ドラゴン【どらごん】 
- 言わずと知れたエリン最強生物。
NPC、あるいはボスとして登場するドラゴンと、ペットのドラゴンが存在する。
NPCとしてのドラゴン 
- これが意外と多い。と言っても、普通に会えるのはザルディンにいるレガトゥスくらいで、後はメインストリーム・イベント限定の登場。
- 例外なく人間と同等以上の知性の持ち主だが、種族的な特性なのか単なる個体差なのか、気性はそれぞれで大分異なる。詳細は各キャラの当該記事を参照されたし。
- 逆らった種に呪いをかけて絶滅に追いやる、苦しめ続けるなどの行為をしてくるエリンの神々だが、そんな神と交戦した種族の中でも封印だけで済まされ封印が解ければ何事もなかったかのように活動を再開する。知識の蓄積量も多いと言うエリンの中でも強力な種である。シナリオが人と神がメインになっている為にあまり目立たないが
- G17時点の設定ではドラゴン族は神の被造物ではなく、古代種のゴールドドラゴン、ブラックドラゴン、ホワイトドラゴンはエリンの外にルーツを持つ生物とされている。これらのドラゴンは何度やられても復活できるらしい。実際フィールドボスのブラックドラゴン、ホワイトドラゴンはG17に登場したものと設定上同一個体である。
- プレイヤーと戦う(ボス)モンスターを兼任している者も多い。
モンスターとしてのドラゴン 
- イリア巨大生物
のデザートドラゴン、プレインドラゴン、サンドワーム*1、レッドドラゴン、ブラックドラゴン、ホワイトドラゴンおよび、アヴァロンに出現するシルヴァンドラゴン?のこと。
いずれも尋常ならざる巨体と攻撃力、耐久力の持ち主であり、戦闘は熾烈を極める。 - 人間に対して友好的なドラゴンも存在する。ブルードラゴンとゴールドドラゴンがその例。
- 「ドラゴン狩り」と言えば、上記の巨大生物を狩ることである。
マビノギの戦闘は1対1が基本であり、他人が交戦中の敵に無闇に手を出すのは礼儀に反するが、このときばかりは大人数で取り囲んで袋叩きにするのが通例となっている。
というのも、そうでもしなければまず時間内に倒せないからである。
巨大ボス戦では、戦闘参加者全員に何らかの褒章が与えられる。
- 「ドラゴン狩り」と言えば、上記の巨大生物を狩ることである。
- ゼダーが火を噴く怪物と言っているのはエルフではなくまぎれも無くドラゴンである。
- ちなみに、俗に言う「炎のブレス」はレッドドラゴンの吐き散らすものが最もイメージが近い(レッドドラゴンは他のドラゴンとは異なり石化ブレスの代わりにこれを吐き散らす)。
- デザート・プレイン・レッドドラゴンはドラゴンとつくものの、実際の体型はワイバーンだったりする。
- なお、G8で登場したゴールドドラゴンや、The Dramaで実装された巨大ボスであるブラックドラゴン・ホワイトドラゴンはちゃんとドラゴン体型をしている。
- とはいえ、エリンにおけるドラゴン・ワイバーンの定義や実態がどのようなものであるかは定かでない。
どんな体型をしていようが、公然とドラゴンと扱われているならそれはドラゴンなのだし、ワイバーンはワイバーンなのだ。
敢えて我々の世界の定義に当てはめるなら、エリンにおける純正のドラゴンは上記の三体のみという事になるが、この理屈がエリンで通る保証は何処にもない、という事には留意しておこう。 - メインストリーム上では、四本足のドラゴンは「エンシェントドラゴン」と呼ばれ区別されている。
原種のドラゴンくらいに考えておけばいいだろう。
ペットの冥帝のワイバーンも四本足だったりするがこれは邦訳の問題らしい(北米マビではBone Dragon)
- とはいえ、エリンにおけるドラゴン・ワイバーンの定義や実態がどのようなものであるかは定かでない。
- 期間限定で販売された、数種類のドラゴン型ペットも一応ちゃんとドラゴン体型。詳細は後述。
- なお、G8で登場したゴールドドラゴンや、The Dramaで実装された巨大ボスであるブラックドラゴン・ホワイトドラゴンはちゃんとドラゴン体型をしている。
ペットとしてのドラゴン 
- 2010年12月16日~12月30日の期間限定でファイアドラゴン・サンダードラゴンが販売された。
さらに2012年1月19日~2月2日の期間限定でアイスドラゴンも販売。以後、2人乗りサンダードラゴン、冥帝のワイバーンなどのバリエーションも登場している。- ペットの方は四つ足タイプのドラゴンで、いわゆるワイバーン型ではない。冥帝のワイバーンも、ワイバーンを名乗っているが正統派ドラゴン体型である。
エリンではドラゴンとワイバーンはどう区別されているのやら……。
- ペットの方は四つ足タイプのドラゴンで、いわゆるワイバーン型ではない。冥帝のワイバーンも、ワイバーンを名乗っているが正統派ドラゴン体型である。
