絶滅危惧種/マッコウクジラ

Last-modified: 2019-04-01 (月) 04:32:45
名前
マッコウクジラ
学名
Physeter macrocephalus
分類
哺乳綱鯨偶蹄目マッコウクジラ科マッコウクジラ属マッコウクジラ
保全状況
危急(VU)
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元動物の解説

ハクジラでは最大の種で、オスの体長は16~18m、メスは12~14mほどの大きさまで成長します。
最大のものでは20mを超える体長のオスも見つかっているようです。
主にイカ類を捕食しますが、他の大型深海魚類なども食べることがあります。
形態は特に頭部が大きく、全長の1/3を占めています。頭部の前方左側には噴気孔があります。
頭部の中には脳油という物質が詰まっています。
この脳油という物質は普段は液状ですが、噴気孔から海水を吸って冷やすと固形化し比重が上がるため潜行が可能になります。
逆に浮上する際は海水を吐き出し、毛細血管で温めて液状に戻し比重を下げます。
潜行能力は随一で、一時間呼吸せずに2000mまでの潜行が可能です。これは特筆に値します。
マッコウクジラは全身の筋肉に酸素を蓄えることで肺を空にし、深海での水圧を肺に受けてしまうことを回避します。
漢字では抹香鯨と書きますが、これはマッコウクジラの結石から作られる龍涎香という物質が抹茶に似た香りを持っていたことに由来します。

概要

マッコウクジラのフレンズ。
作者はよしだ氏。
性格はどんよりしていて気弱なフレンズのようだ。
だが褒められるのが好きので、褒められると途端に表情が明るくなる浮き沈みの激しい性格をしている。
見かけたら是非褒めてあげよう。
自己主張は低く隅でじっとしていることが多い様子。
フレンズ化した後もイカが好きなのは変わらないようで、あげるととても喜ぶ。
彼女に会いに行く時は褒めの言葉とイカを用意しておくと良いだろう。
普段はホートクエリアのタズミ海洋動物公園の湖内を回遊、潜行している。
ただ彼女的には底が深くないとのことで不満のようだ。
野生解放すると瞳と後ろ髪の青い部分が青く輝き、パワーと潜行能力、エコロケーションによる補足能力が向上する。
野生解放中に使えるスキル『グレートホエールハウリング』は前方に集中させた音波を放つことで対象を麻痺させる効果を持つ。
最大出力であれば前方一帯を吹き飛ばすほどの威力を持つが、人前で使ったことはまだない様子。

特徴

元動物であるマッコウクジラを模した暗灰色の大きな頭部を持っており、両横には胸ビレが付いている。
頭部には動物だった頃の傷跡が残っており、激しい野生時代を生き残ってきたであろうことが伺える。
瞳は深海を思わせるような暗い青色で、後ろを流れる地に着きそうなほどのロングヘアも毛先に行くにつれて明るい青色から暗い青色に変化している。
毛先付近をダイオウイカのゲソのようなリボンで縛って纏めている。(非常食だろうか)彼女のイカ好きの度合いが伺える。
服装は青い肩掛け、上は青灰色の上着、下は薄水色のズボンのアオザイ*1を着ている。
アオザイの裾の部分にはダイオウイカの吸盤を思わせる模様が存在する。これが彼女のイカ好きによるものか、はたまた動物時代の苛烈な生存競争の痕を表しているのかは不明。
足は黒いパンプスであり、腰からは元動物の腰から尾びれまでの部分が生えている。
マッコウクジラに限ったことではないが、元動物が長大な尻尾を持っている場合フレンズにもそれ相応の尻尾が生えてくる。動物の頃は生き抜くのに役に立ったのであろうが、フレンズの姿では正直日常生活に支障が出るレベルで邪魔なのではないだろうか……。
そしてやはり大きい。アオザイによって体型のラインがしっかり出るためより生々しくなっている。
現実ではマッコウクジラとダイオウイカは捕食-被食関係にあるが、獲物としてのダイオウイカは決してやすやすと食べれるような生物ではない。強力な触腕や吸盤による反撃があり、マッコウクジラも無傷で美味しく頂ける、というわけではないのだ。よってマッコウクジラには特に頭部に引っ掻かれた傷が多いのである。本フレンズにもイカの意匠が多いのはそういった理由が大きいのであろう。(なので決して非常食ではないはずである。)

一言

「あっちでイカでも食べてますね……」

セリフ

「マ、マッコウクジラ、です……はい……。
えと、その……深海まで潜ったり、できます。え、す……すごい?
そうかな……へへ、そうかな……!わたしってすごいかなぁ……!」

リンク

Pixivのリンク
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65111345

*1 ベトナムの正装の民族服。女性用の物は美しいことで有名。下衣は直線的な断裁の長ズボンであり、薄い生地で作られているのと裁縫で余分を持たせていないことによりハッキリ出る身体のライン(特に腰付近)が魅惑的である。