヴェルフォレット貴族は生活のほぼ全てを奴隷に委ね自身は食事と遊興にのみ時間を費やしたと聞く…
特に食事は狂気の沙汰でね、飽きるまで料理を食らい腹いっぱいになったら吐き捨ててまた飽きるまで食べるなどいう生活をしていたという話がある
信憑性は定かではないが事実なら贅沢を通り越して退廃の極みだね…
虫歯に通風、糖尿…こういった病を患っていた貴人は多いが生活習慣病をかつては贅沢病などと評したのも頷けるのだよ
余も特鉄隊に所属してからずいぶん質素な生活が身に付きつつあるが逆に健康的に暮らせているのかもしれないね
それに身体の健康だけでなく…
あの城で孤独に過ごしていたころよりずうっと心が満たされる気がするのだよ…
もっとも余は元々即物的な欲求より芸術という文化を愛でるほうを好むのだけどね

芸術…つまりょぅじょだ余!111!1!11!
特鉄隊に入ってよかったのだ余…右も左もかわいい子がいっぱいだ余…
つまり今日は一無毛二少女三多くさんの日だったんだ余!111!11!!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!11!11!
余と一緒に健全健康のために裸で乾布摩擦でもしよう余ぉぉぉ!!!111!!

黄金だ余

この店に来るのも久方ぶりな気がするね
このカフェで余が優雅に食事をしているところに貴様が声をかけてきたんだったね…
ん?余が注文の仕方もわからないから声をかけてやっただと…知らないね、そんな話は
こほん、それより話というのは…ほう、ついに貴様も上流階級の仲間入りをするのかもしれないと
任務先の川で砂金を見つけてそれで確かなる審美眼を持つ余に査定をしてほしいと…
どれどれ…ふむ、これは黄銅鉱だね…よく似ているが金とは別物なのだよ
黄鉄鉱に銅が混ざってより黄金に近い色になるが…比重が金より軽いから見分けがつくのだよ

ではこの白金はと?もう想像がつくが…ふむ、やはり砂白金だね
極わずかに白金も混ざってるようだが…この硬さは別物が主成分だろうね
だがこっちは全く無価値というわけでもなくてね、その硬さゆえに万年筆のペン先に使うと上等なものになるそうだよ
どうやら当てが外れてしまったようだね…
やはり貴様にはナゲットよりその頬張っているチキンナゲットがお似合いなのだよ
ああ意味が通じてないらしいね…
ナゲットとは本来大粒の砂金…つまり金塊の意、チキンナゲットはそれに外見が似るから名付けられたのだよ
まったく余に無駄な足労をかけさせてくれたものだね…どうやって償ってもらおうかね
そうだね、余がここで初めて注文したものを当てられたら…「珈琲」?
…正解なのだよ、なんだかとーーーっても気分が良いから水に流してやるのだよ♪

そうだ!!11!万年筆を作るならムルマンスクたんにプレゼントするのだ余!!11!!!1
愛らしいょぅじょは金より貴重なのだ余…
そしてムルマンスクたんが喜ぶように安い合成肉ではなく最高の肉でナゲットを作るのだ余!!!!11!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!111!!
今ならハッピーセットに余ン余ンマンのオモチャもつく余ぉぉぉぉ!!!!1!

美肌だ余

今日もまた余の美貌を拝みに来たのかね?
本来なら貴様如きの手に届く余ではないのだがね…
まあこうして施しを与えるのもまた貴族の務めなのだよ
ふふ、潤いたっぷりの余の美肌を堪能したかね?
満足いったなら日々美貌を磨いた甲斐があったというものだよ
…いや別に貴様に見てほしいとかそういうのでは別に全然ないし別に決してそんなことないけど全然
こほん、古来より美しさを磨くのもまた貴人の務めだったのだよ
しかしそれは同時に美しくあるために身命を賭していたとまで言えるのだよ…

かつては肌の白さこそが美しさとされていてね、当然白粉を大量に使うわけだが…
当時の白粉は水銀や鉛を用いていてね、当然常用すれば肌も肉体も蝕まれるのだよ…
あと白い肌に映えるとのことでつけぼくろも流行っていたのだけどもね
これは白粉に含まれる重金属で生じたしみを隠すためとも言われているのだよ
さらには顔を白くするために血を抜いたり…顔を小さく見せるために歯を抜いたり…
当時の貴族の美への執着は鬼気迫るものがあるね…
無論美容法としては今日では否定されるものばかりであろうが…
真に見習うべきは「手段」ではなく何としてでも美しくあろうとした美の先人たちの「心意気」だと余は思うのだよ

はぁはぁ…それにしてもムルマンスクたんの肌綺麗だ余ね…
そういえばムルマンスクたんはいつも生肉を頬張っている余ね…
もしかしてあれは魔力だけでなく美容成分を直接摂取しているからあの美しさという事なのか余!?
…つまり至高の美であるムルマンスクたんを直にぺろぺろすることが究極の美容法なのだ余!!!11!1
ムルマンスクたぁぁぁん!!!11!!1!
余の美容のためにムルマンスクたん成分を直接経口摂取させて余ぉぉぉぉんん!!!!1!1!11!

保険だ余

富める者にとって保険は無くてはならない制度だね
特に美術品は繊細であると同時に値段も高い…火災に汚損、紛失に盗難…
本来美術品も人の命も世に一つ限りで代わりなどないものだろうけどね
それを金額で測るのもナンセンスだが基準はやはり必要なのだよ
そういえば生命保険の起源は古代の隊商たちによる互助会が元らしいのだよ
三ストトレインもない時代輸送は常に命懸けだからね…
仲間同士で金を積み立てもしものことがあった時に遺族に金を融通するというわけだね
この制度は隊商に限らず浸透していくわけだがいつしか脱退者が増えることにもなるのだよ
考えてみたまえ、老人と若者では死亡率が違うのに払う金額が同じとなれば当然不満が出るわけなのだよ
そこで高名な天文学者が世代別の死亡率を割り出しそれに則した保険料が設けられたそうだよ
こうして保険制度が近代化され今日に至るのだろうね

そういえばフェルクリンゲンめも父上を亡くしているからね…
あれがああもひねくれた性格に育ったのはいろいろな要素あってのことだがやはり父上の死と経済的な事情は大きかろう…
金銭のみで人は幸せを得るわけではないが父上の殉職の補償がもう少ししっかりしてたらあいつも違う人生があったのかもしれないね
 
そういえばムルマンスクたんも今や一族一人きりになってしまった余ね…
でも寂しくなんてさせない余!!!11だって余がいる余!!!11!1
勿論経済的な援助のみならず…愛も注ぐのだ余!!!!!1111!!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!111!!1
余がムルマンスクたん可愛すぎ保険を発足させる余ぉぉぉ!11!!!!1

香水のせいだ余

…実にいい香りだね
パッスィから香水が送られてきてね、余に似合うものを吟味してくれたそうなのだよ
さすがブティックを経営するだけあって目も鼻も優れているね…
無論返礼として余も秘蔵の逸品を送らせてもらったのだよ、ああ乙女の秘密は探るものではないよ
何の気を利かせてか男女共用のものみたいだね…ヴェルフォレットでは相当珍しいだろうに、全く
せっかくだから貴様も付けてみるのだよ、これでお揃い…いやなんでもない
ああ待て、そのように服の上からかけるものではないよ。服が傷んでしまうからね
香水は揮発して効果を発揮するものだからね、首や手首につけるのがセオリーだよ
つまり血管の流れる体温の高い位置がいいというわけだね
それと腕や手首なら可動域として所作の折にふわりと香り首なら抱き合った時香り立つのもあるだろうね
余がつけた箇所?うなじだが…なぜそんなじっくり見つめてくるのかね…
こほん、それよりヴェルフォレット産のワインも頂いたのだがね…貴様にも振る舞ってやるのだよ

そういえば香水には調香師、ワインならソムリエと呼ばれる専門家がいるが…彼らの優れた嗅覚は訓練によって身につくものらしいね
一口に優れた嗅覚と言っても純粋に匂いを感じ取る能力というよりあらゆる匂いを嗅ぎ分ける能力に長けるそうなのだよ
なんでも常人が100種類ほどなら香りのプロなら1000種類近く嗅ぎ分けられるそうだね
しかし犬は人間に比べると1億近い種類を嗅ぎ分けるという…驚異的な能力だね

 
スゥ~ハァ~…余ッッッ!
貴様!ここに来る前にムルマンスクたんに会っている余ね!?!?!?!
え? もちろん、この距離からでもバッチリにおってる余!!111!!1
どうして連れてきてくれなかったのかね!!??!11!
危険だから?意味わかんない余!!!!111!!
別にやましいことを求めてない余
余のテンションがおかしく感じるのは香水のせいだ余

双子だ余

双子に関する迷信は世界中にあるね…
霧に隔たれ国家間の交流が今ほど盛んでない時代から世界中というのが興味深いのだよ
例えばニシキでは男女の双子は前世で結ばれず心中した男女の生まれ変わりという考えがあったとか…
多くの場合嫌忌されるのだが中には非常に縁起が良いものと両極端なのが面白いね
何ゆえこのような迷信が浸透するに至ったかは不思議だがやはり家督の問題が関係している気がするのだよ
基本的に長子が継ぐものだからね…
そういった揉め事を防ぐために片方を里子に出していたのかも知れないね
 
双子と言えば…はぁはぁ…ヤクーツクたんいい余ね…
そして最近妹のベスチャたんも特鉄隊に加入した余ね…
美人双子姉妹最高だ余!!!!11これぞ芸術だ余!!!111!
ヤクーツクたん!!!111!ベスチャたん!!1!!1!
美人双子汁飲み比べさせてほしい余ぉぉぉぉ!!111!!1!

