マギグラフィ【まぎぐらふぃ】
魔法の力が宿った模様「マギグラフィ」を使って自己強化・味方回復・敵弱化などを起こす生活才能。
及び、その才能によって作られたアイテムの名前である。
- 才能タイトルは「マギグラファー」。
- いずれも略して「マギ」「マギグラ」と呼ばれることも。
区別のために、才能の方は区別の為に「マギ才能」などと、「才能」の語を付けて呼ばれる事が多い。
一方でマギグラファーと呼ばれる事は少ない。
21/01/20のG25「HYPERNOVA」の第二次アップデートによって実装された。
2023年現在、アルカナを除けば最も新しい才能である。
概要
マギグラフィ才能は、平たく言えば「バフデバフを起こす陣のアイテムを使ったり作ったりする才能」と言える。
このバフデバフを起こす陣のアイテム、というのが「マギグラフィ」であり これを行使するのがマギグラフィ才能だ。
マギグラフィのシステムの特徴を記すには、才能固有の各スキルの簡単な概要を記したほうが早いだろう。
- マギグラフィ知識
マギグラフィ全体の品質に関わるパッシブスキル。
またかなり久しぶりに登場した、トレーニング内容がスキルブックしかないスキルである。
トレーニング終盤にはワインの冒涜おじさんの不興を買わない程度のワインが必要となり
そこでつまづく人が多い。
- 筆記具クラフト
マギグラフィを作るのに使うアイテム一式を作るためのスキル。
マギグラフィを使う為の「第一段階」とも言える。
従来型の生産スキルと同様の仕様だが、一切の生産道具を必要としないのが有難い。
ちなみに浪漫農場も十分脂が乗り裏面を見抜く目も浸透しつつある時代だった為かハーブの要求数が非常に多い。 - マギグラフィデザイン
「マギグラフィ」の図案を自作するスキル。筆記具クラフトで作れる魔法の羊皮紙と魔法の羽根ペンが必要。
マギグラフィを使う為の「第二段階」とも言える。
思うままに図形の組合わせて図を作れるので、オリジナルデザインの魔法陣はおろか、絵すら描けてしまう。*1
この自分で思うままに作れてしまい、遊び要素としても機能するというのが実にマビノギらしい。
作った図案にはランダムで品質が設定される。ランクアップで品質の上限と下限を上昇させられる。
ちなみに、作業中は机と椅子が現れ、お絵描きしているような状態となる。この為にこのスキルを使う人も。 - マギグラフィ形象化
マギグラフィの図案を形象化して、マギグラフィを作るとともにマギグラフィの効果を決定づけるスキル。
マギグラフィを使う為の「第三段階」とも言える。
「効果の種類」と「レベル」が存在し形象化の度ランダムで決定される。その様はさしずめ「細工」のよう。
図案の品質によってレベルの上限・下限が変わってくる。欲しい効果があるなら何度も形象化しないといけないが
図案の使用回数も決まっており、良い効果が出なければデザインから…または、筆記具作りからやり直しである。 - マギグラフィ発動
形象化によって作られた「マギグラフィ」の効果を発動する。
マギグラフィを使う為の「第四段階」とも言え、そしてこれが最終段階である。
マギグラフィ発動には4つのグループがあり、グループにはそれぞれ3個のスロットがある。合計12スロット。
スロットそれぞれにマギグラフィを登録出来、マギグラフィを実際に使う時に4つのグループから1つを選べる。
グループ選択と、地面設置型の場合設置場所指定する事で選ばれたグループの全マギグラフィ効果が発動する。
つまり紙とペンを作って、紙に図案を書いて、図案に効果を齎した「マギグラフィ」に変換。
そして好きな時にマギグラフィを使って戦闘の役に立てる、というサイクル。
- ちなみにマギグラフィにも耐久度があるが
マギグラフィを分解することで耐久度を回復するアイテムが手に入る。
いらないマギグラフィはどんどん分解して長期運用の補給線を確保したいところだが
1個1個手作業で分解しないといけないのがネック。自動化が効かないのだ。
効果
マギグラフィには大まかな種類に「自己強化型」と「地面設置型」の2つがある。
