- 名前
- キマダラコウモリ
- 学名
- Endoclita sinensis
- 英語表記
- ‐
- 分類
- 鱗翅目 有吻亜目 筋有吻区 新鱗翅亜区 外溝下目 コウモリガ上科 コウモリガ科 エンドクリタ属
- 保全状況
- 未評価(NE)
元動物の解説(製作者様のレスより抜粋)
日本列島、台湾、朝鮮半島及び中国に分布し、翼開張50~100mmで、前後翅が粗同形同大でその脈相も酷似する等、原始的な特徴を多く有する鱗翅類昆虫であり、敏捷に飛翔する能力に優れています。
短い触角は赤く、口器と後脚が退化的で小さく、翅に小さな銀白色から黄白色の斑紋があるのが特徴的で、夕暮れ時に哺乳類のコウモリ類の如く飛び回り、飛翔中に卵をバラ撒きます。
ガッシリとした前脚と中脚の四足で何かにぶら下がって休む姿勢も哺乳類のコウモリ類に酷似するものの、本種は頭を上に向ける点で異なります。
幼虫は2年程の期間を有しており、若齢でヨモギやイタドリ等の草本植物を食害し、加齢に伴いキリやモモ等の木本植物に移動して穿孔及び食害をする様に成り、維管束の食害箇所よりも端部を枯死させる事も珍しくありません。
喰い進むトンネルの入口には、糞や木屑を糸で綴って蓋をする習性があり、その入口附近で蛹化し、成虫は夏、丁度5~8月に、平地から山地に掛けて現れます。
概要
夕暮れ時に飛び回り、コウモリの様にぶら下がる「黄斑蝙蝠」のフレンズ。
けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。
特徴
夕暮れ時に、里山の空を素早く飛び回って居り、夜に成ると灯りの近くにぶら下がって居るよ。
曰く、“夜の外灯の光が強過ぎて、迷子に成って仕舞うので、一旦、その場で立ち往生している”んだって。
普段は、月や星の光で自分の位置を把握しているので、夜間の強過ぎる電光には、未だに慣れないのだと云う。
幼虫期に、餌でも巣でもあるトンネルの入口を、糞や木屑を糸で綴って蓋で閉じて仕舞う習性がある為か、簾を作るのが好きだという。
飛び乍ら、大量の卵をバラ撒くという産卵方法を採る特性からか、簾を大量に空からバラ撒いていくんだとか。
このコの簾は、翅の模様とそれに由来する標準和名:「黄斑蝙蝠」から、「南無黄斑の簾」と呼称されていたものの、いつしか、音が転じて「南京玉簾」と呼ばれ始める。
本来の伝統芸能:「南京玉簾」(「唐人阿蘭陀南京無双玉簾」)を演じるのも元々好きだったらしく、時折、山の麓で幼虫の頃の色合いを示す「南京玉簾」を披露している。
唄と踊りに合わせて簾の形状を様々に変化させていくという「南京玉簾」を、完全変態昆虫であり、食する維管束の部位に依り、その植物の形状に変化を与える元昆虫の特性に、ひょっとすると重ねている部分もあるのやも知れない。
野生解放 | 技名 | 唐人阿蘭陀南京無双玉簾・黄金斑之千変萬化 |
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技の内容 | 対象に、突きで以て孔を穿ち、砕きて糸で綴り、それ等を組みて、任意の家具へと作り変える事、自由自在なり。 | |
……と伝えられているが、単純に工作が好きなだけかも知れない…。 |
眠る時や休む時は、元昆虫の頃と同じく、何かにぶら下がっているかも知れない、との事。
又、寝相が悪くて、時々、ぶら下がりの状態から懸垂をする事もあるかも知れない、らしい。
一言
「オイラは、空飛ぶ簾売り。時折、演じる南京玉簾」
セリフ
「夕暮れ時は、オイラの時間さ。夜は光が柔らかく、星明りでも月明りでも、大抵何とかなるものさ。朝日が昇れば、お休みなさいね」