聖堂騎士団

Last-modified: 2022-12-21 (水) 03:22:40

聖堂騎士団【せいどうきしだん】

  • ライミラク教団の秘密組織。
    • ライミラク教団(法皇派)にとって邪魔になる人物(主に王党派の人物)の暗殺などを行う教団の暗部と言える組織。
      ルーカス曰く法皇庁と繋がりがあるらしい。

劇中での関わり

  • G9では調査のため、G12では法皇庁の蔵書館から移されたモイトゥラ戦争史を入手するため、二度にわたってこの組織のルンダ支部に潜入することになる。
    • ミレシアンとは特に敵対している訳ではないのだが、複数回にわたって襲撃にあう哀れな組織とも言える。
      • このとき通常出現のMOBとして戦う団員は当然ながら「人」である。
        倒された団員は通常のMOBと同様に消え去るが、これをエリンでの死亡の結果と見るか、
        ただの演出と見るかでこの襲撃に対する見方が変わるだろう。
  • 昔からこのような汚れ仕事ばかりを行う組織であった訳ではなく、第二次モイトゥラ戦争においてはライミラク教団の主戦力の立場にあったようで、トゥアハ・デ・ダナン側の先鋒として出陣したヌアザを援護する役割を負っていたと上記のモイトゥラ戦争史には記されている。
    • もっとも実際にはクロウクルアフに恐れをなして援護を行わず、ヌアザを敗死に追い込んでしまうのであるが。
  • G25?で登場する法皇エタンは聖堂騎士団からの報告や記録を受け取っていることから、法皇(法皇庁)と関わりがあることは間違いないようだ。
    しかし先代法皇イスラは温厚な人物で知られていることや、法皇エタンも暗殺などの卑劣な手段を好む人柄ではないことを考えると、そうした強行的な活動は本当にごくごく一部の人間による独断で行われているものと思われる。もちろんそれはそれで問題であるし、組織の長としての教皇の責任が免れるわけではないが。
    • 法皇エタンはG25以前からミレシアンのことをこの聖堂騎士団からの記録で知っており、いわく「少し恐ろしい人だと思っていた」そうだ。記録にはその強大な力と行動力からほとんどが否定的に、また危険視されていたという。
      G25を経て結果としてミレシアンはエリンの平和と安寧に寄与したわけだが、そのような見方もあながち間違いではないのかもしれない。

モンスターとして

  • MOBとしての聖堂騎士団員は純弓使いのミレシアンを阿鼻叫喚に陥れる最初の存在。まさかのNS3。
    • 男性と女性がおり、男性の武器は弓か片手剣&盾。女性は双剣
      • このうち、片手剣と盾を持つ者がNS3を持つ。

その他

  • どこぞの騎士団のようにストーリーが進むにつれて堕落して行ったりはしない。
    ドSな団長やイケメンな問題児もいない。
  • 白いローブで挑むと某アサシンゲームのような気分を味わえる。
    • この手の騎士団の元ネタは大体が歴史物の映画やゲームで有名になったテンプル騎士団。(聖堂騎士団という名前がそもそもテンプル騎士団の日本語訳の別名)
      彼ら自体は至極真っ当な騎士団だったようだが、濡れ衣を着せられて壊滅した経緯*1や、映画などでのせいで
      フィクションの世界ではアメリカにおけるCIAにならぶ、陰謀を張り巡らせる悪の組織として扱われることが多い。

騎士団に過去に在籍していた人物


*1 富豪や貴族の子弟が信仰の道に進むにあたり、財産を教会に寄進するのが通例であった。そのため教会には膨大な富が(それこそ誰にもわからないレベルで)蓄えられており、これを元手にした金貸し業などを行っていた。王侯貴族は多額の借金を抱えていたことや、教会の社会的影響力を削ぐ目的で魔女裁判や異端裁判をでっち上げ、借金の踏み倒しおよび教会の財産の横取り、対抗勢力の排除という一石二鳥の暴挙を行った。しかし教会関係者は激しい拷問を受けても決して財産の在り処を吐かず、全員が獄死してしまった。これが様々な創作で用いられる「テンプル騎士団の財宝」となっている。詳しくは「ジャック・ド・モレー」などで調べてみると社会の闇が見られるだろう。