バレンタインだ余

…わざわざこの日に台所に来るとはね
去年たまたま持ち合わせていたチョコを恵んでやった時の感動が忘れられないようだね
まあ施しもまた貴族の義務、今年も恵んでやらないことは…
待て貴様、そこにあるのはそのまま食べる類のチョコではないよ
これはクーベルチュールチョコレート、製菓用のチョコなのだよ
その成分構成は国際規格で定められるほど厳格でね…
溶かしたときの滑らかさは市販の板チョコとは比べ物にならないよ
勿論ただ溶かすだけではいけないよ、しっかりテンパリングしないとね
テンパリングは調温の意、チョコを溶かして固めるだけでも厳密に温度を守らないといけないのだよ
貴様の元に届いているチョコレートが女性陣の努力の結晶であることを少しは頭に入れておいてほしいものだね…

こうしてしっかり手順を守って溶かしたチョコレートがこの滑らかさというわけだね
みたまえこの滑らかさと光沢…もはや芸術と言っても過言ではないね
今はこれに手を加えてガナッシュ…チョコクリームを作っている最中だね
なんだか今すぐにでも食べたいと思ってそうな顔だね…
そうだろうと思って既にこいつを流用してトリュフを作ってあるのだよ
どうかね味のほうは?いや聞かずとも顔に書いてあるようだね
 
…この大量のガナッシュをどうするつもりかだって?
余の全身に塗ってムルマンスクたんにバレンタインチョコとして贈るのだ余!!!111!
余は考えたのだ余…
ムルマンスクたんなら多分チョコよりお肉のほうを喜ぶ…
しかしそれでは趣がない…なればこそ一石二鳥の妙案を思いついたのだ余
余自身がチョコになることだ余!!!!111!!!
チョコをぺろぺろしつつ余の魔力も余汁もくまなく味わってほしいのだ余…
ムルマンスクたぁぁぁん!!!111!!!1
今すぐ余特製1/1スケールフュッセンチ余コレートを贈る余ぉぉぉん!!!11!!1

アレルギーだ余

つい先日待ち焦がれた逸品が届いたのだよ
見たまえこの漆器を…このツヤ、この佇まい、ニシキ独特の美に溢れているね
美しさだけでなく実用性にも富む漆器はニシキ貴族のみならず諸外国の貴族も魅了したそうなのだよ
ヴェルフォレットの名高い王妃もそのコレクターとして有名だね
なんでも今なお美術館にそのコレクションが保管されているとのことだよ

ん?どうしてそんなに距離をとるのかね?
漆は触るとかぶれると聞いた?なるほど誤解があるようだね…
確かにウルシは強烈なアレルギー性皮膚炎を起こすことで有名だがそれは生木や樹液に接触した場合なのだよ
接触どころか近くを通っただけでアレルギー反応が起きる場合もあるとか…
それに山火事でウルシの木が燃えるとその煙で肺や気管支までかぶれて非常に危険とも聞くね
でもそれはよく乾燥させた漆器には起こらないことなのだよ
それでも皮膚がことさら弱いと反応することもあるらしいが貴様は問題ないだろうね

先ほどマンゴーを食していただろう?実はマンゴーはウルシ科なのだよ
マンゴーをぺろりとたいらげても平然としている貴様はアレルギーの心配無用ということだね
 
はぁはぁ…余もムルマンスクたんのマンゴーをぺろりとしたい余ぉ…
ムルマンスクたんのことを考えると心が掻きむしられる思いだ余…
それに一部からヌルヌルしたものが分泌される余ぉ…
まさかこれはアレルギー反応か余!?
ムルマンスクたん成分の過剰摂取により余の体が防御反応を余!?

否!ムルマンスクたん成分を余の細胞が受け付けぬなどあり得ぬことなのだ余!!!11!
これ即ち恋の病!ムルマンスクたんダイスキー症状だ余!!11!!1!!1
ムルマンスクたぁぁぁん!!!11!1!1!1
漆器に漆を塗り重ねるように体を重ね合わせよう余ぉぉぉんん!!!111!1

膝だ余

久方ぶりに家格が上にあたる貴族と謁見と相成って骨が折れたのだよ…
なに?余が遜る姿は想像できない?余を何だと思っているのかね全く
貴族として当然礼儀作法は身に着けているのだよ
こうして片足を斜め後ろの内側に引きもう片方の膝を軽く曲げ背筋を伸ばしたままあいさつ…
カーテシーと呼ばれるお辞儀の一種だね
ああ貴様は真似るものではないよ、これは女性のみが行う挨拶だからね
神子の一族にして軍人でもあり何より「車掌」である貴様も式典などで目にしたことはあるだろうね

あとメイドが主人に対して行うことも多いね
このように両手でスカートの裾を掴み微笑みを浮かべて会釈するのだよ
如何でしょうか、ご主人様?ふふふっ…なーんてね

はぁはぁ…ムルマンスクたんのメイド姿が見たい余ぉ…
膝を曲げ背スジorzを伸ばしてお辞儀…
ウッ可愛すぎる余ぉぉぉぉんん!!!1111!1
もうとても想像だけじゃ我慢できない余ぉぉぉぉ!!!111!
おいシンデレラ!!1!1
さっそくムルマンスクたんにぴったりのメイド服を調達するんだ余ぉぉぉぉ!!!!11!11

スリムだ余

スリムの日、ね…ニシキの下着会社が制定した日だそうだが何か商業的な匂いがするね…
まあシンデレラも最近なんだか重くなってきているようだからね
何?肉が付いてきたのは余のほうだと…貴様焼いて食ってやろうか?
そうやって安易に女性の体つきを揶揄するものではないよ
私には雄も雌もない?きぃー!口の減らないクソトカゲだよ!!
まったく…貴様もそう思うかね車掌?
……ふむ、余の美しさを理解しているようで何よりだよ
しかしスリムと下着というとかつてのコルセットを思い起こさせるね
胸の豊かさを腰の細さを両立しうるコルセットはかねてより貴婦人たちのトレンドだったのだよ
しかしそれは同時に美しさのために命懸けでもあったのだよ…

腰を極限まで締め付けることにより内出血に内臓圧迫、あるいは肋骨が折れたらしいね…
果ては内臓が破裂したり折れた肋骨が内臓に刺さったり…美への執念には鬼気迫るものがあるね
よく劇でドレスを着た貴婦人が仰々しく失神するシーンなどがあるがあれもコルセットによる締め付けで失神することが多々あったことが由来だそうだよ
美とは女性の努力と執念の賜物であるということを少しは理解してもらいたいものだね…

そういえば今日はエステティックサロンの日でもあるんだってね?

