ネッタイネツマラリアゲンチュウ

Last-modified: 2018-08-11 (土) 20:30:05
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名前
ネッタイネツマラリアゲンチュウ
学名
Plasmodium (Laverania) falciparum
英語表記
Tropical Fever Malarial Parasite
分類
住血胞子虫目 マラリアゲンチュウ科 マラリアゲンチュウ属 ラベランゲンチュウ亜属
保全状況
未評価 (NE)

元動物の解説(製作者様のレスより抜粋)

2015年には2億1100万件の、翌年には2億1600万件のヒトへのマラリア原虫の寄生が報告され、その内のヒトの死亡例は、粗全てが本種の寄生に因るもので、その死の91%がアフリカでの寄生です。
赤血球に寄生されたヒトは、約36~48時間の周期で発熱を反復します。
ハマダラカ属カとヒトを宿主とし、両者の体内で決まった様式で繁殖し乍ら、決まった形態を示しつつ活動するという、宿主との密接な関係を持ち乍ら進化して来ましたが、本種に於いては、約10,000年という非常に急速な進化でヒトへの寄生性を取得したとされています。
ヒトにはカの刺咬に因り、紡錘形で長径10~15μm程の種虫が流入し、赤外型種虫として肝臓へ移動して成長し、直径30~70μmで卵形の増員生殖虫として、8~32個体、平均24個体の娘虫を生み、この娘虫が赤血球に入ります。
赤血球に入った娘虫は赤内型娘虫として成長し、赤血球の5分の1程の直径の輪状体と成ります。
アメーバ状成熟栄養虫や生殖虫という形態も取りますが、本種には、ヒト寄生性を示すマラリア原虫では一般的な第二次赤外型種虫という形態はありません。
ヘモグロビンを赤血球に供給したり、宿主からの免疫回避機構を働かせたりする等、自身の住み良い環境を自ら整えます。
幼若な網状赤血球から老齢赤血球迄、どの発育段階の赤血球をも標的とします。
尚お、日本の琉球列島南部の石垣島や西表島に嘗て棲息していた土着マラリアは、本種であるとされていますが、本州に嘗て棲息していた土着マラリアである瘧【おこり】は、別亜属別種のミッカネツマラリアゲンチュウ種であるとされています。

概要

ラベラン原虫類の中でヒト寄生性を独立に獲得したマラリア原虫「ネッタイネツマラリアゲンチュウ(熱帯熱麻剌利亜原虫)」のフレンズ。
けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。

特徴

ポンチョにある粒々っぽい模様は、原作のアメーバ状成熟栄養虫が赤血球内で生成するマウアー小体に因るマウアー斑紋に由来している。
原作同様、真っ赤なヘモグロビンを産生して身に纏い、これを用いて住み心地の良い環境を作り上げる。
ヒトへの寄生性の進化に於ける取得が、非常にスピーディーに行われた原作の進化史と、どの齢の赤血球でも寄生可能な原作の特徴から、温故知新や、新しい事から古の知恵を見出す事を大切にするコと成った。
兎に角、軸を今という一瞬一瞬に置いていて、その場所を迚も大切に守ろうとするコなのであるが、それは恐らく、自身が寄生する時に周囲の環境を自ら整えて来た原作の性質に由来して居るのかも知れない。
原作のヘモグロビン供給行動に由来して、真っ赤に燃える情熱を持って物事に打ち込み、原作の宿主免疫回避機構を働かせる特徴に由来して、「排除」を目的とする機構を赦さない、迚もアツいコなのである。
つまり…包容力の塊…?

一言

「『(あたら)しきを(たず)ねて(ふる)きを()る』のもイイと(おも)うんすよ。(つね)(たい)(せつ)(じく)があるのは、“(いま)”なのかなって(おも)うんすよ、(わたし)にとっては」

セリフ

「『(ふる)きを(たず)ねて(あたら)しきを()る』んすよ。でね、()(ぶん)()きな()(しょ)は、()(ぶん)(まも)りたいんすよ。()(ごこ)()()くなるよう、(つね)()(りょく)(おこた)りたくないんすよ」