- サンダードラゴンとアイスドラゴンはG15の時点では、実装済みペットの中で最も高価なペット(1390NP)であった。
G17現在は冥帝のワイバーン(1420NP)にその座を譲っている。
- 初めて召喚すると再生されるムービーは必見。
- 召喚時にドラゴンの種類に応じたエフェクトと共に現れる。このエフェクトには攻撃判定があり、周囲にいるモンスターを硬直させたり、ダウンさせたりする。
ちなみに初の「召喚時に周囲のモンスターを足止めできるペット」である。
炎は周囲のモンスターをふっとばし、雷は硬直させ、氷は数秒間相手を凍結させる。- 実装当初はこのエフェクトや効果音が迷惑であるとして敬遠するプレイヤーも一部にいた。
- 飛行時にブーストが発動し、一定時間速く飛べるようになる。
ちなみにフレイムメアのブーストと同じくスタミナを消費する。
- ファイアブレス・サンダーブレス・アイスブレスという専用スキルも持っている。
チャージ時間は非常に長い(7秒)が、各種中級魔法と同じように、ターゲットの周囲の敵も攻撃することができる。
- 余談ながら、ドラゴン実装以前には『ペットとしてのドラゴンが実装されたら、その時はマビノギのサービス終了が近い』という都市伝説的な噂が存在していた。
そのため遂にファイアドラゴンとサンダードラゴンが実装された際、マビノギの将来を不安視する空気が一部に流れたのも事実である。
……が、当時から既に一年以上が経過してなおアップデートが継続されている2012年6月現在となっては、過去にそのような危惧が存在した事自体がもはや半分忘れ去られている感がある。
- ……このタイミングで言うのも何だが、アドゥニエルの立場が綺麗に台無しにされている。
伝承でのドラゴン 
- 一口に「ドラゴン(竜)」と言ってもその姿形は伝承、神話ごとに様々であるが、いずれも巨大で強靭な鱗に覆われ、非常に高度な知能と魔力(神通力)を持つとされる。
- 翼はあったりなかったりするが、翼を持っているもののうち、前足が翼と一体化していないものをドラゴンという。一体化しているものはワイバーンといい、ドラゴンとは別物である。
ちなみに、足を全く持たないヘビのような個体はワームという。 - 東洋の龍もヘビのような身体だが、足がついていることが多いためワームには該当しない*2。これはインド神話に登場する蛇神(ナーガ)を、龍として仏教が取り入れたのがその始まり。西洋由来の竜とは起源からして別物なのである。
- 翼はあったりなかったりするが、翼を持っているもののうち、前足が翼と一体化していないものをドラゴンという。一体化しているものはワイバーンといい、ドラゴンとは別物である。
- 西洋と東洋とでも扱いが違い、西洋は邪悪な存在として扱われ、騎士などに退治されるパターンが多い。
- 新約聖書「ヨハネの黙示録」でも悪魔の象徴として赤いドラゴンが登場しており、神に倒されている。
その他、西洋の騎士道物語でも姫や宝物の番人として登場する。
心理学においては、ドラゴンとは若い女性(=宝物や姫)を守る口やかましい母親の象徴であるともされる。 - ウェールズ伝承の赤い竜のように、ドラゴンを象徴としている地域も少なからず存在する。
- 新約聖書「ヨハネの黙示録」でも悪魔の象徴として赤いドラゴンが登場しており、神に倒されている。
- 一方東洋では生贄と酒を好む邪悪な存在であったりするが、退治したことで祟られないようその地域で神格化され信仰対象となったり、後に改心して人々を助ける存在になったりする。また、地域の守護神として存在し、人々に恵みを与えるものであるともされる。
その証拠に、日本や中国では竜は神様としての信仰が強く、特に日本では各地に竜を奉る神社や伝承が数多く存在する。- 日本の昔話に登場する「竜宮」に象徴されるように、特に水の神様として崇拝されることが多かったようだ。
このため、昔は旱魃が続いたりすると、竜王に祈りをささげて雨乞いをすることもあった。(これは中国で伝説が出来て中国と交易など通じて日本列島に言葉と共にそう言った伝承も伝わり、それが日本列島の自然災害に合う形で定着した為である。毎年あちこちで発生しやすい雨と風の災害の神格化)
- 日本の昔話に登場する「竜宮」に象徴されるように、特に水の神様として崇拝されることが多かったようだ。
- ドラゴンの血は猛毒で地面に染み込むことがない、浴びると不死身になれる、動物の言葉が理解できるようになるなど、伝承によって様々な効果がある。血に限らず体を構成している全ての部位に強力な魔力を有しており、それらで作られた武具は非常に優れた性能を持つとされる。
- 鱗で作られた盾と鎧が最もポピュラー。
- 中国の伝承では、竜の鱗は81枚あり、その中で顎に下の一枚だけが逆さまについている。これに触れるとどんなに温厚な竜でも激怒して触れた者を即座に殺すと言われている。