 
はぁはぁ…ムルマンスクたんにエステを施してあげたい余ぉ…
余の手で全身くまなくクレンジングにマッサージ…天国に昇らせてあげる余ぉ…
現時点で至高の美を讃えるムルマンスクたんがより高みに昇り詰めたらどうなってしまうんだ余…
もはや幼精さんを超えて天使!?!?!いや美の女神!!!111!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!111!11
余プロデュースのエステティック特別コース69分ご案内だ余ぉぉぉん!!!111!1

ミツバチだ余

数多の神話に見られるようにはちみつと人類の歴史には深い関わりがあるね…
養蚕は大変古い歴史を持つが養蜂もまた長い歴史を持つものだよ

何、余の振る舞いはまるで女王蜂だと?それは皮肉なのだか誉め言葉なのだか…
女王蜂というとコミューンの頂点に君臨し働き蜂より奉仕される恵まれた存在と思われるが…少々異なるのだよ
そも女王蜂と働き蜂はみな同じ姉妹でありそれを分けるのが生まれた場所と与えられる餌なのだよ
次なる女王蜂として育てられる子は王台と呼ばれる個室に生まれ働き蜂は普通の巣に産み落とされるという
あと餌…ローヤルゼリーというものを聞いたことはあると思うが実は最初は女王蜂も働き蜂もローヤルゼリーで育つのだよ
だが働き蜂はしばらくしたら花粉に切り替わるが女王は蛹になるまでローヤルゼリーで育つというわけだね

ミツバチは完成された社会構造を持つと言われるが…それは徹底した役割分担にあるのだよ
働き蜂でも餌を集めるものもあれば巣作りするもの育児するものあるいは外敵と戦うもの…
そして女王の役割は「産卵」とにかく子を産み次代に繋げることこそが至上の使命というわけだよ

余も貴族として生まれその血を次代に残すことを両親より望まれているが…それも「役割」というかね?貴様は
……そこまで申し訳なさそうにしなくてもよいのだよ
悪気があって言ったわけではないのは理解しているのだよ
さ、珈琲に蜂蜜を入れて楽しむとするのだよ

 
はぁはぁ…ムルマンスクたんに蜂蜜かけてぺろぺろしたい余ぉ…
しかもミツバチムルマンスクたんなんて想像しちゃって鼻血が出そうだ余…

>ちなみにハチミツってのは花の蜜と転化酵素…要するに唾液なのですが、これらが混ざって濃縮された栄養の塊なんだそうです
>つまり我々はミツバチちゃんの唾の塊をのんでいると…

つまりムルマンスクたんの唾液で蜜が作れるという事か余!?!?!?!?
ムルマンスクたぁぁぁん!!!111!!1!
今すぐ美味しい蜜を採集させて欲しい余ぉぉぉんん!!1111!1!11

出会えたことに感謝だ余

おは余!!!111!11!
1年365日今日この日をおいて歓喜に満ち溢れた日もないのだ余!!!11!1!1!
奇しくも今日は感謝の日でもあるという…それ即ちムルマンスクたんの生誕!そして出会えたことに感謝すべきなのだ余!!11!1!1!1
はぁはぁムルマンスクたん…イリスクラウド全土においてもこんなに愛らしい子はいない余ぉ…
余の財力そして権威全てを駆使して祝ってあげるのだ余ぉ…
おいシンデレラ!!!11!ムルマンスクたんのお誕生日だというのにお肉が足りない余!!!11!1!!1
はぁはぁ…ムルマンスクたんが小さいお口でお肉を頬張るその姿…想像しただけでたまらない余ぉ…
ええいもう牧場ごと買ってくるんだ余!!!1!!!!1!!
ムルマンスクたぁぁぁんん!11!1!!!11
余が全身全霊をもってお誕生日を祝ってあげる余ぉぉぉんん!!1!!1!!11!

ラップだ余

YO!

YO!
王の前に跪け 常世の王たるこのフュッセン
今日はミストのかわいい余うじょを余自らが紹介するYO

セントイリスのドーヴァー姉 ハーフエルフのつるぺた白い崖

アイゼングラートからはヤクーツク お化けが苦手?一緒に寝ようYO

フレイマリンはアカプルコ あまりの魅力にアプリで規制

ヴェルフォレット森番フォンテーヌ シャナ族最高保護したいYO

ニシキの国からチトセお婆ちゃん 合法ロリの包容力

そして忘れちゃいけないもう一人
余一押しのムルマンスクたん その美しさの前にリズムが崩壊
はぁはぁムルマンスクたんのお胸に耳を当ててビートを直に聴きたいYOぉ…
ムルマンスクたんを讃えるリリックがマグマのようにあふれ出すYOぉ…
今こそムルマンスクたん好きのヘッズを結集するんだYOぉ…

レペゼン 三ストトレインガールズ
気分幼女ウッ!でI LOVE YOU...

今日はミュージックの日らしいからいつかのフェルクリンゲンに倣ってラップを嗜んでみた余
どうかねフェルクリンゲン?この余うじょラップでともにミュージックシーンに革命を起こそう余

空気読む余

カチューシャ…わがアイゼングラートにも同じ名の歌謡曲があるね
ちなみにカチューシャは人名、エカテリーナの愛称が由来なのだよ
ニシキの唄のほうの由来も小説を元にした演劇、その主人公の名前だね
その旋律は国外でも親しまれそれぞれの国の現地語で今なお歌われているという
だがこの歌は元来曲に出てくる娘カチューシャが国境の前線で戦う恋人を思って歌う曲なのだよ
元々はカチューシャが遠く離れた恋人を思う曲であったが当時の世情を反映し恋人が軍人であり遠く離れた国境で祖国のために戦っていることを示唆する歌詞が追加されたとのことだよ

雪と鋼鉄の国アイゼングラートは他国以上に幻霧の脅威に晒され比例して強大な軍事力を得るに至ったわけだが…
その力は平和を守るために使われてほしいものだね…

世情を反映して今日は前半で止めとく余

マフィアと禁酒法だ余

…今日も取り調べに協力したそうだね
「車掌」の知己を騙って悪事を画策する愚者は以前にもいたが今回はそこそこ名の知れたマフィアの一員だった故に車掌ご本人様の面通しにまで発展したといったところかね?
しかし今やイリスクラウドの人々にとって「車掌」の存在はかくも大きくなったという事だろうね
まあ労いと潔白の証明も兼ねて余が高貴な一杯を用意してやったのだよ
うむ、実に良い飲みっぷりなのだよ
ところで今日はマフィアの日らしいが…高貴な実験というのを聞いたことあるかね?
マフィアと高貴、本来なら交わることのないであろうこの2つ…かつてのセントイリスの一部で恐ろしいことが起きたのだよ

その高貴な実験とは即ち禁酒法、社会を清廉にするために人を堕落せしめる酒を排除するべきだという実験だね
だがその高貴な実験はマフィアにかくも莫大な利益を与えたのだよ
何せ数兆規模の産業がいきなり違法になってしまったのだからね
そんな美味しい事業をごろつきどもが放っておくわけないのだよ
おまけに取り締まる側の人間は資格もない安月給、当然のように賄賂が横行したのだよ
そしてマフィアたちは密造酒産業の縄張り争いで抗争が激化、多くの血が流れることになる…
かくして高貴な実験はマフィアの隆盛と官憲の腐敗、民衆は粗悪な闇酒とマフィアの抗争で多数が命を落とすという最悪な結果に終わったわけなのだよ

高貴とは清廉さとは何なのか考えさせる出来事だね…
高貴さを体現したかのような余も少しは歪なところがあるのが魅力とは思わないかね?

しかしマフィアのように人目につくところの悪はまだ対処の余地があるのかもしれない
何せこの霧に覆われた世界においては本当に恐ろしい連中が結界の外で霧に身を潜めて過ごしているというのだからね…

はぁはぁ…タイシェトたんかわいい余ぉ…
あんなに小っちゃくてかわいいのに危険な連中と霧の中で暮らしてたなんて…ぅゎょぅじょっょぃ
そんな彼女がベスチャたんと育む友情…尊い余ぉ…
そしてそれを見守るお姉ちゃんのヤクーツクたん…尊すぎる余ぉ…

…ところで車掌
何で!余が!その任務に同行できてないんだ余ぉぉぉぉん!!!111!1!!!!

裸の王様だ余

シンデレラ!おいシンデレラ!まったく、来るのが遅いぞ
何?わたしは仕えはすれど下僕ではない?本当に可愛げのないやつなのだよ!!
ああ車掌を案内してきたのかね…見ての通り古い蔵書を整理しているところだよ
なんでも今日は国際こどもの本の日らしいからね、児童書の類を寄贈しようと思うのだよ
ご趣味のえげつのない発禁本は混ぜないでください?黙ってろクソトカゲ!!
ここにあるのは余が幼少のころの孤独を癒してくれた大事な本たちなのだよ
それにお宝本は早々手放さな…いやなんでもない
まったく童話にちなんでシンデレラと名付けはしたがあの健気な娘とは似ても似つかないのだよ
しかし童話や寓話からは学ぶべき点も多いものだからね、あとでムルマンスクたんにも見繕ってあげるのだ余
この日の制定はアンデルセン童話にちなんでるとのことだがいろいろ学ぶべき点もあったね
しかし余にとって最も感心したのはやはり「裸の王様」であろう…

あまりに有名だから内容は貴様も把握していようが特に感心した点があるのだよ
例の服は「馬鹿には見えない服」として有名だが実はもう1つ特性があってね
それは「その地位にふさわしくない者には見えない」というもの
それ故に王も、大臣も、役人も、侍従も「その服が実は見えていない」と告げられなかったのだよ
最終的に王は在りもしない服を着ながら裸でパレードをすることになるのだが1人の子どもの指摘を皮切りに民衆たちは王が裸であることを口々に叫ぶ
それでもなお王は裸で行進を続け侍従たちはありもしない服の裾を掴んで歩くのだよ…

地位のある者ほど間違いを認めるのは難しいという戒めもあるのだろうね
大貴族である余も「車掌」である貴様も全く無関係とはいかないのだろうね…

ところでムルマンスクたんにその例の服を贈ったら着てくれるだろうか余…
いやいやムルマンスクたんは聡明で素直な子…きっと真実を告げるのだ余
これは単に裸が見たいとかじゃなくて余…
……前にこれが普通の格好だと偽って猫耳を贈った?
ああああれは絶対絶対超かわいいと思って送っただけだから騙す意図なんて毛頭ない余!!1!

