クジラ(くじら) 
ご存知、海に住まう体躯の大きな哺乳類。哺乳類だが魚に似た形状を持つ。
マビノギにおいてクジラが指す物は、主に下記が挙げられる。
1.G25ボス『ナックラヴィー』のこと。見た目からクジラと呼ばれる。
2.クジラ系ペットのこと。『ヒカリクジラ』『サクラクジラ』等が該当。実装はナックラヴィーより1年半近く遅れている。
本項では2について解説する。
ペットのクジラ 概要 
- 【生物】【中型】【飛行】【クジラ】の空飛ぶクジラの期間限定販売ペット。…いや、前提の時点でおかしい事は分かるが事実である。
クジラと言われて一般的なイメージで浮かぶクジラよりもだいぶん小さく、人間が呼び出したクジラは17歳のジャイアントより全長が短い程度。
本来小型犬であるコーギーが実装済みの大型犬よりも大きくなってしまったのとは対照的である。 - 種類は22/06/29より発売された「海の旅行者のペットボックス」が初出の【ヒカリクジラ】、【サクラクジラ】
2022年オフラインイベント初出の【クリスタルクジラ】
そして「フェアリードラゴンペットボックス」初出の【スタークラスタークジラ】の4種である。いずれも性能は同一。
また、これらクジラのインベントリ内には、そのクジラと同一デザインのミニドールが入っている。
性能 
- 性能面では、昨今のペットでは最早標準装備となった【騎乗可能、飛行可能、騎乗攻撃可能、ランチャ可能、召喚攻撃、ランニングブーストD】を持つ。飛行ブーストは持たない。
- 近代の実装ペットらしく、インベントリサイズは10x10と非常に豊富。
- 固有スキルは【保護の波】【水の波動】【浄化の波】【ジャンピングジャンピング】の4種。
- 保護の波パッシブスキル
飼い主が死ぬのを20%の確率で防ぎ、防いだ場合生命力を最大の30%回復する。
起死回生と似たような能力。ナオサポが使えない場所での保険として。 - 水の波動アクティブスキル
クジラ系ペット専用の範囲攻撃。昨今では新規ペットは高確率で何かしらの追加効果を付与された専用範囲攻撃スキルが与えられている。
クジラの水の波動はというと、水の波動で攻撃した相手に烙印を押し、烙印のついた相手に攻撃した場合10%の追加ダメージを与える物となっている。
烙印は10秒ほど押され、その間は何度攻撃しても追加ダメージ。効果が弱くなった代わりに範囲攻撃になったデスマーカーのような効果。
CTは1分。 - 浄化の波アクティブスキル
生命力の回復速度を劇的に早くし、大半の状態異常をも直す。移動速度も速くなる。
ハシディムの利用する煉獄から唯一能動的に脱出可能なスキルという用途もある。
厄介な状態異常を使ってくる相手に対する回答の1つとして。
CTは600秒。煉獄は単体に使ってくるハシディムのスキル。これを食らうと操作できなくなり、生命力が徐々に減り負傷までも受け続けてしまう。
他のパーティーメンバーに回復してもらわないと生き残る事は出来ず
また煉獄を終了させるには一定時間経過か、食らった人が死ぬか、クリティカルヒットを規定回数出す必要がある。
終了までの間、ハシディムの生命力が徐々に回復していくのが厄介な点。前者2つのパターンで終了するとかなり回復されてしまう。
煉獄による回復を上回る火力がなくてはハシディムを倒せず、ジレンマに陥ってしまうのだ。浄化の波で煉獄を脱出した場合、操作は可能になるが煉獄は終了せず、生命力減少と負傷増量を防ぐ事は出来ない。
しかしポーションを飲んだり超越:生命で耐えたりは出来るので、パーティーメンバーのリソースをクリティカルヒットに回したり
煉獄での人数ロス及びそれに付帯する鉱物爆発の事故を未然に防ぐ事が可能である。
…但し、現在のハシディム攻略ではワンターンキルが一般化しており、この方法でクジラが役立つ事は少ない…。 - ジャンピングジャンピングアクティブスキル
ほぼお遊びスキル。指定した相手を潮で高く浮かせる事が出来るスキル。
類似スキルとしてカニ系ペットの泡発射スキルが存在する。
ジャンピングジャンピングは飼い主やパーティーメンバーを右クリックすると現れる選択肢”高く浮かせる”で実行可能。*2
実行すると、クジラの潮吹きによって対象キャラが宙に浮かされる。
カニの泡発射との最大の違いは、泡発射は対象がいる場所で対象を宙に浮かせることだが
ジャンピングジャンピングはクジラを起点に宙に浮かせる事が出来る。これにより、少しづつジャンピングジャンピングを使いながら移動して対象キャラを連れ去ってしまうという悪用法が開拓されてしまった。
クジラ持ちのパーティーメンバーの近くで放置すると、戻った頃には見知らぬ場所に連れ去られていた、というのもよくある話である。*3
だがこのジャンピングジャンピングは、何かスキルを使っていたりイスに座っている対象には実行する事が出来ないので、それが予防になる…のだが。
こちらも抜け道が存在し、カニの泡発射は対象のプレイヤーがスキルやイスを使っていても、それをキャンセルさせてしまう事が出来るのだ。
カニの泡発射を併用してスキルやイスをキャンセルさせ、そしてクジラで連れ去るというさすがに悪質な方法でキャラクターを移動してしまうことが出来るので
予防として、不要なパーティーにはいつまでも入らないようにした方が良い。
そしてもし、これを実行しようとしているのがあなたであれば、くれぐれも冗談で済む範疇で済ませ、無用な恨みを買わないように努める事。
恨まれてからでは遅い。
- 保護の波パッシブスキル
- こうしたスキル構成から、ダルのスクーター、コーギーなどと比べると防御寄りのペットである事が伺える。
ダメージブーストの手段こそあるものの、CTの関係からタイミングは多少選ぶ必要がある。 - また、クジラ実装とともにペットタイプ『クジラ』が追加されたが、今のところこのペットタイプ『クジラ』を参照する要素はペット探検隊含めて無い。
いわゆる死にステ*4となってしまっているが、今後追加される可能性は大いにあるだろう。(ただペットがもつ種族タイプの中でも現時点でクジラはランダムボックス限定ペットしか持っていないので、サービスを提供している国の法との兼ね合いから意味の無いタイプになっているのかもしれない。実際、日本ではコンプガチャ規制が有るので、これに確実に引っかかる「ランダムボックス限定で取れるタイトルA、タイトルB、タイトルCを取得すると追加効果が有るタイトル」などは実装されていない例がある)