現生種(低絶滅リスク)/ヒーラ

Last-modified: 2018-05-08 (火) 15:12:55

名前:ヒーラ
あだ名:不明
学名:Helacyton gartleri
分類:サル目ヒーラサイトン科ヒーラサイトン属
保全状況:未評価(NE)
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元生物の解説

元々は、たった1人のヒトの子宮頸癌の腫瘍病変から分離され、最初期にヒト細胞株として確立されたのが始まりで、ヒトパピローマウイルス18型の上皮への感染により、不死性と細胞無限分裂能を齎す遺伝子が染色体に組み込まれ、最初の株化後も様々な株が続々と樹立されるに伴い、ヒトという共通祖先を持ち、固有の生態的地位を獲得して多様性を有し、ヒトの培養外でも繁殖能を持ち、ヒトとは遺伝的に大きな隔たりが出来てしまったのです。
生物は赤の女王効果という、時間と共に環境は絶えず悪化し続ける為に進化し続けなければ滅びるという現象に常に曝されており、古い形質を残す生物も進化の停滞を起こしてはいない事からも、ヒトやヒトから離れた細胞が、どこまでヒトであり続けられるのかという線引きが行われてしまい、人外とされたもの、例えばヒーラはゲノム情報が公開されても人の法が適用されないという倫理的問題も起きてしまいました。
ヒーラは適応放散し、様々な研究の現場に向かいながら、ヒトと共に歩んでいるのです。

概要

ヒーラのフレンズ。けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。
ヒトを含めて全ての価値及び価値観は相対的なものである為に全て等価である事を、中国戦国時代の哲学者の荘周は『斉物論』として纏めた。
このフレンズはそんな斉物論的な思考法を根底に持つという設定だが、それはヒトによって様々に定義付けられてきたヒーラの歴史かららしい。
だがヒトから離れてしまった点と、上皮細胞に近く物体に付着する性質から、興味のある事や好きな事には、無限にも近いエネルギーを注いで熱中し楽しむという性格に設定してある。
無限にも、というのは不死性と細胞無限分裂能を反映させたかった為でらしい。
容姿は敢えてヒトに近過ぎる為に、ヒトとの差別化が行われてしまったという所をデザインとして落とし込もうと、セルリアンに、特にセルリアン女王に近づけてあるようだ。
頭の角の様なパーツや沢山の髪、尻尾の先の指っぽいパーツは、ヒーラの付着性とその役割を担う構造物をデザインに落とし込もうとしてある。
特に尻尾は、ヒーラの姿そのものを意識されているらしい。
小道具として本を選んだのは、上でも述べた、興味のある事や好きな事に注ぐエネルギーを、読書で以て潤わせている感じだそうだ。
なお、《裏設定》の〈没案〉には、台詞中の『これ』を『ヒト』とした
「今度は、何を研究しようかな♪ うむ? 『ヒト』って何だろう?」
という台詞があったらしいが、テーマをダークにし過ぎていると思ってやめたらしい。
というのと、「ヒト」に固執しているという感じを払拭して、ヒーラ自身が自由に、好きな物事を探究して欲しいという願いを込めたかったので、『これ』と明言させるのを避けたようだ。
「ヒーラちゃんは、その時その時で色々なものに興味を持っていますから、私も含めて、皆様の思い思いの好きな『これ』が、ヒーラちゃんの言う『これ』で良いと思うのです!」とのこと。

一言

「うむ?中々興味深いなぁ♪」

セリフ

「今度は、何を研究しようかな♪ うむ? 『これ』って何だろう?」