うむ、やはりあんないい子を欺くなんてできない余
素直にこの超ローレグマイクロビキニを着てほしいって頼むことにする余

パンだ余

うむ、良く焼けたようだね
貴様が今日がパンの日だと教えてくれるものだから余まで食べたくなってしまったのだよ
どうかね、余の故郷のパンは?
…硬くてすっぱい?むう、それがいいのに…
硬いのはライ麦を使っているからだね、もっともライ麦だけではなく当然小麦も入っているのだが…
こんなに硬いと鉛筆を消すのにちょうどいい?ほう、よく知っていたね
もっとも先ほどのパンの日の話といい大方他のトレイソナイトにでも聞いた話を話してみたくてしょうがないといったところなのだろうが…その顔は明らかに図星のようだね
ではその消しパンにちなんだ話をしてやろうかね

パン屋を営む中年の女性…名をマーサといい貯金の蓄えはあったがいまだ独身であった
そんな彼女のパン屋に週に何度か訪れる男性客、マーサは彼がとても気になっていた
彼は決まって古いパンを2つ買っていくのだがある日男の手が絵の具で汚れていることを見つける
彼は貧乏に苦労する画家なのではと思いカウンターの後ろに絵を飾ってみた
すると彼は興味を示しその絵を見事に洞察したのであった
彼は相当な力量を持った画家に違いない!そう確信し同時に彼のような優れた画家が古いパンしか買えない現状を嘆いた
自分には蓄えもあるし彼を支援してあげたいが勝手な同情は彼を侮辱することになるのではと思いとどまる
しかしせめていつもの古いパンなどではなくもう少し上等なものを食べさせてあげたいと思うのであった
いつしかマーサは接客する際に服も化粧も一段とおしゃれをするようになっていった
そしてある日彼がいつものように古いパンを注文した際気づかれないようにバターをたっぷり塗ってあげたのだった
出しゃばりすぎずけれどきっとうれしいサプライズ…マーサは彼が思わぬ幸運に喜ぶ姿を想像して期待に胸を膨らませていた
そんな時玄関のベルが鳴り響き出てみるといつもの彼と全く知らない男が2人でいた
そしていつもの彼はマーサを見るや大声で怒鳴りながら罵倒した
さんざんに怒鳴り散らしマーサの洒落た服の胸ぐらをつかんだところで慌ててもう一人の男が彼をなだめ外に連れ出した
そして戻ってきた男がマーサに説明した
実は彼は建築事務所勤めで男はその同僚、彼は製図の仕事をしていてついに鉛筆書きの下書きを終えインクを入れパンで鉛筆を消すはずだった
しかしバターが塗られたパンで製図はメチャクチャになり彼の三か月かけた仕事は全てパアになったのだった
マーサは部屋に戻ると服を脱いでいつもの着古した服に着替え化粧品をゴミ箱に放り捨てるのだった…

セントイリスの短編小説「魔女のパン」というやつなのだよ
良かれと思ってやったことが相手を踏みにじってしまうという皮肉な話だね…
貴様もMニシキの臥舞伎町での一件は記憶に新しいであろう?
施しも貴族の義務…といってもそれは無思慮にただ行えばよいというわけではないという教訓を学ぶものがあったね…

ところでアイゼングラートのパンと言えばもう1つピロシキが親しまれているね

はぁはぁベスチャたんいい余ね…
あの愛らしい外見でピロシキを頬張る姿…メチャクチャ可愛い余ね…間違いなく
ここはベスチャたんに山ほどのピロシキを…いや、施しはただ無思慮にすればいいわけじゃなかった余ね…

つまりヤクーツクたんと分けて食べられるように送れば問題ないのだ余!!!11!!1!
これぞ賢者の贈り物だ余!!!11!!1

ベスチャたぁぁぁん!!!11!ヤクーツクたぁぁぁん!11!!1
今すぐ美味しいピロシキ届ける余ぉぉぉんん!!1111!1!

喫茶店だ余

いい感じの店を知っていたものだね
この佇まいに音楽…初めて訪れたのにどこか懐かしさを覚えるのだよ
この珈琲も気に入ったのだよ
ん?自分と一緒の時はよく頼むが珈琲が好きなのかって?そうだね…
特別好きというわけでもないが…思い入れはあるかもしれないね
ところでここは音楽も楽しめる店のようだが…最近はドリンクや軽食以外も提供する店が増えているそうだね
それに関連してだが純喫茶というのを聞いたことがあるかね?
一昔前の喫茶店では女給が勤めていたのだがいつしか客寄せのために酒類を提供したり女給が過剰なサービスをするようになっていったのだよ
いつしかそれが喫茶店として普通になり差別化として純粋にドリンクや軽食を提供する店が純喫茶を名乗るようになったのだよ
もっとも法改正で前者のような店は喫茶店を名乗れなくなったそうだがね
つまり今でも純喫茶を名乗っている店は当時から続く歴史ある店の場合もあるのだよ

もっともこの店のように音楽を楽しんだり余が大好きな子猫ちゃんと戯れられるカフェなんかもあるからね
時代とともに移り変わる喫茶店という存在は面白いものだね
 
そうだ!!11!余の愛するょぅじょを見て楽しめる店というのがあっていいんだ余!!111!
いや勿論おさわりは禁止だ余!1!YESロリータNOタッチ!11!
純粋無垢なょぅじょを純粋に愛でる喫茶店…これもまた純喫茶だ余!!11!!1!

ムルマンスクたぁぁぁん!!!11!
余がいくらでも出資するからょぅじょ喫茶のNO.1ガールになって余ぉぉぉんん!!!111!1

飼育だ余

古来より貴族と飼育は切っても切れない関係だね
軍馬は無論のこと狩猟も高貴な趣味とされ同時に軍事訓練の一環でもあり当然猟犬の育成には注力したものなのだよ
もちろん実用のみでなく愛玩動物の飼育も盛んであったようだね

そしてアイゼングラートの高貴な犬種といえば…ボルゾイだろうね
その流線型の体躯に長い四肢、優美な長毛はアイゼングラートの厳寒に適していると言われる
外見的特徴はまさに高貴といったところだが本来は狩猟犬、もともとボルゾイとはアイゼングラートの言葉で「俊敏」を意味するのだよ
それだけあって足は大変速くてね…存分に運動できる環境下で飼育してあげないとね
ずいぶん犬目線だなって?まあ余の治める地方は特段ペットに対する意識が高いからね…
その割にはシンデレラを鞭でしばいてた?アレはいいのだよアレは!

そもそもシンデレラはペットの類とは異なる…奴なりの判断で余の一族に従う何とも説明しづらい関係にあるのだよ
 
はぁはぁかわいいょぅじょを飼育したい余ぉ…
ちゃんとお世話するし寝る時も一緒だ余ぉ…
しかし人を飼うなんて許されざることだ余ね…

いや待て今の時代ペットは立派な家族だ余!1!
つまりセーフってことだ余!!!1!

ムルマンスクたぁぁぁん!!11!
余が一生お世話するから家族の一員になって余ぉぉぉんん!!!11!1!

松ぼっくりだ余

松の木が食べられるというのかね?松ぼっくりではなく?
ふうん、大方他のトレイソナイトに聞いた話であろうが…興味深いのだよ
なるほど飢饉や籠城時の非常食…参考になる話かもしれないね
謝辞を示しておくのだよ、貴様にその話を教えてくれた者にね
ところで松ぼっくりは食べられるのかって?ああさっきの話か…
アイゼングラート北方にヴァレニエという松ぼっくりを砂糖で煮てジャム状にした伝統料理があるのだよ
味はまあ…独特だね
そういえばニシキでは赤松の下に生えるキノコ、松茸を珍重しているね
高級食材として供されたことがあったがあの匂いは外国の者にはあまり受け付けにくいものだよ…

余がニシキの松に関連した食物といえば松ぼっくりで焼いた貝が絶品だったね
松ぼっくりは松脂で火が付きやすいのだがこれでよい感じに燻されて美味だったのを記憶しているのだよ
 
はあはあムルマンスクたんのハマグリもぺろぺろしたい余ぉ…
余の舌でよい感じに慰撫してあげるのだ余ぉ…
ウッ想像しただけで余の松ぼっクリからジャム出る余ッ!11!!

