フデヅツカラムシ

Last-modified: 2018-07-31 (火) 21:48:56
フデヅツカラムシ(オリフレ)_fw.jpg
名前
フデヅツカラムシ
学名
Tintinnidium fluviatile
英語表記
分類
カラムシ目 フデヅツカラムシ科 フデヅツカラムシ属
保全状況
未評価 (NE)

元動物の解説(製作者様のレスより抜粋)

世界の淡水中に普通に棲息するカラムシ類であり、鎧を意味するロリカと呼ばれる殻を持ち、この殻は筆筒に喩えられる円筒形で、前端の開口部から繊毛束が複数本出て来て、これを用いて水中を泳いだり歩いたり、獲物を狩ったり等します。
体長:約0.1~0.3mm;幅:約0.03~0.04mmで、硝子様の殻を持ちますが、殻の形成時初期には、低濃度アラビア護謨溶液と酷似した粘性を有し、次第に護謨弾性を持つ様に成っていき、殻の後端は丸味を帯び、屡々狭まったり細長く尖ったりする事もあります。
収縮と伸長や殻よりの身体の一部の出し入れを繰り返す内に、殻とそれ以外を繋ぎ止める収縮柄が徐々に劣化し細まっていき、収縮柄の幅が25~30μmと成った時点で自切します。
すると、殻より中身が出て来て仕舞いますので、何かの隙間に挟まる等して身動きが取れなく成った時等、緊急事態が発生すると、収縮柄を自切し、殻を捨てて中身だけ脱出し、再び新たな殻の形成を開始します。
殻の形成過程で、その表面に周囲の微小砂状粒子が取り込まれます。

概要

緊急事態には殻を千切り捨てる「フデヅツカラムシ(筆筒殻虫)」のフレンズ。
けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。

特徴

動けなかったり身の危険を感じたりすると、「まず、筒を脱ぎます」、との事である。
“筆筒”の名と、殻形成時に於ける周囲の微小砂状粒子の取り込みから、色鉛筆や蝋筆(クレヨン)、粉蝋筆(オイルパステル)等でカラフルなお絵描きをするのが趣味と成った様だ。
特定の方法論への拘りは強い方ではなく、どちらかというと、自切に依り殻を直ぐに捨てて仕舞うという元動物の習性の為、新しい方向性へと直ちに切り替える事が出来る、柔軟で決断力の強い性格のコである。
但し、「脱ぐ」という方法論は変わらない様である。
仮令、“筆筒”を脱ごうが、元動物と同様、低濃度アラビア護謨溶液と酷似した粘性のある液体で体を覆い始め、又、次第に護謨弾性の強い筒状の装束が自然に出来上がるので平気なのである。
収縮柄が傷んで来ると新たな殻を獲得する為に、先ず自切して古い殻を切り離す所から始める元動物の特徴から、新たな事に一歩踏み出して進む勇気の迚も強いコなのである。
更に、殻形成時の際には、その表面に周囲の微小砂状粒子が取り込まれるという元動物の特徴から、色々な事を取り込もうとする勉強熱心な一面も持ち合わせている。
 
因みに、本スレッドにて、筒に描かれた「お星さま」や「ウサギさん」は、フデヅツカラムシちゃんの「お絵描き」したものである事が明かされている。
又、殻の中身を覗く時、殻の中身は覗かれているらしい。(哲学)
作者曰く、
“殻の中身は皆さんの想像して下さる可能性で溢れていて欲しいです”
“観測する迄、決定される事は無いかも知れませんので、自由に想像をして下さると嬉しいです”
との事だそうなので、筒(殻)の中身について、色々と想像を膨らませてみるのも良いかも知れない。
(シュレディンガーの筆筒殻虫)

一言

「この(つつ)にもお()()きしちゃうのです。……()(とど)かず(はっ)(ぽう)(ふさ)がりですので、まず、(つつ)()ぎます」

セリフ

「うーん…、(ゆか)(すき)()()()かって(うご)けないですし、(つつ)(よご)れて()ちゃいました…。これでは、お()()きに(しゅう)(ちゅう)()()ませんね、ピンチです…。まず、(つつ)()ぎます」