- 自己強化型はまさしく細工のような効果で、特定のスキルを使った時にそのスキルの性能を上げるものが多い。
単純なダメージ量だけではなく、効果の範囲やクールタイムの短縮が可能なものが含まれるが
全体的にその強化幅は大人しめである。細工同様、結構当たりはずれがある。 - 地面設置型は強化を起こすものは少ないが、かなりのスピードでそこに立っている人の
ライフや負傷、マナを回復出来たり敵の保護を弱体化させることが出来る。そして… - ほかにも「何者かのささやき声が聞こえる」などのなんの効果もないお遊び要素が組み込まれている。
(ただし、テロップが見えなくなるのでコンテンツによっては邪魔になってしまうことも…)
- 戦闘で特に役立つのは自己強化型マギのほうで、強化幅が非常に小さいものから必須級の性能を誇るものまで格差が大きい
誘惑の罠範囲増加やクラッシュショット破片範囲増加などが強力な効果の代表格といえる - しかし直接ダメージを上げるような分かり易い効果は一部以外しょぼい
敵を集めたりしなければ戦えない高難易度を除けば特に使いこなさずとも十分戦えるようになっている。
ただ、普段からマギグラフィを使った戦いに慣らしておけばイザ困った時もスムーズに対応出来るので
やはりマギグラフィに触れておくのは大事なことであり、無駄にはならないと考えるべきだろう。
お絵描き
「マギグラフィデザイン」は図形や線、エフェクトを組み合わせて好きに絵を書けるので
様々なお絵描きや字を書いたりなどにも使われた。
公式もこの用法は意図しており、マギグラフィデザインやマギグラフィ形象化を使う度
しつこいほどに以下のメッセージが出現する。
┌┐選択したマギグラフィのイメージが不適切ではないことを確認しました。 └┘不適切なイメージを使用した場合、処罰を受けることに同意します。
作曲や吟遊詩人掲示板を利用する時以上に、不適切な運用を警戒している節があり
毎回かならずこのチェックボックスをクリックしなくてはならず煩わしい。
また不適切な利用を警戒する一方で、マギグラフィSSコンテストが開催された。
マギグラフィを利用したSSを投稿するコンテストで、受賞者には専用インクや専用タイトルが授与された。
また参加者全員にAPポーションや高級回復ポーションなどの入った箱も配られた。
その後は特にマギグラフィによる遊びを運営自ら推進する動きはないが
プレイヤーの間でマギグラフィを遊びに使う動きは今でも時々見られるし、
何なら戦闘中に使ったマギグラフィのデザインを褒めたり笑ったりする光景も見られる。
センスに自信があれば、これを読んでいる貴方も素敵な、または愉快なマギグラフィを作って
談笑中や戦闘中にも利用してみては如何だろうか。
- なお、マギグラフィのグラマス専用効果には
「マギグラフィをデザインすると配置できる図形の数 10 増加」が含まれている。
これはグラマス専用効果の中では唯一、一切のゲーム的実用性が無い効果。*3
相変わらずの遊び要素の力の入りようだ。
にも拘わらずこれを目当てでグラマスを取りに行く人も多く、高い需要を伺わせる。 - ところが、マギグラフィデザインはUIが悪く、お絵描きチャットとは比較にならない。
特に辛いのは保存・呼び出しが出来ない事であり毎回チマチマ描かなければならない。
拡大鏡やキーボードでのマウス移動等を駆使すればドット単位の調整は可能なものの同じ絵の再現はかなり難しい。
そしてどれだけ綺麗に図形を作ることが出来てもマギグラフィデザインで作った図案の品質はランダムであり
苦労して良い図を作っても図案の品質で台無しになってしまう事が多々ある。
図案の品質が低いと、形象化してもレベルの最高値が付かないためだ。これは細工におけるランクに似ている。
凝ったマギグラフィと実用性の両立は極めて難しく、単純な図形やプリセットが使われがち。
そのため、特に凝った図を描く人からは作った図を保存する手段が強く望まれている。- この問題は開発側も認識してはいるはずである。日本公式のマビノギの生放送においてもそれについて軽く取り上げられた。