ムルマンスクたぁぁぁん!!!11!1
アイゼングラートの松のように凍土に愛を実らせよう余ぉぉぉぉん!!!111!1!

森林浴だ余

森林か…余はあまり自然物には興味がないのだけれどもね
しかし森林浴の効果には侮れないものがあるようだね
森林特有の清浄な空気と香気で気分をリフレッシュ…
余の美貌を保つためにも良いかもしれないね
そういえば森林浴とはもともとニシキで生まれた言葉だそうなのだよ
よくよく思えばヴェルフォレットに次ぐ森林国でもあるからね…

そうそう余も愛用する植物由来のエッセンシャルオイル
これこそが森林浴の効果の根源と知っていたかね?

エッセンシャルオイルに含まれるフィトンチッドという成分があってね
これは傷つけられた木々が虫から身を守り殺菌するために発するのだという
このフィトンチッドこそが森林独特の香りの正体であり虫や雑菌には有害でありながら人間には癒しの効果を与えるそうなのだよ
何とも不思議で興味深い話だね…

そしてこのフィトンチッド、発見したのは他でもないアイゼングラートの博士なのだよ
名前の由来は「植物」を意味する「Phyto」と「殺す」を意味する「cide」
あまり穏やかではないがその殺菌作用のおかげで森林の空気は清々しいということだね

はぁはぁムルマンスクたん成分を全身に浴びたい余ぉ…
ムルマンスクたん特有の性情な香気…クンカクンカスーハースーハークンクンクン
ウッ想像しただけでフュッセンシャルオイル分泌する余ッッッ!!11!

ムルマンスクたぁぁぁん!!11!1!
余の美貌と健康のためにムルマンスクたん浴を24時間させてほしい余ぉぉぉんん!!!1!1!

ゴルフだ余

ゴルフの指導をしてくれ?まあ余も貴族として一応修めてはいるが…
特鉄隊上層部との付き合い?ふん、「車掌」というのも大変だね
無論教えるのはやぶさかではないが…技術よりも先だって伝えておきたいことがあるのだよ
それはゴルフは精神面を非常に重んじるスポーツであるということだよ

その最たる面は競技でありながら審判がいないという特異性だね
つまり競技者自身が己を律しルールとマナーを遵守することを前提としているのだよ
故に人目を盗んで不正を働くのは可能だがそのような愚物にはゴルフをする資格はないということだね
…もっとも貴様にはいらぬ心配だと知っているのだよ

それとドレスコードも大事だね
まあ最近では庶民の手に落ちてラフな格好でプレイするものもいなくはないのだが…
とはいえ貴様は遊興で参加するわけではあるまい?
まあ心配せずとも余が見繕ってあげるのだよ

はぁはぁムルマンスクたんがプレイした後の汗まみれのゴルフウェア嗅ぎたい余ぉ…
はぁークンカクンカスーハースーハーうっトリプルイーグル出た余ッッッ!!1!1

もっもちろん空想の段階でストップしているのだ余  今日のところは
ゴルフは己を律することが大事なのだ余…
YESロリータNOタッチのルールを遵守するんだ余

だからこの後の買い物にもムルマンスクたんを付き合わせたいのだ余
大丈夫!余は余を信じている余!!!11!

時計だ余

…時計を見繕ってほしい?
ふん、だったら頭にデカい時計乗せたあの女にでも聞いたらどうかね
おいおい冗談だよ…気を悪くしないでくれたまえ

確かに『車掌』たるもの時間には正確でなくてはならないのだろうからね
それにこの余が見定めるとあらば安物というわけにもいくまい
もっとも余は機械の類が好きではないのだがね…
しかし技巧を凝らした時計というものはもはや芸術品と言っても差し支えないのだよ
世界三大複雑機構というものを知っているかね?
高級腕時計の中にあって特に名高い3つの最高技術…
1つはパーペチュアルカレンダー、年月日を刻む高級時計の中で特に名高いその理由…
それは4年に1度の閏年にまで対応していることだよ
そのために何と4年に1度だけ動く歯車を搭載しているそうなのだよ
故にパーペチュアル(永久)カレンダー…素晴らしい技術だね

2つ目は音を奏でて時を知らせるミニッツリピーター
闇夜で時を知るために発明された技術だが誕生より進化を続け1分(ミニッツ)単位で知らせてくれるに至ったわけだね
そしてこの音もまた美しい…

そして3つ目がトゥールビヨン、ヴェルフォレットの言葉で渦を表すね
三大複雑機構にあって最も難しい技術なのだという
その利点は姿勢による重力差から生じる寸分の時間の狂いをも克服したものなのだよ
しかしこのトゥールビヨン、最高峰でありながら現代では意義が薄いという…
何せ精度という点では安価なクォーツがあるからね
もっとも余に言わせればあんなものは工業製品なのだがね…
しかし意義を失った今でも最高峰として時計愛好家からは憧れの的
アイゼングラート貴族として余も思うところがあるのだよ…

ちなみにこの世界三大複雑機構、生み出したのは同じ1人の職人だそうなのだよ
彼はその天才的発想と技術で時計の歴史を200年早めたとまで言う
ふっ妙に目を輝かせているようだね
やはりこういった技術の話に男は惹かれるものなのかね…

そういえばトレイソナイトにもこういった細かい技術を使われた時計が好きな子がいたね

はぁはぁベスチャたんいい余ね…
ニシキ製の時計を嬉しそうに眺めるその姿…ウッ余の大事な部分の歯車回る余ッッッ

ベスチャたぁぁぁん!!!111!!!1
高級腕時計いっぱい買ってあげるからうちの子になって余ぉぉぉんん!!!111!

ちなみにパーペチュアルカレンダー
実際には100年に一度は調整が必要だそうだ余(100年に1度4年に1度の閏年ルールから外れる年がある)

でも大丈夫だ余!!!11
余とょぅじょとの愛は永久不滅だからだ余!1!!!111!!

和菓子だ余

…これが和菓子というものだね
いや初見というわけではないよ、幾度か口にしたことはある
改めて見ると小さく上品で可愛らしい…余ッッ
失敬、ニシキらしい風情に溢れているね

しかしこの和菓子だが…ニシキ独自というわけでもなくアイゼングラートも無関係ではないそうだよ
もっとも余の治める地域とは別、ペイジンらの出身地域に関するのだがね
もともとその地域では規則的な食事とは別の間食を点心と称したのだがその文化がニシキに伝わりそれが今日のような和菓子に進化していったそうなのだよ
どちらの国でも饅頭というのがあるが点心としての饅頭はあくまで軽食、しかしこれに砂糖を入れて甘くしたものがニシキで生まれたとのことだよ

そこからさらにヴェルフォレット文化の流入で菓子=甘味というものが確立していったそうだ
そうそうニシキ人と言えば大の卵好きでも知られるが古くは卵を食べる文化は無かったのだよ
そんなニシキに卵を食べる文化を浸透させたのがヴェルフォレットからの卵を使った菓子とのことだね
外からの異文化交流で国を発展させる、今や五大国はおろかイリスメトロとまで交流を広げた我々も古きから学ぶことがあるかもしれないね
 
はぁはぁ…そういうわけで異世界から来たょぅじょたちを余に紹介すべきなのだ余…
わかるかね…和菓子とは我が子、つまり可愛いょぅじょは我が娘なのだ余!!!!111!11!

異世界から来たとか実は人間じゃないとか余の前にはあまりに些末な問題…
可愛かったそれでいいだろうが!!!!1111!!1!!!1!1!1

ところで和菓子というものは茶道と切っても切れない関係にあるね
そして茶会というものは交流、懇親を兼ねるという

というわけでみんなをもてなすための茶室を用意した余…
ずいぶん狭い?茶室というものはそういうものなんだ余、やましいことなんてない余
というか長々と歴史の蘊蓄語ったのは貴様を納得させるための理論武装なんだ余!!!!111!!!1!

えっ物語の開始はアイゼングラート?その後ょぅじょを迎えて交流会?
これ絶対余が出る流れだ余ね…
ん?どうしたのかねパディントン?
『今回はフュッセンさんの出番がないのでハチロクさんたちとの絡みはありません…』
くそがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーッッッ!!

ちらし寿司だ余

06/27(月)
ちらし寿司といえばひな祭り…
つまり女の子の日だ余!!!!1111!!1!1
4か月以上前に過ぎたとかそんなのどうでもいいだろうが!!!111!!!1
1年365日女の子と戯れられる日はあっていいんだ余…
ムルマンスクたぁぁぁぁぁん!!!11!!1!
余と季節外れの桃の節句スを楽しもう余ぉぉぉぉんん!!!!1!1!!11

山開きだ余

山開き…?なーんで余がわざわざ汗水垂らして山なんぞ登らないといけないのかね?
城や自室に籠りきりはよくない?全く貴様も余計な世話を…
だから肉が付く?シンデレラ!!!

そもそもがだ、登山用語の多くがアイゼングラートの余の治める地域の言葉が多いのは知っていよう?
今や広く知られたワンダーフォーゲルもその一つだね
ただ余は自然物に興味がない、しかし領民がそれを楽しんでいるというのなら必然的に彼奴らを統べる余も十分ということではないかね?

全然?ああもう、面倒だから納得しておくれよ…

ではこう言い変えよう
そもそも山開きとは山岳信仰に端を発するものなのだよ
霊峰として俗人の立ち入りを禁じてきた山岳を日程を決めて開放する…
近年ではレジャーとしての側面が目立ってきた登山だが本来はそのありがたい山に登り神を拝む宗教的な側面があるのだよ
なればこそ安易に山に踏み入れず遠目で拝みでもしながら余は自室で読書にいそしませてもらうのだよ
本当に後悔しないのかって?しつこいね貴様も…

ムルマンスクたんも誘うだと?それを早く言え余!!!11!11!1!11!

はぁはぁムルマンスクたんの山ガール姿…
ピッケル片手に煌めく汗…透ける素肌…
アイゼンのサイズは合ってる?余が確かめてあげる余…
ウッ想像しただけで余のマッターホルンが造山運動する余!!11!1!!1!1

ムルマンスクたぁぁぁぁぁん!!!!!1!!!
余とビバークしながら2人で体を擦り合わせて体温上げよう余ぉぉぉぉぉんん!!!!11!!1!!1

「『ふゅっせん』さん『まめちしき』や『ぶんしょうりょく』もあって『まいにち』わたしへの『あい』をささやいてくれてだーいすき♥」
嬉しい余…

ソフトクリームだ余

ソフトクリームね…余としてはジェラートといったほうが聞き馴染みがあるね
以前パッスィと即売か…ショッピングを楽しんだ時本場ヴェルフォレットのものを共に頂いたがあの冷たさと甘みは余をも満足させてくれたものだよ
なんでも王室御用達だったとか…それと映画で有名になったらしい

もっとも有名になりすぎてそれに倣った観光客がそこでジェラートを食い散らかし舞台となった広場にゴミが散乱して今ではそこでの飲食が禁止になってしまったそうだがね

まあわざわざ貴様が買ってきてくれたのだ
庶民向けの屋台のものとはいえ余の隣で共に冷菓を食す栄誉をくれてやるのだよ

ああそういえば今日はフェルクリンゲンの誕生日でもあったね
あいつも以前は無許可の屋台を見るやショバ代と称して金銭を巻き上げるような悪辣さだったのだけどね…
少しはマトモに近づいた気がするのだよ。それも特鉄隊…いや貴様のおかげなのだろうかね
聞いているかもしれないがあいつは幼少期母君からの「教育」でろくに甘味など食すことがなかったのだよ
このソフトクリーム…あいつも一緒に食べられたら少しは喜ぶのだろうかね

「フュッセンお姉さま」からの誘いだったらあいつは素直に喜ぶ?…それを言ったら「貴様」からのほうが、かも知れないよ

はぁはぁムルマンスクたんをソフトクリームのようにぺろぺろしたい余ぉ…
あのミルクのように白い肌…におい…甘さ…ウッ31余汁フレーバー新発売だ余ッッッ!!!111!1
そうだ!!111!フェルクリンゲンの誕生日を祝うとなったら必ずムルマンスクたんは応じてくれる余!!!11!1!!
(『ふゅっせん』さん『ふぇるくりんげん』さんのためにこんな『ぱーてぃー』ひらいてくれるなんて…だーいすき♪)
嬉しい余…余の愛が伝わってる余うで…

何をしているシンデレラ!!11!!1
今すぐ豪勢な誕生会を開くんだ余!!!1111!!1!!1

梨だ余

んん、この食感…ニシキの梨もいいものだね
洋梨の芳香と濃厚な甘みも格別だがこの蒸し暑い時期はこちらに惹かれるものがあるね
洋梨和梨どちらもアイゼングラートのものが源流なのだが異なる方向性で見事に進化したものだよ

ところで洋梨はヴェルフォレットの言葉でPoireというのだがこれには馬鹿者・騙されやすい者といった意味が含まれることもあるという
それに関連して…かつて梨王と呼ばれた王がいたのだよ
その顔の形状が洋梨に似ることに端を発するのだが先に述べた揶揄の意味も無論含まれていただろうね
そして彼の王を洋梨になぞらえた風刺画がいくつも描かれたのだよ…
もっともその結果描いたものは罰金刑に処され新聞は廃刊に追い込まれたりしたのだがね

王様を愚弄するような話にずいぶん詳しいなって?
これはある意味…戒めでもあるかもしれないね
まあそんな彼の王の名前を関した薔薇の品種もあるのだがこちらは洋梨顔とは打って変わって美しい花を咲かせるものだよ
ちなみに梨はバラ科の植物なのだよ、妙なとこでつながったものだね

はぁはぁムルマンスクたんが梨を頬張っているところ見たい余ぉ…
可愛いお口に放り込んで噛み締めると溢れる果汁…
余が拭いてあげる余ぉ…いや舐め取ってあげる余ぉ…
ぺろぺろ…チュパチュパ…ウッ余汁ブッシャー!!!!11!

これはもう最高級梨を買い占めてご馳走するしかない余!!!111!!
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!!11!
余と梨のように芳香で甘美なひと時を過ごそう余ぉぉぉぉ!!!111!!1

ピアノだ余

ほほう、中々の腕前ではないかね…
そう謙遜するな、他でもない余のお墨付きなのだよ
アイゼングラート…とりわけ余の治める地方は名だたる音楽家を多く輩出してきたからね
そういえば貴様はどこで…そうか、貴様は「車掌」である前に「神子」だったね
世界が幻霧の脅威に晒されてなかったら…別の人生もあったのだろうかね
霧に潜む厄介な連中ども…まったく忌々しいものだよ

そういえば貴様は「神子」として教会で演奏したことはあったりするのかね?
いやさっき霧に潜む者に触れたとき思い出したのだよ…「音楽に潜む悪魔」というのをね
正式には三全音、三つの全音からなる音程…
この音程は不協和音の中でも最も響きの悪い不快なものとされ「悪魔の音程」あるいは「音楽の悪魔」などと言われたりもするね
そのあまりの不穏さにはるか昔の教会音楽では使用を禁止されたほどだよ
しかし言い換えればそれだけ人の心をかき乱すともいえるね
後の世…先に挙げたアイゼングラートの偉大な音楽家たちは積極的に使用したそうだよ
特に音楽の父とまで称される音楽家の曲は有名だね
そうそうこの音程は近年の曲にも使われるのだよ
先月じゃんじゃかとギターの音が五月蠅い日があっただろう?そう、「ロックミュージック」だよ

古き因習から脱却し新しい境地を切り開く…アイゼングラート貴族としては思うところがあるが同時に特鉄隊としては別の考えもある
貴様の奏でる音程が…輝かしい未来への序曲となることを願ってるのだよ

はぁはぁムルマンスクたんの鍵盤を余の指で奏でたい余ぉ…
グリッサンドで滑る余うに…ウッ音楽のアクメ響き渡る余ッッッ!!!!11

そういえば三全音は警告や警報のサイレンに用いられたりもするのだよ

うっムルマンスクたん可愛すぎ警報発令だ余ッ!直ちに余のベッドに避難勧告だ余ッッ!!11

ムルマンスクたぁぁ…
あっ待って余!まだ防犯ブザーは幼いで欲しいんだ余ぉぉぉぉんん!!11!!

洋食器だ余

ん、中々の馳走だったのだよ…貴様のほうは口に合ったかね?
…満足してもらえたのなら何よりなのだよ。貴様相手といえど客人に不足があったら余の沽券に関わるからね
流石にテーブルマナーは完璧だなって?誰に対して物を言っているのかね…
まあそういう貴様も中々堂に入ってるようではあるね
でも少し緊張した?余と2人っきりの時くらい楽にしてもいいのに…
見たまえこの銀食器、貴族が銀食器を愛用するのは何も見栄えだけではないのだよ
かなり有名な話ではあるが…王侯貴族が銀食器を愛用した理由、それは毒殺を防ぐためといわれている
料理に毒物が混入していると銀が化学反応を起こし変色するとのことだね
無論銀自体が貴重品でそれらを食器に用いることが富と権力の象徴という意味もあったのだがこうして客人に料理を振る舞うとなっても安心してもらうという意図もあったのだよ
…むしろ暗殺のリスクは今や余よりも貴様のほうが深刻なのだろうからね

ついでにもう1つ、銀の食器にまつわる逸話があるね

銀のスプーンを咥えて生まれた子は生涯食べ物に困らない、というやつだね
「銀の匙を咥えて生まれてくる」という言葉自体が裕福な家に生まれる、という意味を持つ慣用句なのだよ
それに倣い出産祝いに銀のスプーンを贈るのが習わしになったということだね

余もいずれこの体に流れる「古き血」を後世に残すため子を成すこととなるのだけれど…そのころには世界から忌まわしい霧が消え去ってることを願うのだよ
かくいう貴様も「神子」の血を残すことは使命であろう?
その上で「車掌」として霧を晴らした英雄とだったら…ふふ、こっちの話だよ

さてシンデレラ…そろそろ真の来賓を迎える準備は整ったかね?
誰か来るのかって?ムルマンスクたんに決まっているだろうが!!!111!!1!

最高のお肉は当然のこと食器だって最高のものを取りそろえたのだ余…
ちっちゃいおててにナイフを持って一生懸命切り分けて…フォークで刺してちっちゃいおくちに運んで…
噛み締めるごとに溢れる肉汁…うっ余汁も溢れる余!!1!

そういえば銀には優れた抗菌作用があることが知られているね、食器に使われるのも納得だね

だから使用済みの食器も全部取っておくんだ余…それを洗うなんてとんでもない余!!!11
ムルマンスクたぁぁぁん!!!!111!
余と一緒になれば一生食べ物に困らない余ぉぉぉぉんん!!!11!!1

「銀は毒に反応するから貴族の食器に使われてるって聞いたことあるなぁ」
当時もっともポピュラーな毒物だったヒ素の不純物として含まれる硫黄に反応して黒ずむといわれている余
最も現代の技術だとヒ素も高純度で反応しないらしい余
そもそもヒ素自体が痕跡が残りやすくてすぐ毒殺と判明するから愚者の毒物なんて言われてたりする余
余をこれだけ狂わせてしまうムルマンスクたんはある意味余にとって毒…?
否!ムルマンスクたんは余にとって万能の霊薬に等しい余!!!111!

虹だ余

虹…大気中の水滴を光が通過した際の屈折で起きる現象…
などという科学の話などこの美しさを前にした時にするにはナンセンスだね
余はあまり自然には興味はないのだが…今はこの大空の芸術を堪能させてもらうのだよ

そういえば昔小さいころに虹を追い越そうとしてもできなかった?
貴様にもそんな純粋な時期があったのだね

そういや貴様はセントイリスの人間だったね…やはりあの作品の影響かね?
いやセントイリスの児童文学で有名なのがあるではないかね…
そう、オズの魔法使いだよ

あれに虹なんか関係あったかって?まあ正確には映画のほうだね
Somewhere over the rainbow
Way up high...
この歌自体はどこかで聞いたことはあるんじゃないかね?
しかし当初は主演の少女が歌うにはあまりに大人びていると封印されかけたそうなのだよ
だがその反対を押し切り世に出て以降極めて高い評価を受けているね

ん?さっきから何をジロジロ人の顔を見ているのかね…人の話を聞いて

歌声きれいだな?
……

幽霊だ余

幽霊…?まだそんなこと言っているのかね貴様は
いや信憑性の話ではない、以前貴様がどこぞの遺跡から知らぬとはいえ骨壺を持ち帰ったことを忘れたのかね…
別に忘れたわけではない?ふん、だったらそんな与太話さも本当に起きたかのような深刻な顔でするものではないのだよ
先に話した話の事故は本当にあったものなのだろう?その少女の魂をぞんざいに扱うなと言って…

??ずいぶん食い下がるね貴様?いやだから信じていないというわけでは…
まあ確かに幽霊というものは古くから芸術や文学のモチーフになってきたものなのだよ
余の蒐集品の中にもニシキの幽霊画が何点かあるし俗にいう「曰くつき」の代物もゼロではないからね
それに余の治める地域は古城も多いがそういった話には事欠かない…
そうそう霊現象とされるポルターガイストも元は余の国の言葉なのだよ
poltern(騒々しい) geist(霊)から来ているのだが死者の霊も騒がしくしてでも生者の気を引きたいという気持ちがあるのだろうかね…

まあよくよく考えてみたら死者と話せるとか言うトレインナイトは何人かいたのだよ
何だったら彼女たちに相談してみてはどうかね?
はぁ…しかし今日は暑いね…
なんだって特鉄隊本部をアイゼングラートではなくセントイリスなんぞに作ったのかね…
まだ朝だが風呂にでも入ってうっとおしい汗を流したい気分なのだよ…

『ふゅっせん』さん…
余ッ!!!!
はぁはぁムルマンスクたんの声がする余ぉ…
姿は見えないけどきっといつもみたいに透けてしまっているのだ余…

『あつい』ならいっしょに『おふろ』はいろうよ…
余ョ余ョ余ョ!
まさかまさかのムルマンスクたんからのお誘いだ余ぉ…
生きててよかった余…

『2かい』の『なんとうみぎおく』の『おふろ』でまってるね…
余っしゃああああああ!!!111!!1
ムルマンスクたぁぁぁん!!!111!1!
浴場のお湯が干上がるほどの熱い愛を交わそう余ぉぉぉぉんん!!1111!1!

───それで、どうだ?2人とも。やはりここには悪霊が…?

「えーっと、車掌さん…こちらには現在霊の方はいらっしゃらないようですが…」

「んーとね、最初っからいなかったんじゃなくてなんか急に慌てて逃げたって感じ!」

菜葉だ余

菜葉…即ち葉菜類、余の国にとって最も馴染みあるものといえばやはりキャベツなのだよ
何せもっとも知られる伝統料理ザウアークラウトの主原料なのだからね

元々は保存食品として作られ酸味の効いた味が特徴だが実は材料に酢は使われていない、まあワインを加えることもあるのだけれどね
あの酸味は乳酸発酵によって生じるのだよ
キャベツは世界最古の野菜と言われているが発酵による食品保存もまた非常に古い歴史を誇る…
旧き伝統と伝統が掛け合わされたザウアークラウトはもはやただの食品も超え象徴的な意味合いさえ持つのだよ
それにビタミンも豊富でアイゼングラートの厳冬における貴重なビタミン源でもあり栄養欠乏を防ぐため冬はとりわけよく食べる傾向にあるね
それにあの酸味がまた伝統的な肉料理に合うのだよ…

しかし今日はずいぶん少食だね貴様
…最近激務で腹具合が悪い?

ならばこのザウアークラウトジュースを勧めるだよ
おい!そんなゲテモノを見るような目をするな

これは生のザウアークラウトを圧搾して作るのだがこいつは特にビタミンCと生きた乳酸菌が豊富でね…
特に消化器系に効くとされるのだよ
そのままで抵抗があるなら薄めてみるといい、原液は調味料などに使うことのが多いからね

葉菜…ようさい…幼妻…余ッッッ!
はぁはぁムルマンスクたんの新妻エプロン姿想像しちゃった余ぉ…

(『ふゅっせん』さんのためにたくさん『ざうあーくらうと』つくったの…『たべて』♥)
うっ余ウアークラウトジュース生絞り出る余!!!1!

ムルマンスクたぁぁぁん!!111!
大好きなお肉もたくさんあるし相性ばっちりのザウアークラウトも用意するから余と一緒に酒池肉林の晩餐し余う余ぉぉぉぉんん!!111!11!1

ハサミだ余

刃物といえばアイゼングラートにもとりわけ名産地とされる地域があるね
ニシキとセントイリスにも同様に名高い地域がありその頭文字を取って世界の3Sなどと言われることもあるそうなのだよ

そしてハサミなのだが…そのアイゼングラートの地域で作られるハサミにコウノトリの形をしたものがあるね
今では裁縫用のハサミとして用いられるのだがもともとは助産師がへその緒を締めるために使用する留め具として生まれたものなのだよ
もっとも医療の進歩とともにその必要性を失い先に述べた裁縫用のハサミとして生まれ変わったわけだね

コウノトリの形をしていることに機能的な意味はない…
しかしこういった意匠をあしらったものというのは単なる道具ではないある種の芸術的な意味合いを余は感じるのだよ

さてその地域で作られし最高の美容ハサミをパッスィに勧められた美容院に贈答したわけだが…無論ただでくれてやったわけではない

今から迎えに行く天使…ムルマンスクたんに最高のカットを依頼したからなのだよ
でも今日の余は淑女なのだよ
決してやましい気持ちなんてないのだよ

切った髪はしっかり処分するよう強く注意する?



くそがあああああああああああああああああああ!!!!!11!!1!!

ハグだ余

ハグ…これ以上ない愛情表現の形だね
抱擁を描いた絵画も少なくないものだよ

その語源は確かではないが…余の国の古語でhegen、大切にするという意味の言葉という説があるね
元々は生け垣で囲う意味だったとのことだよ

そして動物ではヒト以外の霊長類も頻繁にハグするらしいね
だが犬はハグされるとストレスを感じるという話もあるのだよ…
なんでも抱きつかれて身動き取れなくなることが犬にとっては不安になるそうなのだよ
まあ犬と犬系の獣人は別物というからその点は気にすることもないと思うがね…

しかし貴様そんなに頻繁にハグしたりされたりするものなのだね…
今日はハグの日?ふーん……
 
はぁはぁ…ムルマンスクたん…

今日はハグの日なんだ余!!!1111!!!1!!

余がいっぱいいっぱいハグしてあげる余ぉぉぉぉぉぉんん!!11!1!!111

パイナップルだ余

んー、この甘みと酸味…まさに南国気分だね
余の美しい水着姿にパイナップル…至高の組み合わせなのだよ
おい貴様、もう少しありがたそうに味わうのだよ。どちらもね
この夏フルーツはこれでもかと味わった?ああなんか貴様バナナになってたらしいね…

しかしこのパイナップルは格別だよ、こいつがいかに贅沢なのかを教えてやるとするかね
かつてパイナップルは富と権力の象徴でもあったのだよ

昔は今以上に国境を超えるのが困難だったからね…南国のフルーツはそれだけ珍しかったのだよ
数多くの貴族がこの魅惑のフルーツを自身の庭園での栽培を試みそして失敗した…
ヴェルフォレットではデザートが重視されるのだがそこでパイナップルが供されるのは至高の贅沢だったということだね
それにパイナップルを描いた絵画に宝石や貴金属で作られたパイナップル…いかに当時の王侯貴族が憧れ珍重したのかがわかるのだよ
そうそうセントイリスにはパイナップルの形をした建物まであるのだよ
そしてついにパイナップルの栽培に成功するのだがこのとき生まれた技術が今日の温室栽培の源流というわけだね
しかし栽培に成功したといえどその生育環境の維持には莫大な金と手間がかかりそれを育てる優秀な庭師は引っ張りだことなった
言い換えれば優秀な庭師を召し抱え南国のフルーツをも栽培できる庭園を有すること自体が富と権力の象徴ともなった、ということだね

いまやミストトレインでフレイマリンに行くことも容易となったが…利用できる者は限られる
我々特鉄隊もある種の特権階級とも言えるが霧を晴らすために日々奮闘しているわけだからね
たまの贅沢くらい素直に楽しんでおくのだよ

はぁはぁムルマンスクたんの水着姿…
可愛すぎる余ぉ…フレイマリ~ン♥したい余ぉ…

そういえばお肉とパイナップルは相性いいらしい余ぉ…
つまり最高のお肉とパイナップルを用意すればムルマンスクたんも大満足してくれるはずだ余!!!111!

(おいしい『おにく』と『ぱいなっぷる』…!『ふゅっせん』さんだーいすき♪)

うっパイナップルジュース出る余ッ!!!1!1

ムルマンスクたぁぁぁん!!11!1!
お肉とパイナップルでトロトロピカルマン○ーフェスティバル開催だ余ぉぉぉんん!!!11!!11

写真だ余

貴様案外文化的な趣味があったんだね…
目の前に広がる光景を寸分違わず精密に描き写す、これも一種の芸術だが…写真というのはその到達点なのだろうね
精確に描写することを至上としていた絵師にとっては写真の登場はいかほどの衝撃だったのか…しかしそれ故に精確さ以外にも表現方法が増し芸術を発展させたとも聞くのだよ

そして勿論写真それ自体にも芸術性を持つものもあるね
同じ被写体でもただ漫然とシャッターを切ったものと最高の瞬間を映し出したものでは全く違う…
「写真を撮るのは簡単だ、しかし写真は非常に難しい芸術だ」なんて言葉もあるくらいだよ

それでは余も最高の芸術を写し撮ってみるのだよ

はぁはぁムルマンスクたん…(パシャパシャ
これぞ最高の芸術なのだ余…(パシャ
盗撮?人聞きの悪いことを言うな!!!111!1!
これは歴とした芸術表現なのだ余!!1!1!

そういえば「良い写真とは1秒以上見ていられる写真」なんて言葉もあったね

ムルマンスクたんの写真なら1秒どころか1時間でも見ていられる余ぉ…むしろ一生でもいい余ぉ…

ムルマンスクたぁぁぁん!!!11!1
余の瞳というレンズにその愛らしい姿を焼き付けさせておくれ余ぉぉぉぉんん!!111!11!

油だ余

油…余にとって馴染みがあるのはやはりオリーブオイルだろうかね

まずはその美容効果、特に寒冷なアイゼングラートでは肌の潤いを保つには欠かせないね
他にもヘアケアにマッサージ…余の美貌を一層磨いてくれるのだよ

無論料理における多種多様な用途も大事だね
ただのサラダにかけるだけでも味が引き締まるというものだよ
ただ1つ、オリーブオイルは普段食べなれてない者が大量摂取するとお腹を下すというからそこは注意だね

そしてこれは伝聞だが…余の愛する美術品にも使われていたという
太古の昔ヴェルフォレットにはそれは見事な神殿があり…その奥にはこれは見事な像があったという
その天を衝くほど巨大な像は金や象牙、宝石で彩られその表面の乾燥を防ぐため毎日オリーブオイルを全身に塗布されていたそうなのだよ
今は現存しないのだが…一度でいいからこの目で拝んでみたかったものだね

この捨てるところのない完璧さ…つまりムルマンスクたんも同じなのだ余!!!11!
美容に良くて食べても美味しい…ぺろぺろ…うっエクストラヴァージンオイル出る余ッッッ!!1!

そして余の心をこれでもかと奪う最高の美術品…
これはもうオリーブオイルを全身に塗りたくるしかないのだ余ぉ…
余の手で…いやもう全身で!!111!

ムルマンスクたぁぁぁん!!11!11
マイクロビキニ着用でアイゼングラート相撲開始だ余!!1!11
ぬるぬる~♪

法だ余

法の日ね…法に関する話だったらあの女にでも聞けばいいと思うのだがね
どーせ聞いてもないのにベチャクチャ講釈を垂れるに決まっているのだよ…
それにフェルクリンゲンでもあるまいし余は法で裁かれるようなやましいことも一切ないからね

しかし…余のコレクションの中に一つ法というものに密接なものがあったね
見たまえこの女神像を
この剣と天秤を携えた女神の名はユースティティア、古い言葉で正義を意味するのだという
まさに名前の通り正義の女神さまというわけだね
どこかで見覚えがある?それもそうだろう、これは世界中の司法関係機関で飾られているのだよ
でも記憶と少し違う?そうだね…貴様が見たのは目隠しをしていたのではないかね?
古いものは片目であったりするのだが近年では目隠しという形ではっきりと目を閉ざしているものが多いね

その手に持つ天秤は正邪を測るためでもう片方の剣は執行のための力とされるが…この目隠しにはいろんな解釈があるそうだよ
もっとも一般的なのは相手の外見や貧富、権力に左右されない法の下の平等、公平性の象徴みたいだね

平等に接し正義の秤をもって見極め時には力をもって断罪する…
その理念はどこか特鉄隊にも通ずるものがあるのかもしれないね

はぁはぁムルマンスクたんの目隠し姿を思い出してしまった余…
思えばスイカ割りという遊戯…目隠しさせてあれやこれや指示して好きに動かすなんてとんでもないことやってる余…
だが今日は特に法を尊ばねばならぬ日…ここはガマンの子だ余…

そうだ!!11ムルマンスクたんを愛でて慈しみぺろぺろしていい法を施行すれば万事問題ないんだ余!!11!1
ムルマンスクたんの可愛さの前にはすべてが平等にひれ伏すのだ余…これもある意味法の下の平等だ余…

ムルマンスクたぁぁぁん!!!11!
ムルマンスクたんかわいすぎ法の原案を国会提出する余ぉぉぉぉんん!!11!1!

2周年だ余

2周年…思えばいろいろあったものだね
年を重ねるということはある意味では悲劇ではあるのだけれど…
貴様と知り合いあの城を出てから余もいろいろと見識が深まった気がするのだよ
何より多くの素晴らしい出会いがあったことだしね
2年といわずにきっとこれからも多くの出会いが待っていることだろうね

…そう!ムルマンスクたん筆頭に各国の素晴らしいょぅじょたちとの出会い!

そしてメトロイリスに異世界からの来訪者…まだまだ出会っていない素晴らしいょぅじょたちがいるに違いない余!!!1!!

それに今の余は見識を深めたと言っただろう…つまりカターニアたんみたいな子もストライクゾーンになったんだ余!!

特鉄隊はこれからもょぅじょの平和を守るため忌まわしき幻霧と戦っていく余!!!1!!

そう、愛という名の病気に罹患しているのだ余